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秋の実りを描く
[デッサン油絵] 2017.09.12
秋の実りを描く
おとな火曜日クラスの顔彩の写生です。前回は庭のバラの花びらでぼかしの練習をご紹介しましたが、この夏の特訓の成果でしょうか、少し難度の高い秋の実りに挑戦しています。 シニアの方が多いのに皆さんとてもお元気で、とにかく意気込みが凄い!今朝もどしゃ降りの中カッパを着てびしょびしょなのに笑顔でした。「少〜しわかってきたみたい。それが嬉しくて、アトリエ5が楽しくて、、」と仰る。その素直な気持ちが、上達の秘訣かな? 描きたいモノを選び、描くことでその美しさに改めて気づく、、自分で見つける事に喜びがあるので指導は入れ過ぎず、基本的な技法に限ります。でも、何度も繰返しお伝えしていると、筆先に含む絵の具の量が程よくなり、ご自分のモノになっていくのがわかります。人の可能性は本当に無限ですね。絵はいくつから始めても大丈夫です! =秋の生徒募集= 【木曜日午前クラス】10:30〜12:30 月3回  ========================= ========================= ☆初心者の鉛筆デッサン体験レッスン☆(要予約) 内容:「ガラスのコップを描こう!」 受講料:2,500円→2,000円に割引き(10月末まで)       = 制作の流れ = ①基本の線の練習:縦と横・筆圧やスピードなど ②ガラスのコップのデッサン:形の取り方のコツ ③ガラスの質感:鉛筆のタッチを重ねて、濃淡を作る *鉛筆やモチーフなど用具は全て教室でご用意します。 *F4スケッチブックは当日お持ち帰りできます。
光と音
[小学生高学年] 2017.09.11
光と音
先週から始まった秋の制作。子供上級、子供油絵クラス共に早速熱気に帯び、皆張り切っています。今回も長い制作になりますが、毎回ずっと同じことを繰り返しているわけではありません。視野を広げて制作するには、違ったことを行っていくことがとても大切。そんなわけで今回は、夏に行った抽象画、工作の紹介です。 まずは抽象画。『街』や『夏』の音をテーマに、モノトーンで表現しました。大きな刷毛を利用し、墨の濃淡でベースを作り、その上に様々な太さの白、黒のペンで形を描きこんでいきます。デッサンで学んだグラデーションを思い出しながら、墨で出来た偶然の形に反応し、粘り強く白と黒の線を重ねていきます。ひとつの色しか出せないペンでも、このように時間をかけて重ねていけば、美しい中間のトーンがにじみ出てきます。余白、バランス、細部、全体像など、絵画として核心に迫るような話も、経験を積んだ高学年には驚くほど響き、自分のものにしていきます。カラフルなものだけが美しいのではなく、写実的なものだけが上手いわけではない。多様を認めることのできる心が、深く表現された、素晴らしい作品でした。 次に夏の工作。銅板にニードルで穴を空け模様を描き、筒状にした中心にろうそくを灯す『小さな灯籠』。工程自体は難しくありませんが、だからこそ独自のアイデアと丁寧な作業が求められます。切り紙で作った形を基に進めていくのですが、どれくらい穴を空けたらよいのか、どの部分を思い切ってそのまま残すのか、など、考えることは高度で絵画的。自分の作品が他者からどのように見えるのか、現状よりも良くするには何が必要か、頭を絞って作品と向き合える姿。これも高学年ならではのものです。暗闇の中で静かに、しかし可憐に灯る完成作品が、それぞれの夏の終わりを彩ってくれました。 経験が積み重なることによって人は成長していく。視点も、方法も、気持ちも、全てが変化していく。そんな当たり前の事を、毎回、改めて感じさせてくれる高学年クラス。秋からの制作も、とても楽しみです。
夏の絵巻
[小学生クラス] 2017.09.04
夏の絵巻
9月に入り、途端に朝晩の涼しさが増したように感じます。夏休みも終わりを迎え、それぞれのクラスで真っ黒に焼けた顔が揃い始めました。少し背が伸びたり、表情が逞しくなっていたり、この1ヶ月とても充実していたことがうかがえます。そんなステキだったであろうみんなの夏を記録しようと、8月は夏の思い出絵巻物を制作しました。 普段とは違う紙、墨、割り箸ペンを使用し、ちょっと特別な感じで描いていきます。長ーい障子紙をラップの芯に巻き付け、美しい和紙を張り付けると、それだけで立派な巻物。手にするだけでワクワクします。そこに教室で準備したものや、各自持参した『夏のもの』を観察し、描いていきます。慣れない割り箸ペンに始めは戸惑いつつも、丁寧さを忘れず、とても気持ちの良い墨の線を描くことができました。 暑さに負けず、溌剌とした表情で制作する姿。春の時より何倍も集中して制作できるようになり、作品もさらに良いものとなってきました。その成長の一瞬を、この絵巻物とともに、包んで大切にしてほしいと思います。 今日から秋の制作。さらに充実した時間を一緒につくっていきましょう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ☆秋の入会キャンペーン☆ 9月〜10月末まで体験レッスンを受付けています。 是非この機会に通常レッスンで教室の雰囲気などを確かめて下さい。見学も随時OKです。 各クラスの「ネット予約はこちら」でカレンダーが表示されます。ご都合の良い日を選んで下さい。 スタッフ一同お待ちしております。 【受講料】 通常1500円のところ→500円に割引(画材材料費込) 生徒さんご紹介の方は無料・10月末まで・先着順 == 小学生クラス生徒募集 == 【火曜日クラスの日程】9/5 9/12  9/19 10/3 *月曜日と水曜日は定員のため募集を終了しました。 *小学高学年の方は、子供上級クラス(木曜日)をお勧めしています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【小学生低学年クラスの体験予約】15:30〜17:00  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【小学生中学年クラスの体験予約】17:00〜18:30
使うことから始まる・生まれる
[幼児クラス] 2017.08.28
使うことから始まる・生まれる
8月の幼児クラスでは、夏休みスペシャル!と題して、造形あそびに取り組みました。テラコッタ粘土、絵の具、紙工作。各回それぞれ素材をたっぷりと用意し、教室の空間を活かして伸び伸びとした活動が展開できました。どうなるかわからない制作に最初は戸惑った表情もありましたが、仲間と一緒に素材と存分に戯れるうちに、汚れることは気にならなくなり、道具の使い方もマスターして、あちこち飛び回るように手も心も動きだし、キラキラとはじけた笑顔が見られました。 「好きなように」「好きなだけ」何かに打ち込める場面は、日常には意外と少ないのかもしれません。こま切れに設定された時間割、平等にと一人分が決められたモノの量。いつもどこかちょっと何かを我慢している、それが普通になっているのかもしれません。今回、材料を好きなだけ使っていいという設定から、自由さを得て心が解放されてゆく過程が見られ、作ることへの集中力を発揮する子どもたちを見て、「思いのまま使うこと」から始まる創造があるのだなと実感しました。遊んでいるうちに、これまで見たことのない形に出会う。驚きと楽しさからもっと作りたくなっていく。アイデアや創意工夫が生まれる。この夏思い切り遊び込んだ経験は、どんな力につながっていくのでしょうか。秋の実りが楽しみです。 活動の様子(Facebookアルバム)→☆   ====== お 知 ら せ  ====== 『年少親子クラス』 開講・生徒さん募集! 月に一度、年少児のお子様と保護者様を対象とした一回完結ワークショップクラスをこの秋より開講します。親子で一緒に造形活動を楽しみましょう!11月は祝日なので、パパさんとの参加も歓迎致します。 【日 程】9/28, 10/26, 11/23, 12/21(木曜日) 【時 間】15:00〜16:00(60分) 【対 象】3歳児の親子さん・定員4組 【受講料】1回2000円+税 ☆ご紹介の方は初回1500円に割引いたします! 【ご予約】       【詳 細】親子クラスご案内   ====秋の生徒募集キャンペーン==== 幼児(年中・年長)クラスの見学・体験レッスンの受講も受け付けております。 9月〜10月末まで、受講料通常1500円→500円に!ご紹介の方は随時無料です。 受講日は木曜日・金曜日(15:00〜16:00)内容等も予約時にご相談・ご確認下さい。 欠員が僅かの為、ご入会は先着順となります。 【ご予約】                     
うんとこしょどっこいしょ
[小学生クラス] 2017.08.21
うんとこしょどっこいしょ
8月初めは、彫刻家佐藤忠良さんの絵本『おおきなかぶ』より、かぶを引っこ抜く人の動きをテラコッタ粘土で作りました。夏休みのパワーを思いきり解放するような、一回かぎりの造形遊びです。 まずは、登場人物のポーズに注目しながら絵本『おおきなかぶ』を読みました。その後、自分たちも引っこ抜くポーズをして体のどこに力が入っているかを確認します。ここまでくると早く粘土に触りたくてしょうがない!ウズウズしている子ども達。準備はOK!いざ!粘土に向かいます。 ひんやりとした粘土をこねながら、麻紐を巻いた棒人間の芯材に少しずつ筋肉のように粘土をつけていきます。四つん這いになったり、すぐ転んだり。あちこちで「立たない~」と苦戦する声が挙がりバタンバタンと粘土人間の倒れる音がします。普段当たり前に立ったり動いたりしていますが、粘土で作ってみると絶妙なバランスで動いていることを知ります。足を太くさせたり、開き方を変えてみたり、頭の粘土を減らしたり。色々動かしてバランスを取ります。始めはあれだけ苦戦していたのに段々とコツを掴みしっかりと足腰で立つ人間が出来てきました。そうなったらこっちのもので帽子を被せたり、仲間ができたり粘土遊びはどんどん広がっていきました。粘土になった子ども達「うんとこしょどっこいしょ」と皆の声が聞こえてきます。最後は棒人間と粘土に戻しておしまい!たまには、わーっと作って壊して形に残らない活動もいいものですね。 == 秋の入会キャンペーン!小学生クラス月•火曜日(15:30〜17:00)クラス募集 == 絵や工作が好きな子、学校の図工は苦手だけど、じっくり取り組んでみたい子。 通常レッスンを体験してみませんか?9月は体験料が通常1500円が500円になります。 この機会にぜひご参加下さい。見学(無料)はいつでもお受けしています。 【募集クラス】月曜日Aクラス1名、火曜日Cクラス6名 【対 象】小学1年生〜4年生 【体験日】9月4日(月)5日(火)【人物クロッキー】講師を描きます。      9月11日(月)12日(火)18日(月)19日(火)【コラージュ】様々な紙を切り貼りして夏の思い出をコラージュします。      10月2日(月)3日(火)【観察画】モチーフを良く観察して描きます。 【時間】前半クラス 15:30〜17:00 【受講料】通常1500円→500円 (生徒さんご紹介の方無料) *小学高学年の方は、子供上級クラス(木曜日)をお勧めしています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【小学生低学年クラスの体験レッスン】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
夏の表情
[小学生クラス] 2017.08.14
夏の表情
夏休みも後半に差し掛かり、そろそろひぐらしの鳴き声が夕刻を湿らす頃。約1カ月半に渡る夏の工作も無事完成を迎え始めました。それぞれの考えた『顔』、並べて飾ってみると中々の圧巻で、作品に込めた願いやこだわりが実に様々で実ににぎやか。見ていてとても楽しい気持ちになれるものでした。 今回は、ただ『面白い顔』をつくるのではなく、その顔の性格や年齢、特徴や口癖など、細かい設定を基に進めました。絵画では見られなかった意外性のあるものも飛び出し、アイデアスケッチの時点でかなりの盛り上がり。その勢いのまま制作に突入。ハンガーとネット、粘土による基盤づくり、パーツ付け、彩色…。工程は多いものの、毎回しっかりと集中し、着実に出来上がっていく顔は、徐々に誰かに似てきたような…。最後にニスを塗り、完成させた作品は、作者と同様、どれも溌剌とした輝きを持ち、空想世界の顔で人間ではないはずなのに、全ての作品が作者本人を強く思わせ、「ああ、こんな顔するよね」と妙に納得してしまうものばかり。最早顔というより虫に近い(!)ものまで、そう感じさせてくれるから不思議です。それはきっと、作者の考えたどこにもない新しい顔の上に、自分でも気づかない、しかし確かにここにある、自然と滲みだした自身の『表情』が、見事に合わさったものだから。素直にそして真摯に作品に向き合ったからこそ表すことのできた、作者の『今』の表情。そして、知ってか知らずか新たに考えた設定は、作者の未来のどこかにある願いを込めた『これから』の顔なのかもしれません。 夏の開放感の中で生まれた、『今』と『これから』を映した作品。是非長くお家に飾って下さい。
夏の美術鑑賞会
[小学生高学年] 2017.08.07
夏の美術鑑賞会
先週、子供上級、子供油絵、中高生クラス合同で、夏の美術鑑賞会が開催されました。今年は神奈川県立近代美術館葉山館の『没後90年 萬鐵五郎展』を鑑賞、その後秋谷海岸で砂のオブジェ制作を行い、大変充実した時を皆で過ごしました。 暑さもしのぎやすい薄曇り、蝉しぐれを全身に感じ到着した葉山館。展示内容は作品数約300点というボリュームで、萬鐵五郎という一人の絵描きが、どのような変遷を辿ったのかが詳しく紹介されていました。デッサン、水彩画、油絵、水墨画と、技法も様々。また、描いた年代、環境、心情の違いでさらに広がる表現の豊かさが、鑑賞する者を圧倒していました。これだけの情報量だと、作品全てと正面から向き合い、鑑賞することはなかなか骨が折れるな…と、講師の心配もよそに、皆の鑑賞は真剣そのもの。ひとつひとつの作品にグッと近づき、絵の具の迫力を肌で吸収しようとする子。自分の作品と比べ表現方法をじっくり考える子。今日仲良くなった3人でお互いコメントを述べながら、楽し気にゆっくり回っていく女の子達。作者の考え方や絵描きとしてのバランスのとり方など、精神性に思いを馳せる中高生。全員が瞳を輝かせ、誰に教わった訳ではない、自分の鑑賞スタイルを持ち、驚くほど立派な感想を抱いていました。それは、頭ごなしの否定や、無防備な肯定などの色眼鏡が全くない、素直な『絵が好き』という気持ちによる輝き。自分の制作を、眼前の作品に繋げていける豊かな心。春から感じていた皆の『良い作品が描きたい』という熱い思いが、鑑賞という形でも伺うことができました。予定時刻を過ぎるまでじっくりと鑑賞した作品、きっと秋からの制作に活かされていくことでしょう。 その後、予定していた前田川散策は、前日の大雨で危険ということで、昼食の後、秋谷海岸に移動、砂のオブジェ制作に取り掛かりました。2グループに分かれ、海岸に落ちているものを利用し、それぞれ考えたテーマを基に制作。大自然に翻弄されながら、石や枯れ枝、流れ着いていた板などに敏感に反応し、協力して形にしていく作業は、クラス、年齢を超え、とても楽しいものでした。砂浜に描いた線が波にさらわれてもめげません。保護者の方も、ただ見守るだけでなく積極的に参加してもらい、枯れ枝による生け花、見事なネーミングなど、鋭いセンスで応じて頂きました。全員が作品制作を通してコミュニケーションを図っていくことは、ここでしかできない、アトリエ5のもうひとつのかたちでもあります。ただ見ている人は一人もいなく、何らかのアクションが作品上で影響し合うことの喜びが、完成作品に満ち満ちていました。 美術を通して触れ合った仲間。きっとこれから君達の大きな支えとなってくれることでしょう。 最後に皆で行ったシャボン玉が、砂浜の完成作品を優しく取り囲んだ後、天高く、そして水平線の彼方へ消えていく姿が、楽しく美しい夏の一日を穏やかに締めてくれました。 *活動の様子をfacebookのアルバムにしました。→☆
壁を越えて
[中高生クラス] 2017.07.29
壁を越えて
中高生:油彩 制作:2017年4月〜7月 ◎感想/講師:吉田一民 中高生の皆さん、春から夏へかけての油彩制作お疲れ様でした。学校の行事や部活動、勉強、進学と忙しい中、よく集中して描いていました。 皆は今回の作品を描いてみてどうだったでしょうか。中学生は「サザエとサンダル」高校生は「パイナップル・紐・ボウルとミラー」でした。二つの課題に共通する部分は、其々のモチーフの要素を生かすような配置を作ることと、個々のモチーフが持つ特徴を筆で表現することでした。 今回の合評会で完成した作品を見ると構図や色筆のタッチなど様々な工夫と自分ならではの表現が出来ていて、一つ上の「大人の作品」になってきたという印象を持ちました。本人たちは制作の中で悩み乗り越えなければならない 所も多かったと思うのですが、素晴らしい作品に仕上がったということは自分自身が非常に勤勉に真摯な姿勢で向き合った結果だと感じます。本当にお疲れ様でした。 「自分と向き合うこと」は自分の未来を見つめることだと思います。これからも失敗を恐れず色んな事に挑戦してみて下さい。失敗も成功も自分の未来へと繋がります。必ずしも成功する必要性はありません。失敗により壁を越えることもあります。全てが必要な要素の一つなのです。これからも自分のペースで一つ一つ壁を超えて行きましょう。これからの未来に出来るであろう作品を楽しみにしています。
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