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吉田/こどもいけ花「実ものをいける」
[いけばな] 2015.11.01
吉田/こどもいけ花「実ものをいける」
土曜特別講座 こどもいけ花クラス:2015年10月31日 ◎感想/講師:吉田香倫 涼しくなってきて、街路樹のハナミズキなど紅葉し始めました。ここ最近はハロウィンが定着してきたこともあり、ジャックオランタンなどカボチャの装飾を見て秋を感じる方も少なくないのでは?こどもたちにとって、楽しいイベントの季節到来ですね。 今回のテーマは秋を感じてもらおうと「実もの」を使ったいけ花です。「実」というと、柿など果実を思い浮かべる方もいるかもしれません。いけばなで柿をつかうこともありますが、よく使われるのは、サンキライ、トウガラシ、ノバラなど、小さい粒状のものです。その中で今回はノバラの実を使いました。 ノバラは枝がしなるくらいに実が付いています。子どもたちの指くらいの太さの枝は硬く、切るのも剣山に刺すのも一苦労。今までは花や葉を中心に生けてきたので、ちょっとステップアップです。 花や葉は茎が柔らかく、簡単に切れました。ところが、見た目はそんなに硬そうでもないのに、ノバラや紅葉ヒペリカムの枝は「あれ?切れない・・・」。 始めに「硬いよ~、気をつけてね、いつもより力がいるよ~」と言っていても、実際に切るまでは、「大丈夫、切れると思う。」と声が。でも、ハサミを入れてみて、いつもとの違いを感じているのがすぐわかりました。 子どもたちは、手の感覚で花や葉の切りやすさを覚えていたようです。そこで、いつも使っているハサミより、枝などを切りやすい剪定バサミを使ってみたり。はさみのどこに力を入れたら切りやすいか、など工夫してみたり。 太い枝や硬い枝の扱い方を覚え、着々と技術をモノにしていく子どもたちは本当にかっこいい。見ていてとても頼もしい瞬間です。何度か切っていくうちに、いつものハサミでも切れるように。すごい。 枝や実ものが生け終わったら、子どもたちの得意の花を生ける番です。紫が鮮やかなトルコキキョウ、緑色の花のスプレー菊、黄色い蘭のモカラ。春や夏の明るいカラーとは雰囲気が変わり、落ち着いた色の花々。それらの花をどのように生けるか。それぞれ子どもたちのセンスが光ります。 毎回植物は変わり、花型法も変えていますが、上手に生ける基本的なポイントは同じで、決まっています。レッスンの回を重ねるごとに自然とそれが出来ていっているように感じられ、その大事な時間を子どもたちと共有できて、私がパワーをもらっている気がしました。 そして、生け終わった後、レッスンを振り返ってもらいました。今日気をつけたこと、新しく覚えたこと、生ける順番などそれぞれです。メモに残したり、120色の色鉛筆を使って生けた花を描いたり。色の表現もしっかりと。アトリエならではです。改めて振り返ることで再確認でき、それを次にいかせると思います。充実感も倍増したかな?次回のレッスンが今から楽しみです! *facebookに写真を追加しました。→☆ ~・・~・・~・・~・・~・・~・・~・・~・・~・・~ 【次回のお知らせ】 11/28(土)冬のいけばな~X’masのしつらえ~ 針葉樹*などを使い、冬の演出を楽しみます!! (*花材の種類は変更になる場合もあります。ご了承ください) <ご予約>お申し込みは開催日の一週間前までにアトリエ5まで直接お願い致します。 ☎044(411)5154 E-mail : atelier5@mac.com <お願い>申し込み後のキャンセルは花材の準備のため開催日2日前までにご連絡ください。 前日~当日のキャンセルは花材を当日取りに来ていただきます。 剣山はお持ちですか?レッスン時はお教室のものを貸し出ししていますが、自宅で 生け直す場合にあると便利です。販売もしています。お声掛けください。 <費用> 前納制 アトリエ5会員 受講料1,620円+花材費1,500円 計3,120円(税込) 非会員 受講料1,940円+花材費1,500円 計3,440円(税込)
吉田/こどもいけ花特典:花包み袋
[いけばな] 2015.10.15
吉田/こどもいけ花特典:花包み袋
こどもいけ花クラス ◎アシスタント:辻悦子 講師の吉田香倫先生が、お手製の「花包み袋」をご用意下さいました! レッスンを3回受講した生徒さんに、漏れなく進呈のスペシャル特典です。 レッスンで使った花材を包んで、傷みにくくし、持ち帰りやすくなります。 今月のお稽古はハロウィンのイベントと重なり、参加者が少ないので、 まだまだ募集中です。初めての方も是非お気軽にいかがでしょうか? 秋も深まりお花を愛でながらのひと時は、きっと貴重な経験になります。 毎回、ママたちも興味津々でご見学されています。どうぞお楽しみに〜! 【土曜特別講座 秋のいけばな 】  講師:吉田香倫(草月流師範 小学生クラス在籍の生徒さんのママ) 日時:10月31日(土)*お申し込みは開催日の一週間前までにお願い致します。 対象:幼稚園時年中〜小学生 定員8名 受講料+お花代(前納制)アトリエ5の生徒さん 3,120円(税込)                  非会員の方 3,440円(税込) お申込み:電話 044−411−5154(10:30〜18:00)      https://www.atelier-5.com/contact/#contents01 過去の様子:ブログをご覧下さい。  https://atelier-5.com/blog/?cat=23
吉田/こどもいけ花:「盛夏:葉ものをつかう」
[いけばな] 2015.08.03
吉田/こどもいけ花:「盛夏:葉ものをつかう」
土曜特別講座「こどもいけ花クラス」制作:2015年8月1日(土) ◎感想/講師:吉田香倫(草月流師範) 強い日差しがまさにサンサンと照りつける季節になりました。 一歩外に出るだけでへばってしまいそうなくらい暑い日が続いてますね。 夏休み真っ只中の「こどもいけ花」、今回のテーマは“盛夏のいけ花”~葉ものをつかう~です。 いろんな形の葉と涼しげに見える夏の花を使ったいけ花を子どもたちに挑戦してもらいました。   比較的いつも花材は多いのですが、通常は大体3種前後の花材を使ってレッスンします。 でも今回は花と葉で4種を基本とし、プラスαの葉も用意しました。 基本の植物は花屋さんから仕入れたものですが、プラスαの葉はアトリエ5の辻悦子先生が心を込めて育てた植物で、先生のお庭から 直前に摘ませていただいたものです。   まずは基本の骨組みとなる位置に葉をいけ、順に花を生けていくのですが、 花にも葉にも「正面」の顔があり、綺麗に見える向きというものがあります。 その向きを見つけつつ、剣山に刺す場所も考えていきます。 この作業、スパッと決められる子もいれば、いろいろ試しながらじっくり考えて決める子もいます。 「ここにお花がくるようにしたい」「この葉っぱをどうしても使いたい」 気持ちは決まっているけれど、思い通りにするための「どうしたらいいのか」を考えて試す時間。 この時間を見守っている時が、私はとても好きです。 みんなが真剣に花と向かい合い、1番集中している時かもしれません。 そして、自分の思ったところに花や葉を収めると、嬉しさと安堵の表情に。   今回は一部ですが「自分で花材を選ぶ」という作業もいれ、盛りだくさんでした。 自分で決断する場面がいつもより多く、でもその分、より「私」のいけ花になったかと思います。 悦子先生のお庭の緑のミョウガ、ハラン、ヤツデ、ツワブキ、アイビーがみんなの作品を引き締めてくれました。 皆、夏らしい広がりのある伸び伸びとした作品で、贅沢な回になりました。   そして、渾身の作品を作りあげたのも束の間。 そのまま持ち帰れないのがアレンジとは違い、いけ花の儚いところ。 毎回心苦しい気持ちで「お片づけです~」と告げ、剣山から外して、水を抜き、まっさらにし、また自宅で一から生けなおしてもらいます。 もったいないと思いがちですが、実はそんなこともないのです。 お教室とは違い、自宅で生ける時は、その場所にあった大きさや見せ方に生けるのも、とても大事なレッスンになります。 復習にもなりますから、また気持ちを新たにして、ご家族の前でも楽しく生けてもらえたと思います。 暑い夏だからこそ、植物の緑をみて涼んで下さい! *facebookに写真を追加しました。→☆ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 次回[ 10/31(土)]のお知らせ 秋のいけばな~実ものをつかう(9月はお休みになります) ハロウィンかぼちゃ*や実ものを使って秋の演出を楽しみます!! (*実ものの種類は変更になる場合もあります。ご了承ください) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ <ご予約> お申し込みは開催日の一週間前までにアトリエ5まで直接お願い致します。 対象 幼稚園時年中〜小学生 定員8名 先着順 ☎044(411)5154 E-mail : atelier5@mac.com <お願い> 申し込み後のキャンセルは花材の準備のため開催日2日前までにご連絡ください。 前日~当日のキャンセルは花材を当日取りに来ていただきます。ご了承下さい。 <費用> 前納制 アトリエ5会員 受講料1,620円+花材費1,500円 計3,120円(税込) 非会員     受講料1,940円+花材費1,500円 計3,440円(税込) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
吉田/こどもいけ花「初夏:水をいかす」
[いけばな] 2015.06.29
吉田/こどもいけ花「初夏:水をいかす」
■土曜特別講座「こどもいけ花クラス」各回募集 感想/講師:吉田香倫(草月流師範) 制作:2015年6月27日(土) 雨の多い季節になって、蒸し暑い日が増えてきました。 今回はそんな蒸し暑さも吹っ飛んだらいいなと思い、水を生かし、涼しげに見える透明のサラダボールのような大きな器で、いけました。   いけばなは気持ちがとてもダイレクトに表れるものです。 思いを形にする難しさもありますが、そこが楽しさでもあります。   いけばなには花材の長さ、剣山などに刺す角度などが決まっている「花型法」というものがあり、それにはいくつものパターンがあります。 ですが、今回は決まった花型をやらず、「自由花」という、自由に長さも角度も自分で決めて生ける方法をとりました。 生ける前にいくつかの変化に富んだ作品の写真をみんなに見てもらいました。 「わぁ。。」「あ、イメージできた!」「そんな風にやっていいの?」など声が上がり、みんなすぐに生け始めました。 葉を裂いたり、まるめたり。いけばなというより工作?!のような時間です。 でも思った位置で動きを止められないでいる子供たちに秘策(!?)を伝授します。 すると、歓声があがり、すいすいとモノにし表現に変えていきます。 最初の花材が決まると、そこからはあっという間。 手際もよくなり、大人にはない潔さで生け終えてしまいました。 みんなについていくのが大変なほどです。 ちょっとしたコツとやり方で、表現の幅が広がったかな、と感じました。   工作と似たところもありますが、いけばなの魅力のひとつは「生きている」ことだと私は思います。 水がしっかりあがらなければ、すぐに黄色くなって枯れてしまうし、水に深くかぶっても腐ってしまうこともあります。 生けた時の美しい状態がずっとは続くわけではなく、それは1週間かもしれないし、2日間だけかもしれない。 1週間花がもっても、その間に少しずつ首が垂れたり、花びらが減ったりもします。 そういう生きているもの(植物)を扱っているんだ、ということ。 同じ種類の葉、花、本数も皆同じですが、葉の向き、花の咲き具合など、またとして同じものはないのです。 同じ花材のようで全く同じではない。そこに生け手の気持ちが加わり、一つ一つ違う作品ができます。今回、それがとてもよく表れた作品になったと思います。   生け終わって感想を聞くと、「楽しかった」と「難しかった」の声。 真剣に取り組んだから出る言葉だと思いました。 技術も表現も回数を重ねると、どんどん身についていくものです。 次回も楽しみです。 ~・・~・・~・・~・・~・・~・・~・・~・・~・・~ 次回のお知らせ 8/1(土)盛夏のいけばな <ご予約>お申し込みは開催日の一週間前までにアトリエ5まで直接お願い致します。 ☎044(411)5154 E-mail : atelier5@mac.com <お願い>申し込み後のキャンセルは花材の準備のため開催日2日前までにご連絡ください。 前日~当日のキャンセルは花材を当日取りに来ていただきます。 <費 用> 前納制 アトリエ5会員 受講料1,620円+花材費1,500円 計3,120円(税込) 非会員     受講料1,940円+花材費1,500円 計3,440円(税込)
吉田/こどもいけ花「春:色を楽しむ」
[いけばな] 2015.06.01
吉田/こどもいけ花「春:色を楽しむ」
◎感想/講師:吉田香倫(草月流師範)  今年は“春”が短く、あっという間に“夏”のような強い日差しの日が増えました。 まだ5月ですが、花屋さんにも“夏”の花がもう並んでいます。 今回のテーマは「色を楽しむ」です。 夏を先取りしたような明るくて元気の出る色の花を使って生けこみました。 その花々を見て「みんなの知っている花はあるかな?」の問いかけに 「うん!あるー!」と言って知ってる花の名前を教えてくれました。 「ひまわり!」「カーネーション!」「シャクヤク!」 思いのほか、たくさんの花の名前が出てきて驚きました。 学校や自宅で咲いているのをみたことがあるのでしょうか。 普段から花に興味を持っていなければ、なかなか答えられるものではないと思います。 とても嬉しく感じました。 花を手に取り、いざ生けこみを始めます。 花の長さを決めることが一番難しく、迷うところです。 基本の長さが決まっているとはいえ、最後の判断は子どもたちに任せます。 花と向き合う子どもたちのまなざしは真剣で、それぞれの思いは生けた花に表れます。 見ている私にとっても、嬉しく楽しい時間です。 同じ花材、同じ花器でも、同じ作品にはならないところが面白いです。 集中して自分の花しか見ていなかった子どもたちは、周りの友達の作品を見て、 ちょっと驚いた顔をしていたのも印象的でした。 “いけばな”はとても自由で、正解も間違いもありません。 それを体感することができたのでは、と思います。 今回使用したヒマワリやシャクヤクは日ごとに花が開き、いけた時とは違う表情を見せてくれるので、 自宅に持ち帰ってからも楽しみが続きます。 その違いに気づいてくれるかな? そして、前回も感じたことですが、戸惑うのはほんのはじめだけ。 覚えの早さと決断の潔さは、見習いたくなるほど。 子どもたちの自由な発想をもっともっと引き出せるよう、私も頑張らねば!! また次回のレッスンも楽しい時間にしたいと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *facebookに写真を追加しました。→☆ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【初夏のいけ花・テーマ:水をいかす】申込受付中! 時:6月27日(土)10:30〜12:00 所:アトリエ5 受講料/会員:1,620円+花材費1,500円=3,120円    非会員:1,940円+花材費1,500円=3,440円 *見学のみご希望の方もお気軽にお問合せ下さい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
辻 /こどもいけ花クラス・生徒募集!
[いけばな] 2015.04.20
辻 /こどもいけ花クラス・生徒募集!
◎サロン5・いけ花クラス:辻悦子 毎月2回木曜日の午前中に、草月流の古家賀苑先生をお迎えしてお稽古をしています。今回は、新緑輝く庭で爽やかな風を感じながら生けました。写真右の吉田香倫さんは、今年度から本格始動する「こどもいけ花クラス」の講師を務めて頂きます。初回のご予約も始まりました。定員制のためご希望の方はお早めに!私もお手伝い致しますのでどうぞ宜しくお願い致します。 ===== ◎土曜特別講座・こどもいけ花クラス講師:吉田香倫(草月流師範)写真右端 ↑ 本年度より、一年を通して四季折々の花を使った「こどもいけ花クラス」を開講します。(全6回) 「いけ花」を通して自然と親しみ、花の持つ色、香り、感触など五感を使って季節を感じてみませんか。基本の花型であるバランスや、いけ方も楽しみながら学んでいきます。 対象:年長〜小学生 *定員:各回8名(先着順) 保護者の見学自由 場所:アトリエ5 *持ち物:特にありません 受講料:会員 1,620円+花材費1,500円=3,120円 非会員 1,940円+花材費1,500円=3,440円 【春のいけ花】5月30日(土)10:30〜12:00  テーマ:色を楽しむ ご予約:☎044(411)5154 (10:30〜18:00 休:日曜日)
吉田/こどもいけ花クラス
[いけばな] 2014.12.01
吉田/こどもいけ花クラス
制作:2014年11月29日  *facebookに写真追加→☆ ◎感想/吉田 香倫(草月流師範) 「どんなことするんだろう。」「うまくできるかな。」 ちょっとワクワクドキドキした表情で教室に入ってきた子どもたち。 きちんと説明すれば、子どもたちでも扱える、やるからにはホンモノのいけ花を体験してもらいたいという思いで、使わない予定だった剣山ですが、急遽変更。 トゲトゲの剣山に、より一層緊張した様子の子どもたちでしたが、 花を手に取った瞬間から表情が変わります。 慎重に茎を切り、順々に生け続ける表情は真剣そのもの。 基本となる花を生けたら、あとはみんなの思いに任せ、それぞれがキレイだな、素敵だなと 思うところに自由に生けてもらいました。 大人にはない思い切り、潔さが次々と表れ、驚かされました。 クリスマスまであとひと月もありますが、ちょっとだけ意識して、クリスマスカラーを取り入れ、 花で降り積もる雪を表現したり、出来上がった作品の前に松ぼっくりを飾って楽しみました。 皆、同じ花材、同じ器を使いましたが、それぞれ全く違ういけ花ができました。 生け終わる頃には緊張はすっかり解け、子どもたちの顔にも花が咲いたような笑顔が! そして生け終わってからのお楽しみ。 それは1対1では得られない、複数でのレッスンだからできる“みんなの作品”をみること。 「わぁ、全然ちがう」 基本は同じでも、思いが表れるのがいけ花の面白いところ。 その時の気持ちやひとりひとりの性格が違うように、生けた花にも個性がみられます。 自分では気づかなかったことも、みんなの作品をみることで、新しい発見があるのです。 植物と向き合い「いける」ことの楽しさを学ぶことが一番のねらいです。 「またやってみたい」 そんな風に思って、もっと花を身近に感じてもらえたら嬉しいです。 ーーーーーーーーーーーーーーー 来年度(2015年)より こどもいけばな教室 本格スタート(年5~6回継続クラス開講予定)
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