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水仙を描く
[デッサン油絵] 2016.03.22
水仙を描く
◎講師:中上佳子/制作:2016.3月模写を経て、日本画の制作にもう一歩、踏み込みました。題材は秋谷から取り寄せられたいっぱいの水仙。産地から直接届けて頂いたので、とても丈夫で強い生命力に溢れていました。(自宅に持ち帰っても長い間ずっと咲き続けてくれました)その水仙を今回は円縁の色紙に描きます。模写とは違い、自らの線を描いていかなければなりません。水仙は葉がスラッと長いので、難易度も高いです。今年度最後の作品なので、作品を0から創りだすことに挑戦して頂くことがねらいでした。0から創るということは、自由である分、とても難しいです。墨線は一発勝負。納得のいく線がひけるまで、生徒の皆さんは真剣に練習を続けられました。スケッチから起こした下図も何度も練り直し、お家に持って帰ってもなお練習を続けられたそうです。昨年の秋から墨線の練習を始められた生徒さんもいらっしゃいましたが、この半年で格段に線が変わりました。正直なところ、ここまで線が変わっていることに驚きました。凛とした墨線、緊張感のある余白、澄み切った色彩…作品が全てを物語っています。合評を行いましたが、私が言葉をつけるとかえって邪魔してしまう様に思える程でした。感想を述べるとしたら、これらの作品には日本画独特の緊張感が宿っていて、それは一朝一夕に出す事は出来ないという事。水仙に対する感動、気が遠くなる程の!線の練習、お互いを高め合う空気感、全てが重なりあい作品が生まれました。 どんなモチーフからも、学ぶことは無限にあります。 それは、制作というものが自分自身との対峙であり、自分の求める答えは〝今の自分”の中にしか無いからです。自分の中で要らないものを削ぎ、研ぎ澄ましていくのです。言葉にすると抽象的ですが、無心に作品に打ち込み、完成を迎えると実感されると思います。それを可能にする場が、ここにはあります。 『絵を描く』という行為は不思議なもので、実は描く事に留まらず自分の心を高めてくれます。思う様にいかず、失敗も繰り返し、時にどうしようもなく悔しくもなりますが、価値観や目に見えないものを感じとる力は間違いなく豊かになります。私は、普段美術をご専門にされない方こそ、その豊かさがご自分の分野で大きく発揮されると思っています。 この半年間は私自身も成長させて頂ける濃い時間でした。今後、また皆さんの作品を拝見できる日を楽しみにしています。 
鳥獣戯画の模写
[デッサン油絵] 2015.12.15
鳥獣戯画の模写
◎感想/講師:中上佳子 『模写』は日本画を学ぶ為に、なくてなならないものです。先人が守り、後世へ伝え続けた作品からは、教わる事が非常に多いからです。このレッスンでは、国宝『鳥獣戯画』の中から好きな動物を選択して模写を行い、色紙の上で再構成して作品に仕上げます。 一言で言ってしまうと簡単のようにも思えますが、現代では墨と筆に触れる機会は殆どありません。ましてや、墨と筆で絵を描く事は、日常生活において全く無いといえます。つまり、生徒の皆さんも最初はまず『墨の線に慣れる』ところからスタートしました。線は、本当に正直です。緊張しすぎれば硬くなりますし、気持ちが下がってしまうと勢いがなくなってしまいます。初めは誰でも思うとおりにひけません。道具の扱い方や基礎技法をお伝えしたら、あとは自分で実践しながら感覚を掴んでいくしかないのです。 模写は過酷な作業でもあります。しかし、皆さんはこちらの予想を遥かに超える熱意で毎回練習に励み、更にはご自宅でも練習をされていました。それも楽しみながら!です。これが時代を超えても色褪せない鳥獣戯画の魅力なのでしょうね。そして、レッスンの回を重ねるごとに、線は目に見えて生き生きとのびのびと変わっていきました。 撮影された模写作品は膨大な練習を経たからこそ描くことの出来た一枚です。教えるということに限界を感じる事があっても、自分で学ぶということに限界は無い様に思います。生徒さんの描く線の変化を見て、そう実感しました。模写で学んだ線は、模写を越えて必ず自分の制作へと繋がっていきます。次はどの様にその線が活かされるのか、とても楽しみです。 *facebookに作品写真を追加しました。→☆
本田/おとな美術:木炭デッサン
[デッサン油絵] 2014.09.30
本田/おとな美術:木炭デッサン
土曜特別講座/講師:本田雄揮(木曜日クラス) ◎制作のねらい ・木炭と鉛筆の違いを知り、木炭画の魅力を知る。 ・ものを『面』として捉え、立体感を表現する。 ・幅広いトーンで、『黒』の豊かな表現を学ぶ。  ◎ 感想 9月の特別講座は『木炭デッサン』。 描画用木炭は、鉛筆よりも馴染みのない画材かと思いますが、実はその歴史は古く、人類が火を使い始めた頃に遡ります。現代まで続く絵画の歴史の第一歩を担い、岩壁画等にも用いられた、まさに『人類最古の描画材』なのです。鉛筆よりも伸びがよく、取ったりつけたりが容易いので、画面とのやり取りが充分に行え、巨匠から画学生まで幅広く用いられています。 なにより木炭の『黒』がとても美しい。モノトーンの世界で、明度だけでなく彩度まで鮮やかに表現出来るのが何よりの魅力。一見、とっつき難いかもしれませんが、その余りある魅力を知って頂きたいと思います。 今回はまず、木炭という画材に慣れて頂くため、専用の木炭紙の半分サイズで、かぼちゃを描きました。使用する道具の説明、線や面を描く練習を経て、いざ本番。木炭画で使用する道具は、木炭、ガーゼなどの布、ねり消し、食パン、そして手など、自然のものが多く、実に素朴です。加工技術が発達していなかった昔とほぼ同じ道具で制作するのは、なんだか心震えますね。 木炭自体も、実は一種類だけではありません。木の種類、育つ環境、樹齢、焼き方の違いで、色や描き心地に違いがあります。もちろん木炭も自然の木が原料ですから、同じ形のものはありません。慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、それもまた魅力。 描き始めは勝手の違う木炭に試行錯誤でしたが、制作が進むにつれてどんどん木炭の面白さに取りつかれていきました。普段行っている鉛筆や色鉛筆での制作が、コツコツ積み上げていく『積み木』感覚だとしたら、木炭は『泥遊び』。大きな腕の動きで木炭をつけ、指や手の平で定着させ、また木炭をのせ、布でこするなど、やっていることは粘土に近いかもしれません。直接的に紙にアタックしていく行為は、今まで考えていた『描く』とは違う、きっと新たな価値観だったと思います。 最後には『木炭って面白いね』という感想まで頂き、とても充実した時間となりました。次回の開講日はまだ未定ですが、新たな『描く』を体験されたい皆様、是非ともご参加下さい。
おとな美術/色鉛筆「double V Vision」
[デッサン油絵] 2014.08.26
おとな美術/色鉛筆「double V Vision」
◎櫻井浩一郎(50代) 在籍:おとな美術コース・デッサン油絵クラス 【感想】 朽ちてゆくもの・枯れてゆくものを描く作品の3作目になります。 辻先生から「これ、櫻井さん好みでしょう」と頂いた葉牡丹です。子供クラスで 描いた後との事で、その時、既に枯れ始めていました。それから1週間後の状態が この作品。頂いた時は、みずみずしい葉が美しく、枯れ始めた葉との対比も面白かったのが 1週間後には完全に枯れて、紫が脱色して青や茶になり、頂いたときとは、また違った 美しさを醸し出していました。   丸いドットを並べる点描の手法で描いていますが、スーラ―が好きな訳でもなく、点描派の 様に描きたいのとも違います。色鉛筆を用いながら、混色と作成中の修正の方法を いろいろやっていたら、この描き方になりました。ひとつひとつのドットによって色彩の発色を できるだけ残しながら、ドット毎は練りゴムで色調を弱めたり、近い色相の色を混色したり しています。土曜日の特別講座で色鉛筆画を教えていただいた横山先生からは、「もっと効率的に 描ける油絵も選択できるのに何故、色鉛筆で点描なのか」との厳しいご指摘もありますが・・・。   タイトルにある「double Vision」は、医学用語で「複視」の事。右目と左目の画像が 一致しない症状です。この作品では、右と左、表と裏、点描と線描、現つ(うつつ)と 虚ろ(うつろ)、複数のヴィジョン(画像)を重ねています。このタイトルは、大好きな写真家 奈良原一高氏のちょっとシュールな作品「Double Vision Paris」から借用しました。  
辻/おとなクラス:植物写生
[デッサン油絵] 2014.05.21
辻/おとなクラス:植物写生
おとな美術コース 2014年4月〜5月 ◎感想/講師:辻悦子 今年は連休の後から急に気温が上がり、一番花が一斉に咲き揃いました。 園芸は土次第といいますが、お隣が空き地という今年だけの好条件もあり、 過去最高の咲き様でした。 そして、雨の季節を前に花殻摘みや雑草取りと、庭仕事は早くも夏支度...   恒例となりました「おとなクラスの庭の写生会」では、爽やかな風の中で 気持ちよく描いて頂き楽しいひと時でした。今年は、特に色鉛筆の重色に ついて学んで頂き、表現の幅がぐんと広がった様です。   6月には色鉛筆の特別講座を開講し、講師に横山大河先生をお招きします。 今回も大変好評で、残席あと僅かとなっていますので、ご希望の方はお早 めにご予約下さい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【おとな美術コース・生徒募集中】6月末まで特典付き! ☆特典①:体験レッスン受講料:2500円→2,000円(F4スケッチブック付き) ☆特典②:体験後に入会即決の方は、入会金半額!( 10,000円→5,000円) ☆特典③:入会記念にオリジナル黒バック進呈! 詳しくはこちら→https://atelier-5.com/info/?p=606
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