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いけばなスイッチ
[いけばな] 2017.09.27
いけばなスイッチ
    講師:吉田香倫(草月流師範)   朝晩は吹く風もひんやりして涼しくなり、幾分か過ごしやすくなってきました。今回のこども生け花、秋のレッスンのテーマは「秋色の生け花」です。日差しは強くても、視覚からも秋の訪れを感じてもらおうと用意したものです。   紅葉のユキヤナギ、深紅や橙のダリアと、実が可愛らしいヒペリカム・キャンディフレアー、葉の色が紫がかったドラセナ、青々としたものとあえて枯れかかった黄色のハランを組み合わせました。 毎回お世話になっている辻邸のお庭は、どの季節に訪れても、木々や草花の美しさに心が安らぐとても素敵な空間で、今回もハランを提供していただきました。   これらの花材を一つ一つ手に取り、生けていくわけですが、こどもたちの所作がとても美しいのです。 “さぁ、生けるぞ”とスイッチが入るのでしょうか。特別に教えたわけではないのですが、背筋が伸び、指先まで凛としていきます。大人でも着物を着ると背筋が伸びる、あの感じに似ているように思います。気持ちを切り替え、自分の世界を楽しんでいるように見えます。いい緊張感です。   一度切った茎や葉は元には戻せません。やり直しがきかず、違ったなと思えば、別のやり方を考えなければなりません。けれど失敗なんて恐れていないし、常に前を向いています。そのいい緊張感の中、仕上がる作品はどれも素晴らしい出来。   保護者様の見学が自由なので、生けている過程をおうちの方に見てもらえるのも、このクラスの魅力の一つだと思っています。身についていく感覚を大切に、これからももっともっと生けてもらえたらと思います。   ** お知らせ **   【草月いけばな展】 来月(10月25~30日)にお花の展覧会が日本橋で開催されます。家元や草月の今を代表する作家の作品を見ることができます。 http://www.sogetsu.or.jp/event/2016/2015102911397_1.html   【レ ミルフォイユ ドゥ リベルテ】 こども生け花クラスで使用している花材は、ららテラス武蔵小杉内にあるお花屋さんで仕入れています。花の種類も豊富で、新鮮なものばかりなのでオススメです。 http://www.lalaterrace-musashikosugi.com/floorguide/1f-11100/?p=817 是非、どちらも足を運んでみてください。   *** 予告 ***   【おとな生け花クラス】 ご見学の保護者様からの熱いご要望にお応えして、いよいよ2018年の早春に開講予定です!初めての方でも基礎から順にやりますのでご安心下さい。 ・素敵に花を飾ってみたい。 ・我が子に教えてあげたい。 ・自分の時間を楽しみたい。etc… そんな方にオススメです。1回完結の単発クラスです。2月末・木曜日午前中でご都合の良いお母様方、いかがでしょうか?詳細は12月配布のクラスだよりでお知らせ致します。   【こども生け花クラス】 ご好評を受け、2018年度も初夏(6月)初秋(9月)の年2回、土曜特別講座として開講予定です。生け花は、空間の構成力や配色のセンスが養われ、季節感と共に美しい所作や情緒も身に付きます。詳細は来春4月配布のクラスだよりでお知らせ致します。
朝の時間
[ツジエツコ] 2017.06.16
朝の時間
梅雨入りしましたが、今日も夏日の様です。皆様、ご体調いかがでしょうか? 私は、開講30周年を機に、次のステージを目指して生活のリズムを整えているところです。ずっと夜型で朝が苦手だったのに、先月から朝食前に1時間絵を描く様になり、調子が良いのでしばらく続けてみようと思います。 いつも色鉛筆は主にファーバーカステルの水性色鉛筆を用いているので、織物の様に色が重なるだけでなく、雫で滲む部分もあります。「点々で何を描いているの?」と突っ込まれそうですが、ようやく下地ができたところです。1本ずつ細い糸の様な線を重ねて面を構成していくのは地道ではありますが、慌てず静かな気持ちで取組む事ができて、油彩や水彩には無い魅力だと思います。 また、この様に抽象的な表現も、こどもクラスでは「聴想画」として、形のある物だけでなく五感で感じた事を、もっと素直に表現できないか?と、考案したのが始まりです。今月は、幼児クラスも小学生クラスも、お水たっぷりで教室はびしょびしょですけれど、、美しい色彩が響き合いとても楽しそうです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ =おとなクラス・生徒募集= 【木曜日午前クラス】10:30〜12:30 月3回 講師:辻悦子 小学生や中学生のお子様がいらっしゃるママさんが在籍中で、絵に没頭する時間は「自分を取り戻すオアシス〜♪」と好評です。初心者の方は鉛筆デッサンから始めて頂き、その後は季節の花や果物を中心に色鉛筆画や油絵などお好きな画材で楽しく表現して頂けます。 絵が好きだけど子供がいるから無理と諦めていた方は、是非お気軽に見学にお越し下さい。技術面だけでなく様々な情報交換など楽しい休憩タイムもございます。なお、お子様が在籍中やOBOGの方は、体験レッスンが無料になります。まずは、お気軽にお問合せ下さい。お待ちしています。 【お問合せ】 アトリエ5☎ 044-411-5154(休:日曜日)  入力フォームはこちら↓ ご相談もお気軽にご記入下さい。 https://atelier-5.com/contact    
気持ちが伝わるように
[いけばな] 2017.06.06
気持ちが伝わるように
    土曜特別講座 こども生け花クラス 講師:吉田香倫   今年の初夏のレッスンのテーマは「涼を感じる生け花」です。 ブルーの花のデルフィニウムと白色のカラー、デンファレと、新緑の季節だから楽しめる明るい黄緑色のリョウブと濃い緑色のスグリの葉を用意しました。そして、今回も主宰の辻邸のお庭から、たくさんのヤツデと白の斑が美しいギボウシとアイビーを提供していただきました。   たくさんの花材の中から、自分でどれを使うか選びながら生けるのは、楽しくもなかなか難しいことかもしれません。初夏の鮮やかな緑をふんだんに使い、ボリュームがあるけれど、清々しく涼やかな作品になっていきました。   「この葉をみせたい」「この花はこの位置にくるようにしたい」など、具体的にどうしたいかを考えてきます。経験を積んでいる子は考えつくことが早くなっていました。 基本の花型や技術、知識を身につけることだけが目標ではありません。 言われたことをこなすのではなく、どうしたら自分で“素敵だな”、“いいなぁ”と思えるものが作れるのかを一緒に考えていきます。自分の思いを表現することがとても大事です。その思いが作品を見た人に伝わるように。 最後に作品を披露する時間は、それぞれが達成感に満ちたとてもいい笑顔をみせてくれました。これからが夏本番。暑い日が続いたら、生け花をして涼やかな気分になってほしいと思います。   作品と制作風景はfacebookのアルバムをご覧下さい。→☆   ********************* 次回9月23日(土)秋の生け花レッスンは早くも満席になりました。
こども生け花クラス・生徒募集!
[いけばな] 2017.05.23
こども生け花クラス・生徒募集!
5月だというのに初夏の陽気が続きますが、皆様お元気お過ごしでしょうか?さて、今年も草月流師範の吉田香倫先生をお迎えして、「こども生け花クラス」の特別講座を開講します。 写真は昨年の様子です。詳しくは当ブログの「こども生け花」をご覧下さい。毎回参加の方も初めての方も、花材の美しさを引き出す基本を学びながら、のびのびと楽しく表現しましょう。お母様も同席されて、ご一緒にご覧頂けます。子ども達の瑞々しい感性に、きっと感動されると思います。アシスタントに辻も入りますので、この機会に是非ご参加下さい。 非会員の方も受講可能です。6月の回は残席僅かとなっていますので、ご予約はお急ぎ下さい!なお、花材の準備のためキャンセルはご遠慮願います。どうぞ宜しくお願い致します。 【土曜特別講座 涼を感じる生け花】 日時:6月3日(土)10:30〜12:00 (次回は9月23日) 対象:幼稚園児年中〜小学生 定員6名 保護者参観自由 受講料+お花代:2,000円(税込)前納/非会員の方は当日               ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *定員に達し募集は終了致しました。 *次回9月23日の回も残席僅かとなっています。 お申込み:電話044-411-5154(先着順)      *業務時間外はこちらが確実です。↓ https://atelier-5.com/contact 
気持ち新たに
[ツジエツコ] 2017.04.07
気持ち新たに
御進学御進級、誠におめでとうございます。アトリエ5でも今週から新年度が始まり、庭の花桃で祝い花を添えてみました。各クラスの担当講師は、以下の布陣で気持ち新たに臨みます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。= 新年度の担当講師 =幼 児クラス:山田稔子 福田希美小学生クラス:本田雄揮 春日千尋子供上級・子供油絵クラス:本田雄揮(辻)中高生クラス:本田雄揮 吉田一民おとなクラス:辻 悦子 山田稔子 横山大河・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■幼児クラスと小学生クラス恒例の自己紹介とクロッキーで盛り上がり、クラス作りとしてはまずまずのスタートです。ワイワイ楽しい時とシ〜ンと静かな時のメリハリを、まず体で覚えて欲しいと思っています。次週からは春の空想画が始まるのでワクワクですね!■子供上級・子供油絵クラス1レッスン2時間の小学生高学年対象のクラスです。鉛筆デッサンで描写力を付けているので、春の静物画はド〜ンと充実のモチーフ設定です。たっぷり時間をかけて制作しましょう。■中学生高校生クラス長年通う生徒さんなので、各自が制作のねらいを定めて新作に挑む感じです。高校生になるとF10号と画面が大きくなるので、気力だけでなく体力も必要になります。また、学業と部活動との両立も先輩からコツを学び頑張ってほしいです。■おとなクラス新しい技法の開拓や苦手分野の克服など、春期は柔軟に捉えていきます。そろそろ新緑の季節到来で、お天気が良ければ庭の写生会で心もリフレッシュして下さい。土曜特別講座も各種ご用意致しますので、表現の幅を広げましょう。・・・・・・・・・・・・・・・・【春の入会キャンペーン】お陰様で3月末でほぼ定員に達したのですが、一部に欠員がございます。入会をご希望の方はお早めにご連絡下さい。*お問合せ:https://atelier-5.com/contact 
自分で選び、自分で決める
[いけばな] 2016.09.27
自分で選び、自分で決める
    土曜特別講座 こどもいけ花クラス ◎感想/講師:吉田香倫(草月流師範)   今回は“秋”を意識した花材を使用しました。 トウガラシ類の実、ワレモコウやケイトウなどいけ花で使う秋の代表的な草花、そして今回も主宰の辻邸からヒュウガミズキ、チャノキ、ハランを提供していただきました。   みんなに同じ花材を使ってもらいますが、枝ぶりや実のつき方、葉の大きさなど、ひとつとして同じものはありません。これらの花材を見せ、子どもたちに自分が「これ使ってみたい」と思う枝や葉を選んでもらいました。同じものを選んだ時はジャンケンで。運もありますが、生ける前の花材を選んでいる段階からいけ花は始まっています。   ハランは青々とした葉ですが、2年ほど前に切り乾燥させてあえて茶色や黒っぽくなった葉も取り入れました。それを選ぶか選ばないかも生けながら決めていきます。全部の花材を必ず使い切らなければいけない、などのルールもないので、“あえて使わない”という選択肢もあります。   それらを自分で考え、選びます。   手にとって生けてみたけれど、「やっぱり違った。交換してもいい?」などの声も。 「ちょっと(茎を)切っちゃったんだけど…ごめんなさい」とも。 そう思う気持ちを聞けて嬉しく感じました。いろいろ試すことも、生の植物を扱っているということを意識できることも生けるにあたって、とても大事だと思います。   経験者も初心者もとてものびのび生けることができました。生け終えた時の表情がみなとても誇らしく、満足のいく作品ができたと感じてくれていたら嬉しいです。   ***************** 2017年度も土曜特別講座「こどもいけ花クラス」開講予定 詳細は決まり次第アップ致します。  
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