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じどうしゃ ぶっぶー
[親子クラス] 2010.11.16
じどうしゃ ぶっぶー
☆親子クラス/11月の制作① ◎絵本「とらっく とらっく とらっく」 渡辺茂男/作 山本忠敬/絵 (福音館書店) 山本さんはのりものの絵がお得意で、うごきのあるスピード感溢れる絵はとても魅力的で引きつけられます。昔の作品なので車のスタイルがずいぶんとレトロですが、子供達には大人気で長く読み継がれています。同じ作者で「しょうぼうじどうしゃ じぷた」もおすすめです! ◎感想/講師:渋谷葉子 絵本を読み終えたあと、お部屋に大きな模造紙を並べました。「さあ、この紙いっぱいにこのローラーで道路を描きましょう!」大きな画面に躊躇せずのびのびとローラーを滑らせる子、几帳面にまっすぐ丁寧に引く子、反応はみんな違います。 次は指先にえのぐをつけての点描、お花畑を作ります。「まずはきみどりで原っぱにしようか」おかあさん指につけてちょん、ちょん。少し慣れて来たら「三本のお指でやってみてごらん」と声をかけると段々はまってきて、いきなりはじけてピアニストのように両手ではじめたHちゃん。「Aちゃんもまねっこして両手でやってみない?」でも、Aちゃんはきっちりと職人さんのような手つきで、かたくなに一本指のスタイルを通します。 模造紙いっぱいにお花畑がうまったら、今度はじどうしゃ作りです。公共料金の請求が送られてくる窓空き封筒にお顔を描いて貼り、タイヤを描いて出来上がり。以前はなかなかお顔にならなかったのが、今回は線がしっかりしてきて成長が見られます。 さっきの模造紙二枚を道路のところでジョイントすると、大きな町になりました!つみきでトンネル、おうちと置いて、さあじどうしゃが走ります!   「ぶっぶー、ぶっぶー」じどうしゃは段々勢いづいて、画面からとびだし、お部屋を走り回って「ぶっぶー、ぶっぶー」先生も一緒に「ぶっぶー、ぶっぶー」 再生紙で作られた封筒もこんなに喜んで遊んでもらえたれ本望でしょうね。模造紙のパノラマ絵は折り畳んでお持ち帰り。お家でもじどうしゃを作ってうんと楽しんでくださいね。 ◎親子クラスのご予約お問合せ:☎044-411-5154 対象:2〜3歳児・就園前の親子 各回定員5組の少人数制 内容:楽しい造形遊び・絵本の読み聞かせ・子育て相談など 講師:幼児教育の現場で26年のキャリアを活かした指導が好評 次回:11/25(木)11/26(金)10:30〜11:30 お楽しみに!
サンマとハラン−2
[小学生クラス] 2010.11.09
サンマとハラン−2
小学生高学年クラス(月曜日)・秋の観察画(制作:2010年10月) ◎感想/講師:辻 悦子 今年の秋のモチーフは、残暑が厳しくぎりぎりまで悩みました。10月に入ってようやく価格が安定したサンマと、珍しく葉焼けしたハランは、どちらも細長い形で構図の変化が楽しめるので、「今年の秋は、これでいきましょう!」と、決定しました。 特に高学年クラスでは。猛暑による漁業や農業の被害について話す内に、地球温暖化について、理科や社会の時間で学んだ知識が豊富に紹介され感心しました。 アトリエ5の観察画で大切にしている事は、そのモチーフが、子供たちにとって描く対象として必然性があるかないかです。目の前に置かれたから描くというのでは、根っこの部分で「表現」とは違うと思うのです。子供たちには、自然の微妙な美しさを感動を持って観察し、手の平で質感や量感を感じ取って楽しむ力を持っています。その実感を鉛筆の線に込めて描いていく姿は真剣で、心地よい緊張感に包まれた静かな時間が流れます。この尊い瞬間が生まれるかどうかが、指導者に求められている役目です。今回も何とか手応えのある制作になり、ほっとしました。 さらに、画面構成を工夫し、鉛筆・クレパス・絵の具の効果が存分に活かされました。背景も、フィリピン産の竹の敷物を丁寧に描き入れ、細筆を立てて苦戦しながら1本ずつ描いていました。画面から作者の思いを感じて頂けるのではないでしょうか? また、地道に続けてきた「鉛筆デッサン」の成果が、構図・線描・グラデーション・立体感などに見事に発揮されています。秋という季節の力を借りて、充実したすばらしい作品群が生まれました。3月の作品展でお披露目です。ご期待下さい!
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