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今に通じる鳥獣戯画
[小学生クラス] 2018.02.12
今に通じる鳥獣戯画
立春を迎え、梅の蕾も膨らみ始める季節ですが、まだまだ寒い日が続きますね。1月から制作していた『鳥獣戯画の模写』も、今週で完成を迎えます。日本画専門の講師が考えた企画と熱意を引き継ぎ、日本文化の面白さ、素晴らしさを伝えたいとスタートしました。正直難易度が高いのではないかと多少の不安もありましたが、いざ制作に取りかかると予想以上の反応と集中力を見せてくれた子供達。『まだまだ描きたい!』という声が止まらず、難しい生き物にも目を輝かせながら挑戦し、笑いながら物語をつくっていく姿はこの季節、春から積み上げてきた経験があるからこそのものでした。1ヶ月前までは『ちょう…?…が?』と作品名もあやふやだったものが、『鳥獣戯画面白い、あの場面のあの蛙を描きたい!』とリクエストするに至る子供の吸収力に改めて驚く一方、この作品の底知れぬ魅力にも気づかされました。擬人化された生き物、それらが繰り広げる滑稽な動きや物語、澄んだ墨の線の迫力、それらを引き立てる余白。日本最古の漫画とも言われる鳥獣戯画は、海外の絵画には見られない独自のユーモアと美しさを感じることができます。この独自の美的感覚、西洋文化が溢れる現代でも、失われず、大きく通じるものがあり、実は今の日本文化の根底にあるものかもしれません。今回の制作で子供達が感じた鳥獣戯画の面白さは、未知のものと出会った新鮮さと共に、どこか懐かしい、平成生まれの自分達にもしっくりくる感覚があったからなのかもしれません。長い時を超え、『古くて新しい』ものを吸収し、それが奥底に眠っていた美意識を静かに揺り起こしているような、そんな特別な感覚があったように感じました。 今に通じる鳥獣戯画、古き良きものを吸収し、新たな文化へと繋げる一枚。それぞれが特別なものとなればとても嬉しいです。   ===================== ☆小学生クラス欠員募集☆ 新年度に向け小学生クラスの体験・見学を受け付けています。 ●3月の体験日 3/6,13(火) 早春の枝花を描きます。  ※3月末までキャンペーン中!詳しくはネット予約ページより↓ 【小学生低学年クラスの体験予約】15:30〜17:00  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【小学生中学年クラスの体験予約】17:00〜18:30
コロコロ 冬のおまもり人形
[幼児クラス] 2018.02.07
コロコロ 冬のおまもり人形
久々の年少親子クラスは今回より定員数が6組となり、賑やかに開催しました。たくさんの新聞紙をビリビリに破くことからスタート。初参加の親子さんも面白がって下さり、親子で引っ張りっこをしてちぎったり、山のような紙片をかき集めては撒き散らしてみたり。リピーターの方も多く、朗らかな雰囲気で和気あいあい。寒い冬の日常は、室内遊びが多くなると思いますが、みんなでワイワイ思いきり散らかして発散できたでしょうか?   ワサワサの新聞紙を集めて丸め、一人ひとつのかたまりを作ります。このかたまりをお人形に見立てて制作していきます。先日の大雪の翌日に雪だるまを作った親子さんもいたかとは思いますが、何かしらの「かたち」に顔をつけるとたちまちに愛着が湧いてきます。いえ、顔をつけるまでもなく、新聞紙でコロンとしたかたまりを作った時点で「もうすでにカワイイ」と言っているお母さんも。何でもないものに愛おしさを見出せる、柔らかで素敵な感性だなと思いました。子どもたちも、それぞれにユニークなかたちを作りながら、どこにどんな顔をつけようかとコロコロわくわく。   古来から現代でも、時期折々に人のかたちを模したものをつくったり飾ったりする様々な風習があります。てるてる坊主、だるまさん、お地蔵さまなど、、決まった形やリアルに表現されたものもありますが、石など素材そのままに人と見立てたものもあり、ひな人形も原型は簡素な紙の人型だったとか。願かけや魔除けの意味が込められているものも多く見られます。そうした目的が先にある造形もありますが、てのひらが、ある偶然の素材のかたちとふと通い合う気持ちがあって生まれた人の形も、また特別に優しく温かいものが吹き込まれているように思います。完成したお人形はそれぞれの親子さんに何だか似ていて、微笑ましいです。冬をニコニコ過ごせるお守り的なお人形として、ぜひご家庭に飾って下さいね。     *** 年少親子クラス 春期講座 募集開始 *** 月に一度、年少児のお子様と保護者様を対象とした一回完結ワークショップクラスです。親子で一緒に造形活動を楽しみましょう!人気の講座ですので、お早めにお申し込み下さい。 【日 程】3/2、4/26、5/31、6/28(木曜日)      定員に達し次第締め切ります 【時 間】15:00〜16:00(60分) 【対 象】3歳児の親子さん・定員6組 【受講料】1回2000円+税 ☆ご紹介の方は初回1500円に割引! 【詳 細】年少親子クラスご案内   *** 幼児クラス 新年度生徒募集 **   【幼児・新小1 入会説明会】(体験なし・無料)  ◆日 時: 3/3(土)または3/31(土)10:30~11:15  ◆対 象: 新年中〜新年長、新小学生の保護者様 ◆内 容: 新年度の欠員状況と指導方針や年間計画などの詳しい説明、通常クラスの体験予約  ◆申 込: カレンダーの3/3(土)または3/31(土)を選択して下さい。 *お子様連れのご参加か否かを予約時にお伝え下さい  
百見は一描に如かず
[小学生高学年] 2018.02.05
百見は一描に如かず
皆さん、葛飾北斎の『冨嶽三十六景神奈川沖浪裏』をご存知でしょうか。名前は分からなくても、一度は目にしたことがあるという方がほとんどではないでしょうか。『あっその絵みたことある!』と話した幼児クラスのお友達もいたほどですし、本屋に行くと特集が組まれた雑誌がたくさんあります。そんな老若男女『有名な絵』として当たり前のように知っているこの作品ですが、実際になぜ有名なのか、一体何がすごいのかを語ることができる人は多くありません。パスポートのデザインにも起用されることが決まり、『ひまわり』で有名なゴッホなどもこの作品を始めとする浮世絵に衝撃を受けこぞって真似したという歴史があり、間違いなく日本を代表する作品のひとつですが、海外での評価に対して日本ではその真の価値が徐々に希薄になっているようにも感じます。 今回子供油絵・上級クラスでは、なんとなく知っているこの作品の本当のすごさを、ゴッホのように『描く』ことで理解しよう、ということで模写の制作がスタートしました。   作品や作者である葛飾北斎について学んだ後、鉛筆で下描き、現在は墨による線描きの真っ最中です。どんな作品も、描いてみて初めて分かることがあります。波の先端の形、線を引くリズムや方向、その太さの違い、計算された構図…。まさに『百聞は一見に如かず』ならぬ『百見は一描に如かず』。描いてみないと分からない北斎の生きた表現、息づかい。今まで赤の他人だった北斎との距離が、グッと近くなったようで『北斎ここちょっと細かすぎない?』と、気が付かないうちに友達のような感覚で作者と会話をする。もうすでに『なんとなく知っている有名な絵』ではありません。一般的な評価を超え、人とは違う自分だけの価値をこの作品に見出すことができています。 次回からいよいよ色つけ。浮世絵独特の色彩を、絵の具でどのように表現していくのか、とても楽しみです。   ===================== ☆内部生進級説明会☆ 次年度より新しく子供油絵クラスに進級する生徒、保護者の方に向け、入門セットなど用具の準備についてご説明致します(希望者)。ご希望の方は担当講師にお伝え下さい。 日時:3月第1週小学生クラス終業後(3/5㈪・6㈫・7㈬ 18:30~のいずれか) 対象:次年度小学生クラスから油絵希望の生徒・その保護者の方
みんなの手
[幼児クラス] 2018.01.29
みんなの手
1月に入り、そろそろ新年度の準備などが気になる時期です。アトリエ5でも、それぞれのクラスの今のメンバーで過ごせる時間があとわずかとなってきました。 絵を描くことを中心に、春夏秋冬いろいろな活動を共にしてきた仲間たち。週に一度顔を会わせ、一緒の事をしても表現はみんな同じ方向を向いている訳ではなく、個性バラバラだけれども気持ちがチグハグというのでもない。そんな空間が子どもたちには心地良さそうで、みんながみんなに会えるのを楽しみにアトリエにやって来る雰囲気が定着してきており、レッスンが成り立っているなぁと実感します。   幼児クラスでもそんな今の仲間とだからこそできる作品を作れたらと、1月の制作に取り組みました。 導入に、あやとりをして遊びました。得意な子が華麗に技を披露してくれたり、二人でできるあやとりを紹介してくれたり。そして長〜く作ってみたあやとりを、みんなで輪になって両手にからめ、あっちの手こっちの手から取ったり取られたり。イタタタきついよ!こっち引っぱって!ここ持ったら星型にみえる!と、みんなで文字通り絡まりながらデタラメに遊び、上手くはいかなかったけれど、笑いあえる時間でした。 その後の制作。色とりどり、みんなの手形を集めた画面。「ジャンケンしているみたい」「拍手が聞こえそう」など、賑やかそうなイメージがわいてきていました。あやとりのヒモの線もぐるぐるとクレパスで描き入れて、同系色でまとめた絵の具の調和も美しく、「いい色ができた〜♪」と言いながらも一つひとつの手型の線を守るように丁寧に塗り込んでいる姿がありました。 自分が主役で、みんなも大事。そんな気持ちが自然と、よく表れた作品群になったと思います。     === 幼 児 ク ラ ス 新 年 度 生 徒 募 集 === ①【幼児クラス・特別体験レッスン】 ◆日 時: 2/2(金)15:00〜16:00 ◆対 象: 新年中〜新年長のお子様と保護者様 ◆内 容:お子様はクレパスでカラフルな楽しいお絵かき!      保護者様は指導方針や年間計画などの詳しい説明 ◆受講料: 500円(当日納入)  ◆申 込: カレンダーの2/2(金)を選択して下さい。   ②【幼児・新小1 入会説明会】(体験なし・無料)  ◆日 時: 3/3(土)または3/31(土)10:30~11:15  ◆対 象: 新年中〜新年長、新小学生の保護者様 ◆内 容: 新年度の欠員状況と指導方針や年間計画などの詳しい説明、通常クラスの体験予約  ◆申 込: カレンダーの3/3(土)または3/31(土)を選択して下さい。 *お子様連れのご参加か否かを予約時にお伝え下さい   通常クラスの体験レッスンも受け付けております。予約ページよりお申し込み下さい。 ご参加をお待ちしています!
鳥獣戯画で知る線の豊かさ
[小学生クラス] 2018.01.22
鳥獣戯画で知る線の豊かさ
1月は鳥獣戯画の模写に挑戦中です。 まずは絵巻の図録を猿や兎、蛙のセリフを想像しながら鑑賞しました。皆色々な場面が浮かぶようで「はい!はい!」とまるで大喜利の様。 鑑賞の後は様々な線の練習をしてから鳥獣戯画の兎を模写しました。勢いのある線や張り詰めた細い線など一匹の兎にも様々な線の表情がありました。子供達は模写をすることで活き活きとした動物達の動きが様々な線によって表されていることを知ることが出来たのでないでしょうか。自分の中には無い新しい表現に触れたようで、いつもより達成感のある表情をしていたのが印象的でした。 最後に保護者の皆様アンケートの提出ありがとうございました。毎月の作品の返却を楽しみにしているというご感想を多く頂きとても嬉しく思っています。今月も、「平成番鳥獣戯画」と呼べるような楽しい作品が出来そうです。どうぞお楽しみに!   アシスタント春日より展示のお知らせ   =春の入会キャンペーン=2月〜3月 体験受講料:通常1,500円→500円に割引 *来年度の入会予約は先着順でお受けしております。なお、予約カレンダーの日程は、今年度の欠員のあるクラスのみ表示しています。他の曜日をご希望の場合は、お電話にてお問い合わせ下さい。 *制作内容の都合上、体験レッスンをお受けできない日がございます。見学可能な日もあるので、小学生クラスの終業後にお電話でお問合せ下さい。(担当:本田・春日)☎︎044-411-5154(月曜日・火曜日・水曜日19:00頃) =入会説明会= (体験なし・無料) *お仕事等のご都合等で平日の見学体験が難しい方を対象に、生徒さんの作品をご覧頂きながら、年間計画や指導方針をご説明致します。その後、欠員状況をみてご希望クラスのご予約を賜ります。 【幼児・新小1 入会説明会】(体験なし・無料) ◆日 時: 3/3(土)または3/31(土)10:30~11:15  ◆対 象: 新年中〜新年長、新小学生の保護者様 ◆内 容: 新年度の欠員状況と指導方針や年間計画の説明、通常クラスの体験予約  ◆申 込: カレンダーの3/3(土)または3/31(土)を選択して下さい。 *お子様連れのご参加か否かを予約時にお伝え下さい   【通常クラスの体験レッスン】 ◆期 間:1月〜3月末まで *入会特典があります。 ◆対 象:幼児〜小学生(各回若干名) ◆内 容:主に絵画制作 体験ができない場合は見学になります。ご了承下さい。 ◆受講料: 500円(当日納入)  ◆申 込:ネット予約 https://coubic.com/atelier5
季節の移ろいと4Bの線
[小学生クラス] 2018.01.15
季節の移ろいと4Bの線
皆様、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 2018年小学生クラス最初のレッスンは、久しぶりの人物クロッキー。4Bえんぴつで講師を描くのも、今年度3回目です。わずかに残っていたお正月気分も、10分タイマーをスタートさせた途端どこかへ吹き飛び、皆久しぶりとは思えない集中力で臨んでいました。全員の『描くことが好き』という気持ちが静かに満たされていく教室。なんと心地の良いものでしょうか。新年に相応しい作品となりました。 今回の写真は3枚とも今年度春に新しく入会された、小2の男の子の作品です。それぞれ4月、9月、そして今回のクロッキー。並べて見ると彼の変化、成長が手に取るように分かります。人物の形としての正確さが高まったのはもちろん、1本の線に込める思いが深まっていることに、何より感動します。 この1年、様々な制作を経て得たもの。それはテクニックと共に、またはそれ以上に、ものを丁寧に見ることや、それを自分の頭で考えること、作品を愛することなどの『こころ』。同じ教室で、週に1回会う仲間と切磋琢磨して培ってきたもの。隣の子の『こうしたい』という熱意に刺激され、そして自分も同様に、気が付かないうちに誰かに影響を与え、お互いが高め合った結果です。 季節の移ろいと共に、彼らが何を見て、何を感じられるようになっていったのか、年に数回のクロッキーが、目に見えない内面の成長を形にしてくれます。   ===================== ☆新年度クラス募集! 4月から新年中・新年長、また新小学生になられる方へ向け、下記のイベントを開催いたしますので、是非この時期にご検討下さい。   〜新年度ご入会までの流れ〜 下記①または②のいずれかで、まずはアトリエ5にお越し下さい。   ①【幼児クラス・特別体験レッスン】 ◆日 時: 2/2(金)15:00〜16:00 ◆対 象: 新年中〜新年長のお子様と保護者様 ◆内 容:お子様はクレパスでカラフルな楽しいお絵かき!      保護者様は指導方針や年間計画などの詳しい説明 ◆受講料: 500円(当日納入)  ◆申 込: カレンダーの2/2(金)を選択して下さい。   ②【幼児・新小1 入会説明会】(体験なし・無料)  ◆日 時: 3/3(土)または3/31(土)10:30~11:15  ◆対 象: 新年中〜新年長、新小学生の保護者様 ◆内 容: 新年度の欠員状況と指導方針や年間計画などの詳しい説明、通常クラスの体験予約  ◆申 込: カレンダーの3/3(土)または3/31(土)を選択して下さい。 *お子様連れのご参加か否かを予約時にお伝え下さい ご参加をお待ちしています!  
【こども美術コース】新年度生徒募集イベント
[幼児クラス] 2018.01.09
【こども美術コース】新年度生徒募集イベント
  こども美術コースも今週より2018年のレッスンがスタートしています。 まだまだ寒い日も続きますが、新年が明けるといよいよ春が待ち遠しくなりますね。春からは新しいおけいこを始めませんか?4月から新年中・新年長、また新小学生になられる方へ向け、下記のイベントを開催いたしますので、是非この時期にご検討下さい。   〜新年度ご入会までの流れ〜 下記①または②のいずれかで、まずはアトリエ5にお越し下さい。   ①【幼児クラス・特別体験レッスン】 ◆日 時: 2/2(金)15:00〜16:00 ◆対 象: 新年中〜新年長のお子様と保護者様 ◆内 容:お子様はクレパスでカラフルな楽しいお絵かき!      保護者様は指導方針や年間計画などの詳しい説明 ◆受講料: 500円(当日納入)  ◆申 込: カレンダーの2/2(金)を選択して下さい。   ②【幼児・新小1 入会説明会】(体験なし・無料)  ◆日 時: 3/3(土)または3/31(土)10:30~11:15  ◆対 象: 新年中〜新年長、新小学生の保護者様 ◆内 容: 新年度の欠員状況と指導方針や年間計画などの詳しい説明、通常クラスの体験予約  ◆申 込: カレンダーの3/3(土)または3/31(土)を選択して下さい。 *お子様連れのご参加か否かを予約時にお伝え下さい ご参加をお待ちしています!
慶びの冬
[幼児クラス] 2017.12.25
慶びの冬
一年の終わりが近づきソワソワした気分の時期ですが、この一年間を振り返る時間も大切にし、様々な気づきを得て、清々しく新しい年を迎えたいですね。 もうすぐやって来るお正月を祝う気持ちを、今月の制作のテーマとしました。「うれしい、おめでたい」イメージで、参加者それぞれ一筆ずつ、大きい画面に描いていきます。描きごごちを味わいながらじっくりと引かれる線。ちょっと変わった道具で描く線。画面に擦れる音そのもののような線。くっきりと濃墨で一筆ずつ入る毎に変わっていく画面を、みんなが息をこらして見守ります。まさにライブペインティング。自分ならあのあたりに描くかなぁ、お〜そう来るのね。わたしの描いた線と交わった!大人も子どもも、待つ間も飽きずに、描く人と同じくらい真剣に線のゆくえを見つめていました。 全員の「おめでたい線」が入ったところで、画面を一人ずつに分け合いその先は個人プレー、絵の具で面を塗ったり点などを加筆します。墨の線を下敷きに画面は様々に変化。描きたいところにだけ描いたり、塗りたいだけ塗ってみる。それぞれ着地点が大きく異なる表現となりました。 同じ場で制作体験を共有しあうこと、完成形だけでなく過程を知ることで、描く人の気持ちへの共感は増すように思います。とても熱中して素敵な制作をされていたお母さんが我が子の作品に「かなわないなぁ…」とポツリ。自身が真剣に取り組んだからこそ口をついて出たのであろう、実感のこもったつぶやきでした。 最後は親子の作品を繋ぎ屏風に仕立てました。一緒だったものが、別れてそれぞれに成長し、個々の魅力を持ち寄って再会する。二枚の画面は違いがあるから引き立て合ったり、意外な調和を生み出していたり。立てかけて鑑賞すると、両面が対等に関係し合っていることに気がつきました。慶びの季節を飾るのにふさわしい作品となったのではと思います。     == 幼児クラス・新年度生徒募集! == 【対象】新年中~年長 【時間】木曜日・金曜日 15:00~16:00 月3回 *新年度ご入会までの流れ* 下記①または②のいずれかで、まずはアトリエ5にお越し下さい。 ①【体験レッスン】年少親子クラス参加含む 3月までの受講で新年度のご入会を優先! [日程.受講料.申込は予約ページよりご確認下さい] →受講当日〜3/2までに新年度ご入会予約の受付・先着順 *2/2(金)は、通常レッスンではありませんが「体験会」を予定しています。新年少さんはこちらをおすすめいたします。 ②【入会ご予約会(無料)】 詳しいレッスン内容や新年度の欠員状況等をご案内いたします。体験はございません。欠員待ちを含め入会仮予約をしていただき、4月以降のレッスンを体験されたあと実際のご入会をご案内します。(①に参加された方は説明内容が重複します) ・3/3 土 10:30~11:15 ・3/31土 10:30〜11:15 *対象:新年中〜年長、新小学生 *お子様連れのご参加か否かを予約時にお伝え下さい
シャボン玉とんだ
[幼児クラス] 2017.12.19
シャボン玉とんだ
木々の葉も枯れ落ち、冬が始まっています。日も短くなり、家で過ごす時間も増える季節です。 秋の日にみんなとお庭で遊んだ「シャボン玉」をモチーフにした、幼児クラスの冬の工作が完成しました。 ほとんどの子が初めて取り組む「刺しゅう」でしたが、小さな手でしっかりと針を握り、すぐにコツを掴んでは「たのし~い!」と、チクチク夢中で制作。大人が使う道具で自分も同じように出来たことがとても誇らしげな様子でした。 風にのって柔らかくシャボン玉の飛んでいた様子を思い浮かべながら、下描きなしの気ままな縫い刺しは、おおらかなステッチ、緻密で繊細なステッチ、跳ねるようなステッチ。鉛筆の線で描くと同様に、それぞれの個性が出ます。思わず楽しい形になったり、考えや想いを込めた跡になったり。アトリエ5での冬のチクチクワークはそんなところが「手芸」とは少し違っています。 白くて肌触りの優しいフェルトに、七色の糸、虹色ビーズ、キルト綿。尖った針に刺しゅう枠。本物の道具や季節に合った素材を使ってものづくりをすることは、まねごと遊びでもなく、器用さや技術をつちかう目的でもありません。 手で触れること、手を働かせること。手とモノとのかかわりから感受性や表現の芽が育ちます。そして、手に楽しいものづくりも、自分らしさを活かしながら想いを込め伝える手立てのひとつとして、身に備わっていってほしい。 チクチクチク、手元を見つめて縫っている子どもたちの間に、心安らかな時間が流れていました。つくりながら、何を考えていたのでしょう。 シャボン玉色に染めた紙を貼って完成した作品は、是非おうちに飾ってねと子どもたちに伝えました。家族の笑顔を見て、つくる喜びをいっそう確かに感じていてくれたらいいなと思います。     == 幼児クラス・新年度生徒募集! == 【対象】新年中~年長 【時間】木曜日・金曜日 15:00~16:00 月3回 *新年度ご入会までの流れ* 下記①または②のいずれかで、まずはアトリエ5にお越し下さい。 ①【体験レッスン】 3月までの受講で新年度のご入会を優先! [日程.受講料.申込は予約ページよりご確認下さい] →受講当日〜3/2までに新年度ご入会予約の受付・先着順 *2/2(金)は、通常レッスンではありませんが「体験会」を予定しています。新年少さんはこちらをおすすめいたします。 ②【入会ご予約会(無料)】 詳しいレッスン内容や新年度の欠員状況等をご案内いたします。体験はございません。欠員待ちを含め入会仮予約をしていただき、4月以降のレッスンを体験されたあと実際のご入会をご案内します。(①に参加された方は説明内容が重複します) ・3/3 土 10:30~11:15 ・3/31土 10:30〜11:15 *対象:新年中〜年長、新小学生 *お子様連れのご参加か否かを予約時にお伝え下さい  
カナガワビエンナーレ国際児童画展を見て
[小学生クラス] 2017.12.14
カナガワビエンナーレ国際児童画展を見て
今週は、川崎市国際交流センターで開催中のカナガワビエンナーレ国際児童画展を見に行きました。アトリエ5の子供達に自分と同じ年齢の世界中の子供の絵を見て欲しいと小学生クラス全てのクラスで鑑賞しました。私自身も何回も見に行きましたが、会場に行くたびに子供達から新しい発見を教えてもらいました。教えてもらわなければ絶対に気づかなかったことも多く、国を越えて子供同士の秘密のコミュニケーションを見た気がします。描かれている紙や描き方も国によって様々でどんな部屋でどんな風景の中で描いていたのかな?とその国の生活に想いを馳せながら鑑賞しました。 自分達が真剣に作っているからこそ、人の作品から想いを読み取ることが出来たのでしょう。アトリエ5の子供達の書き残した感想カードを読みながら鑑賞する力も一人一人しっかりと育っていることを感じました。この展覧会は17日の日曜日まで開催されています。アトリエ5からも近い会場で見れる貴重な機会なので是非、保護者の皆様も世界の国々の子供達の目を通した日常を感じに足を運んで頂けると幸いです。 カナガワビエンナーレ国際児童画展 川崎市国際交流センターにて12月17日(日)まで開催中
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