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小学生高学年 工作/人生のメリーゴーランド
[小学生高学年] 2018.08.27
小学生高学年 工作/人生のメリーゴーランド
残暑厳しい折、夏休みも終わりを迎え、またそれぞれの日常が始まろうとしています。合評会や美術鑑賞会など、盛りだくさんだった高学年油絵クラスの夏。イベントの合間を縫って、特別制作である工作『私のオルゴール』も進めていました。短い制作時間でしたが、こだわりを持ち続け、イメージしたことを形にする粘り強さは春よりも増し、見事な作品へとなりました。 今回のテーマとなるオルゴールのメロディーは『人生のメリーゴーランド』。ジブリの映画で使用されていた名曲です。曲から想起された色や形を、粘土や特注のガラス石、ポスターカラーを用いて仕上げていきます。オルゴールを包むドーム部分やその上に飾られるオブジェ、たくさんの種類や色の中から選んだガラス石、丁寧につけられていくポスターカラーは、作者毎に様々。普段使用しない道具を使って、立体だからできること、今だからできることが存分に発揮されていました。手を動かしながら考え、こちらの予想の一歩も二歩も先を見据えて突き進む姿は、本当に、ものをつくることに対しての実力が備わっているのだと嬉しくなるばかりでした。 これから少しずつ大人へとなっていくあなた達へ、何かに挫けそうになったり、疲れてしまったりした時は、いつでもこのオルゴールを回して下さい。静かに響くメロディーと共に、この夏、この教室で仲間達と過ごした時間を思い出し、再び歩き出す為の力として下さい。ずっと大切にして下さいね。
【報告】海外レジデンス「ラトビア」
[中高生クラス] 2018.08.23
【報告】海外レジデンス「ラトビア」
中高生クラス講師(金曜日):吉田一民 今年の夏に1ヶ月ほどラトビアの方に行っていました。目的は向こうで3週間ほど滞在して絵画制作をして来るというものです。滞在制作は主にヨーロッパやアメリカではメジャーになっているもので、今回のような現地で制作することをアーティストインレジデンスと言います。プログラム期間は年単位から数ヶ月と季節を問わず色々あるのが特徴です。 私が今回のレジデンスに参加する目的は、海外で制作し発表するという機会を作ってみたかったということと、体力のあるうちに行っておきたいと考えたからです。実際に、制作が始まると非常に忙しく朝から晩までほぼスタジオにこもることになり、毎日クタクタになって寝るといった感じでした。ワークショップや助成金をもらっての制作など充実している所もありましたが、語学や現地の事前調査など、自分に足りない所も実感することの方が多く反省も多いレジデンスもあったと思います。今後も機会を見つけて参加出来ればと考えています。 最後に、レジデンス期間はアトリエ5の授業に出ることが出来ずご迷惑をおかけしました。また、フォローして頂いたスタッフの方々に感謝をしたいと思います。
小学生高学年 中高生 鑑賞/夏の美術鑑賞会
[小学生高学年] 2018.08.17
小学生高学年 中高生 鑑賞/夏の美術鑑賞会
夏期休暇の直前である先週の金曜日、高学年・油絵・中高生クラス合同による毎年恒例『夏の美術鑑賞会』を行いました。今年は横浜美術館で開催されている『モネ それからの100年』を鑑賞、OG、保護者の方も含め20名以上の参加となり、当日は台風も心配されましたが、幸いお天気にも恵まれ、夏らしい日差しと共に充実したイベントとなりました。皆様ご参加ありがとうございました。 美術館到着後、学芸員さんによるレクチャーを受け、印象派の代表であるモネの作品と、それらが後世に与えた影響などを解説して頂き、興味がグッと深まったところでいざ鑑賞。大盛況で混雑する中、一枚一枚の作品毎に自分の感想をメモに取る子、友達と意見を交わしながら楽しく進む子、初めて目にする技法、表現に食いつく子など、時間はいくらあっても足りない程。保護者の中にも「しっかり見ます」と音声ガイドを借りて絵画の世界に浸る方も。なんとなく、流しつつの鑑賞を行わないのは、自分の制作に、真剣に取り組んでいる証拠。ここにあるのは全く別の世界のものではなく、繋がっているという感覚、日々の制作の延長線上に、目の前に飾られている作品があるという確信、仲間であるという意識。それらがそれぞれの鑑賞をいかに豊かで実のあるものにしてくれているのでしょうか。きっと、ここでの発見が秋の制作に活かされ、花開いてくれることでしょう。 軽い昼食を頂き美術館を後にし、教室に戻ってきたらお楽しみのかき氷会。クラス、学年を超え、皆ワイワイガリガリかき氷を作っていきました。こんなところでもこだわりを忘れず、それぞれがなんだかやたらと美味しそうなトッピングで仕上げたかき氷で涼を感じる中、普段の制作では見せない、解れた表情で仲を深めていく生徒達。この親睦も、彼らの成長の一助となることは、もう言うまでもありません。クラスが違っても仲間がいる、それはとても心強く、とても嬉しいことです。   夏の開放の中で見つけた『仲間』が、これからのあなた達の制作をきっと力づけてくれることでしょう。   横浜美術館『モネ それからの100年』 https://yokohama.art.museum/
小学生 工作/変わらない美しさ
[小学生クラス] 2018.08.13
小学生 工作/変わらない美しさ
続く暑さの中、いかがお過ごしでしょうか。7月からスタートした小学生クラス夏の工作『いきものモザイク』も、8月に入り、徐々に完成作品が増えてきました。モザイク画の特徴である、色面の組み合わせによる美しさ、絵画に似て実は異なるその性質を、細かい作業が続く中で根気よく理解し、何より楽しんでいた子供達。それぞれが選んだ生き物はもちろん、モザイクチップの色、大きさ、余白の作り方など、どこをとってもその子らしい、とてもステキな制作となりました。もうすぐ完成の子も、無事終えたら作品を紹介していきたいと思います。あと少し、頑張りましょうね。 今回の工作をスタートする時、講師である私から皆に『ずっと大切にできるものにしよう。皆がおじいちゃん、おばあちゃんになってもそばに置いておけるものを作ろう』と言いました。モザイク画の歴史は相当に古く、そして現在でも尚その美しさを保持できるといった強固な性質を持っています。それらの特性を活かし、今自分が考えた美しさを、真剣に向き合った時間と共にずっと形に残して欲しい。花火のような一瞬の美しさもありますが、完成から長い時間をかけ鑑賞者と触れ合うことによって、作品自体の普遍的な美しさの中に、新たな意味や価値が生まれることを知って欲しい。それこそが作品を作り続ける意義のひとつであることを、ちょっとだけでも感じて欲しい。そのような事を考えていました。 今回の作品をずっと、ずっと大切にし、込めた思いを、未来の自分に届けて下さい。
中高生 油絵/継続と挑戦と分岐点
[中高生クラス] 2018.08.11
中高生 油絵/継続と挑戦と分岐点
高学年油絵クラスから約1ヶ月後、中高生クラスでも木、金曜合同で春の制作合評会を行いました。お越し下さった保護者、高学年クラスの生徒、OGの皆様、お忙しい中誠にありがとうございました。 大きくなったキャンバス、今まで知らなかった下地や陰影への理解、描いたことのないモチーフ。戸惑い、悩みながら4ヶ月の制作を『継続』と『挑戦』をもって乗り切ってくれた皆さんの発表、一人ずつの言葉が完成作品に一層の魅力を与えていました。油絵具の限りない可能性へと踏み出し、それが自己を見つめ、世界を広げ始めた中学生、高校生である皆さんの内面と調和され、『自立した表現への始まり』となった、そんなことを感じます。 今まで仲間と同じ道を歩んできたその中で、自分だけが感じた美しさ、変化する環境、新たな目標により、自然と異なる道を見つけ、それぞれが枝分かれしていく。分岐点を知る。見つけた道の到達が何なのか、現時点で明確ではないとしても、先ず以って道かどうかも分からないとしても、今は自分が僅かでも信じた可能性、表現を追い求め、一歩二歩と、自信を持って進んでいくこと。ずっと制作を続けてきた中で、分岐点を知り、道なき道に一歩、踏み込んだこと自体に価値があることを理解すること。本をただせば同じ道を歩んだ仲間が、同様に自分の見つけた場所を踏み進んでいること。それらを胸に、また新たな制作へと向かって欲しいです。皆さんの『継続による挑戦』、大変嬉しく思います。
おとな/初級基礎デッサン合評会
[おとな美術] 2018.07.27
おとな/初級基礎デッサン合評会
7月21日土曜日に、おとなクラス初級者基礎デッサンの合評会を行いました。 今年度よりおとなクラスのクラス数を増設した事もあり、新しくご入会された方が増えましたので、曜日を超えてお集まり頂き、皆さんの作品を見ながらの講評と生徒さん同士の自己紹介を行いました。   アトリエ5では、新規ご入会の方にはまず基礎を身に付ける意味で、鉛筆デッサンから始めて頂いています。 線の練習、紙コップ、グラデーションスケール、ガラスのコップなど、それぞれの課題をクリアしていく事で、だんだんと生徒さんがステップアップしていけるようにカリキュラムを組んでいます。 今回の合評会では、課題ごとに全員の作品を並べ生徒さんにもコメントをもらいつつ、講師がモチーフごとの特徴や課題の狙いを解説しました。   作品を並べてみて改めて感じましたが、同じモチーフを同じ画材で描いていても、本当に作者によって違いが出るのだなと思いました。 筆圧や線の引き方、使っている鉛筆の種類など人それぞれ違います。どの描き方が正解という事はないので、モチーフごとに自分の感じた事を最大限表現できるよう、色々な描き方に挑戦してみて欲しいです。   また生徒さんの自己紹介では、ご入会の経緯や普段のお仕事、アトリエで絵を描く時間が生活にどんな影響を与えているかなど、通常のレッスンではなかなか聞けないような話をお聞きする事ができ、我々講師陣にとっても実りある時間でした。 その方のバックボーンを聞くと、作品の傾向と重なり合う部分もあり「なるほど!」と腑に落ちる部分も多々ありました。   初級の方は、約1年間基礎デッサンの課題が続きます。基本的な物の見方や描写のテクニックを学ぶ事ももちろん重要ですが、自分がモチーフから感じ取った事を一番大切にして欲しいと思います。 自分がモチーフのどのような所に注目し、それを最大限紙の上に表すにはどうしたら良いか考えながら色々な方法を試してみて下さい。それを繰り返す事で自然と絵も変わっていき、枚数を重ねるごとに素敵な作品が出来上がっていくと思います。 これから皆さんの作品がどんな風に変化していくのか、我々講師陣も楽しみにしています!
幼児 工作とお絵かき/レッスンの余白
[幼児クラス] 2018.07.25
幼児 工作とお絵かき/レッスンの余白
猛暑というより酷暑という日々が続いています。一番暑い時間帯のなか汗をかきかきアトリエにやってくる子どもたちを、冷やしたおしぼりと飲み物で迎えると、ほっとした表情に。   夏のアトリエは工作シーズン。今年の幼児クラスでは粘土を使っています。むにむに、ひんやりとした感触に思わず「気持ちいい〜〜」との声。自在に変化する粘土とガラス素材を組み合わせて「夏の雲」をテーマに制作しています。 形を作って乾かして、色を塗って乾かして…と工程がゆっくりなので、完成を楽しみにしながら、レッスンのおまけ時間に「なつのお絵かきドリル」にも取り組んでいます! こちらはスケッチブックにサインペンで、楽しいお題にあわせて絵の続きを自分で考えて描き入れます。遊び心がくすぐられるお題に含み笑いをしながら描いている様子。あまりに楽しそうなので、夏休みの宿題にしました。また8月に、おかわりのドリルを用意しています。 目標に向かってコツコツ作ることとまた違った、気ままで自由な鼻歌のようにスラスラと出てくる線の面白さ。リラックスして描いたそれに今のその子の素の姿や世界観を垣間見るような事もあります。子ども時代の子どもならではのこんな何気ないお絵かきも大切に残したいという想いからの、レッスンの余白での取り組みです。是非、日常でもたくさん描いてほしいです! …………………………………………………… ☆幼児クラス 年少〜年長さん募集☆ 月3回の幼児クラスでは、前期は募集を年中さん〜としていましたが、体力や好奇心も充実してきた年少さんも9月からのご入会が可能となります!これまでに年少親子クラスを受講された方は体験無料となります。初めての方も、予約ページよりお申し込み下さい。 【日 程】体験クラス= 8/30(木)      通常クラスに体験参加= 9/6(木)・9/7(金) 【時 間】いずれの日程も15:00〜16:00 【内 容】人物クロッキー、他 【参加費】通常1500円→500円 ご予約はこちらから↓24時間受付 *なお、月1回の「年少親子クラス」は諸事情により現在休講となっておりますのでご了承下さい。
親と子の造形あそび/「夏のお花」小麦粘土
[親子クラス] 2018.07.23
親と子の造形あそび/「夏のお花」小麦粘土
時:2018年7月18日(水)11:00〜12:00 所:NAYA enjoyspace(武蔵新城駅から徒歩5分) 講師:渋谷 葉子 「ミ〜ン、ミンミン」と夏休みの始まりを鳴いて知らせる蝉が、7月の初めに「ジ〜ッ」とひと月も早く油蝉が鳴いていたのにはビックリでした。 汗びっしょりかきながら、いつものメンバーが集まりました。ママ達の挨拶の会話に子ども達も加わります。2歳は言葉の獲得が著しく飛躍する時期なんですね。おしゃまな言い回しや自分の気持ちをストレートに出す会話に大人達は大笑いして場が和みます。 今月のテーマは小麦粘土。ちょうど今、開催している「かこさとし展」に合わせて「からすのパンやさん」の絵本を導入に小麦粘土をこね始めました。ボールに粉と水を入れて混ぜます。ドロドロ、ベタベタ、しっとりと変化する様子をじぃーっと見つめ、そぉーっと触ります。自分のほっぺとどっちが柔らかいかな? 暫く感触を楽しんだら、夏のお花「ひまわり」を作ります。まずは真ん中のマルを麺棒でコロコロ。食紅で黄色く染めた粘土で花びらをつけていきます。最初はイメージが湧かず、思い思いの物を作っていた子ども達でしたが、初めて使う道具に興味を持ち、次第にお花になっていきました。 仕上げの花の芯は青と黄色を混ぜて、お団子を作ります。「あおくんときいろちゃんだ!」前回の制作ですっかりお話の虜になったYちゃん。「仲良しになって、仲良しになって」と絵本の言葉を言いながら色混ぜを楽しんでいました。 緑と青の色画用紙の上に並べ、素敵なひまわり畑ができましたよ。 . 【7月の活動報告】詳しく紹介して頂きました。↓写真多数☆ http://midorinakurashi.blog.fc2.com/blog-entry-158.html . 【8月のご案内】8/22(水)ボディペインティングで遊びます。 ご予約:みどりなくらしmidorinakurashi@gmail.com ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・ 【かこさとし展】 川崎市民ミュージアムにて開催中。 7月7日(土)〜9月9日(日)
小学生高学年 絵画 油絵/春の合評会
[小学生高学年] 2018.07.18
小学生高学年 絵画 油絵/春の合評会
期待に満ちた春から早3ヶ月。夏本番を迎えた先日、満を持して行われた高学年油絵クラス合評会。暑い中見学にお越し下さった保護者、小学生クラスの皆様、誠にありがとうございました。お陰様で大変素晴らしい会とすることができたこと、心より感謝申し上げます。 試行錯誤、紆余曲折を経て完成に至った春の制作。完成作品と同様にそれぞれの発表も熱意に溢れ、実に見事なものとなりました。一人ずつの発表を聞いていると、どれだけお互い影響し高め合っているのか、どんなにか共に制作する仲間がいることが支えとなっているのか、講師として理解しているつもりでも、改めて驚くばかりでした。 「アボカドの色づくりに迷っていたら、隣の友達がいい色をつくっていたので参考にさせてもらった」 「油絵の制作を見て、光の方向と影のつけ方を学んだ」 「6年生のシャクナゲの描写がすごいと思い、あんな風に描けるようになりたいと思った」 また、それぞれの作品に感想を述べあう中でも、普段物言わず自作にのめり込んで制作する子が、講師顔負けの、とても重要な絵の中の工夫を見つけ、しっかりと伝える姿も多く見られました。 「ビンの細かいラベル、大変そうだけどしっかり描いていてよいと思う」 「ガラスの透明感、自分で描いた時難しかったけど、〇〇さんのはとてもうまく表現できている」 「背景の色がとてもきれいで、タイトル通り夜の感じが出ている」 「花びらの表現、配置が絵の雰囲気にあっている」 同じ空間で、同じものを描いてきたからこそ、自信と優しさを持って友達の作品に思いを伝え、受け取った方はそれをさらに感謝から自信へとしていく。美しいサイクルを自らで認め合いつくりあげたこと。木、金曜ともに自慢のクラスです。この仲間に誇りと感謝をもって、次の制作へとまた、一歩ずつ進んで行きましょう。   お越し下さった、また日頃よりご支援下さっている保護者の皆様、改めて感謝御礼申し上げます。発表時に一言頂戴した際、作品の賛辞と同時に、家では見せない子供達の表情、姿に驚く声も多く頂きました。アトリエ5において、彼らは自らの力で多くを考え、その中から最良を選択し、こだわりを捨てずにやり切ることができる自慢の生徒達です。作品を鑑賞する目、取り組む姿、考える力においては、すでに独り立ちし始めています。とても立派です。今回の作品、是非お家に飾って頂き、それをきっかけにたくさん絵の話をしていただければと思います。今後も彼らの成長を喜びとし、邁進して参ります。何卒よろしくお願い申し上げます。  
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