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本田/小学生:誕生日モザイク

カテゴリ:小学生クラス

  • 作成:辻悦子
小学生クラス  2013年7月
◎作品のねらい
 ・自分の誕生日にちなんだモチーフを選び、心をこめて制作する。
 ・色やその組み合わせ方を考え、ずっと大切にできる作品にする。
 ・根気よく取り組み完成までの目標をもってモザイクを貼っていく。
◎ 感想/講師:本田雄揮(月・水曜日クラス)
7月は夏の工作。月・水曜クラスは「モザイク画」に挑戦です。
細かく割った様々な色のチップを丁寧に組み合わせながら貼っていき、ひとつの絵を完成させていきます。
テーマは「誕生日」。誰もが必ず持っている特別な日です。
その日にまつわる花や石、星座などをモチーフに制作していきます。
誕生日はプレゼントをもらったりケーキを食べたりするだけではありません。
少し視点を変えて、自分の「生まれた日」について考えてみてほしいと思いテーマ設定しました。
まずは誕生花や誕生石、星座など本で調べアイデアスケッチ。
本によって同じ日でも誕生花が違っていて面白い。
知らない花でも、なんだか特別に感じる。
自分のものだけでなく、家族や友達の誕生日なども調べ、なかなかな盛り上がり。
「先生、私のお兄ちゃんの誕生花は何でしょう?」というクイズも。
それ、難しすぎる。
色のバランスなども考えたら、土台となる園芸用の丸い素焼き皿に写し、モザイクスタート。
モザイク用の板を手で小さく割っていき、それらをボンドで貼っていく。
単純だが細かい作業なので最初は苦戦。
ボンドの量やチップの形による貼りづらさなどを、各自試行錯誤しながら乗り越えていく。
徐々に多様な工夫がみられ始め、一気に手元がスムーズに。
慣れてきたら一段階ステップアップ。
印象派の点描画を鑑賞し、色の組み合わせによる効果を考える。
近くで見た時と遠くから見た時の違いを感じ、隣り合う色についてアイデアの幅を広げる。
自ら色相環を見てブツブツと色彩のバランスを考える姿はなかなかなもの。
モザイク板の数には限界があり、色によっては人気があってすぐになくなるものも。
そんな時はクラスで考え意見を聞く。みんなで分け合う、譲り合う、同系色を織り交ぜる、最初のアイデアと変更するなどなど…。
問題に直面した時、どう切り抜けるか頭をひねる。
まさに人が成長する瞬間。
作品がよりよくなったことは言うまでもなく。
雰囲気は回を追うごとに和やかになり、集中しながらも時にはお話をし、笑いあいながら進めていく。
褐色の地がカラフルなモザイクで埋まってくると、モザイク画の美しさを実感でき、余裕が生まれ、より工夫に力が入る。
最後に細かいすき間までピンセットできっちりと埋め、完成。
地道な作業が続く中、最後まで根気よく仕上げたことによる自信の笑顔が、作品をより美しく輝かせているようでした。
是非ともずっと大切にしてほしいです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
*facebook「アトリエ5」に作品と制作風景を追加しました。→☆ 
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