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おとな /冬の制作合評会『同じ場所に集うこと』
[おとな美術] 2020.12.23
おとな /冬の制作合評会『同じ場所に集うこと』
アトリエ5おとなクラスでは、毎年春と冬に合評会を行っています。 今年はコロナ禍のため、曜日やクラスを超えてお集まり頂き、皆さんで合評会とは行きませんでしたが、各クラス内での合評会を行いました。 本ブログでは、12月19日の土曜日午前おとなクラスでの合評会の様子をご紹介します。   クラス内合評会のため、いつもと違い人数は少なめ。ですが、その分1人ひとりの発表や質疑応答に時間をかけられ、作品の技術的な面だけではなく、制作者の視点や普段の生活で作品とどのように向き合っているかなど、とても深い内容にまで踏み込み事ができました。 「時間が余ってしまうかな…」という講師陣の心配もよそに、想像以上に熱気のこもったあっという間のレッスン時間となりました。   生徒さんの発表や、それぞれの作品に対する他の方の感想・質問を聞いていく中で、絵は1人で描けるものですが、こうして同じ場所で共に制作する事の大切さを改めて感じました。   他人の作品と比べてどちらが上手いかなどと思うのはナンセンスですが、他の方の作品や制作の姿勢から自分に無いものを発見・吸収したり、逆に自分が持っているものを確認したりする事が確かにあるのだと思います。 絵の内容を指導するだけではなく、同じ場所で制作する中で、良い意味で互いに刺激を受けながら高め合って行ける関係が築けるよう、手助けや環境を整備するのも講師の役目なのだと再認識させられました。   昨今のコロナ禍で同じ場所に集い密を作る事は憚られますが、換気や消毒、各自の健康管理など感染対策をしっかりとしながら、皆さんが共に制作を出来る場を提供し続けて参ります。 また、情勢が安定した際には皆さんで合評会ができる事を楽しみにしています。
感じる心のストレッチ
[おとな美術] 2020.10.31
感じる心のストレッチ
コロナ禍により生活が一変して以来、もう半年以上が過ぎました。子どもクラスの保護者様やおとなの方にも「ほぐし」を、との想いから9月に立ち上げた月1回の『おとな図工クラス』。リピーターの方の存在もありがたく、次回で3回目の実施を迎えます。写真は9月の染め物、10月水彩遊びの回の様子です。11月はコラージュ制作、12月に羊毛フェルトの工作を企画しています。 ただこちら図工クラスでの制作の目的は、作品づくりレクチャーというより「素材と場と時間」の提案と提供、と捉えていただく方がしっくりくるように思います。 新鮮な視点を持って、素材や画材を手にとり感じて、手を動かしながら考える。日常の気忙しさから解き放たれ、それぞれの心の中にある快さや美意識と向き合う時間となれればと思っています。そして身の回りのものの美しさや価値に気付き見つめ直したりと、また日常を生き生きと感じるきっかけとしていただければ何よりです。 なので、制作に臨むのに、経験や知識・センスも技術も度合いはあまり関係がなく、どんな方もお手持ちのもので十分です。感性をストレッチさせ、少しリフレッシュした気持ちを作品と共にお持ち帰り下さいね。是非、ご参加をお待ちしております。   【受講ご予約受付中!】 ●11/20(金)コラージュ制作『落ち葉のシルバーレリーフ』 秋の落ち葉や異素材を使い、黒とシルバー基調のコラージュを制作します。葉脈や素材の凹凸を触覚的に楽しむことから始めてみましょう。レリーフ風の作品に仕立てます。   ●12/18(金)羊毛フェルト工作『五つの夢』 寒い季節にほっこりと温かいフェルトに触れ、優しく丸めて形を作ります。その手仕事に想いを込めて。吊るして飾れるオブジェとなります。   ==おとな図工クラス== 毎月第3金曜日 10:00〜12:00 場 所:アトリエ5 定 員:6名 先着順 参加費:材料費込¥3,000(税込)当日納入 持ち物:作品持ち帰り用袋(B4程度) 講 師:山田 稔子  (アトリエ5 幼児/おとなクラス担当) 在籍生徒様のご紹介の方は2回分予約で受講料割引! ☆¥6,000→¥5,500 https://coubic.com/atelier5/440935  
おとな図工クラス開講!参加者募集
[おとな美術] 2020.08.17
おとな図工クラス開講!参加者募集
家事に仕事に子育てに、色々な役割に毎日忙しいおとなの皆様。日々の中の小さな自分時間として、気軽に制作を楽しんでみませんか?図工美術は10代の頃以来、という方も歓迎!五感に集中する心地よさに、心をワクワク遊ばせましょう。新鮮な気持ちで色・形・素材に触れながら、感じることと表すことに取り組むおとなの図画工作ワークショップを開設します。 ・・・・・・・・・・ 毎月第3金曜日 10:00~12:00 (各回完結)  =2020年 秋冬日程・内容= ● 9/18 玉ねぎの皮の絞り染め「秋分のひまわり」 ●10/16 水彩あそび「ある日の空模様」 ●11/20 コラージュ「落葉のシルバーレリーフ」 ●12/18 羊毛フェルト「五つの夢」 ・・・・・・・・・・ 場 所:アトリエ5 定 員:6名 先着順 参加費:材料費込¥3,000(税込)当日納入 持ち物:作品持ち帰り用袋(B4程度)等 講 師:山田 稔子  (アトリエ5 幼児/おとなクラス担当) 在籍生徒様のご紹介の方は2回分予約で受講料割引! ☆¥6,000→¥5,500 9月初旬教室発行のクーポンを受講時にご提示ください ・・・・・・・・・・・ 【お申し込みフォーム】 https://coubic.com/atelier5/440935 24時間受付・空席確認できます *材料等準備のため申込後のキャンセルはなるべくお控え下さい。体調不良等やむを得ない場合は2日前までに同サイトよりご連絡下さい。
美意識を携えて写真を撮ってみよう
[中高生クラス] 2020.05.18
美意識を携えて写真を撮ってみよう
若葉を濡らす滴りに耳を澄ませ音より知る季節の移ろいは、日ごとに過ごし方を変えてみるのも面白いことを教えてくれます。中高生の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。今年度もクラスを担当する本田です。お久しぶりですね。進級や進学、普段の学校生活がままならない状況で、煩悶を重ね夜更かしなどしていないでしょうか。風の噂では学校からの課題がどっさりだとかなんだとか。何かと忙しい中、絵を描くことから遠ざかってしまっているかもしれません。しかし、如何な状況であれど自分の感覚を磨くことは可能です。例え筆を握らずとも、今だからこそ教室では出来ない美術の学びがあります。今回はお手軽に出来る方法を提案しますので、是非試みて下さい。   ☆絵画的写真を撮ってみよう 絵を描くような気持ちをもって写真を撮ってみましょう。構図や構成、色彩バランスの勉強になります。「どのように捉えるか」を意識し、普段とは異なる作品性を考えた写真を目指しましょう。 【準備】 スマホ、またはデジカメ 【方法】 室内、または近所で気になったもの、見つけたものを写真に撮る。 【注意】 写真を撮る際は、周辺に気をつけましょう。また他人のプライバシーを守り、安全を考慮して行いましょう。 【コツ】 概ね油絵制作の始まりに行っていることと同じです。これらを大切に行ってみて下さい。   ①対象との距離を変えてみる。 撮りたいものを見つけたら、すぐにシャッターを切らず、近寄ってみたり離れてみたりしてみましょう。それだけで見え方に変化が生まれます。   ②視点の高さを変えてみる。 直立した自分の目の高さからではなく、座ってみたりしゃがんでみたり、見上げたり見下ろしたり、さらに斜めになってみたりしてみましょう。少し変えるだけで異なる面白さに気が付きます。   ③余白をつくってみる。 撮りたいものを画面の真ん中にいれるばかりではなく、少しずらして撮ってみましょう。絵と同じで、背景となる周辺部分の「余白」をどのように扱うか、時にはその「余白」を主役として考えてみましょう。   ④なんでもないものを面白くする。 撮りたいものが見つからない!と言う場合は、特にこだわる必要はありません。何でもないものを撮ってみましょう。その際①~③のコツを意識し、コラージュや油絵を制作しているように、どうしたら面白い画面になるか考えることが大切です。猫やタピオカじゃなくても、例えば机の角や何でもない壁の汚れも、撮り方によってよいモチーフとなります。むしろその方が、実は面白くなることが多かったりもします。     如何でしょうか。普段の油絵制作の初めに行っている構図・構成の工夫を、今回は写真で練習してみるという訳です。写真なので何枚も撮ることができますし、何よりお手軽です。デッサンする時間や気力がないよ…という場合でもこれならできそうですね。たくさん撮っていくうちに、何が良い構図か、どうすれば美しい構成となるのか段々分かってきます。そしてさらに自分がどういうものを美しいと思っているのか、自分なりのものの見方を知り美意識の参考資料として新たな気づきも与えてくれます。大切なのは「工夫してみること」です。「映え」など気にせず挑戦してみて下さいね。  
おとな/画材で変わる同じ形
[おとな美術] 2020.05.16
おとな/画材で変わる同じ形
生徒の皆様いかがお過ごしでしょうか。 土曜日午前おとなクラス講師の横山です。 まだまだ油断はできませんが、一部緊急事態宣言が解除されたりと、少しずつ明るい兆しが見えてきましたね。皆様と講座で再びお会いできる日が待ち遠しいです。   さて、先週のブログでは、気負わず目に留まったものを軽く描いてみる事をご提案しました。 とはいえ、そう次々に描いてみたいものが出てこないという方や、あらかた描いてしまったという方もいらっしゃるかも知れません。 そこで、今回は気になったモチーフや場面を色々な画材や方法で描いてみる事をお勧めしたいと思います。   同じモチーフでも、異なる画材や方法で描いてみる事で、絵の中で広がってくる景色は全く違うものになりますし、モチーフの捉え方も変わってきます。 是非色々な描き方を楽しみながら、今まであまり使った事がない画材や方法で描いてみて頂ければと思います。 新しく画材を購入するのは難しいかも知れませんが、お家の中で眠っている画材や、身の回りの物でも意外と描けますので試してみてはいかがでしょうか。   自分でも、色鉛筆の粉を指で擦って描いた作品。ペンで描いた作品。透明水彩で滲みを活かした作品。と3パターン描いてみました。 他にも、パステル、クレヨン、またチラシなどを使ったコラージュ作品なども考えられます。 また道具も鉛筆や筆だけでなく、手や爪楊枝、割りばし、スポンジなど色々と画材で遊ぶ感覚で使ってみると楽しいですし、新たな発見もあるかと思います。   講座が再開した際には、是非お家で描いたもの、作ったものを見せて頂けますと嬉しいです。
おとな/5月の緑のシルエット
[おとな美術] 2020.05.14
おとな/5月の緑のシルエット
日射しが眩しい日も増え、植物の新芽はいつの間にか逞しくくっきりとした緑に変わってきました。どんな生活の中でも、季節は裏切らずに巡っていることを実感し、少し心を救われます。 晴れた日は思い切り外で体を動かしたり遠くへと足を伸ばしたい思いもありますが、明るい光がたっぷり射し込むおうち時間も良いものですね。キラキラと緑豊かな外の光を感じながら屋内でできる制作をご提案します。   『植物のシルエットを写す』 1、道端の雑草や庭木の小枝などの身近な植物を、無地のクリアファイルに挟み込みます。この時重なりがなるべく少ないように気をつけます。葉など多すぎて摘み取る場合や、テープで固定する場合には、不自然さがないか注意しながら行います。 2、1を窓ガラスに貼り、さらにコピー紙を重ねて貼ります。映し出されたシルエットを尖った硬めの鉛筆でなぞって線描きしていきます。 3、窓から紙を剥がし、細めの筆に墨汁をつけて鉛筆の線を描き起こし、さらに中を均一に塗りつぶしていきます。より手軽に筆ペンでもできますが、滲みに注意しましょう。 4、できた作品を、葉書や短冊、円形・扇型など色々な形にリフレーミングしてバランスを探ったり、また手芸や工芸などの装飾図案として用いるのも楽しいと思います。   取り組んでみると、 光に透ける緑と紙がただ綺麗で、そして線を抽出するだけでも自然の形は美しいと気づきます。普段目に止めないような雑草でも。写生とはまた違い植物の特徴や構造美を捉えやすくなり、また平面的な形として扱うことで構成の美意識やデザイン感覚を磨く機会にもなると思います。 無心になって没頭出来るのもいいところ。描きたいものが浮かばない時にも、何かしら手を動かしていれば自ずと技は研がれますし、集中する心地よさでリフレッシュ出来ます。 新緑の今、様々な植物のシルエットをコレクションしてみて下さい。
特別講座のご案内
[おとな美術] 2020.05.13
特別講座のご案内
      すっかり朝型になり、朝食前に少し絵を描いたり、平和公園へ散歩に出かけたり、健やかに籠り中の辻です。 皆様も何か新しい習慣はありますか?是非教えて下さいね。 さて、通常クラスは今しばらくの辛抱ですが、私が担当する特別講座は、定員を絞り開講しているのでご案内致します。   【庭の写生会】開講 まず、朝の凛とした空気に包まれながら、互いの距離や向きに配慮して庭の植物写生を行いました。真剣に鉛筆を走らせ、何度も色を重ねて描き込む内に、いつもの感覚が蘇り、すっかり表情が解れていました。今週も開催するので、ご都合付く方は是非ご参加下さい。お待ちしております。   場所:主宰 辻悦子の自宅(庭) ・人混みを避け裏通りから辻の自宅(アトリエから徒歩数分)へお越し下さい。 ・場所が分からない方はアトリエ5の前からお電話下さい。お迎えにあがります。 ・雨天の場合は庭で花を選んでから教室へ移動します。   日程:5/14(木)・5/16(土)  時間:9:30〜11:30 対象:中高生クラス・おとなクラス  定員:5名(先着順) 受講料:税込3,000円 *モチーフ付き 当日納入 ↓  詳細は予約ページをご覧下さい。 . 【大人の絵本の会】開講 日時:5/29(金)18:00〜19:30(17:30〜入場可) 場所:寺子屋三左蔵/https://www.sanza-gura.jp 〒211-0068 川崎市中原区小杉御殿町2-111 JR南武線・東横線・目黒線・武蔵小杉駅より徒歩12分 定員:6名(先着順) 参加費:500円(当日納入) ↓  詳細は予約ページをご覧下さい。 . 【木版画講座】開講 日時:5/24(日)13:30〜16:30 場所:アトリエ5 定員:4名(先着順)OBOGの方も是非! 受講料:3,300円×全6回 当日納入 ↓  詳細は予約ページをご覧下さい。 . 【6月開講について】 通常クラスは、現段階では6月から開講の予定です。なお、明日5/14(木)の国の発表を受けて諸々判断し、5/23(土)に改めてご報告致します。   【近況やご相談】 長いお休みですが、ご家族の絆が深まったり、暮らしの中に様々な工夫をして楽しんだり、新たな気付きもありますね。講師陣にメッセージ(お手紙?)があれば、お気軽にお寄せ下さい。   また、遠方から通学の方や、学校再開で6月中はまだ生活環境が整わないと懸念される場合など、再開に向けてご相談やご要望がある方は随時ご連絡下さい。なお、担当講師と協議する為、返信にお時間を頂く場合がございますが、予めご了承下さい。 連絡先(辻):https://coubic.com/atelier5/contact
おとな/日常の形
[おとな美術] 2020.05.09
おとな/日常の形
生徒の皆様お久しぶりです。 土曜日午前おとなクラス講師の横山です。 いかがお過ごしでしょうか。ご自宅での時間を過ごされている方、必要があり出勤されている方、様々だと思います。 長い自粛生活でお疲れの事と思いますが、そんな中のちょっと一息に軽く絵を描いてみてはいかがでしょうか。良い気分転換にもなるかと思います。   画材や絵を描く環境もご家庭毎に違い、なかなか集中して取り組むというのは難しいかも知れませんが、今お持ちの画材で30分程で少し描いてみる、という事であれば簡単に始められるのでないでしょうか。 私も家にある画材、色鉛筆やペンでポストカードサイズに数枚描いてみました。 こんな時ですから、モチーフも気負わずなんでも良いと思います。 部屋にあるふと目に留まったもの。近所を散歩している時に見つけたもの。お家時間で作った料理。昔取った写真から、など身の周りにあるものを描いてみるだけでもちゃんと絵になります。 なかなか普段はモチーフとして取り上げないようなものでも、この機会に描いてみると意外と素敵!といった事もあると思います。   なかなか外に行けなくて歯がゆい毎日ですが、日常の中から1つずつ形を拾ってみると、そのような中でも生活が少し豊かになると思います。 美術という観点から、自分の身の回りを見つめてみる良い機会にもなるのではないでしょうか。 無理のない程度で、是非絵を描く時間を少しでも取って頂けましたら幸いです。 また、感染が収まり講座が再開した際には、生徒の皆様と絵についてお話しできる時間を楽しみにお待ちしております。
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