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国際児童画展-3
[小学生クラス] 2011.11.23
国際児童画展-3
小学生クラス ◎感想/講師:中家総子 今週は工作はちょっとひと休み。「カナガワビエンナーレ国際児童画展・巡回展」を観に国際交流センターへお出かけしました。会場に展示されているのは世界の子供達が描いた素敵な作品ばかり!世界中、文化や気候が違うように、絵も国ごとに色彩や表現技法が異なっていて驚きます。みんなも興味しんしんに眺めながら丁寧にメッセージカードを書いていました。 特に大賞の作品は格別です。『うし』の絵は黒に赤い線のコントラストが個性的で、画面の隅々まで全部にが気持ちが入っていて、絵を描くことが楽しくてしかたがない熱い想いが伝わってきます。 『ニュージーランドのとり』は背景の青とオレンジとが響き合って非常に美しく、作者は素晴らしい色彩感覚の持ち主です!クレパスで描いた草や虫も押さえになっていて効果的。どのようにしてこの絵が生まれたのか、指導者にお会いして聞いてみたい気分です。 美しい楽しいものばかりでなく、戦争や平和やエコをテーマにした作品もあり、考えさせられる部分もありました。会場にあった作品のひとつひとつから描いた子の息づかいやパワーが伝わってきました。作者の想いや夢中で表現した事がエネルギーになって画面からあふれ出ていてとても感動しました。 観終わった後は、前半のクラスは芝生で紙飛行機やシャボン玉を飛ばして遊び、後半のクラスはアトリエに戻って羊毛でボール作りをしました。普段の制作とは違う楽しい時間をみんなと共有できてとても良かったです。
おおきなかぶ
[親子クラス] 2011.11.21
おおきなかぶ
親子クラス 制作:2011年11月 「おおきなかぶ」 ロシア民話 A.トルストイ再話 内田莉莎子/訳 佐藤忠良/画 福音館書店 ◎感想/講師:渋谷葉子 今から50年も前に出版され、以来、長く読み継がれています。また、国語の教科書にも出てくることでも知られています。このお話は他の出版社からもいくつか出ていますが、子供に分かりやすい言葉とリズミカルな文体、そしてロシア人の方が描かれたのかと思うほど、お話にピッタリの絵が長く読み継がれている理由でしょう。 今回はこのお話を体を使って楽しんで欲しくて、3回に渡って取り組みました。1回目は大きな紙に絵の具で地面を塗り、かぶは和紙をちぎって貼りました。和紙を裂くのは簡単に気持ちよくできますが、ちぎるとなると指先のコツが必要です。途中飽きてしまいそうな作業を「おおきな おおきな かぶにな〜れ」「あまいあまい かぶにな〜れ」の声掛けで支えます。 2回目はお人形作り。染め紙のお洋服、そして色んなポーズで遊べるように関節を割びょうで留めました。3回目はかぶの葉っぱ作り。みどり色の同系色4色を使って描きました。仕上げに黄土色とくちば色をさし色として加えました。さあ、かぶを地面に差し込んだら、みんなで一斉にかけ声! 「うんとこしょ どっこいしょ」「うんとこしょ どっこいしょ」最後はお人形さん達もつながって「うんとこしょ どっこいしょ」 そして、記念写真をパチリ! 制作の後は、彫刻が専門の講師、中家に佐藤忠良さんについて語って頂きました。絵本画家としては有名ですが、実は彫刻が専門であることはあまり知られていません。今年の3月に98才で亡くなるまで、精力的に制作活動をなさっていました。また、子どもの美術教育にも貢献されてきました。佐藤忠良さんは著書「子どもの美術」でこう書かれています。     図画工作の時間はじょうずに絵をかいたり、     ものを作ったりするのがめあてではありません。     じょうずにかこうとするよりも、見たり考えたりしたことを     自分で感じたとおりにかいたり作ったりすることが大切です。 アトリエ5でも目指しているところです。 ☆アトリエ5・親子クラス、只今水曜日クラスの生徒募集中☆ すでに1才半の生徒さんが入会なさっています。「絵本をちゃんと見られるかしら?」とご心配の方、この機会にいかがでしょう。木曜日クラスも若干お席が空いております。 お問合せ:044-411-5154(アトリエ5)
木のオブジェ-1
[小学生クラス] 2011.11.11
木のオブジェ-1
小学生クラス ◎感想/講師:中家総子 先週から冬の工作が始まりました!毎年、秋に観察画をうんと頑張ったごほうびで、音楽を聞きながら、毛糸やフェルトを使ってほっこりと楽しい気分で制作します。今年は、震災や台風など自然災害が続き、特に小さな子供がいるご家庭にとって、まだ不安は消えたわけではありません。2011年を心に刻み、新しい年が幸せを運んでくれる様に、心を込めて作りたいと思います。 今年の春も桜の咲く頃、我々日本人は本当に心が救われる思いでした。その事も忘れない様にと、工作の材料は桜の枝を使います。色味が美しく、形に動きがあるので、組み合わせると自然とリズムが出来て造形的にも面白いです。 6クラス分の約300本の枝は、スタッフで手分けして集めました。私は渋谷先生と一緒に、さくらヶ丘・長寿荘のグランド・神庭緑地まで拾いに出かけました。お天気が良く気持ちの良い日で、枯れ葉でふかふかの地面を踏みしめながら、「この枝、色が綺麗だな〜」「カッコいい形だな…」みんながどんな風に作品を作ってくれるのか、楽しみに思いながら心を込めて拾いました。落ち葉の色が綺麗で秋を満喫できた素敵な時間でした。みんなにも小さいものでいいので、学校や公園で桜の木の枝を拾って来て作品に加えるように声がけしました。 最初の週は、枝の美しい構成を考えて、針金と格闘しながらベース作りをしました。「美しい線の造形」にこだわり、ペンチを使う細かい作業にも挑戦してもらいました。今週から針金の間に毛糸を通して作品のメインになる部分に取り掛かっています。毛糸の配色で作品の魅力が決まるので、みんな真剣に選び、いつもより順調に進んでいます。来週も音楽を聴きながら楽しい気分で制作します。お楽しみに!
ぶどうとアイビー
[小学生クラス] 2011.11.01
ぶどうとアイビー
小学生クラス 秋の観察画 制作:2011年10月 ◎制作のねらい ・旬の果物のもつみずみずしさや色の美しさを五感を使って描く。 ・アイビーの蔓の動きを生かし、主役のぶどうが引き立つ構成を考える。 ・作品全体のバランスや配色を見ながら、おまけのモチーフを描き入れる。 ・モチーフが美しく見える色を考え、同系色の背景で仕上げる。 ◎感想/講師:中家総子   *2週目までの様子はこちら→☆ 3週目は「いちじく」と「みかん」で周りを飾りました。「いちじく」は複雑な色味をしているので難度が高いのですが、今回挑戦してもらいました。1・2週目の制作で自信をつけてくれたのか、みんなから『やるぞ!』という意気込みが感じられ、クレパスを何色も混ぜて奮闘していました。「半分にカットしたいちじく」も用意しましたが、こちらのややこしい色と形にも意欲的に挑戦してくれました。 「みかん」は出始めたばかりで黄色と黄緑が混ざり合った綺麗な色をしています。冬に食べるオレンジ色のみかんと違って、今しか描けないという事を伝えると、色の変化をよく見つけて描いてくれました。週を重ねる毎に子供達の集中力が高まり、描く事に手応えを感じてくれているのが伝わり、今年もこの季節が来たんだな〜としみじみします。 背景の色は去年の観察画と同様に繊細な描写を生かすために同系色に絞り、丁寧に描いてきたモチーフ達が美しく見える色をイメージして作ってもらいました。水筆でにじませながらぼかしの表現で塗りました。果物のみずみずしい感じに似合う仕上がりになりました! 秋の観察画は1年の要になる取組みです。春の観察画の軽やかな気分と違い、集中が深くモチーフの表現が主になるので、今回も何を描いてもらうのか何度も変更があり修正を重ね決定しました。大変だった分、子供達の頑張りや素晴らしい作品が生まれる瞬間を目の前で見ることができ、とても幸せです!10月はみんな存分に実力を出し切ったので今週からはちょっぴり肩の力を抜いて…楽しい冬の工作がスタートします。
細密描写
[小学生クラス] 2011.10.31
細密描写
小学生クラス(高学年)/秋の観察画 制作:2011年10月 ◎制作のねらい ・モチーフを丁寧に観察し、表情や色の変化をとらえ細部まで描き込む。 ・色鉛筆を重ねてモチーフと同じ色を作る。 ・野菜と果物の配置や組み合わせを工夫し、美しい構成を考える。 ・高学年は筆圧のコントロールや、テーブルの影を描くことに挑戦する。 ◎感想/講師:中家総子 今年は高学年の子が在籍しているクラスでは、「細密描写」に挑戦してもらいました。 例年と少し内容を変えたのは9月に練馬区立美術館で行われていた磯江毅の展覧会を観に行った事がきっかけです。磯江は写実の画家です。モチーフの表情や質感を徹底的に描く事はもちろん、長い期間観察し向き合うことで見えてくる、そのモノがもつ空気感や時間の流れをも表現しました。計算された大胆な構図や、光の加減も綺麗でかっこ良く、観察を極めた美しい作品群に心打たれました!みんなにもこの秋、よく観て描いてモノがリアルになっていく面白さを体験してもらえたらと思い今回の取組みに至りました。 モチーフは「ぶどう」と「イチジク」、実家の北海道から送ってきてくれた「かぼちゃ」「玉ねぎ」「えんどう」等です。この中から2つ選んでテーブルの上に構成し、色鉛筆で本物の色に近づくように何度も重ねて塗ってもらいました。 学年の大きい子には描く時の筆圧のコントロールや影にモチーフの固有色を入れる事など、少し難度の高い指導も加えましたが、意欲的に挑戦してくれました。深く集中して取り組んでいる時間が普段よりも長くみんなの眼差しが真剣で、季節の力を感じました! 三週目に周りにおまけのモチーフを添えて仕上げです。描き過ぎは禁物!何回も離れて自分の絵を確認し、作品のもつ緊張感を大切にしながらちょうど良い場所に描き入れました。余白との関係を考えながら仕上げたことで構成に関してもかなり強化できたのではないでしょうか。 私が思っていた以上にみんなの描写力が高く、正直びっくりしています!一人一人が力を出し切って頑張ってくれました。今週みんなの作品を教室内に展示する予定です。送り迎えの際に是非ご覧になって下さい!
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