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おとな美術:木炭デッサン

カテゴリ:デッサン油絵

  • 作成:辻悦子
デッサン・油絵クラス  2013年8月
 ◎ 感想/講師:本田雄揮(木曜日クラス)
通常はそれぞれ異なる内容、ペースで制作を行っている木曜夜のデッサン・油絵クラス。
しかし今回は、夏の特別講座として全員で『木炭デッサン』を行いました。教室の真ん中にモチーフを組み、それを取り囲んでデッサンをします。
モチーフは石膏像の『マルス』や水鉢、ロープ、ミラーシート。普段のデッサンでは見ることのない大きなモチーフ群はなかなかの迫力。置いてあるだけでもなんだか面白いです。
木炭デッサンとは、描画用木炭を用いたデッサンのことで、専用の木炭紙、ねり消しごむ、食パン、ガーゼなども使用します。食パン?ガーゼ?いったいどう使うの?と皆さん不思議に思うでしょう。
同じ『デッサン』でも、鉛筆と木炭では道具はもちろん、描き進め方や考え方に大きな違いがあります。
今回はその違いを感じながら、新たな角度でものを観察、表現することが目標でした。皆さん描き始めは木炭の扱いに少々手こずりながらも、徐々に工夫を重ね、技法を習得していきました。
木炭の粉を重ねたり、手で押さえたり、食パンで取ったり、ねり消しごむで白い部分を描いたり…。
全3回では少し短かったかもしれませんが、なんとか納得のいくところまで粘り、それぞれ今までにない、新たな作品が完成しました。
終わって聞いてみると、難しかったけれど、新鮮で面白かったという意見がとても多く、是非また機会を見つけ行おうと思います。
鉛筆デッサンよりも画面とのやりとりが直接的で、試行錯誤がしやすい木炭デッサン。ここで得た感覚は、きっと他の表現活動でも活かすことができると思います。秋の制作も張り切っていきましょう。
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