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おとな デッサン/特別講座『木炭デッサン』
[デッサン油絵] 2018.10.29
おとな デッサン/特別講座『木炭デッサン』
月三回のレッスンが毎回熱気溢れるものとなり、作品に向かう姿勢はこちらも見習うべきだと感じる大人クラス。さらに充実した制作の一助となればと、先日、特別講座『木炭デッサン』を開講いたしました。普段の基礎デッサンや制作では鉛筆を主軸として使用していますが、実はそれのみでは絵画に対する見解に偏りが生まれることが間々あり、また、新たな画材を試みてみることで今行っている制作に新鮮な風を吹かすことができればと思い企画しました。 鉛筆との違いから説明を始め、『面』で描く意識、紙に直接手で触れ木炭の粉を操り明部、つまりは白く描き起こす進め方、食パンやガーゼを使用した質感表現などを練習した後、本番で描くモチーフはかぼちゃや複数の野菜。輪郭線に囚われず、塑像や若しくは泥遊びをしている感覚で描いていきます。積極的に木炭の粉を紙面に乗せ、それを取り払いながら形を表していき、また粉を加えて黒くする。いつもの制作と全く異なる感覚に全員が悪戦苦闘し、手はすぐに真っ黒。途中の休憩で他の方の作品を見てまわった後、もう一度とばかりに大きく画面を払い、リスタートする方も。時間はあっという間に過ぎ、最後は全体講評と一人ずつの感想で終了。感想では『難しかった』という意見が多かったですが、ほぼ初めての木炭デッサンでこれだけの理解、積極性、創造性を持ち工夫を凝らすことができたのは充分過ぎるほどで、大変素晴らしい制作でした。皆様お疲れ様でした。   今回の講座で私が感じた最たる収穫は『紙面上で右往左往し、紙面上で試行錯誤できたこと』だと思います。いわゆる鉛筆デッサンでは少しずつ緻密な線を重ね完成を目指す為、計画性をしっかりと持ち、極論予想の範疇で行っていきます。一方木炭デッサンでは、もちろん同様に計画は必要ですが、特性上制作中に予想外のことが度々起こりますし、その為『紙面上の現状把握』により自然と注目していきます。そしてそれらの問題に対してダイレクトに『手』で触れ、解決の道を探る。やり直しにも時間を要する為、一旦手を離し最適解を考えてからそれを実行する鉛筆に比べ、何度でも後戻りし易いことを活かし、とにかく手を動かしながら答えを導き出していく。あーでもないこーでもないやってみる。ひらめきを試みる、つまりは『挑戦』できる回数と、紙面上での仕事数が格段に違う訳です。そうするとどうなるのか、作品に制作の痕跡≒作者の息づかいが増え、作品に新たな魅力が加わるのです。このような『絵画をつくる』感覚を、少しでも味わっていただけたのならば今回の講座は大成功です。現在制作中の作品に活かせる点があれば言うことありません。   木炭デッサン、また機会を見つけ、是非皆様にお届けできればと思います。その際はよろしくお願いいたします。
幼児 絵画/眼差しは深く
[blog] 2018.10.24
幼児 絵画/眼差しは深く
    アトリエ5での観察画は、五感で自然や季節を愛でることを、描くことを通して子どもたちに伝えたいという想いからの取り組み。この秋は、悦子先生のお庭の「ヤツデ」と「アオキ」が主役です。夏の間にぐんと茂った緑ツヤツヤの大きくて美しい葉っぱは、教室に持ち込むとなかなかの迫力。赤みの秋色モチーフも添えて構成します。クラスにより組み合わせを変えてみました。 ほんものに対面した時の、新鮮な驚きと喜びに満ちた反応。「チクチクする」「柔らかいけどここだけ硬い」「ひんやりしてる」など、触れて感じたことを即座に言葉にし、また葉っぱや果実を鼻に近づけては匂いも確かめ笑い合います。パッと見ても魅力的なモチーフを前に「早く描きたいよ〜」とうずうずしていますが、迫って触って感覚で得た気づきをみんなと共有し合うことでさらに関心は高まります。この五感での観察タイムがあるからこそ、実感のこもった線が生まれ、自分の感覚を研ぎ澄ます色づくりが出来てきます。   春の観察画の時と比べての成長は、その中に迷いがなくなってきたこと。間違えないようにとかいい絵にしなきゃという気負いもなければ虚栄心もなく、ただただ等身大の自分をもって感じて表すというシンプルな営み。安定してモチーフや自分の表現に向き合う眼差しは深く、集中が途切れません。画材の扱いなど技術上の成長もその安定感の一助ですが、それを超えた心の逞しさを感じます。こんなに真っ直ぐに絵に向かえる子どもたちを羨ましく思います。またクラスの仲間同士で各々の制作ペースを尊重し合う空気もあり、優劣を測ることなく、互いの表現の良さを自然に受け入れその影響を素直に取り込む姿も。深まる秋、子どもたちの様々な育ち合いも豊かに実る喜ばしい季節です。   === 幼児クラス生徒募集情報 === 11月〜2月までは制作内容や作品展準備のため、誠に勝手ながら体験レッスンはお受けできませんが、来春よりご入会をご希望の方は、随時見学可能です。下記よりお問い合わせ下さい。 【フォームより】https://coubic.com/atelier5/contact  *24時間受付・返信には少々お時間をいただく場合がございます 【電話でのお問い合わせ】044-411-5154(木・金曜日13:30~15:00、16:15頃)  *レッスン時間中のお電話はご遠慮願います   1月中に在籍生徒さんのクラス編成を行い、2月より新年度の欠員の募集を開始いたします。
親と子の造形あそび/落ち葉のダンス
[親子クラス] 2018.10.22
親と子の造形あそび/落ち葉のダンス
時:2018年10月17日(水)11:00〜12:00 所:NAYA enjoyspace(武蔵新城駅から徒歩5分) 講師 : 渋谷 葉子 レッスンが始まるまでのひととき、ひと月の間の出来事で話が盛り上がります。幼稚園に入るまでの子育て期間は不安がいっぱい。でも、同じママ友と話し、先輩スタッフに助言をもらう事で子育ての楽しさを実感するのでしょうね。 「やさいのおなか」を読みました。野菜を切った断面を当てるクイズ形式の絵本。大人でも考えてしまう中、子どもがパッと答え「おおっ!」と驚く場面もあり、とても盛り上がりました。そして、レンコンとオクラでスタンプ遊び。墨の濃淡で画用紙の縁をお飾りします。 乾かす間に近くの公園にお散歩。樹々に囲まれた憩いの場所♡この距離感もgood!ママと一緒にお気に入りの葉っぱを見つけます。台風の影響か、沢山葉っぱを付けたイチョウの枝が幾つも落ちていました。 戻ったら、先ほどの画用紙に葉っぱをクレパスで擦り出します。紅葉の色付けはママ達の腕の見せ所。はみ出た葉っぱの周りは白や灰色でぼかしを入れると影が入って立体感が出ました。 最後にお気に入りの葉っぱを貼りました。 皆んなの作品を窓に飾って写メ。こちらも恒例になりましたね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【10月の活動報告】詳しく紹介して頂きました。↓写真多数☆ https://www.facebook.com/midorinakurashi/videos/2489784461039565/ 【11月のご案内】次回はクリスマス飾りを作ります。お楽しみに♡ ご予約:みどりなくらしmidorinakurashi@gmail.com 理事長インタビュー:http://www.taisetsujikan.com/?p=199
小学生高学年 油絵/育ち盛りの君達へ
[小学生高学年] 2018.10.22
小学生高学年 油絵/育ち盛りの君達へ
肌を抜ける空気が透明度を増し、澄んだ青空へと心誘われる季節。金曜高学年クラス『私の靴』の制作も中盤戦となりました。それぞれが自分の分身ともいえる履き慣れた、または思い入れのある靴を、自身の『今』を見つめながら描いていきます。丁寧に考えられた構図の下、スケッチを繰り返し、キャンバスへと写し、光と陰影を意識しつつ下塗りを行い、いよいよ描きこみまで進んできました。その全ての工程に経験者らしい、充実した深いこだわりを感じることができ、一枚の作品制作からどれほど多くを吸収していることかとただ目を見張るばかりです。特に黄土系の色を明暗で五段階に分け、鉛筆デッサンのように陰影で描き進めていく下塗りでは、光量やその向き、靴の細かな変化や模様に反応し、色数を自在に増やしながら筆を走らせ、その姿は前回の制作時よりも何倍も逞しく、心強さを感じます。それはきっと、単に技術の成長のみが顕された訳ではなく、自作に向けイメージを生み出しそれを投影しようとする力の成長。内に秘めた、油絵への情熱が膨らんだ証。一歩ずつ着実に描いてきたからこそできる技。皆成長期でぐんぐんと背が伸び、視点が高くなると共に、心の視野も広がりを見せてくれています。 以前よりも少し遠くに、しかしより鮮明に見えるようになった自分の足元を支える靴。後半戦、どのように描き、どのような完成を迎えるのでしょうか。あと少し、頑張りましょう。
小学生 絵画/観察画 描くパワーはどこから?
[小学生クラス] 2018.10.15
小学生 絵画/観察画 描くパワーはどこから?
秋の観察画は魚介が主役です。鯛や蟹、めばるなど各クラスで違うモチーフにしました。同じモチーフを見ていても同じ絵が無いことは一人一人の個性が出ている証拠で喜ばしいことですが、秋の観察画はそこから一歩踏み込んで自分の「これでいい!」は本当にそれで良いのか?に講師も厳しく突っ込みます。自然のモチーフからどれだけ色や形を発見して迫れるか?ぐんぐん楽しく描いて行った春の観察画とは少し違う真剣さです。 「色が難しいなあ。」「形がうまくいかない~。」あちこちで格闘する声が上がります。やろうと思えば面倒なことばかり。それでも面倒くさいという言葉が(それほど)出ずに、講師の一言一言に聞き耳を立ててトライしている子供達。“今までの自分を越えたい!新しい絵が描きたい!”という前向きなパワーに圧倒されます。今までの様々な制作を乗り越えて信頼関係が出来ているからこその講師と子供との真剣なやり取り。なかなか緊張感があります。次週からは背景です。この素晴らしい主役を引き立てる背景ができるのか…最後まで気が抜けません!   【小学生クラス2019年生徒さん募集中】 来年度4月から入会をお考えの方予約を受け付けています。お絵かきや工作が好きな子一緒に制作しませんか?一度見学にお越しください。在学の方のご紹介も大歓迎です。 [来年度入会ご予約流れ] 見学後→ご予約→2月初めよりご予約順でクラスをご案内いたします。 ※在学の生徒さんのクラス編成後のご案内の為、稀にですがご希望のクラスに空席が無い場合はお待ち頂くことがございます。 来年度入会希望の方はメールで第一希望、第二希望のクラス、見学日をお伝え下さい。   小学生低学年クラス:月曜日・火曜日・水曜日 15:30~17:00 小学生中学年クラス:月曜日・火曜日・水曜日 17:00~18:30 ====================== 【メールでのお問合せ】24時間受付 https://coubic.com/atelier5/contact 担当講師と相談のうえ返信するので、少しお待ち頂く場合がございます。 予めご了承下さい。   【電話でのお問合せ】044-411-5154  ご希望クラスのレッスン終業後に担当講師にお尋ね下さい。 なお、レッスン中のお電話はご遠慮願います。 ======================
こどもいけばな/経験を重ねて
[いけばな] 2018.10.02
こどもいけばな/経験を重ねて
土曜特別講座「こどもいけばなクラス」:2018年9月29日 【感想】講師:吉田花倫 こどもいけばなクラス、4度目の秋を迎えました。今年の秋のテーマは「枝モノをいける」。   立派な紅葉ユキヤナギとピンク色の実が可愛らしいヒペリカムの枝をメインに、華やかなアナスタシア(洋菊)、真っ黒の唐辛子のコニカルブラックなどでいけました。   このクラスの経験者も「一番大変だった」と語るくらいユキヤナギとヒペリカムの枝を切るところが皆苦戦していました。この日のヤマ場といってもいいくらい。切った後も剣山にさすのも一苦労。それでも最後まで気を抜かず集中していけました。   いけばなは植物をよく観察し、感じ、表現していくもの。その中で「枝って固いんだ」という発見。ハサミを入れて初めて知ること。他にも「こんな綺麗な菊があるなんて知らなかった」という気づき。あまり馴染みのない洋菊を見て美しいと感じてくれたこと。よく見かける日本菊との違い。大事にしていきたいと思う気づきがたくさんありました。   花の水揚げに大事な水切りや器に水をこぼさないで注ぐために気をつけることなど、基本がしっかり定着してきていることも嬉しく感じました。これからも植物を構成することで出来る、もの創りの喜びや楽しさを伝えていきたいと思います。   *********************** 【インスタグラム】 「アトリエ5_いけばな」開設中! 生徒さんの作品や活動風景をご覧頂けます。 フォローも宜しくお願いします。↓ https://www.instagram.com/atelier5_ikebana/   *********************** 【開講予告】 ・2019年度も土曜特別講座「こどもいけばなクラス」開講!  詳細は決まり次第アップ致します。 *********************** 【草月情報】 ・「SWITCHインタビュー達人達」に家元(勅使河原茜)が登場!   時:2018年10月13日 NHK Eテレ 22時~ ・「第100回草月いけばな展」開催予定   時:2019年3月20日~25日 日本橋髙島屋にて ***********************
小学生 絵画/制作の原点
[小学生クラス] 2018.10.01
小学生 絵画/制作の原点
台風一過。久々に見える青空が高さを増し、秋らしくなってきました。小学生クラス秋の空想画『川のまわりに』『秋色の広場』も、季節の移ろいの中、順に完成を迎えました。描き始めた頃は皆半袖で汗をかきながらの制作でしたが、今ではちらほらと長袖の子も目立ってきました。気候の変化を肌で感じ、久しぶりの絵の具を心地よく扱うこと。そのような目標を下に、春の時よりも意欲的に作品に向かう姿勢がどのクラスでも見られ、一回り成長した姿がなんとも頼もしく感じました。 前半クラスでは皆で繋げた一本の川からそれぞれが考えた『川のまわり』を描き、心躍る作品となりました。笑顔での制作中はクラスの仲間同士で意見を交わし、さらに広がる空想を存分に楽しみ、この半年で培われた関係性が作品に表れ、嬉しい限りです。 後半クラスでは生憎の天気が続き、望ましい『夕方の空』を見ることは中々叶いませんでしたが、そんな中でも自分の内に感じる美しさを筆に乗せ、絵の具での表現からイメージを固めていく姿は、技術だけではない彼らの充実が見て取れ、これもまた嬉しい限りです。 どのようなテーマでも、自分の作品にする力、そして何より楽しんで行う力。少しの時間を置いて行われた絵画制作は、そんな原点に帰りつつも、深みを増したものとなったようです。10月の観察画もその心をもって頑張りましょう。
幼児 絵画/夏のおかわり
[幼児クラス] 2018.09.26
幼児 絵画/夏のおかわり
夏のレッスンでは工作に力を注ぎ込んだ子どもたち。でしたが、家族との楽しい時間も充実していたことと思います。夏休み中に〇〇に行って来たんだよー!と、笑顔の報告がたくさんありました。 9月に入り肌寒い日もある中でしたが、改めて夏休みの思い出を子どもたちに尋ねてみると、まだまだ夏の余韻は冷めやらず、行ったところ、見てきたもの、乗ったものや食べたもの…目をキラキラさせ詳しく話してくれました。はずむ声や表情からその余熱が伝わり、お喋りをしているだけで、自分が体験していないことも味わって、教室のみんなで夏をもう一杯おかわりしたような感じ。夏の名残りの夢みたいな気持ちをまだ引きずっていてもいい。おおらかで解放的な気分のまま今月の絵画制作に取り組みました。 糊入りの絵の具を両手にたっぷりつけ、画用紙の上で混ぜ混ぜ。ぬるぬるドロドロの手触りにはしゃぐ子どもたち。何度も絵の具を運んでは夢中で絵の具と戯れます。足でやってもいーい?と聞いたのはいつもは大人しめの女の子。たっぷりと気持ちのいい感触に身を任せ、心も解き放たれた表情がなんとも幸せそうでした。 翌週すっかり乾いた画面に、黒のコンテでごしごしと、みんなで話し合った夏の思い出やら、そこから派生した空想やら、思い思いに描き込みました。夏のおかわりも、すっかりごちそうさま!楽しかった〜!と十分に心をほぐした後だから、きっとそろそろ秋へのスイッチが入ります。   ======= 幼児クラス生徒募集 ======== ☆秋の入会キャンペーン☆ 9,10月は体験レッスン受講料割引!子どもたちの成長も深まる秋、新しいおけいこを始めませんか?年少さんも募集中です。この機会に是非体験にお越し下さい。 【日程】いずれかの日程をお選び下さい 10/4(木),5(金) 11(木),12(金) 【内容】秋のモチーフの観察画 【時間】15:00〜16:00 【対象】年少〜年長のお子様 【受講料】通常¥1500→¥500 •画材等はこちらでご用意いたします。汚れてもよい服装でご参加下さい。 【ご予約】下記ページより↓ 24時間受付
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