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ぶどうとアイビー
[小学生クラス] 2011.11.01
ぶどうとアイビー
小学生クラス 秋の観察画 制作:2011年10月 ◎制作のねらい ・旬の果物のもつみずみずしさや色の美しさを五感を使って描く。 ・アイビーの蔓の動きを生かし、主役のぶどうが引き立つ構成を考える。 ・作品全体のバランスや配色を見ながら、おまけのモチーフを描き入れる。 ・モチーフが美しく見える色を考え、同系色の背景で仕上げる。 ◎感想/講師:中家総子   *2週目までの様子はこちら→☆ 3週目は「いちじく」と「みかん」で周りを飾りました。「いちじく」は複雑な色味をしているので難度が高いのですが、今回挑戦してもらいました。1・2週目の制作で自信をつけてくれたのか、みんなから『やるぞ!』という意気込みが感じられ、クレパスを何色も混ぜて奮闘していました。「半分にカットしたいちじく」も用意しましたが、こちらのややこしい色と形にも意欲的に挑戦してくれました。 「みかん」は出始めたばかりで黄色と黄緑が混ざり合った綺麗な色をしています。冬に食べるオレンジ色のみかんと違って、今しか描けないという事を伝えると、色の変化をよく見つけて描いてくれました。週を重ねる毎に子供達の集中力が高まり、描く事に手応えを感じてくれているのが伝わり、今年もこの季節が来たんだな〜としみじみします。 背景の色は去年の観察画と同様に繊細な描写を生かすために同系色に絞り、丁寧に描いてきたモチーフ達が美しく見える色をイメージして作ってもらいました。水筆でにじませながらぼかしの表現で塗りました。果物のみずみずしい感じに似合う仕上がりになりました! 秋の観察画は1年の要になる取組みです。春の観察画の軽やかな気分と違い、集中が深くモチーフの表現が主になるので、今回も何を描いてもらうのか何度も変更があり修正を重ね決定しました。大変だった分、子供達の頑張りや素晴らしい作品が生まれる瞬間を目の前で見ることができ、とても幸せです!10月はみんな存分に実力を出し切ったので今週からはちょっぴり肩の力を抜いて…楽しい冬の工作がスタートします。
細密描写
[小学生クラス] 2011.10.31
細密描写
小学生クラス(高学年)/秋の観察画 制作:2011年10月 ◎制作のねらい ・モチーフを丁寧に観察し、表情や色の変化をとらえ細部まで描き込む。 ・色鉛筆を重ねてモチーフと同じ色を作る。 ・野菜と果物の配置や組み合わせを工夫し、美しい構成を考える。 ・高学年は筆圧のコントロールや、テーブルの影を描くことに挑戦する。 ◎感想/講師:中家総子 今年は高学年の子が在籍しているクラスでは、「細密描写」に挑戦してもらいました。 例年と少し内容を変えたのは9月に練馬区立美術館で行われていた磯江毅の展覧会を観に行った事がきっかけです。磯江は写実の画家です。モチーフの表情や質感を徹底的に描く事はもちろん、長い期間観察し向き合うことで見えてくる、そのモノがもつ空気感や時間の流れをも表現しました。計算された大胆な構図や、光の加減も綺麗でかっこ良く、観察を極めた美しい作品群に心打たれました!みんなにもこの秋、よく観て描いてモノがリアルになっていく面白さを体験してもらえたらと思い今回の取組みに至りました。 モチーフは「ぶどう」と「イチジク」、実家の北海道から送ってきてくれた「かぼちゃ」「玉ねぎ」「えんどう」等です。この中から2つ選んでテーブルの上に構成し、色鉛筆で本物の色に近づくように何度も重ねて塗ってもらいました。 学年の大きい子には描く時の筆圧のコントロールや影にモチーフの固有色を入れる事など、少し難度の高い指導も加えましたが、意欲的に挑戦してくれました。深く集中して取り組んでいる時間が普段よりも長くみんなの眼差しが真剣で、季節の力を感じました! 三週目に周りにおまけのモチーフを添えて仕上げです。描き過ぎは禁物!何回も離れて自分の絵を確認し、作品のもつ緊張感を大切にしながらちょうど良い場所に描き入れました。余白との関係を考えながら仕上げたことで構成に関してもかなり強化できたのではないでしょうか。 私が思っていた以上にみんなの描写力が高く、正直びっくりしています!一人一人が力を出し切って頑張ってくれました。今週みんなの作品を教室内に展示する予定です。送り迎えの際に是非ご覧になって下さい!
わたしのワンピース
[親子クラス] 2011.10.18
わたしのワンピース
親子クラス 制作:2011年10月 ◎感想/講師:渋谷葉子 「わたしのワンピース」 絵と文/にしまき かやこ  こぐま社 まっしろなきれで作ったわたしのワンピース。お花ばたけをおさんぽしたら、あれっ 花もようになった。あめが降ってきたら、あれっ 水玉もようになった… 40年前に出版されてから現在まで150刷を超えるロングセラーとなっています。出版された当時、作者のにしまき先生はまだお若く、お話の結末については出版社の方から色々とご指摘がありご苦労がなさったそうです。でも、幼稚園や保育園の子供達から大きな反響を得て今日に至ります。にしまき先生は絵画教室の先生もなさってたとのこと。子供たちの心により近くにいらしたからこそ、ベストセラーが生まれたのだと思います。 今回はみんなにもステキなワンピースをデザインしてもらおうと、着せ替えのできる絵本を作りました。サインペンの中から好きな色を2色選んでもらい、マル、まる、丸。お子さんが描いたすきまをお母さんがさらにマルで埋めていきます。 最後のページは虹色のワンピース。ひとつ、ひとつ色の名前を言いながら色を塗りました。 主人公のお顔と表紙はお母さん作。お子さんの似顔絵を描かれた方が多かったのですが、みなさん特徴をよく捉えていて、どれも笑ってしまう程そっくりでした。さすがお母さん!! お家でも遊んでもらえるよう、おまけのページもたっぷりと増やしました。是非、楽しんでくださいね。 次回の親子クラスは「おでかけ5」、アトリエ5から井田公園まで秋を探しながらお散歩します。春の頃の景色とどうかわっているでしょうか?楽しみですね。 ***** ◎水曜日クラス開講/生徒募集中! お子さんと一緒に絵本や造形遊びを楽しみませんか? 1クラス5組の少人数制なので、無理なく自然にお友達づくりができます。幼稚園入園前の大切な時期に、親子で楽しい時間を体験しませんか? 日 時/ 水曜日10:30〜11:30(木・金曜日でも可) 費 用/ 体験は1回 1,500円で受講できます。(当日納入) ご予約/アトリエ5 ☎044-411-5154 (水〜金曜日 上記時間)     メールは右の「メッセージを送る」からどうぞ→
ぶどうとアイビー
[小学生クラス] 2011.10.17
ぶどうとアイビー
小学生クラス/秋の観察画 制作:2011年10月 ◎感想/講師:中家総子 涼しくて気持ちの良い日が続き、子供達の集中力も高まってきました。今年の秋の観察画のモチーフは「ぶどうとアイビー」です。子供達は『なぜ?』に敏感です。観察画の時は毎回どうしてこのモチーフを選んだのかを丁寧に説明します。ただ用意されたものを描くのではなく、納得して描く必然性があるとモチーフに親しみが沸き、取組みが深くなるからです。 今年は悦子先生のご自宅の隣の建物が工事中で、日当たりが良くお庭の「アイビー」がぐんぐん伸びました。例年よりも茎が長く葉も大きくとても立派で子供達が描くのに分けて頂きました。『今年しかないスペシャルなアイビー!』ということで、みんな意気込んで描いてくれました。 「ぶどう」は蔓系なので「アイビー」と馴染み、組み合わせて描くのに相性の良いモチーフです。巨峰と甲斐路とロザリオビヤンコの3種類の中から描きたいものを選んでもらい、「ぶどう」のもつなんとも美しい色合いをクレパスの色混ぜで表現してもらいました。描き終わった後はみんなで試食タイム。自分達で描いた「ぶどう」なので特別美味しいかったのではないでしょうか☆ 1週目が「ぶどう」2週目が「アイビー」。レッスンの時間をたっぷり使って一つずつ心を込めて描き進めています。今週はおまけのモチーフで周りを飾ります!
帽子をかぶった渋谷先生
[幼児クラス] 2011.10.05
帽子をかぶった渋谷先生
幼児クラス 制作:2011年9月 ◎制作のねらい  ・帽子というモチーフに挑戦し、画用紙に人物を描く  ・顔を描き始める位置や大きさを考えて描く  ・クレパスの重ね塗りから生まれる新しい色との出会いを楽しむ  ・好きなモチーフを選び、空間を表現する  ・大きな画用紙に描くことで、鉛筆の線に自信をつける ◎感想/講師:渋谷葉子 夏休みに普段できない沢山の経験をした子供達、少しの間にグンと心身共に成長したことを感じます。そして、それは鉛筆の線にも しっかりと表れているから驚きです! 1回目はスケッチブックに描きました。4月に描いたものと比べると画面を大きく使えるようになり、線にも力強さを感じます。2回目は画用紙に挑みます。また、今回は少し難度を上げ、帽子というモチーフに挑戦しました! 描く前にまずはお手本。画用紙に大きく顔を描いて…「あれ、からだ描けるかなぁ?」今度は小さく描いて…「あれ、いっぱい余っちゃった。先生ダメ子さん」失敗を見せることで、子供達は描く大きさをイメージします。そして、自分の頭と肩を触ってみて、顔 よりも体の方が大きいことを感じとったら画用紙に描き始めます。もちろん、みんなが画面いっぱいにバランス良く描ける訳ではありまん。そういう時はムリに大きく描き直すのではなく、おまけのモチーフで空間の画面を構成します。 次にクレパスで色塗りです。コスチュームを選ぶ時のポイントは色。クレパスそのままの色ではなく、何色か混ぜないとできない色 のものを選んでいます。最近は色混ぜにちょっと自信がついてきたので、少しややこしい色の方が子供達のやる気をかき立てます。アトリエ5では不用となった印刷用紙を「試し紙」と呼んでいて、クレパスの色混ぜ実験に使います。混ぜては比べ、より近い色が作れた時の子供達の目はキラキラ輝いています! 仕上げは絵の具です。「お洋服の色に似合う色を作って塗りましょう」筆はクレパスと違ってグイグイと画面に入っていけるので、子供達は絵の具が大好きです。クレパス同様、一色だけでなく幾つか混ぜて色を作ります。そして、作った色が発色良く塗れるよう に一人一人手を持ってバケツから水を運びます。いい色になるか、ならないかは水の分量が決めてです。水の分量をつかめるまでは根気よく何回も手を持って指導しています。 塗り終わったら、立って絵の全体を見渡して完成を決めます。春の観察画よりも更にいい色が作れるようになりました! ぜひ飾って、ご家族のみなさまでご鑑賞ください。
お月さまと影絵
[親子クラス] 2011.10.05
お月さまと影絵
親子クラス 制作:2011年9月 絵本「パパ、お月さまとって!」 エリック・カール/作 もり ひさし/訳 ある晩モニカがベッドに行こうとすると、窓からお月さまがとても近くに見えました。「お月さまと遊びたいな」とモニカが言うと、パパは長〜いはしごを持って、高〜い山の上へとのぼっていきました。エリック・カールの独特な色彩としかけ絵本の面白さが、子供達の心をグイグイと引きつけます。 ◎感想/講師:渋谷葉子 今回は絵本に出てきたお月さまを表現してみました。丸く切ったグレーの画用紙の下にレゴブロックの台を敷き、グレーや白、水色など同系色のクレパスでこすります。ボツボツした模様がお月さまの表情を作ります。また、お母様方には絵の具で黒を使わないでグレーの色を作っていただき、指で点描。更にまたクレパスで… 色を重ねることでとても深い色合いに仕上がりました。 翌週の12日が十五夜でしたから、お月さまを見ながら自分の作ったお月さまを思いだしてくれたことでしょう。次の週は秋の夜長ならではの遊びとして影絵に挑戦してみました。現代の私達は常に明るい中で生活をしています。昔のように薄暗い中で過ごすことは殆どありません。暗い中でもこんな遊び方があるということを知って欲しくて取り組んでみました。 1回目は人形作り。お母様方には空想の生き物を作っていただき、名前や性格、口癖なども考えていただきました。子供達は顔を描き、紙を細く切って髪の毛や手足をつけ、かわいいお人形さんに仕上げました。2回目は影絵の鑑賞会。人形達の性格や口癖を盛り込んでお話を作りました。講師二人での寸劇、あまり練習ができなかったのでドキドキ、バタバタでしたが、みんな喜んで観てくれたので嬉しかったです。 鑑賞したあと、こんどはみんなが動かす番。観たあとなので、早くやりたくてウズウズしていましたよ。大きい子のクラスではお母さんと掛け合いでセリフを言い、熱演! 思わずみんなから拍手をもらい、とってもいい笑顔をみせてくれました。「是非、お家でもやってみます!」という声をたくさん聞くことができ、嬉しかったです。そのあとは、みんなの作ったお月さまを鑑賞しながらお月見ごっこ、お団子を美味しく食べました。 *秋の生徒募集:水曜日クラス増設!体験受付中です。詳しくは講座案内をご覧下さい。→☆
夢の乗り物-2
[小学生クラス] 2011.10.03
夢の乗り物-2
小学生クラス 制作:2011年9月 ◎制作のねらい ・楽しい旅を想像しながら乗り物を描き、外装や内装を工夫して描く。 ・パステル、色鉛筆は重ね塗りで絵に似合う色を見つける。。 ・お友達や先生の様子を絵の中に描き入れることでクラスの仲間意識を持つ。 ・普段のデッサンの取組みを活かし、影をつけたりグラデーションを使って絵作りをする。 ◎感想/講師:中家総子 高学年のいるクラスは画材にパステルと色鉛筆を選びました。パステルは去年の空想画でも使用しましたが、前回と比べて色を重ね濃淡を操りながら描き進める感じが自然に出来ていて成長を感じました。今回のポイントはパステルや色鉛筆のそのままの色でなく、混ぜて微調整して自分の絵に似合う色をつくることです。試し紙に何色も重ねながら乗り物や背景の色を決めました。欲しい色をこだわって作ることは絵作りでとても大切な事です。 デッサンの取組みをしている子は、毎週根気良く続けている成果が作品の中に確実に表れてきていて、表現が深いものになっています。また作品をみんなの前で紹介することで刺激になり、デッサンをしていない子もグラデーションに挑戦したり、互いに影響し合いながら描いている場面が見られました。 これから秋も深まり子供達の集中力も高まってきます。今週から始まる観察画も濃い取組みになりそうです!
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