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小学生 工作 絵画/夏の名残
[小学生クラス] 2018.09.03
小学生 工作 絵画/夏の名残
暑さを冷ますように憂愁を帯びた風が肌を撫で、季節の終わりと始まりを感じさせます。夏の工作『いきものモザイク』も、ほぼ全員完成を迎え、見事な作品群が教室の壁を埋めていきました。長い制作期間の中、最後まで粘り強く取り組み、以前にも記したようにずっと大切にすることができる作品となったこと、本当に嬉しく思います。全員が大きな成長を遂げた夏となりました。 一方、モザイク画が終了した生徒達は、8月の制作である夏のものスケッチを行いました。今回はただ描くだけではなく、それらを『涼しく飾る』として、部屋に吊り下げることができる作品に仕上げました。講師が集めたものや自分で持参したものを、デッサンではお馴染みですが普段の制作ではあまり使用しない様々な種類の鉛筆を用い、小さな画用紙に描き、さらに穴開けパンチで風が通る道を作って並べていきました。糸をつけ天井から吊り下げてみると、素直な線で描かれた1枚1枚がゆったりと回転しそれがとても美しく、教室を涼し気にしていました。作品を『描く』ところまでは毎回レッスンで行っていますが、それらを『飾る』という点は、各御家庭にお任せしてしまっています。生徒自身もなかなか自覚をもって作品を展示する機会は多くありません。しかし、生まれた作品を、誰かに見てもらう為に美しく飾る、見てもらう為の工夫をするということはとても大切なことです。そこまで意識して、初めて作品に生命が吹き込まれるのかもしれません。そんなことを少しでも感じてもらえればと、今回の制作を通して思いました。過ぎ行く夏に思いを馳せ、是非お部屋に飾ってみて下さい。
幼児 工作/ 毎回の「今」を夢中で
[幼児クラス] 2018.08.29
幼児 工作/ 毎回の「今」を夢中で
幼児クラスの夏の工作が完成しました。 立体的で存在感のある夏の雲。突然の雨や雷を運んでもきます。青空に眩しく映えキラキラ。猛暑に豪雨に台風にと、今年は天候に振り回される夏でしたが、このモクモクと勢いよく立ち上がる元気な夏の雲をテーマに、粘土やガラス、絵の具にニス塗り、ビーズ通し、と様々な素材や工程を盛り込み、時間をかけ丁寧に作り上げた作品です。   制作中の様子を追った写真を見返すと、この夏の子どもたちの成長には著しいものがありました。手につく汚れを気にしていたり、周りをキョロキョロ見ていた子も、回を重ねるごとに自分の作品へ向かう気持ちが強くなり、その変化は制作をする体勢や眼差しの違いに現れています。夏休みの色々な経験を糧とし、心身ともに充実している様子が制作に反映されていたと感じます。 長期の制作に飽きず疲れず、今日も「雲」の続きでしょ、早くやろうよ!と毎回期待に満ちた笑顔でやってきては、ワイワイと夏休みの話題に花を咲かせつつ器用に手を動かしたり、また時には少しの物音が響くほど集中して作業する日もありました。 じっくりと作品を創り上げる過程の一つひとつは、目的のための通過点ではなく、その毎時間、一瞬一瞬が、子どもたちの生きている時間だと感じます。完成まで長い間頑張ったねと労いたい気持ちもありますが、毎回を「今」として夢中で過ごした子どもたちの実感としては、楽しくやっていたらいつのまにか出来てた!というところかなと思います。そうして出来たものに手応えを感じ、造形の「楽しい!できた!」には続きがあることを、自分には可能性があることを、微かにでも実感してくれていれば、素晴らしい作品群とともに嬉しい成果と思います。   幼児クラス前期の活動アルバムはこちら→☆   ======= 幼児クラス生徒募集 ======== ☆秋の入会キャンペーン☆ 9,10月は体験レッスン受講料割引!子どもたちの成長も深まる秋、新しいおけいこを始めませんか?9月から年少さんも募集いたします。この機会に是非体験にお越し下さい。 【日程・内容】いずれかの日程をお選び下さい 9/6(木),7(金) =人物クロッキー 9/13(木),14(金)=空想画 10/4(木),5(金) =観察画 【時間】15:00〜16:00 【対象】年少〜年長のお子様 【受講料】通常¥1500→¥500 •画材等はこちらでご用意いたします。汚れてもよい服装でご参加下さい。 【ご予約】下記ページより↓ 24時間受付  
親と子の造形あそび/思いっきりお絵かきしよう
[親子クラス] 2018.08.28
親と子の造形あそび/思いっきりお絵かきしよう
時:2018年8月22日(水)11:00〜12:00 所:NAYA enjoyspace(武蔵新城駅から徒歩5分) 講師 : 渋谷 葉子 朝晩鈴虫が鳴くようになり、このまま秋に突入と思いきや、当日は真夏のボディペインティング日和のお天気?いやはや暑過ぎですっ! 子ども達は水着に着替えてルンルン♫ 女子が多いので、ちょっとしたファッションショー。いざ外へ。「あちちちち〜」裸足では暑い‼︎ まずは身体にお絵描き。「くすぐったい」思ったより嫌がる子もなく、陽焼けした肌に絵の具の色がとても映えます。お母さんにも描いちゃおうっと♡ 乗ってきたところで、今度は大きな段ボールにお絵描き。ローラーを使って思いきり大胆に線を。色を変えてグイ〜ッ。気分はペンキ屋さんです。混ざりあった色がとってもキレイ! 楽しんだあとはプールにドボ〜ン♫ お水が程よくぬるまって気持ちいい‼︎  子ども達のおしゃべりにママ達もほっこり♡ お着替えして、落ち着いた所で『だるまちゃんとてんぐちゃん』の絵本を読みました。 【8月の活動報告】詳しく紹介して頂きました。↓写真多数☆ http://midorinakurashi.blog.fc2.com/blog-entry-162.html 【9月のご案内】9/19(水)お月見をテーマにお絵描きします。お楽しみに。 ご予約:みどりなくらしmidorinakurashi@gmail.com
小学生高学年 工作/人生のメリーゴーランド
[小学生高学年] 2018.08.27
小学生高学年 工作/人生のメリーゴーランド
残暑厳しい折、夏休みも終わりを迎え、またそれぞれの日常が始まろうとしています。合評会や美術鑑賞会など、盛りだくさんだった高学年油絵クラスの夏。イベントの合間を縫って、特別制作である工作『私のオルゴール』も進めていました。短い制作時間でしたが、こだわりを持ち続け、イメージしたことを形にする粘り強さは春よりも増し、見事な作品へとなりました。 今回のテーマとなるオルゴールのメロディーは『人生のメリーゴーランド』。ジブリの映画で使用されていた名曲です。曲から想起された色や形を、粘土や特注のガラス石、ポスターカラーを用いて仕上げていきます。オルゴールを包むドーム部分やその上に飾られるオブジェ、たくさんの種類や色の中から選んだガラス石、丁寧につけられていくポスターカラーは、作者毎に様々。普段使用しない道具を使って、立体だからできること、今だからできることが存分に発揮されていました。手を動かしながら考え、こちらの予想の一歩も二歩も先を見据えて突き進む姿は、本当に、ものをつくることに対しての実力が備わっているのだと嬉しくなるばかりでした。 これから少しずつ大人へとなっていくあなた達へ、何かに挫けそうになったり、疲れてしまったりした時は、いつでもこのオルゴールを回して下さい。静かに響くメロディーと共に、この夏、この教室で仲間達と過ごした時間を思い出し、再び歩き出す為の力として下さい。ずっと大切にして下さいね。
【報告】海外レジデンス「ラトビア」
[中高生クラス] 2018.08.23
【報告】海外レジデンス「ラトビア」
中高生クラス講師(金曜日):吉田一民 今年の夏に1ヶ月ほどラトビアの方に行っていました。目的は向こうで3週間ほど滞在して絵画制作をして来るというものです。滞在制作は主にヨーロッパやアメリカではメジャーになっているもので、今回のような現地で制作することをアーティストインレジデンスと言います。プログラム期間は年単位から数ヶ月と季節を問わず色々あるのが特徴です。 私が今回のレジデンスに参加する目的は、海外で制作し発表するという機会を作ってみたかったということと、体力のあるうちに行っておきたいと考えたからです。実際に、制作が始まると非常に忙しく朝から晩までほぼスタジオにこもることになり、毎日クタクタになって寝るといった感じでした。ワークショップや助成金をもらっての制作など充実している所もありましたが、語学や現地の事前調査など、自分に足りない所も実感することの方が多く反省も多いレジデンスもあったと思います。今後も機会を見つけて参加出来ればと考えています。 最後に、レジデンス期間はアトリエ5の授業に出ることが出来ずご迷惑をおかけしました。また、フォローして頂いたスタッフの方々に感謝をしたいと思います。
小学生高学年 中高生 鑑賞/夏の美術鑑賞会
[小学生高学年] 2018.08.17
小学生高学年 中高生 鑑賞/夏の美術鑑賞会
夏期休暇の直前である先週の金曜日、高学年・油絵・中高生クラス合同による毎年恒例『夏の美術鑑賞会』を行いました。今年は横浜美術館で開催されている『モネ それからの100年』を鑑賞、OG、保護者の方も含め20名以上の参加となり、当日は台風も心配されましたが、幸いお天気にも恵まれ、夏らしい日差しと共に充実したイベントとなりました。皆様ご参加ありがとうございました。 美術館到着後、学芸員さんによるレクチャーを受け、印象派の代表であるモネの作品と、それらが後世に与えた影響などを解説して頂き、興味がグッと深まったところでいざ鑑賞。大盛況で混雑する中、一枚一枚の作品毎に自分の感想をメモに取る子、友達と意見を交わしながら楽しく進む子、初めて目にする技法、表現に食いつく子など、時間はいくらあっても足りない程。保護者の中にも「しっかり見ます」と音声ガイドを借りて絵画の世界に浸る方も。なんとなく、流しつつの鑑賞を行わないのは、自分の制作に、真剣に取り組んでいる証拠。ここにあるのは全く別の世界のものではなく、繋がっているという感覚、日々の制作の延長線上に、目の前に飾られている作品があるという確信、仲間であるという意識。それらがそれぞれの鑑賞をいかに豊かで実のあるものにしてくれているのでしょうか。きっと、ここでの発見が秋の制作に活かされ、花開いてくれることでしょう。 軽い昼食を頂き美術館を後にし、教室に戻ってきたらお楽しみのかき氷会。クラス、学年を超え、皆ワイワイガリガリかき氷を作っていきました。こんなところでもこだわりを忘れず、それぞれがなんだかやたらと美味しそうなトッピングで仕上げたかき氷で涼を感じる中、普段の制作では見せない、解れた表情で仲を深めていく生徒達。この親睦も、彼らの成長の一助となることは、もう言うまでもありません。クラスが違っても仲間がいる、それはとても心強く、とても嬉しいことです。   夏の開放の中で見つけた『仲間』が、これからのあなた達の制作をきっと力づけてくれることでしょう。   横浜美術館『モネ それからの100年』 https://yokohama.art.museum/
小学生 工作/変わらない美しさ
[小学生クラス] 2018.08.13
小学生 工作/変わらない美しさ
続く暑さの中、いかがお過ごしでしょうか。7月からスタートした小学生クラス夏の工作『いきものモザイク』も、8月に入り、徐々に完成作品が増えてきました。モザイク画の特徴である、色面の組み合わせによる美しさ、絵画に似て実は異なるその性質を、細かい作業が続く中で根気よく理解し、何より楽しんでいた子供達。それぞれが選んだ生き物はもちろん、モザイクチップの色、大きさ、余白の作り方など、どこをとってもその子らしい、とてもステキな制作となりました。もうすぐ完成の子も、無事終えたら作品を紹介していきたいと思います。あと少し、頑張りましょうね。 今回の工作をスタートする時、講師である私から皆に『ずっと大切にできるものにしよう。皆がおじいちゃん、おばあちゃんになってもそばに置いておけるものを作ろう』と言いました。モザイク画の歴史は相当に古く、そして現在でも尚その美しさを保持できるといった強固な性質を持っています。それらの特性を活かし、今自分が考えた美しさを、真剣に向き合った時間と共にずっと形に残して欲しい。花火のような一瞬の美しさもありますが、完成から長い時間をかけ鑑賞者と触れ合うことによって、作品自体の普遍的な美しさの中に、新たな意味や価値が生まれることを知って欲しい。それこそが作品を作り続ける意義のひとつであることを、ちょっとだけでも感じて欲しい。そのような事を考えていました。 今回の作品をずっと、ずっと大切にし、込めた思いを、未来の自分に届けて下さい。
中高生 油絵/継続と挑戦と分岐点
[中高生クラス] 2018.08.11
中高生 油絵/継続と挑戦と分岐点
高学年油絵クラスから約1ヶ月後、中高生クラスでも木、金曜合同で春の制作合評会を行いました。お越し下さった保護者、高学年クラスの生徒、OGの皆様、お忙しい中誠にありがとうございました。 大きくなったキャンバス、今まで知らなかった下地や陰影への理解、描いたことのないモチーフ。戸惑い、悩みながら4ヶ月の制作を『継続』と『挑戦』をもって乗り切ってくれた皆さんの発表、一人ずつの言葉が完成作品に一層の魅力を与えていました。油絵具の限りない可能性へと踏み出し、それが自己を見つめ、世界を広げ始めた中学生、高校生である皆さんの内面と調和され、『自立した表現への始まり』となった、そんなことを感じます。 今まで仲間と同じ道を歩んできたその中で、自分だけが感じた美しさ、変化する環境、新たな目標により、自然と異なる道を見つけ、それぞれが枝分かれしていく。分岐点を知る。見つけた道の到達が何なのか、現時点で明確ではないとしても、先ず以って道かどうかも分からないとしても、今は自分が僅かでも信じた可能性、表現を追い求め、一歩二歩と、自信を持って進んでいくこと。ずっと制作を続けてきた中で、分岐点を知り、道なき道に一歩、踏み込んだこと自体に価値があることを理解すること。本をただせば同じ道を歩んだ仲間が、同様に自分の見つけた場所を踏み進んでいること。それらを胸に、また新たな制作へと向かって欲しいです。皆さんの『継続による挑戦』、大変嬉しく思います。
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