ブログ

ブログ

生誕100年・赤羽末吉展ー絵本は舞台だ

カテゴリ:絵本の会

  • 作成:辻悦子
絵本好きのスタッフと赤羽末吉展ー絵本は舞台だに行ってきました。「スーホーの白い馬」の大パノラマは改訂版で、2年もの月日をかけて描かれた渾身の作だった事を知り、「子供たちだけでなく、我々大人にとっても心に染みるお仕事です。本当にありがとうございました。」と、原画の前で手を合わせました。洗練された線描・見事な構図・薄墨の美しさ・絵の具の滲み・美しい原画の紙質・影絵や舞台美術の貴重な遺品・・・今もその余韻に浸りながら、今回出版された「赤羽末吉の絵本」を読んでいます。
夏休みには巡回展もありますが、安曇野ちひろ美術館は、ちょっと遠いですね。東京展は7月11日まで!お急ぎ下さい。

会場で、青年とそのお母様の会話が印象に残っています。1作毎に足を止めて言葉を交わし、丁寧な鑑賞をされていました。成人した我が子と一緒に絵を見る・・・本当に素敵ですね。絵本は心の栄養です。

母 :「・・・これ、いいわね。小さい頃にいろいろ探して見せたんだけど、あなた覚えてる?」
青年:「・・・うん。」
母 :「あなたは理系に進んじゃったけど、何か役に立っているのかしら?(笑)」
青年:「(笑)」 
ページトップへ
ページトップへ
Copyright © Atelier 5