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おとな/日常の形
[おとな美術] 2020.05.09
おとな/日常の形
生徒の皆様お久しぶりです。 土曜日午前おとなクラス講師の横山です。 いかがお過ごしでしょうか。ご自宅での時間を過ごされている方、必要があり出勤されている方、様々だと思います。 長い自粛生活でお疲れの事と思いますが、そんな中のちょっと一息に軽く絵を描いてみてはいかがでしょうか。良い気分転換にもなるかと思います。   画材や絵を描く環境もご家庭毎に違い、なかなか集中して取り組むというのは難しいかも知れませんが、今お持ちの画材で30分程で少し描いてみる、という事であれば簡単に始められるのでないでしょうか。 私も家にある画材、色鉛筆やペンでポストカードサイズに数枚描いてみました。 こんな時ですから、モチーフも気負わずなんでも良いと思います。 部屋にあるふと目に留まったもの。近所を散歩している時に見つけたもの。お家時間で作った料理。昔取った写真から、など身の周りにあるものを描いてみるだけでもちゃんと絵になります。 なかなか普段はモチーフとして取り上げないようなものでも、この機会に描いてみると意外と素敵!といった事もあると思います。   なかなか外に行けなくて歯がゆい毎日ですが、日常の中から1つずつ形を拾ってみると、そのような中でも生活が少し豊かになると思います。 美術という観点から、自分の身の回りを見つめてみる良い機会にもなるのではないでしょうか。 無理のない程度で、是非絵を描く時間を少しでも取って頂けましたら幸いです。 また、感染が収まり講座が再開した際には、生徒の皆様と絵についてお話しできる時間を楽しみにお待ちしております。
まぜ色のすゝめ①
[小学生クラス] 2020.05.08
まぜ色のすゝめ①
窓を望めば陽光が鮮やかにみどりを輝かせ、爽風が若い枝葉を揺らしています。ご無沙汰しております。小学生クラス担当の本田です。今年度もよろしくお願い致します。 小学生クラスの皆さんはいかがお過ごしでしょうか。このような事態の中で続く普段とは異なる生活、何かと不便に感じることが多いですね。眼前の不安に、つい嫌な気持ちが先行してしまいがちですが、生きていく中では「こんな時もある」とゆったり考えることも、また必要だと先生は思います。お天気のように、雨の後は必ず晴れ、時には美しい虹が見えることを信じ、一刻も早くまた、太陽のような笑顔の皆さんと楽しく制作出来ることを心から願っています。 そんな中、小学生クラスとして先生が皆さんにやって欲しいことを考えたのでここで紹介します。     ☆まぜ色カードづくり~今日の気持ち色の巻~ レッスンではおなじみのまぜ色、今回はカードで一日一枚「今日の気持ち色」を作って並べていってみよう。 変化の少ない日々でも、ちょっとした違いがあることが分かり楽しいですよ。   【準備】 ・クレパス ・画用紙(やや厚めの紙ならなんでもOK) ・新聞紙 ・はさみ ・ティッシュ   【やり方】 ①画用紙をはさみで手のひらサイズの四角に切り、カードを作る。(大体一辺5~6センチがおすすめ)   ②クレパスの中から「今日の気持ち」に合った色を3~4本選び、カードに重ねてぬっていき「まぜ色」をする。必要であれば新たなクレパスを選んで色を追加していく。すみずみまでていねいに、がんばってぬってみよう。  ※汚れない様に新聞紙の上で行いましょう。   ③しっくりくる新しい色ができたら完成!カードの裏に「今日の日にち」と、考えた「新しい色の名前」を書く。  ※その他に、使った色や、簡単な説明を書き足してもOK。 【ポイント】 ・「今日の気持ち色」には色々あります。ランラン、モヤモヤ、プンプン、げっそりなど、その日の気分を考え、それによって使うクレパスを変えてみましょう。 ・どうしても「今日の気持ち」が思いつかなければ、「今日のできごと」でもOKです。その日あったことを思いだし、まぜ色してみましょう。 ・クレパス同士を新しく出会わせてあげよう。あまり使わない色やまぜたことのない色には発見があります。 ・クレパスの先が汚れたら、ティッシュでみがいてあげよう。簡単にピカピカになります。     一気にたくさんのまぜ色カードを作ってもよいですが、一日一枚と定め行うと、その一枚がとてもていねいなものとなります。とりあえず一週間やってみるのはいかがでしょうか。たまってくるとまぜ色日記帳、まぜ色カレンダーもできますね。ちなみに写真のまぜ色カードは先生の一週間と少しです。ずっと家にいても、結構違う気持ちになっているんだなあ、と分かりました。一際目立つ赤いものは、その日作ったカレーが辛すぎた色で、色名は「口の中が火事色」です。 是非お試しあれ。          
おうちで鑑賞 のご提案
[こども美術] 2020.05.07
おうちで鑑賞 のご提案
今年度の幼児クラス/木曜午前・土曜午後のおとなクラスを担当します講師の山田です。皆様とのご対面を心待ちにしつつ、ひとまずはこの場をお借りしてのご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。 長引く自粛生活の中、それぞれのご家庭で工夫を凝らしてお過ごしの事かと思います。お家でお絵かきや制作には取り組まれていますでしょうか?落ち着かない日々ですが、心の日常も取り戻したいですね。 描きたい気持ちを盛り上げるのに、美術鑑賞から入るのはいかがでしょう。大人も子どもできる対話型「美術鑑賞ルーレット」をご提案します! 【用意するもの】 ・鉛筆・ルーレット(プリントするか、手がきでもOK) ・テーマにしたい作品(手持ちの画集などからでも。できれば大きくして観られると◎)   【遊び方】 1、絵をしずかにじっと見つめましょう(20秒程) 2、ルーレットの中心の●に鉛筆を立てて、倒れた鉛筆がさしたところの質問に答えましょう。どうしてそう思ったのかも言葉にしてみましょう。 一人ででもできますが、誰かと絵を観るのは楽しいものです。全く異なる感じ方に出会えるかもしれませんし、自分の感動に共感をもらえるとより嬉しくなりますね。ゲーム感覚で、五感で感じる事をきっかけに「いいな」や「おもしろい」を広げたり深めたりしてみましょう。   多くの美術館も今は休館中ですが、『Google Arst&Culture』という世界の美術館や文化遺産をオンラインで鑑賞できるとても画期的なサービスの存在を知りました。超高画質・豊富なデータで、様々な美術にアクセスできます。長い歴史も広い世界も、美術から繋がりを感じることができます。ぜひ一度覗いてみて下さい。 数々の名作名品に目を奪われつつも、個人的にノルウェーの「国際子ども美術館」で子どもたちの描いた作品群に惹かれました。元気を貰えます! それではまた皆様にお会いできる日を楽しみにしています。
「朝の庭の写生会」やります!
[おとな美術] 2020.05.06
「朝の庭の写生会」やります!
  皆様この連休は如何お過ごしでしょうか?昨夜の地震にも驚きましたね。重ねてお見舞い申し上げます。 . 行動制限が続く今こそ美術の力で皆様を応援したいと願い、3月は「らくがき5」、4月は「おうちで5」そして5月は「虹色セット」の販売も試みました。どれも講師陣の得意技が活かされ、多方面でもご賛同を頂き嬉しく思います。ご参加頂いた皆様、誠にありがとうございました。 事態の終息までは長丁場なので、気が向いたら時々「おうち時間」を楽しんで下さい! snsへの投稿も随時お待ちしています!   *アトリエ5のスタッフ紹介(更新):http://atelier-5.com/about/staff   さて、緊急事態宣言の延長を受け、5月は「おそとで5」?として、庭の写生会をご提案致します。感染リスク低減の各項目にご協力を頂いたうえで、ご都合の良い回にご参加下さい。なお、3蜜対策のため中高生とおとなクラス在籍の方を対象としています。ご了承下さい。 . 【庭の写生会】 ・風薫る五月、、庭の植物の瑞々しい美しさに触れ、活力を取り戻しましょう! ・清々しい朝の庭を満喫して下さい。テレワークでお疲れの方は描かなくても◎ ・外出自粛の要請中なので定員を絞り開講します!ご遠方の方はご免なさい、、 ・人混みを避け裏通りから辻の自宅(アトリエから徒歩数分)へお越し下さい。 ・場所が分からない方はアトリエ5の前からお電話下さい。お迎えにあがります。 . 【場 所】主宰 辻悦子の自宅(庭) 【日 程】三日間限定   *雨天の場合は庭で花を選んでから教室へ 5/9(土)・5/14(木)・5/16(土)  【時間】9:30〜11:30     【対 象】中高生クラス・おとなクラス  【定 員】5名(先着順) 【受講料】税込3,000円 *モチーフ付き 当日納入 . 【用意するもの】 スケッチブック・鉛筆・色鉛筆・簡易椅子又はビニールシート 帽子・タオル・飲み物・感染予防(除菌シートなどある人) *天候により上着など調整できる服装でお越し下さい . 【受講の注意】 健康:基礎疾患が無く平熱であること。咳くしゃみが出ないこと。 予防:玄関で手の消毒をして下さい。マスク着用は必須です。 距離:休憩時も集まらず一定の距離を保つ様ご協力下さい。 飲食:3蜜対策のため水分補給のみです。ご了承下さい。 時間:3蜜対策のため延長はできません。ご了承下さい。   〜久々の絵画の時間をお楽しみ下さい〜 緊急連絡先(辻):https://coubic.com/atelier5/contact 【庭の四季】 〜季節の移ろいを愛で、瑞々しい感性を大切に〜 アトリエ5はこれからもこの庭と共にあります。 過去のブログ写真もこの機会に是非ご覧下さい。 http://atelier-5.com/blog/salon5-akiya/salon5/niwa
限定!『にじいろセット』販売します
[blog] 2020.04.30
限定!『にじいろセット』販売します
おうち時間、いかがお過ごしでしょうか。もっとお絵かきや工作がしたくても…そろそろお手元の材料も少なくなってきていませんか? このたび、日時・数量限定で、材料やさんを開きます!   【場所】アトリエ5  【日程】5/2(土)〜5/4(月)の三日間 【時間】9:30〜10:30 *売り切れ次第終了 【商品】1日に各色2セットの数量限定販売   教室で眠らせているだけではもったいない素材の数々…豊富な紙類、ビーズやヒモ、モール、魅力的なナゾ素材も、どーんとおすそ分け。虹色で揃えてセットにしました。 1回500円のくじ引きで、なに色のセットが当たるかお楽しみ♪何が入っているかもお楽しみ♪ (さらに「らくがき5 」シートのおまけ付き!) まず#虹色コラージュ で並べて遊んだあとは、切ったり貼ったり、何か好きなものを作ってみましょう。お手持ちのものと組み合わせたり、みなさんの自由なアイデアで楽しんでいただければ、素材もきっと大喜びです! コラージュも作品も、ぜひ写真を撮って下さいね。SNSへの投稿も大歓迎です。     ※開店は街に人通りの多くない時間帯としています。出来るだけ人混みを避け裏通りからご来店下さい。 ※スタッフはマスクと手袋を着用し、商品の準備・販売にあたります。 ※予約・お取り置きは対応しておりません。
【速報】全クラスで5月のレッスンを休講
[お知らせ] 2020.04.29
【速報】全クラスで5月のレッスンを休講
木々もすっかり芽吹き、季節は早くも初夏を思わせる陽気ですが、思う様に外出もできず残念ですね。生徒の皆様、ご家族の皆様はお変わりないでしょうか? さて、緊急事態宣言に伴い4月を休講と致しましたが、中原区の感染者数の増加とブレーメン通り商店街の過密という地域性を鑑みて、現段階では5月も休講止む無しと考えています。 本来ならば学校の再開時期に準ずるのが筋ですが、生徒の皆様とスタッフの安全を最優先し、今しばらくの辛抱と判断致します。 【受講料】 お預かりしている4月分のお月謝は6月分に充当させて頂き、在籍費等の徴収はございません。 【おうちで5】 この様な時にも楽しみを見つけて頂ける様、「おうちで5」をfacebookとInstagramで発信しています。是非お友だちにもご紹介下さい。 https://www.facebook.com/etsuko.5 https://www.instagram.com/atelier5_kids/ 【次回の投稿】 今後の方針については、緊急事態宣言下での成果分析を受けた上で、5月23日(土)に改めてアナウンス致します。 何卒ご理解頂けます様、宜しくお願い申し上げます。 【休講中のお問合せ】 https://coubic.com/atelier5/contact ・・・・・ 【お知らせ】 なお、新型コロナウイルス関連の情報は「お知らせ」にまとめる事に致しました。 スマホ版の方も下方にスクロールして頂くと新着情報をご覧頂けます。ご説明が足りず申し訳ございませんでした。
【おうちで5】にご参加下さい!
[ツジエツコ] 2020.04.17
【おうちで5】にご参加下さい!
生徒の皆様 保護者の皆様 こんにちは。主宰の辻です。外出自粛が続きお疲れの出る頃と思いますが、皆様如何お過ごしでしょうか? 昨日16日には、緊急事態宣言が全国にも拡大され、本日の東京都の感染者数は200名を越えました。川崎市でも感染者は増加傾向にあります。5月の開講についても既に懸念されますが、連休明けの学校開校?の判断など状況を注視し、4月27日(月)に改めてお知らせ致します。 【おうちで5】 3月にご好評を頂いた「らくがき5」の続編として、「おうちで5」を始めます。各講師の持ち味を活かした素敵企画を、ご家族ご一緒にお楽しみ下さい。もちろん無料です。 ①虹色コラージュ:辻悦子 まず、お家にある同系色を集めて並べて遊ぶ「虹色のコラージュ」を始めました。 facebookで毎日更新し、instagramでも「#虹色コラージュ」にまとめています。 お好きな色からチャレンジしてみて下さい。7色が揃ったらスライドショウにしてもきれいです☆生徒さんだけでなくパパやママ、アトリエ5の卒業生、関係者、応援団の皆様とご一緒に楽しみたいと思います。 こんな時だからこそ美しい色彩に元気もらいましょう〜♥️是非写真を撮って投稿して下さい。お待ちしています。皆様どうかお元気で〜1日も早くお会いしたいです♡ =次週のご案内= とても楽しい内容です。どうぞお楽しみに!お友だちにもご紹介下さいね☆ ②こいのぼりの巻:奥原幸絵 ③おりがみ5/兜:渋谷葉子 ④ポップアップ5/上之山見奈子
幼児 絵画/自分いろ満開
[幼児クラス] 2020.03.22
幼児 絵画/自分いろ満開
講師:福田希美 冬から春に。子どもたちは心のパレットにたくさんの色を広げて、清々しい表情で歩んでいました。 ◇てぶくろ◇ ハサミ・サインペン・色鉛筆・羊毛などを用いて、とびきり暖かいてぶくろを作りました。 てぶくろの柄をデザインしながら子どもたちの会話は止まりません。 「この前刺繍やった時みたいに、ちゃんと縫ってあげなきゃね。」「そうだね!」と糸の線を施したり、暖色と寒色に分けた色鉛筆を見て「私全部あったかい色で描こうっと」「でも今日寒いから僕は冷たい色にする。でも中はあったかいの。」と色選びを楽しんだり・・ 手袋を自由に彩りながら「見て!こんな模様になった!」「(色鉛筆混ぜたら)こんな色になった!」とお披露目し合う姿も。そんな時は必ず誰かが「わっ、なんか〇〇みたいだね」「可愛いね」「おもしろっ(笑)」など明るくコメントしてくれます。 気づけば、これまで毎回初めに「できないかも。」「難しそう。」と呟いていた子も、今回は黙々とペンや鉛筆を走らせていました。勢いのあるその線は手袋からはみ出して、おまけに今にも紙からはみ出しそう。結局お迎えの時間がきても止まらずに、しばらくお母さんに待っていただいた程でした。 翌週、つくった手袋の中に羊毛をしのばせると、子どもたちはニンマリと笑みを浮かべます。周りに、てぶくろを求めてやってきた動物やお友達などを描き込むと「ここにゾウが入って、ここにネズミが入るんだけど、入れないよーって困ってるの」など、それぞれお話の世界が広がります。 帰り際「それ欲しいな・・」と羊毛の切れ端を求める子がいました。 「いいよ。でも羊に分けてもらった大事な毛だから、大事にしてくれる?」と聞くと「大事にする!」と意気込みます。 みんなでほんの一握りの羊毛を両手で包んで「かわいい」「ふわふわしてるね」「動物園のにおい・・」など呟きながら帰って行きました。 あの羊毛は今、各ご家庭でどうなっているのでしょうか・・ ◇私の名前◇ 自分の漢字を書きました。「漢字の中に込めた願い事、お母さんに聞いてきたかな?」と投げかけると、照れた表情で名前の由来を教えてくれました。 大切な名前。その漢字の線ひとつひとつを大切になぞり、形を捉えます。 複雑な形を紐解きながら「あ、ここにカタカナのロが隠れてる!」「ここがすごい長い。」など発見を楽しむ子も居れば、黙々と練習を重ねる子も居ました。 年少さんが難しい漢字を書き上げると、年長さんたちが覗き込んで「すごい!年少さんなのに書けてる!」と大騒ぎ。その子も嬉しいやら照れるやらでクネクネと小さくなり、“恥ずかしい。でも、すごいでしょ?”と言わんばかりの表情で私を見つめます。 大切な漢字を書き上げると、まずはそれをサインペンの丸で優しく包み込みます。 私が「丸って、なんだか嬉しいね。いいことがあると丸もらえたりするでしょう?」と言うと、ある子は「うん!だってトゲトゲがなんにもないもんねっ!」と言いました。 大事な名前を丸でデザイン。丸。丸。丸。いろんな丸。とにかく丸。 仕上げに絵の具を乗せると・・丸の線を丁寧に避けて塗る子や、薄くのばした絵の具を大胆に丸にかぶせて滲みを楽しむ子など様々です。自分が描いた線への配慮や画材の反応を楽しむ姿に感心し通しで、つい見入ってしまいました。 一生懸命作った作品が完成すると必ず聞こえるのは「早くママに見せたい」の一言。 ご家族からもらった大切な名前の大切な作品。誇らしげに持ち帰る様子がとても頼もしく見えました。 ◇春のお花(観察画)◇ アトリエのドアを開けるなり「わ!お花?!今日これ描くの?」と察しが早い子どもたち。「ぼく絶対この花描きたい!」「私これにしよっかなぁ。でも色がちょっと難しそう・・」「え、簡単だよ、多分〜、肌色とか混ぜるといいと思う。」「肌色?!」と、まだ始まりのご挨拶もしていないうちに前のめりに会話が進みます。 みんなでお花の名前を覚えて改めてモチーフのお花と対面。 自分の描きたい花を各自花瓶に挿して観察を始めると、さっきまでの賑やかさが嘘のように、子どもたちの目は真剣そのものでした。 描きたい角度をじっくり見定めたり、花弁の枚数を数えたりと観察の様子は様々。また色作りも、“試し紙”の上でクレパスを何度も混ぜながら実物と照らし合わせ「なんか違う」とため息をついたり「あ、そっくりの(色)できた!」と目を輝かせたりと、様子はやはり様々。 研究に研究を重ねた試し紙はカラフルで、私が思わず「わ、きれい」と呟くと「本当だ!」「パレットっぽいね」「なんか美味しそうな色ばっかりできてる(笑)」と互いの試し紙を覗き込むシーンもありました。 画用紙に次々と「これだ」という線を引き色を乗せ、最後は絵の具で仕上げます。 今年度さいごの絵の具。制作のポイントなど説明は最低限に、ただ「大事に描いたお花のことを考えて色を作ってあげてね。お花が喜ぶ筆の使い方をしてね。」と伝えました。 あえて同じ色を作り続ける子。お花を囲ってデザインする子・楽しげに筆を弾ませる子・・それぞれのペースで黙々と自分の作品と向き合います。 完成すると、「できた」の一言とともに達成感に満ちたため息が響きます。 そんな中ある子が誇らしげに「先生、紹介(講評)して!」とリクエスト。 入会当時は緊張の表情を浮かべていた女の子。「紹介して」の声はとても明るく、手元の作品はその子の笑顔と一緒で、まるで花束のような幸せな世界でした。   自分の表現を喜び、自信を持って仲間に披露できる事。またそんな仲間がいる事。こういう事がきっと、これから生きる日々の糧になっていくのだと信じています。 そしてそれは大人が培ったものではなく、みんながそれぞれの表現を重ねながら、一緒に育ち合ったからこそ得られたのもだと思います。 4月からまたひとつ大きくなる子どもたち。 ちょっと違った環境で再スタートではありますが、子どもたちの中ではきっと今も延々と続く表現の道の真っ只中です。 新たな画材・技法・友だち、そして自分自身と出会い、これからも自分の色を大切育んで欲しいと願っています。 . ==入会をご検討の方== <春の入会キャンペーン> 新年度クラスに若干の空きがありますが、3月は新型コロナウィルスの影響もあり体験会や見学会は控えてきました。今後の状況にもよりますが、4月から体験レッスンをお受けする予定です。日程など詳しくは予約ページでご確認下さい。 HP: http://atelier-5.com/class/little-child Blog: http://atelier-5.com/blog お問合わせ:https://coubic.com/atelier5/contact
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