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褒め言葉の『変』

カテゴリ:小学生クラス

  • 作成:本田 雄揮

新年度も始まって一ヶ月。桜もすっかり新緑へと移り変わりました。

小学生クラス新メンバーでの最初の制作は、空想画「わたしの木」。

芽吹きの季節に、自分が考えた不思議で面白い木を描きました。

空想画は、いかにアイデアを広げていくかがポイントであり、それは楽しいけれど難しくもあります。

「こんな木はおかしいかな…変かな…」と、日々の生活の中から学んだ常識に照らし、筆が止まる子もいます。

しかし、これは絵の中。どんな非常識だって有りの世界。

今回の講師の仕事は、それを教えてあげることです。

それぞれが実はこっそり持っている『変=実はこんなことしたい』。

そこにされている常識という名の蓋の『開け方』を教えてあげること。

一度コツを掴めば、蓋は自分で開けることができます。

開けることができれば、他の人の『変』を認めることができます。

「そんなの変だよーおかしいよー」が「それ変でおもしろいね!」と『変』が褒め言葉になっていきます。

多様性を認められる、柔軟な価値観が育まれていく訳です。

制作中、誰一人筆が止まることはありませんでした。

ワイワイとおもしろおかしい木の話で盛り上がりながら、アイデアを出し続けていました。

全員が真っ白な紙の上を『解放区』とし、そこでの走り回り方を覚えてくれたようです。

これから一年、皆で楽しく制作していきましょう。

 

 

 

 

 

 

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