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過程として
[中高生クラス] 2017.07.28
過程として
子供油絵クラスに続き、中高生クラスも前期の合評会を行いました。水、木曜クラスでは、サイズ、技法、キャリアも様々なメンバーの中、お互いの発表に刺激を受け合いながら、とても充実したものとなりました。 素直な表現が輝く中1の作品から始まり、新しい表現を模索する高校生の油絵、最後に描写力を深めた高校生の鉛筆デッサンと、幅広い年齢、技法でしたが、全員がこの一作に込めた思いや苦悩をしっかりとした姿勢で発表できたことが講師としてとても嬉しいです。 人生で最も多感な時期に、日々変化する自己を見つめ、新たな価値を手探りで獲得せんとする姿。そしてそれをなんとか形にする苦しみ。『自分のやりたいこと』と現実のギャップ。その全てが詰まった作品でした。自分の中のハードルを下げて、今まで成功したことを同じように行い、無理やりに作品の完成度を上げることもできた中、誰一人としてその選択を行わず、失敗するかもしれない未知の表現へと自然と踏み出せていたことが画面に焼き付き、作者の現状を体現しているかのようでした。特に高校生は、発表の中でも『これで満足しているわけではない』といった表情がうかがえ、今、まさに今、挑戦している真っ最中だ!と、言葉にせずとも気持ちが伝わるものでした。 『過程の一枚』。これから長く続いていく表現の道中、今回の作品を是非そのように捉え、飽くことなく今以上にひたむきに多くを吸収し、自分の表現へ繋げて欲しいです。子どもから大人へ成長するまさに人生の過程であるこの時期に、悩みや失敗を恐れず、今だからこそ出来る思い切った挑戦と、打算のない高い理想を、どこまでも追求して欲しいです。いつか、描き続けた先で足が止まり、顧みた時、きっと今回の作品がひとつの道しるべとして在ることを信じています。 迷うことを恥じない制作。秋からも頑張りましょう。
すくすく、命のハーモニー
[小学生クラス] 2017.07.25
すくすく、命のハーモニー
「すくすく、命のハーモニー」作者:李昭憙(り そひ)8才 第19回カナガワビエンナーレ国際児童画展 時:2017年7月7日(金)〜8月20日(日)10:00〜17:00 /休:月曜日 所:あーすぷらざ(本郷台) 「絵は世界の共通語」を合言葉に、互いの文化や生活を理解し合い、国際交流を深める事を目的に、2年に1回開催されています。横浜開港以来の豊かな国際性を基に、神奈川では今や172の国と地域からなる18万5千人の外国籍の皆様が暮らしています。そして、この土地ならではの開かれた文化意識を守り育てていこうとする開催主旨に賛同し、アトリエ5は1995年から応募してきました。 今回は世界各国と神奈川県内のこどもたちから24,572点の応募があり、その中から519点を展示しています。先程、本田と春日と一緒に鑑賞してきましたが、どれも丁寧に描き込まれ、すっかり時間を忘れて見入ってしまいました。元住吉からは横浜で乗り換えもあり少し遠いのですが、2年に一度の貴重な機会なので是非お出かけ下さい。宜しくお願い致します。 過去の大賞受賞作品:https://www.earthplaza.jp/biennial/japanese/grand-prize/index.php   さて、今回受賞した李さんの筍とそら豆の絵はどの様に生まれたのでしょうか? 担当講師の山田が、モチーフへの思いなど熱く語っています。 →https://atelier-5.com/blog/kodomo/syougakusei/?p=4467 = アトリエ5の受賞者の記録 = 【第8回・1995年】 大賞 松島由利子 小4・金賞 渡辺 龍彦 小1 銀賞 本田 りさ 年長・銀賞 後原 英也 小1 銀賞 千明 英史 小2・銀賞 永安 研二 小3 【第9回・1997年】 銀賞 石川真起子 小2・銀賞 野口 海  小2 銀賞 渡辺 龍彦 小3 【第10回・1999年】 銀賞 雨宮 理沙 年中・銀賞  田尻亜弥子 小6 *第11回・2001年:主催者移行に伴い応募辞退 【第12回・2003年】 入賞 猪股奈々美 小2・入賞 後藤 搖景 小3 【第13回・2005年】 入賞 柴田 翠  小6・入賞 矢部優美子 小4 入賞 三浦 皓  小1 【第14回・2007年】 入賞 妻神佳乃子 小3 【第15回・2009年】 入賞 宇野 夏都 小3・入賞 谷口つぼみ 小2 【第16回・2011年】 入賞 内海 響 年長(独立行政法人国際協力機構理事長賞) *第17回と第18回:応募辞退 【第19回・2017年】 入賞 李 昭憙  小3 *第20回の応募:2018年10月(参加自由)  
たいようのはな
[幼児クラス] 2017.07.24
たいようのはな
暑い夏の到来、子どもたちは元気です。陽の光をいっぱいに浴び、活動量も体力も増して、溌剌とした笑顔でアトリエにやってきます。7月の幼児クラスは紙を素材に、真夏の太陽をイメージしたお花を制作しました。 まずは工作の材料を作ることから。絵本作家エリック・カールの手法を知り、「おひさま色」の自分の色紙を作ります。クレパスのフロッタージュを重ねたり、染めるように絵の具を塗ったりと「絵」を描くこととはまた違った模様づくりを存分に楽しみました。子どもたちにも馴染みのある絵本「はらぺこあおむし」などもこんな色紙から作られているのです。 できた色紙をカットしてたくさんの花びらにする工程では、それぞれの眩しいおひさま色がアトリエ中に氾濫し、そこに子どもたちの制作熱も相俟って熱気ムンムン、2°Cくらい室温が上がるようでした。 紙皿や紙カップをボディーにしてお花の形に組み立てていきますが、花びらの重ね方や切り込みのアレンジが加わり、表情の違いが表れてきます。少しイビツなハサミ使いやポッテリとした糊の厚みが何とも、大人には出せない愛らしいマチエール。花芯の部分には銀色のビーズが飾られアクセントに。 最初の色紙が、身近な素材と合わさり全く違う素敵な立体作品になったことに嬉しそうな表情でした。輝くおひさま色がモリモリに凝縮されたお花たちは、幼児さんパワーの塊のようで、見ているとこの夏も元気に乗り切れそうです。     *** 幼 児 ・ 夏 の 体 験 レ ッ ス ン *** 夏休み企画で、各回造形遊びを予定しています。お試しで体験レッスンはいかがでしょうか?制作内容や指導方針、クラスの雰囲気を実際に感じてみて下さい。体験後、即日入会も可能です。(先着順) 【対 象】年中・年長のお子様(4~5歳児)  *年少さんはご相談下さい 【時 間】木曜日 15:00~16:00(60分)  *体験当日はなるべく始業10分前にお越し下さい 【日程・内容】△残席僅か ◯余裕あり  8/ 3 テラコッタ(粘土造形)△  8/17 えのぐ造形あそび  △  8/24 紙の造形あそび ◯  9/ 7 クロッキー ◯    *金曜日ご希望の方はご相談下さい    *いずれかの希望日をお伝え下さい       【受講料】1500円(ご紹介の方は無料!) 【持ち物】画材は全て教室でご用意します。 【服 装】汚れても良い服装でお越し下さい。 =お問合せ:アトリエ5 = 044 – 411 – 5154 (休:日曜日)10:30〜15:00 入力フォームはこちら↓ ご相談もお気軽にご記入下さい。 https://atelier-5.com/contact
友達?神様?面白い顔たくさん!
[小学生クラス] 2017.07.17
友達?神様?面白い顔たくさん!
  今年の夏の工作は、自分だけの守り神のような顔のお面を作っています。 まずはアイデアスケッチしました。顔のスケッチの横に名前、年齢、口癖や得意技など自由にメモしてイメージを固めていきます。工作がものを作る“作業”ではなく“創造”になる為にこの時間がとても大事。 次に、粘土、ハンガー、網を使い顔の土台作りです。せっかく作ってもすぐ壊れてしまうことは絶対に避けたいので、一つ一つの行程を丁寧に行います。始めは皆同じでも徐々に目指すものに向かって表現が変わっていきます。時に、講師本田が相談に乗りそれぞれのやり方を考えだしていきました。 次週は、色塗りと様々な素材を使って装飾します。真っ白いお面が一気に生命を帯びそうで、アトリエに飾ったらどうなることやら。お家にユニークな守り神が訪れるまで後少しです。どうぞお楽しみに! 夏のアンケートのご回答ありがとうございました。ご意見を反映させてより良いアトリエの時間にしていきたいと思います。引き続き受け付けております。 おかげさまで、新宿伊勢丹での展示が無事終了いたしました。 脚を運んでいただいた皆様、誠にありがとうございました。お会いできなかった方もいて残念でしたが、後から子ども達に教えてもらいとても嬉しかったです。 伊勢丹での展示は「作る、描く」には絵画、工芸、デザインなど色々な職業があることを伝えられる機会でした。子どもの今の関心事や夢、お母さん、お父さんの気持ちをより深く聞くことができ、貴重な経験となりました。 《夏のオススメ展覧会》 ●ジャコメッティ展 六本木 彫刻を見てみよう。アトリエ5でも8月に、テラコッタで人の造形を作ります。 ●プラディスラバ世界絵本原画展 平塚 世界の絵本の原画がズラリ。 ●深海展 上野国立科学博物館 深海はどんな生き物がいるのだろう。 ●神奈川ビエンナーレ国際児童画展 応募した子もそうでない子も世界中の子どもの絵を見てみよう。 ●ヴァージニア・リー・バートンの『ちいさいおうち』 絵本の為の原画やスケッチに触れてみよう。 ●猪熊弦一郎展『いのくまさん』浦和 この展覧会は画家猪熊弦一郎とその作品を子どもたちに、紹介するために詩人・谷川俊太郎によって作られた絵本『いのくまさん』から生まれました。まるで絵本の中に入ったような会場の中で、創造の喜び、楽しさを感じてみませんか。今回の工作のお面のような顔も沢山描いた画家さんです。 こどもの ころから えが すきだった いのくまさん おもしろい えを いっぱい かいた (谷川俊太郎) そして自分のお知らせですみません。浦和伊勢丹で、木工、ガラス工芸、アクセサリーの作家さんと共に、版画イラストの展示販売をします。猪熊弦一朗展やお近くにお越しの際は、宜しければお立ち寄り頂けると幸いです。新宿店に出したもの+新作少々の予定です。  「涼を感じる夏のクラフトフェア」[会期]8/9(水)~15(火) [場所]浦和伊勢丹6階=ザ•ステージ/リビング          
色を深めた3ヶ月~子供油絵クラス合評会~
[小学生高学年] 2017.07.15
色を深めた3ヶ月~子供油絵クラス合評会~
昨日、子供油絵クラス・春の合評会が行われました。お暑い中お集まりいただいた保護者の皆様、誠にありがとうございました。 花香る春から新緑を経て、季節は夏。真っ白だったキャンバスは、3ヶ月経った今、見事な色彩と構成で彩られました。初めての油絵、これが一旦区切りとなる油絵。それぞれの思いを1人ずつ発表し、お互いを労う姿は、作品と共に成長できたことを感じさせてくれるものでした。   自分の培ってきた色づくりのノウハウを一旦壊し、さらに深めた子。 常に作品と対話し、難しいビンを最後には透明にできた子。 両手に筆を持ち、食べるように油絵を扱い画面にのめり込んだ子。 初めて光とかげを色で表現でき、さらに自信がついた子。 最後まで質感にこだわりを持ち、画面に強い意志を吹き込んだ子。 つらくても理想の表現を追い続け、作品としての質をどこまでも高めた子。 今までの自分から、大いなる一歩を踏み出し、6年生としての描き方を理解した子。   当たり前のように各々が異なる制作スタイルを貫き完成した作品には、ひとつとして同じパイナップルは見当たりませんでした。全員が自分を通して見た、感じた、考えたパイナップルを表現できたこと。それが、これから作品をつくる際に、どれだけ自信となり、どれだけ助けとなってくれることでしょう。 小学生クラスや鉛筆デッサンから学んだことが軸となり、深まる子供達の表現は、まさにこの季節、たくさんの陽を浴び、色を濃く美しくしていく緑のようでした。季節の変遷と子供の成長。実に見事な3ヶ月でした。
テレピンを使って描写を深める
[色鉛筆画] 2017.07.14
テレピンを使って描写を深める
おとなクラスの色鉛筆画では、4~6月の3ヶ月をかけてパプリカの制作を行いました。 パプリカだけで3ヶ月も!?と思うかも知れませんが、今回は「テレピン」という油絵用の溶剤を使用する方法で描写を深める事に挑戦しましたので、期間を長めに設定しました。 今回のブログではこの描き方についてご紹介したいと思います。   まず、「テレピン」という画材の説明です。 テレピンは、松脂を蒸留してできる液体で、油絵具に混ぜると絵具をサラサラにできます。塗った後は完全に蒸発しますので、画面に残る事はありません。   このテレピンの性質を利用して『油性色鉛筆を用い、ある程度描き進める⇒テレピンをティッシュなどに付けて画面を軽くたたく(色鉛筆を溶かす)⇒色鉛筆で描き進める⇒テレピンでたたく』と何度か繰り返しながら制作を進めて行きます。 そうする事で、ただ描き進めていくだけでは得られない効果を出す事ができます。 効果は大きく3つあります。   ① 描き込みがし易くなる  色鉛筆にはロウが含まれているため、何度も重ねていくとその成分で紙がツルツルになってしまい、色鉛筆が滑って色が乗りづらくなってきます。 テレピンで溶かす事でそれを緩和し、さらなる描き込みを可能にします。   ②深い色が表現できる  色鉛筆の粉を溶かす事で、ただ塗るだけでは出ない複雑な色味を表現できます。   ③偶然性を生み出せる  色鉛筆は自分が描いた痕跡が積み重なって絵が出来ていく画材です。 それは色鉛筆の良い所でもあるのですが、一方で絵具のように、にじむ、垂れる、筆跡が残るなど、自分が意図しない所で偶然できる表情が生まれにくい画材でもあります。 テレピンを使う事で、その偶然性を引き起こし、それに反応して描き進めていく事で、絵に強さを出していきます。   今回は、皆さん初めてだったので戸惑いがあったと思いますが、テレピンを使った効果にうまく反応し、今までより一歩踏み込んだ作品が仕上がりました。 7月からは、テレピンでの描き方でサザエを描く事に挑戦しています。 サザエのゴツゴツした質感や複雑な色がどのように表現されるのか、完成が楽しみです!
動きの中からみつけた心地よさ
[小学生クラス] 2017.07.04
動きの中からみつけた心地よさ
毎年恒例、音からイメージを広げて描く6月の聴想画。今年は「水の音」をテーマに行いました。 まずは実際に水を触り音探し。時と場所によって様々な姿を見せる水。バケツや霧吹きを使い探した音は、1クラスでも100を超える勢い。ポタポタ、バシャバシャから始まり、ズンズンやビーンなど、本物を感じたことでしか出ない音も。 その後絵の具で「水中の音」を描き、最後にその上から白の液体粘土で「水面の音」を重ねました。筆を使わず、指や割り箸などで行ういつもと異なる表現は、教室を熱気にあふれさせ、どの子もスッキリとした表情で完成させることができました。 抽象的な表現の聴想画。目の前にあるモチーフとやり取りを行う観察画とは違い、対話するのは自分の「身体」。肌で感じ、耳を澄ませ、動きで表す。絵画の表現において、デッサンやペインティングなどといった様々な名前で区分されることがありますが、聴想画に近いものはドローイング。私の解釈ですが、目の前にあるものを写実性を重視して描くのがデッサンに対して、ドローイングは動きの中で見つけた形、心地よさを大切にする。精神性を形に表し、行為自体を作品にしていくもの。既存の「かたち」では決して到達し得ない、新しい価値がそこに生まれます。絵を描いている今、自分はどのように身体を使っているのか、ちょっと考えるだけですべての作品の伸びやかさは大きく変わります。今回描いている子供達の姿が、どこか巨匠然としていたのも、きっと五感五体全てを用いた制作だったからでしょう。 さて、今週からは気分をガラリと変えて夏の工作です。心から楽しんで制作していきましょう! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ☆☆小学生クラス生徒募集☆☆ 絵や工作が好きな子、学校の図工は苦手だけど、じっくり取り組んでみたい子。ぜひ一緒に制作しませんか? 【対 象】小学1年生〜4年生 *小学高学年の方は、子供上級クラス(木曜日)をお勧めしています。   【日 程】 7月は楽しい工作ですが、制作スペースの都合で見学のみお受けしています。 後半クラスは定員に達した為、募集を終了しています。ご了承下さい。 8/1(火)15:30〜17:00 テラコッタ(粘土制作) 9/5(火)15:30〜17:00 クロッキー   【受講料】1500円(ご紹介の方は無料!) 【持ち物】画材は全て教室でご用意します。 【服 装】汚れても良い服装でお越し下さい。   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ =お問合せ:アトリエ5 = ☎️ 044 – 411 – 5154(休:日曜日)10:30〜15:00 入力フォームはこちら↓ ご相談もお気軽にご記入下さい。 https://atelier-5.com/contact ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本画:紙風船の構成
[おとな美術] 2017.06.30
日本画:紙風船の構成
  今期の日本画クラスは紙風船をモチーフに制作を行っています。テーマは「色」。主なねらいは、色彩の構成による絵づくりと、特性ある日本画の絵の具の発色の研究です。日本特有の豊かな色彩の世界。暮らしや自然の中から見いだされてきた様々な色とその名の由来や、「襲(かさね)の色目」のように装束の色合わせの妙で四季折々の情趣を表現してきた文化を垣間見れば、古来からの日本人の色に対する繊細な感性を窺い知ることができます。改めて色を知り、色への想いを寄せ、自身の色彩感覚を知り深める機会としたいとも考えています。 鮮やかな紙風船は、自分ではなかなか選ばなかったかも、という声もありましたが、モチーフを自分なりに解釈し、どのような主題が引き出せるか?というところからのスタートでした。モノの描写としてではなく、色彩を主軸に、様々な要素のバランスで絵づくりを考えてゆきます。 例えば画の中に見せたい「赤」があるとして、その量は?形は?配置は?周囲の色は?ということを考えるだけでも幾つものパターンが考えられます。大胆なトリミングの構図、詳細な配色の計画… 下図を何点も作っては微妙な差による効果に気を配り、時間をかけ構想を練ってこられました。デザイン的な感覚が存分に刺激され、ウ~ンと唸りながらも意外と楽しい!と前向きです。 さてようやく下図や地塗りなどの準備が整い、これから水干絵具や岩絵具で描き進めてゆくところです。過去の制作から、墨・筆・膠・胡粉などの扱いに段々と親しまれた皆さん、近頃では胡粉を溶くのも慈しむような手つきです。絵皿にきれいな艶が出ていました。画材の魅力を丁寧に生かし、美しい発色とそれぞれらしい色の調和を目指していけたらと思います。   *** 展覧会情報 *** ◎『水墨の風』展  雪舟と長谷川等伯を中心に、日本における水墨画表現の多様な変遷に迫る企画。 洗練された美しい墨の濃淡に、涼やかさを感じられるのではないでしょうか。 出光美術館:〜7/17(月・祝)   ◎『川端龍子 ー超ド級の日本画ー』展  床の間にはない剛健な日本画の表現を切り拓いていった人物。 時事を捉えた画題、大胆な構図の大画面に闊達な筆致、冴えた群青色。 骨太な爽快さを味わえます。 山種美術館:〜8/20(日)
感じることを丁寧に
[幼児クラス] 2017.06.26
感じることを丁寧に
夏へと向かうこの季節、晴雨寒暖ありで毎日の天候が不安定ですね。そんな中の静かな雨の日はなんだか落ち着き、普段とは少し違う感覚が開かれるようです。梅雨の6月は聴覚を使っての絵画制作「聴想画」に取り組みます。 幼児クラスで用意した音は二種類。木製おもちゃのカラコロツリーと、金属でできた二つのヒーリングボール。どちらも、小さな玉が転がる音です。ゴロンと仰向けに寝そべり静かに目を閉じて、灯りも消して、そっと音を鳴らします。—カタコトコロリン、と軽やかな乾いた響き。ジリ~~ン、ジワ~~ン…、滲むような響き—それぞれの音に、床を伝って背中にも音が響くのか、クスクスと小さく笑ってくすぐったそうだったり、目を閉じたまま心地よさそうに微笑みを浮かべる子も。 じゃあ、この音を絵にしてみましょう。音が何色かなんて、考えてもわからない。直感で掴んだ絵の具のチューブは一人ひとり違っていました。カタチはどう?身振りでやってみると、こうかな?? 子どもたち自身の心と体の反応で、目には見えない音は姿を成していきます。音に合わせてリズミカルな線が生まれ、心に浮かんだ色は混ざり合って滲みます。 道具や色々な技法を用いながらも、シンプルに線と色と○○○...の形でできていく構図と画面。制限なく筆を走らせるのも面白いですが、要素を限定することで個々の感じ方・表し方の違いがより際立ってきます。 意図を超えた効果に自身でも魅了されながら、のめり込んで制作する姿。耳だけでなく身体ごと、音の響きにゆったり浸るように聴いた体験で、子どもたちの心が文字通り音に共鳴し表現につながったのかと思います。 感じることを丁寧に。答えを急がず、成果を焦らず。子どもたちが自分の力を十分に発揮できるには、知識を頭で理解することよりもまず、感受することの充実があればこそと思います。     *** 幼 児 ・ 夏 の 体 験 レ ッ ス ン *** 夏休み企画で、各回造形遊びを予定しています。お試しで体験レッスンはいかがでしょうか? 制作内容や指導方針、クラスの雰囲気を実際に感じてみて下さい。体験後、即日入会も可能です(残席僅かの為先着順になります)。 【対 象】年中・年長のお子様(4~5歳児)   *年少さんはご相談下さい   【時 間】木曜日 15:00~16:00(60分)   *体験当日はなるべく始業10分前にお越し下さい   【日程・内容】  8/ 3(木) テラコッタ(粘土制作)  8/17(木) えのぐ造形あそび  8/24(木) 紙の造形あそび   9/ 7(木) クロッキー  *いずれかの希望日をお伝え下さい       【受講料】1500円(ご紹介の方は無料!) 【持ち物】画材は全て教室でご用意します。 【服 装】汚れても良い服装でお越し下さい。 =お問合せ:アトリエ5 = ☎️ 044 – 411 – 5154 (休:日曜日)10:30〜15:00 入力フォームはこちら↓ ご相談もお気軽にご記入下さい。 https://atelier-5.com/contact
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