体験を予約する

┃ blog ┃

夏の絵巻
[小学生クラス] 2017.09.04
夏の絵巻
9月に入り、途端に朝晩の涼しさが増したように感じます。夏休みも終わりを迎え、それぞれのクラスで真っ黒に焼けた顔が揃い始めました。少し背が伸びたり、表情が逞しくなっていたり、この1ヶ月とても充実していたことがうかがえます。そんなステキだったであろうみんなの夏を記録しようと、8月は夏の思い出絵巻物を制作しました。 普段とは違う紙、墨、割り箸ペンを使用し、ちょっと特別な感じで描いていきます。長ーい障子紙をラップの芯に巻き付け、美しい和紙を張り付けると、それだけで立派な巻物。手にするだけでワクワクします。そこに教室で準備したものや、各自持参した『夏のもの』を観察し、描いていきます。慣れない割り箸ペンに始めは戸惑いつつも、丁寧さを忘れず、とても気持ちの良い墨の線を描くことができました。 暑さに負けず、溌剌とした表情で制作する姿。春の時より何倍も集中して制作できるようになり、作品もさらに良いものとなってきました。その成長の一瞬を、この絵巻物とともに、包んで大切にしてほしいと思います。 今日から秋の制作。さらに充実した時間を一緒につくっていきましょう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ☆秋の入会キャンペーン☆ 9月〜10月末まで体験レッスンを受付けています。 是非この機会に通常レッスンで教室の雰囲気などを確かめて下さい。見学も随時OKです。 各クラスの「ネット予約はこちら」でカレンダーが表示されます。ご都合の良い日を選んで下さい。 スタッフ一同お待ちしております。 【受講料】 通常1500円のところ→500円に割引(画材材料費込) 生徒さんご紹介の方は無料・10月末まで・先着順 == 小学生クラス生徒募集 == 【火曜日クラスの日程】9/5 9/12  9/19 10/3 *月曜日と水曜日は定員のため募集を終了しました。 *小学高学年の方は、子供上級クラス(木曜日)をお勧めしています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【小学生低学年クラスの体験予約】15:30〜17:00  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【小学生中学年クラスの体験予約】17:00〜18:30
使うことから始まる・生まれる
[幼児クラス] 2017.08.28
使うことから始まる・生まれる
8月の幼児クラスでは、夏休みスペシャル!と題して、造形あそびに取り組みました。テラコッタ粘土、絵の具、紙工作。各回それぞれ素材をたっぷりと用意し、教室の空間を活かして伸び伸びとした活動が展開できました。どうなるかわからない制作に最初は戸惑った表情もありましたが、仲間と一緒に素材と存分に戯れるうちに、汚れることは気にならなくなり、道具の使い方もマスターして、あちこち飛び回るように手も心も動きだし、キラキラとはじけた笑顔が見られました。 「好きなように」「好きなだけ」何かに打ち込める場面は、日常には意外と少ないのかもしれません。こま切れに設定された時間割、平等にと一人分が決められたモノの量。いつもどこかちょっと何かを我慢している、それが普通になっているのかもしれません。今回、材料を好きなだけ使っていいという設定から、自由さを得て心が解放されてゆく過程が見られ、作ることへの集中力を発揮する子どもたちを見て、「思いのまま使うこと」から始まる創造があるのだなと実感しました。遊んでいるうちに、これまで見たことのない形に出会う。驚きと楽しさからもっと作りたくなっていく。アイデアや創意工夫が生まれる。この夏思い切り遊び込んだ経験は、どんな力につながっていくのでしょうか。秋の実りが楽しみです。 活動の様子(Facebookアルバム)→☆   ====== お 知 ら せ  ====== 『年少親子クラス』 開講・生徒さん募集! 月に一度、年少児のお子様と保護者様を対象とした一回完結ワークショップクラスをこの秋より開講します。親子で一緒に造形活動を楽しみましょう!11月は祝日なので、パパさんとの参加も歓迎致します。 【日 程】9/28, 10/26, 11/23, 12/21(木曜日) 【時 間】15:00〜16:00(60分) 【対 象】3歳児の親子さん・定員4組 【受講料】1回2000円+税 ☆ご紹介の方は初回1500円に割引いたします! 【ご予約】       【詳 細】親子クラスご案内   ====秋の生徒募集キャンペーン==== 幼児(年中・年長)クラスの見学・体験レッスンの受講も受け付けております。 9月〜10月末まで、受講料通常1500円→500円に!ご紹介の方は随時無料です。 受講日は木曜日・金曜日(15:00〜16:00)内容等も予約時にご相談・ご確認下さい。 欠員が僅かの為、ご入会は先着順となります。 【ご予約】                     
うんとこしょどっこいしょ
[小学生クラス] 2017.08.21
うんとこしょどっこいしょ
8月初めは、彫刻家佐藤忠良さんの絵本『おおきなかぶ』より、かぶを引っこ抜く人の動きをテラコッタ粘土で作りました。夏休みのパワーを思いきり解放するような、一回かぎりの造形遊びです。 まずは、登場人物のポーズに注目しながら絵本『おおきなかぶ』を読みました。その後、自分たちも引っこ抜くポーズをして体のどこに力が入っているかを確認します。ここまでくると早く粘土に触りたくてしょうがない!ウズウズしている子ども達。準備はOK!いざ!粘土に向かいます。 ひんやりとした粘土をこねながら、麻紐を巻いた棒人間の芯材に少しずつ筋肉のように粘土をつけていきます。四つん這いになったり、すぐ転んだり。あちこちで「立たない~」と苦戦する声が挙がりバタンバタンと粘土人間の倒れる音がします。普段当たり前に立ったり動いたりしていますが、粘土で作ってみると絶妙なバランスで動いていることを知ります。足を太くさせたり、開き方を変えてみたり、頭の粘土を減らしたり。色々動かしてバランスを取ります。始めはあれだけ苦戦していたのに段々とコツを掴みしっかりと足腰で立つ人間が出来てきました。そうなったらこっちのもので帽子を被せたり、仲間ができたり粘土遊びはどんどん広がっていきました。粘土になった子ども達「うんとこしょどっこいしょ」と皆の声が聞こえてきます。最後は棒人間と粘土に戻しておしまい!たまには、わーっと作って壊して形に残らない活動もいいものですね。 == 秋の入会キャンペーン!小学生クラス月•火曜日(15:30〜17:00)クラス募集 == 絵や工作が好きな子、学校の図工は苦手だけど、じっくり取り組んでみたい子。 通常レッスンを体験してみませんか?9月は体験料が通常1500円が500円になります。 この機会にぜひご参加下さい。見学(無料)はいつでもお受けしています。 【募集クラス】月曜日Aクラス1名、火曜日Cクラス6名 【対 象】小学1年生〜4年生 【体験日】9月4日(月)5日(火)【人物クロッキー】講師を描きます。      9月11日(月)12日(火)18日(月)19日(火)【コラージュ】様々な紙を切り貼りして夏の思い出をコラージュします。      10月2日(月)3日(火)【観察画】モチーフを良く観察して描きます。 【時間】前半クラス 15:30〜17:00 【受講料】通常1500円→500円 (生徒さんご紹介の方無料) *小学高学年の方は、子供上級クラス(木曜日)をお勧めしています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【小学生低学年クラスの体験レッスン】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
夏の表情
[小学生クラス] 2017.08.14
夏の表情
夏休みも後半に差し掛かり、そろそろひぐらしの鳴き声が夕刻を湿らす頃。約1カ月半に渡る夏の工作も無事完成を迎え始めました。それぞれの考えた『顔』、並べて飾ってみると中々の圧巻で、作品に込めた願いやこだわりが実に様々で実ににぎやか。見ていてとても楽しい気持ちになれるものでした。 今回は、ただ『面白い顔』をつくるのではなく、その顔の性格や年齢、特徴や口癖など、細かい設定を基に進めました。絵画では見られなかった意外性のあるものも飛び出し、アイデアスケッチの時点でかなりの盛り上がり。その勢いのまま制作に突入。ハンガーとネット、粘土による基盤づくり、パーツ付け、彩色…。工程は多いものの、毎回しっかりと集中し、着実に出来上がっていく顔は、徐々に誰かに似てきたような…。最後にニスを塗り、完成させた作品は、作者と同様、どれも溌剌とした輝きを持ち、空想世界の顔で人間ではないはずなのに、全ての作品が作者本人を強く思わせ、「ああ、こんな顔するよね」と妙に納得してしまうものばかり。最早顔というより虫に近い(!)ものまで、そう感じさせてくれるから不思議です。それはきっと、作者の考えたどこにもない新しい顔の上に、自分でも気づかない、しかし確かにここにある、自然と滲みだした自身の『表情』が、見事に合わさったものだから。素直にそして真摯に作品に向き合ったからこそ表すことのできた、作者の『今』の表情。そして、知ってか知らずか新たに考えた設定は、作者の未来のどこかにある願いを込めた『これから』の顔なのかもしれません。 夏の開放感の中で生まれた、『今』と『これから』を映した作品。是非長くお家に飾って下さい。
夏の美術鑑賞会
[小学生高学年] 2017.08.07
夏の美術鑑賞会
先週、子供上級、子供油絵、中高生クラス合同で、夏の美術鑑賞会が開催されました。今年は神奈川県立近代美術館葉山館の『没後90年 萬鐵五郎展』を鑑賞、その後秋谷海岸で砂のオブジェ制作を行い、大変充実した時を皆で過ごしました。 暑さもしのぎやすい薄曇り、蝉しぐれを全身に感じ到着した葉山館。展示内容は作品数約300点というボリュームで、萬鐵五郎という一人の絵描きが、どのような変遷を辿ったのかが詳しく紹介されていました。デッサン、水彩画、油絵、水墨画と、技法も様々。また、描いた年代、環境、心情の違いでさらに広がる表現の豊かさが、鑑賞する者を圧倒していました。これだけの情報量だと、作品全てと正面から向き合い、鑑賞することはなかなか骨が折れるな…と、講師の心配もよそに、皆の鑑賞は真剣そのもの。ひとつひとつの作品にグッと近づき、絵の具の迫力を肌で吸収しようとする子。自分の作品と比べ表現方法をじっくり考える子。今日仲良くなった3人でお互いコメントを述べながら、楽し気にゆっくり回っていく女の子達。作者の考え方や絵描きとしてのバランスのとり方など、精神性に思いを馳せる中高生。全員が瞳を輝かせ、誰に教わった訳ではない、自分の鑑賞スタイルを持ち、驚くほど立派な感想を抱いていました。それは、頭ごなしの否定や、無防備な肯定などの色眼鏡が全くない、素直な『絵が好き』という気持ちによる輝き。自分の制作を、眼前の作品に繋げていける豊かな心。春から感じていた皆の『良い作品が描きたい』という熱い思いが、鑑賞という形でも伺うことができました。予定時刻を過ぎるまでじっくりと鑑賞した作品、きっと秋からの制作に活かされていくことでしょう。 その後、予定していた前田川散策は、前日の大雨で危険ということで、昼食の後、秋谷海岸に移動、砂のオブジェ制作に取り掛かりました。2グループに分かれ、海岸に落ちているものを利用し、それぞれ考えたテーマを基に制作。大自然に翻弄されながら、石や枯れ枝、流れ着いていた板などに敏感に反応し、協力して形にしていく作業は、クラス、年齢を超え、とても楽しいものでした。砂浜に描いた線が波にさらわれてもめげません。保護者の方も、ただ見守るだけでなく積極的に参加してもらい、枯れ枝による生け花、見事なネーミングなど、鋭いセンスで応じて頂きました。全員が作品制作を通してコミュニケーションを図っていくことは、ここでしかできない、アトリエ5のもうひとつのかたちでもあります。ただ見ている人は一人もいなく、何らかのアクションが作品上で影響し合うことの喜びが、完成作品に満ち満ちていました。 美術を通して触れ合った仲間。きっとこれから君達の大きな支えとなってくれることでしょう。 最後に皆で行ったシャボン玉が、砂浜の完成作品を優しく取り囲んだ後、天高く、そして水平線の彼方へ消えていく姿が、楽しく美しい夏の一日を穏やかに締めてくれました。 *活動の様子をfacebookのアルバムにしました。→☆
壁を越えて
[中高生クラス] 2017.07.29
壁を越えて
中高生:油彩 制作:2017年4月〜7月 ◎感想/講師:吉田一民 中高生の皆さん、春から夏へかけての油彩制作お疲れ様でした。学校の行事や部活動、勉強、進学と忙しい中、よく集中して描いていました。 皆は今回の作品を描いてみてどうだったでしょうか。中学生は「サザエとサンダル」高校生は「パイナップル・紐・ボウルとミラー」でした。二つの課題に共通する部分は、其々のモチーフの要素を生かすような配置を作ることと、個々のモチーフが持つ特徴を筆で表現することでした。 今回の合評会で完成した作品を見ると構図や色筆のタッチなど様々な工夫と自分ならではの表現が出来ていて、一つ上の「大人の作品」になってきたという印象を持ちました。本人たちは制作の中で悩み乗り越えなければならない 所も多かったと思うのですが、素晴らしい作品に仕上がったということは自分自身が非常に勤勉に真摯な姿勢で向き合った結果だと感じます。本当にお疲れ様でした。 「自分と向き合うこと」は自分の未来を見つめることだと思います。これからも失敗を恐れず色んな事に挑戦してみて下さい。失敗も成功も自分の未来へと繋がります。必ずしも成功する必要性はありません。失敗により壁を越えることもあります。全てが必要な要素の一つなのです。これからも自分のペースで一つ一つ壁を超えて行きましょう。これからの未来に出来るであろう作品を楽しみにしています。
過程として
[中高生クラス] 2017.07.28
過程として
子供油絵クラスに続き、中高生クラスも前期の合評会を行いました。水、木曜クラスでは、サイズ、技法、キャリアも様々なメンバーの中、お互いの発表に刺激を受け合いながら、とても充実したものとなりました。 素直な表現が輝く中1の作品から始まり、新しい表現を模索する高校生の油絵、最後に描写力を深めた高校生の鉛筆デッサンと、幅広い年齢、技法でしたが、全員がこの一作に込めた思いや苦悩をしっかりとした姿勢で発表できたことが講師としてとても嬉しいです。 人生で最も多感な時期に、日々変化する自己を見つめ、新たな価値を手探りで獲得せんとする姿。そしてそれをなんとか形にする苦しみ。『自分のやりたいこと』と現実のギャップ。その全てが詰まった作品でした。自分の中のハードルを下げて、今まで成功したことを同じように行い、無理やりに作品の完成度を上げることもできた中、誰一人としてその選択を行わず、失敗するかもしれない未知の表現へと自然と踏み出せていたことが画面に焼き付き、作者の現状を体現しているかのようでした。特に高校生は、発表の中でも『これで満足しているわけではない』といった表情がうかがえ、今、まさに今、挑戦している真っ最中だ!と、言葉にせずとも気持ちが伝わるものでした。 『過程の一枚』。これから長く続いていく表現の道中、今回の作品を是非そのように捉え、飽くことなく今以上にひたむきに多くを吸収し、自分の表現へ繋げて欲しいです。子どもから大人へ成長するまさに人生の過程であるこの時期に、悩みや失敗を恐れず、今だからこそ出来る思い切った挑戦と、打算のない高い理想を、どこまでも追求して欲しいです。いつか、描き続けた先で足が止まり、顧みた時、きっと今回の作品がひとつの道しるべとして在ることを信じています。 迷うことを恥じない制作。秋からも頑張りましょう。
すくすく、命のハーモニー
[小学生クラス] 2017.07.25
すくすく、命のハーモニー
「すくすく、命のハーモニー」作者:李昭憙(り そひ)8才 第19回カナガワビエンナーレ国際児童画展 時:2017年7月7日(金)〜8月20日(日)10:00〜17:00 /休:月曜日 所:あーすぷらざ(本郷台) 「絵は世界の共通語」を合言葉に、互いの文化や生活を理解し合い、国際交流を深める事を目的に、2年に1回開催されています。横浜開港以来の豊かな国際性を基に、神奈川では今や172の国と地域からなる18万5千人の外国籍の皆様が暮らしています。そして、この土地ならではの開かれた文化意識を守り育てていこうとする開催主旨に賛同し、アトリエ5は1995年から応募してきました。 今回は世界各国と神奈川県内のこどもたちから24,572点の応募があり、その中から519点を展示しています。先程、本田と春日と一緒に鑑賞してきましたが、どれも丁寧に描き込まれ、すっかり時間を忘れて見入ってしまいました。元住吉からは横浜で乗り換えもあり少し遠いのですが、2年に一度の貴重な機会なので是非お出かけ下さい。宜しくお願い致します。 過去の大賞受賞作品:https://www.earthplaza.jp/biennial/japanese/grand-prize/index.php   さて、今回受賞した李さんの筍とそら豆の絵はどの様に生まれたのでしょうか? 担当講師の山田が、モチーフへの思いなど熱く語っています。 →https://atelier-5.com/blog/kodomo/syougakusei/?p=4467 = アトリエ5の受賞者の記録 = 【第8回・1995年】 大賞 松島由利子 小4・金賞 渡辺 龍彦 小1 銀賞 本田 りさ 年長・銀賞 後原 英也 小1 銀賞 千明 英史 小2・銀賞 永安 研二 小3 【第9回・1997年】 銀賞 石川真起子 小2・銀賞 野口 海  小2 銀賞 渡辺 龍彦 小3 【第10回・1999年】 銀賞 雨宮 理沙 年中・銀賞  田尻亜弥子 小6 *第11回・2001年:主催者移行に伴い応募辞退 【第12回・2003年】 入賞 猪股奈々美 小2・入賞 後藤 搖景 小3 【第13回・2005年】 入賞 柴田 翠  小6・入賞 矢部優美子 小4 入賞 三浦 皓  小1 【第14回・2007年】 入賞 妻神佳乃子 小3 【第15回・2009年】 入賞 宇野 夏都 小3・入賞 谷口つぼみ 小2 【第16回・2011年】 入賞 内海 響 年長(独立行政法人国際協力機構理事長賞) *第17回と第18回:応募辞退 【第19回・2017年】 入賞 李 昭憙  小3 *第20回の応募:2018年10月(参加自由)  
体験を予約する