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山田/日本画:細密描写「枝」
[デッサン油絵] 2014.04.21
山田/日本画:細密描写「枝」
日本画クラス /2013~2014年 秋冬 ◎ 感想/講師:山田 稔子(土曜日午後クラス) 日本画クラスの方々の作品を紹介します。 アトリエでのキャリアも長く、表現力のある四名です。 これまでの様々なモチーフの写生や技法の習練を踏まえ、 秋冬にかけ基礎演習として「枝」の細密描写に取り組みました。 枝切れ一本という一見地味なモチーフ。背景もなしです。 意図やねらいは後回し、まずは写生。素直に対象と向き合うことを通して、 何が自分の心に響くのか、それぞれの美の感覚が導き出されます。 写生で捉えた対象の姿を墨の線で丁寧に写し取り、形を定めます。 最初の色・水干絵具での下塗りには、表面に見えている木肌の色ではなく、 「対象の内側に感じる色、感触や重みの印象の色」を選び置いてみました。 朱があれば緑もあり、紫に紅色と、それぞれの捉え方の違いが現れました。 ここから、重ねて複雑な色を表現していく彩色描写がスタートです。 土や貝殻・鉱物でできた顔料と膠を、皿の上に指でゆっくり滑らかに溶く。 筆に含む水分量に気を配る。筆先を立てるか寝かせるかで違う絵の具の降り方。 塗った絵の具が、紙の上でよく乾いているか、表面温度で確かめる。 日本画の制作は、非常に触覚的です。 時間がかかりますし、扱いのコントロールが微妙です。 ほんの少しの加減で変わる効果との呼応で進めます。 一進一退に思えても、日進月歩。皆さん丁寧に、根気よく、 そして少しずつ着実に勘を身につけていかれる過程が見てとれました。 細密描写ですが、単なる見た目の写しではない実在感を目指します。 それは、対象そのものと、描く人の間にあると思います。 そこにその人の個性が表れるのではないでしょうか。 想いも、描きぶりも、四者四様。 完成時には、背景にスっと空気が抜け、主題がふと立ち上がるような感じがありました。 それぞれの方の持ち味が滲み出て、シンプルながら味わい深い作品となりました。 今回の制作で得た感覚を、是非次回作にも活かしてゆきましょう。
おとな美術:木炭デッサン
[デッサン油絵] 2013.08.28
おとな美術:木炭デッサン
デッサン・油絵クラス  2013年8月  ◎ 感想/講師:本田雄揮(木曜日クラス) 通常はそれぞれ異なる内容、ペースで制作を行っている木曜夜のデッサン・油絵クラス。 しかし今回は、夏の特別講座として全員で『木炭デッサン』を行いました。教室の真ん中にモチーフを組み、それを取り囲んでデッサンをします。 モチーフは石膏像の『マルス』や水鉢、ロープ、ミラーシート。普段のデッサンでは見ることのない大きなモチーフ群はなかなかの迫力。置いてあるだけでもなんだか面白いです。 木炭デッサンとは、描画用木炭を用いたデッサンのことで、専用の木炭紙、ねり消しごむ、食パン、ガーゼなども使用します。食パン?ガーゼ?いったいどう使うの?と皆さん不思議に思うでしょう。 同じ『デッサン』でも、鉛筆と木炭では道具はもちろん、描き進め方や考え方に大きな違いがあります。 今回はその違いを感じながら、新たな角度でものを観察、表現することが目標でした。皆さん描き始めは木炭の扱いに少々手こずりながらも、徐々に工夫を重ね、技法を習得していきました。 木炭の粉を重ねたり、手で押さえたり、食パンで取ったり、ねり消しごむで白い部分を描いたり…。 全3回では少し短かったかもしれませんが、なんとか納得のいくところまで粘り、それぞれ今までにない、新たな作品が完成しました。 終わって聞いてみると、難しかったけれど、新鮮で面白かったという意見がとても多く、是非また機会を見つけ行おうと思います。 鉛筆デッサンよりも画面とのやりとりが直接的で、試行錯誤がしやすい木炭デッサン。ここで得た感覚は、きっと他の表現活動でも活かすことができると思います。秋の制作も張り切っていきましょう。
おとな美術:デッサン「緑一連」
[デッサン油絵] 2013.08.01
おとな美術:デッサン「緑一連」
デッサン油絵クラス(土曜日午前クラス) ◎松永晴子/2012年4月入会) これは、デッサンの基礎を終え、ようやく自分の好きなモチーフを組めるようになってからの作品になります。今まで、ガラスのコップやボックスティッシュなど、つるつるスベスベしたものを中心に描いてきたので、今度は正反対のものにチャレンジしたいと思いました。 そこで組み合わせたのが樹の切り株です。「木を使いたいんです!」と相談したら、グッドタイミングで、本田先生が調達してきてくださったものがアトリエにありました。 樹にかかっているのは、緑、茶、白…など彩り豊かな首飾り。これは、アクセサリーを作るのが趣味の母親が、祖母にプレゼントしたものをうちから持ってきました。 切り株に関しては、木肌の質感や、凸凹と統一性のないところ、またそのものの重さを表現するのが難しかったです。鉛筆の使い方も、筆圧を変えてみたり、緩急をつけてみたりと、それまでと違う描き方をすることになり新たな発見がありました。また、大小さまざま、色も形もさまざまな石を繋ぎ合わせた首飾りを描写するにあたっては、手前側と奥の描き分けに気を遣いました。 素材の違う二種類のモチーフですが、上手く溶け合ってくれてよかったです。「緑一連」というタイトルをつけましたが、樹と首飾りのひとつに繋がったさまを感じとっていただけたら嬉しいです。
おとな美術・春の感想(Y様)
[デッサン油絵] 2013.06.09
おとな美術・春の感想(Y様)
◎辻悦子 いつもブログをご覧頂き、誠にありがとうございます。 庭の花の写生、秋谷での5の会、ジュエリー講座など、おとなクラスの春は充実していました。また、この6月から日本画クラスの講師に山田稔子が就く事になり、年間カリキュラムも安定感があり楽しみです。これから体調を崩しやすい季節になりますので、皆様どうぞご自愛下さい。 *****「新しい美しさを発見し、日々の暮らしに取り入れていく。」***** Y様/女性(土曜日午後クラス) 絵が描けるようになりたいという気持ちを何年もくすぶらせていおり、以前からアトリエ5が気になる存在でした。敷居を高く感じていましたが、お友達(小学生)が通っていることをと聞いて、体験に行ってみました。 まずは基礎から教えていただける事、個々の実力に向き合って指導してくださることが解って、社会人になって十うん年、初めて土曜日に習い事をすることに決めました。恥ずかしながら、仕事が忙しくなると、気持ちの余裕が減っていってしまいますが、土曜日の決まった時間に、仕事ではないことをすることは、私の生活に変化を持たすことができるようになった思います。 3月末に体験に参加して、4月から教室に通い始めて2ヶ月半経ちました。花の時期は2ヶ月ほど、花の写生をするということで、花を「愛でる」心を学びました。今、私の視界は色彩のグラデーションに広がりを持ち、草花の造形にも興味があふれるばかりです。正直、花かぁハードル高いなぁと思いながらも、1年後の花の時期にどれくらい絵が変わるか楽しみね!と先生に励まされながら、なんとか必死で描きました。 6月に入り、今日から元のプログラムに戻って、しっかり基礎を教えていただけると言うことで、自分の底力を付けるためにもしっかり学びたい(描きたい?)と思います。 入会してすぐに、先生に紹介していただいたアントニオ・ロペス展、すごく感動しました。アントニオ・ロペスの「最初にうける感動を表現する能力は現実の世界を正確にコピーする技量や正確さとは別のものなのです」と言う言葉も、将来の私が本当だなーと、思えている事が秘かに目標です。 今まで本当に絵と言うものは自分の人生のなかで漠然としたものでしたが、アトリエ5に入会してみて、先生の紹介してくださる美術館に行って自分の好きな絵を探したり、先生のお持ちの画集を見せていただいて、様々な絵に触れ合ったり、前田川の散策、砂浜にオブジェを作るために裸足で砂の上を歩き回るなどの非日常な体験をした5の会や、サロン5のジュエリークラスにも参加することができて、絵を描くという事だけではなく、少しずつ自分の毎日が変わっていくようで、ドキドキしています。
おとな美術・春の感想(M様)
[デッサン油絵] 2013.05.26
おとな美術・春の感想(M様)
◎辻悦子 いつもブログをご覧頂き、誠にありがとうございます。 こども美術コースの制作風景や作品群を随時掲載していますが、おとな美術コースは各自の制作内容が異なるため、掲載の機会が少ない事を反省し、生徒の皆様のご協力を得て、各自の感想を寄せて頂く事になりました。できれば季節毎にご紹介していきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【春の感想】 M様/女性(土曜日午前クラス) 油絵・デッサンクラスで絵を描き始めてから1年が経ちました。入会してからしばらくは、デッサンの基礎表現を学んでいました。今は、基礎課程を終え、自分の好きなモチーフを組み合わせて、ひとつ上の表現に挑戦しています。 私のいる土曜午前クラスは、生徒の年代も幅広く、描いているものも油絵あり色鉛筆ありと様々ですが、和やかで落ち着いた時間を過ごさせてもらっています。自分の制作もさることながら、まわりの皆さんの作品が仕上がっていくのを見るのも、楽しみのひとつです。 先生からも、そのときそのときに応じたアドバイスをいただいて、無理に作品を仕上げなきゃと焦ることなく、自分のペースでモチーフと向き合うことができていると思います。 また、先生宅のお庭から摘んできた花をを描くことも多く、最近ではつつじやパンジーを描きました。ひとつの植物をじっと見つめる機会に恵まれたためか、このごろ、道端の自然の彩りによく気付くようになりました。 朝、仕事に行くの疲れるなぁと思いながら歩くその道にも新緑があって、晴れた日に目にすると元気を分けてもらった気がします。私は、あまり花の名前を知らないのですが、これを機に、少しずつ覚えていけたらいいなぁと思っています。
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