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小学生 絵画/ドラゴンフルーツってどんな味?

カテゴリ:小学生クラス

  • 作成:春日 千尋

新緑がキラキラと眩しい季節です。
小学生クラスは、主に前半クラスと後半クラスで低学年と中学年で分かれており、年齢に合った内容とペースで制作を行うことが出来ます。そして様々な小学校(住吉•東住吉•木月•下小田中•中原•井田•今井•末長•苅宿•大戸•上丸子•西丸子•平間•橘など)から集まっています。学校がバラバラでも絵が好きなもの同士なので制作して行くうちにとても良い仲間になります。一ヶ月過ぎて子供達もアトリエでの制作に少しずつ慣れてきた様子です。

 

さて5月はドラゴンフルーツの観察画に挑戦。初めはドラゴンフルーツを良く観察しました。どれだけ良く観察したところで写真の様に描くことはできません。特に低学年は観察して発見したことが嬉しくて強調して描くのでますます見たままから離れていきます。でもそれが良いと思います。モチーフから目を離して紙に描くまでの間に頭と心と身体を通過して記憶して表れたモチーフの線であり色です。誰かにとってのそれらしさでは無くその子にとってのリアリティがある絵を描いて欲しい。アトリエ5が五感を大切にしているのもそんな理由です。

この先どの分野に行っても、ずっと表現の核になるのは、自分の実感だと思います。小学生はその実感を大切にするために存分に感じて表現して欲しいと思います。同じものを描いていても同じ絵がないのは私達にとってとても嬉しいことです。

 

最後に冷したドラゴンフルーツを一切れずつ食べました。奥底にある微妙な甘み。食べたい食べたい!と大合唱していた割に…?の様子で微笑ましかったです。いつか大人になって食べた時、一生懸命描いた今を必ず思い出すんだろうなあと思いました。

 

◉オススメ展覧会
東京都庭園美術館  『フランス絵本の世界』開催中~6/12(火)まで壁飾りから家具、照明器具にいたるまで、アール・デコとよばれる装飾様式で統一されたとても素敵な美術館です。

上野の森美術館 『ミラクルエッシャー展』6/6(水)~7/29(日)

4月の制作は家や町を想像して描きました。そんな子供達にエッシャーの描いた不思議で精密な空想の絵を是非見て欲しいです。

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