[小学生クラス] 2016.03.09
友達を描く
◎ アシスタント:春日千尋一年間、肩を並べて描いたこのメンバーでの制作もあと少しでおしまいです。最近では、鉛筆の音だけしかしないほど静かだったりわいわいと皆で空想を膨らませるように、おしゃべりが止まらない時があったり。何も言わなくても自分たちで切り替えて制作の雰囲気を作り上げていることを頼もしく思います。同じクラスの仲間の影響は、時に講師の指導よりも大きく、子ども達を成長させていました。どの作品も一人では、生まれなかった作品です。最後の制作は、そんな仲間である友達を作品にします。まずは、友達をモデルにしてクロッキーをしました。モデルをする子は、ポーズを工夫したり絶対に動かなかったりと、とても真剣です。モデルの役目をこんなに理解してしっかりとできる子どもっているのだろうか。と感心します。自分たちが描いたことがあるからこそ、適当になんてできないのでしょう。描く側も、モデルをしてくれている友達の気持ちに答えようと一生懸命に、その子の存在を目で追い鉛筆で描きます。子ども達の鉛筆の線は、いつもに比べて丁寧で優しく、友達に対する「思い」を感じました。その線は、友達を描いているのですが、実はその子自分自身の心の成長の証のようでした。完成まで後少し。完成が楽しみなような寂しいような。という少し複雑な気持ちですが、この時間を最後まで大切にしたいと思います。