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色を深めた3ヶ月~子供油絵クラス合評会~
[小学生高学年] 2017.07.15
色を深めた3ヶ月~子供油絵クラス合評会~
昨日、子供油絵クラス・春の合評会が行われました。お暑い中お集まりいただいた保護者の皆様、誠にありがとうございました。 花香る春から新緑を経て、季節は夏。真っ白だったキャンバスは、3ヶ月経った今、見事な色彩と構成で彩られました。初めての油絵、これが一旦区切りとなる油絵。それぞれの思いを1人ずつ発表し、お互いを労う姿は、作品と共に成長できたことを感じさせてくれるものでした。   自分の培ってきた色づくりのノウハウを一旦壊し、さらに深めた子。 常に作品と対話し、難しいビンを最後には透明にできた子。 両手に筆を持ち、食べるように油絵を扱い画面にのめり込んだ子。 初めて光とかげを色で表現でき、さらに自信がついた子。 最後まで質感にこだわりを持ち、画面に強い意志を吹き込んだ子。 つらくても理想の表現を追い続け、作品としての質をどこまでも高めた子。 今までの自分から、大いなる一歩を踏み出し、6年生としての描き方を理解した子。   当たり前のように各々が異なる制作スタイルを貫き完成した作品には、ひとつとして同じパイナップルは見当たりませんでした。全員が自分を通して見た、感じた、考えたパイナップルを表現できたこと。それが、これから作品をつくる際に、どれだけ自信となり、どれだけ助けとなってくれることでしょう。 小学生クラスや鉛筆デッサンから学んだことが軸となり、深まる子供達の表現は、まさにこの季節、たくさんの陽を浴び、色を濃く美しくしていく緑のようでした。季節の変遷と子供の成長。実に見事な3ヶ月でした。
テレピンを使って描写を深める
[色鉛筆画] 2017.07.14
テレピンを使って描写を深める
おとなクラスの色鉛筆画では、4~6月の3ヶ月をかけてパプリカの制作を行いました。 パプリカだけで3ヶ月も!?と思うかも知れませんが、今回は「テレピン」という油絵用の溶剤を使用する方法で描写を深める事に挑戦しましたので、期間を長めに設定しました。 今回のブログではこの描き方についてご紹介したいと思います。   まず、「テレピン」という画材の説明です。 テレピンは、松脂を蒸留してできる液体で、油絵具に混ぜると絵具をサラサラにできます。塗った後は完全に蒸発しますので、画面に残る事はありません。   このテレピンの性質を利用して『油性色鉛筆を用い、ある程度描き進める⇒テレピンをティッシュなどに付けて画面を軽くたたく(色鉛筆を溶かす)⇒色鉛筆で描き進める⇒テレピンでたたく』と何度か繰り返しながら制作を進めて行きます。 そうする事で、ただ描き進めていくだけでは得られない効果を出す事ができます。 効果は大きく3つあります。   ① 描き込みがし易くなる  色鉛筆にはロウが含まれているため、何度も重ねていくとその成分で紙がツルツルになってしまい、色鉛筆が滑って色が乗りづらくなってきます。 テレピンで溶かす事でそれを緩和し、さらなる描き込みを可能にします。   ②深い色が表現できる  色鉛筆の粉を溶かす事で、ただ塗るだけでは出ない複雑な色味を表現できます。   ③偶然性を生み出せる  色鉛筆は自分が描いた痕跡が積み重なって絵が出来ていく画材です。 それは色鉛筆の良い所でもあるのですが、一方で絵具のように、にじむ、垂れる、筆跡が残るなど、自分が意図しない所で偶然できる表情が生まれにくい画材でもあります。 テレピンを使う事で、その偶然性を引き起こし、それに反応して描き進めていく事で、絵に強さを出していきます。   今回は、皆さん初めてだったので戸惑いがあったと思いますが、テレピンを使った効果にうまく反応し、今までより一歩踏み込んだ作品が仕上がりました。 7月からは、テレピンでの描き方でサザエを描く事に挑戦しています。 サザエのゴツゴツした質感や複雑な色がどのように表現されるのか、完成が楽しみです!
動きの中からみつけた心地よさ
[小学生クラス] 2017.07.04
動きの中からみつけた心地よさ
毎年恒例、音からイメージを広げて描く6月の聴想画。今年は「水の音」をテーマに行いました。 まずは実際に水を触り音探し。時と場所によって様々な姿を見せる水。バケツや霧吹きを使い探した音は、1クラスでも100を超える勢い。ポタポタ、バシャバシャから始まり、ズンズンやビーンなど、本物を感じたことでしか出ない音も。 その後絵の具で「水中の音」を描き、最後にその上から白の液体粘土で「水面の音」を重ねました。筆を使わず、指や割り箸などで行ういつもと異なる表現は、教室を熱気にあふれさせ、どの子もスッキリとした表情で完成させることができました。 抽象的な表現の聴想画。目の前にあるモチーフとやり取りを行う観察画とは違い、対話するのは自分の「身体」。肌で感じ、耳を澄ませ、動きで表す。絵画の表現において、デッサンやペインティングなどといった様々な名前で区分されることがありますが、聴想画に近いものはドローイング。私の解釈ですが、目の前にあるものを写実性を重視して描くのがデッサンに対して、ドローイングは動きの中で見つけた形、心地よさを大切にする。精神性を形に表し、行為自体を作品にしていくもの。既存の「かたち」では決して到達し得ない、新しい価値がそこに生まれます。絵を描いている今、自分はどのように身体を使っているのか、ちょっと考えるだけですべての作品の伸びやかさは大きく変わります。今回描いている子供達の姿が、どこか巨匠然としていたのも、きっと五感五体全てを用いた制作だったからでしょう。 さて、今週からは気分をガラリと変えて夏の工作です。心から楽しんで制作していきましょう! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ☆☆小学生クラス生徒募集☆☆ 絵や工作が好きな子、学校の図工は苦手だけど、じっくり取り組んでみたい子。ぜひ一緒に制作しませんか? 【対 象】小学1年生〜4年生 *小学高学年の方は、子供上級クラス(木曜日)をお勧めしています。   【日 程】 7月は楽しい工作ですが、制作スペースの都合で見学のみお受けしています。 後半クラスは定員に達した為、募集を終了しています。ご了承下さい。 8/1(火)15:30〜17:00 テラコッタ(粘土制作) 9/5(火)15:30〜17:00 クロッキー   【受講料】1500円(ご紹介の方は無料!) 【持ち物】画材は全て教室でご用意します。 【服 装】汚れても良い服装でお越し下さい。   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ =お問合せ:アトリエ5 = ☎️ 044 – 411 – 5154(休:日曜日)10:30〜15:00 入力フォームはこちら↓ ご相談もお気軽にご記入下さい。 https://atelier-5.com/contact ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本画:紙風船の構成
[おとな美術] 2017.06.30
日本画:紙風船の構成
  今期の日本画クラスは紙風船をモチーフに制作を行っています。テーマは「色」。主なねらいは、色彩の構成による絵づくりと、特性ある日本画の絵の具の発色の研究です。日本特有の豊かな色彩の世界。暮らしや自然の中から見いだされてきた様々な色とその名の由来や、「襲(かさね)の色目」のように装束の色合わせの妙で四季折々の情趣を表現してきた文化を垣間見れば、古来からの日本人の色に対する繊細な感性を窺い知ることができます。改めて色を知り、色への想いを寄せ、自身の色彩感覚を知り深める機会としたいとも考えています。 鮮やかな紙風船は、自分ではなかなか選ばなかったかも、という声もありましたが、モチーフを自分なりに解釈し、どのような主題が引き出せるか?というところからのスタートでした。モノの描写としてではなく、色彩を主軸に、様々な要素のバランスで絵づくりを考えてゆきます。 例えば画の中に見せたい「赤」があるとして、その量は?形は?配置は?周囲の色は?ということを考えるだけでも幾つものパターンが考えられます。大胆なトリミングの構図、詳細な配色の計画… 下図を何点も作っては微妙な差による効果に気を配り、時間をかけ構想を練ってこられました。デザイン的な感覚が存分に刺激され、ウ~ンと唸りながらも意外と楽しい!と前向きです。 さてようやく下図や地塗りなどの準備が整い、これから水干絵具や岩絵具で描き進めてゆくところです。過去の制作から、墨・筆・膠・胡粉などの扱いに段々と親しまれた皆さん、近頃では胡粉を溶くのも慈しむような手つきです。絵皿にきれいな艶が出ていました。画材の魅力を丁寧に生かし、美しい発色とそれぞれらしい色の調和を目指していけたらと思います。   *** 展覧会情報 *** ◎『水墨の風』展  雪舟と長谷川等伯を中心に、日本における水墨画表現の多様な変遷に迫る企画。 洗練された美しい墨の濃淡に、涼やかさを感じられるのではないでしょうか。 出光美術館:〜7/17(月・祝)   ◎『川端龍子 ー超ド級の日本画ー』展  床の間にはない剛健な日本画の表現を切り拓いていった人物。 時事を捉えた画題、大胆な構図の大画面に闊達な筆致、冴えた群青色。 骨太な爽快さを味わえます。 山種美術館:〜8/20(日)
感じることを丁寧に
[幼児クラス] 2017.06.26
感じることを丁寧に
夏へと向かうこの季節、晴雨寒暖ありで毎日の天候が不安定ですね。そんな中の静かな雨の日はなんだか落ち着き、普段とは少し違う感覚が開かれるようです。梅雨の6月は聴覚を使っての絵画制作「聴想画」に取り組みます。 幼児クラスで用意した音は二種類。木製おもちゃのカラコロツリーと、金属でできた二つのヒーリングボール。どちらも、小さな玉が転がる音です。ゴロンと仰向けに寝そべり静かに目を閉じて、灯りも消して、そっと音を鳴らします。—カタコトコロリン、と軽やかな乾いた響き。ジリ~~ン、ジワ~~ン…、滲むような響き—それぞれの音に、床を伝って背中にも音が響くのか、クスクスと小さく笑ってくすぐったそうだったり、目を閉じたまま心地よさそうに微笑みを浮かべる子も。 じゃあ、この音を絵にしてみましょう。音が何色かなんて、考えてもわからない。直感で掴んだ絵の具のチューブは一人ひとり違っていました。カタチはどう?身振りでやってみると、こうかな?? 子どもたち自身の心と体の反応で、目には見えない音は姿を成していきます。音に合わせてリズミカルな線が生まれ、心に浮かんだ色は混ざり合って滲みます。 道具や色々な技法を用いながらも、シンプルに線と色と○○○...の形でできていく構図と画面。制限なく筆を走らせるのも面白いですが、要素を限定することで個々の感じ方・表し方の違いがより際立ってきます。 意図を超えた効果に自身でも魅了されながら、のめり込んで制作する姿。耳だけでなく身体ごと、音の響きにゆったり浸るように聴いた体験で、子どもたちの心が文字通り音に共鳴し表現につながったのかと思います。 感じることを丁寧に。答えを急がず、成果を焦らず。子どもたちが自分の力を十分に発揮できるには、知識を頭で理解することよりもまず、感受することの充実があればこそと思います。     *** 幼 児 ・ 夏 の 体 験 レ ッ ス ン *** 夏休み企画で、各回造形遊びを予定しています。お試しで体験レッスンはいかがでしょうか? 制作内容や指導方針、クラスの雰囲気を実際に感じてみて下さい。体験後、即日入会も可能です(残席僅かの為先着順になります)。 【対 象】年中・年長のお子様(4~5歳児)   *年少さんはご相談下さい   【時 間】木曜日 15:00~16:00(60分)   *体験当日はなるべく始業10分前にお越し下さい   【日程・内容】  8/ 3(木) テラコッタ(粘土制作)  8/17(木) えのぐ造形あそび  8/24(木) 紙の造形あそび   9/ 7(木) クロッキー  *いずれかの希望日をお伝え下さい       【受講料】1500円(ご紹介の方は無料!) 【持ち物】画材は全て教室でご用意します。 【服 装】汚れても良い服装でお越し下さい。 =お問合せ:アトリエ5 = ☎️ 044 – 411 – 5154 (休:日曜日)10:30〜15:00 入力フォームはこちら↓ ご相談もお気軽にご記入下さい。 https://atelier-5.com/contact
自分だけの色見本帳
[小学生クラス] 2017.06.19
自分だけの色見本帳
5月最後のレッスンでは、色研究をしました。日本人は昔から色名人で、とても微妙な色に名前をつけました。例えば、海老茶色、若竹色、青竹色、銀鼠色などなど‥ 私たちのご先祖様は、微妙な色に自然を感じ素敵な名前を付ける繊細な感性を持っていたのです。 ということで、昔の人に挑戦。現代に生きる皆も自分の色をつくってみよう! 小さい紙にクレパスで混ぜ色をして塗り込み、名付けました。「夕やけ色」や「いるか色」など、出来上がった色からイメージした名前をつけました。「夜あけ色」子どものたどたどしい文字が下に書かれるだけで、クレヨンの混ぜ色を超え、夜あけをはっきりと感じ、胸が熱くなってしまいました。 中には、「びゅーはろ」「ろっし」のように音の感じと色の感じを組み合わせて全く新しい言葉をクリエイトした子も!最後は、スケッチブックに貼って自分だけの色見本帳が完成です。 今回は、絵を描いた訳ではないのに、それでも十分皆のそれぞれの世界の感じ方が「色」と「名前」に表われていました。「汚い色が無いってことを知るよね。」 皆のスケッチブックを見て講師本田が一言。この色の研究が、今後の作品に色彩の深みを与えることは間違いなさそうです。 春日展覧会と受賞のお知らせ
春日千尋より受賞と伊勢丹展示のお知らせ
[お知らせ] 2017.06.19
春日千尋より受賞と伊勢丹展示のお知らせ
小学生クラスアシスタントの春日です。私事で恐縮ですが、二つお知らせをさせて下さい。 【新宿伊勢丹でグループ展をします。】 『夏の書斎』[会期] 7月5日(水)~11日(火)[会場] 伊勢丹新宿店本館5階=パーソナルルーム/プ ロモーション[時間]  10:30~20:00[出品作家] 宇佐寛•春日千尋•川口剛•北川亜紀子•酒井崇•高城加世子•Chigiradio•星野明宏•森美香穂 『夏の書斎』をテーマに9名の作家でグループ展をします。 風鈴やガラスペンなどのガラス工芸作家さん、線画の作家さんなど、夏らしい展示になりそうです。私は、紙版画と木版画のイラストレーションを展示販売しま す。涼しげな作品達が待っていますので是非脚を運んで頂けると幸いです。どうぞよろしくお願い致します。 【HADC賞受賞しました】 昨年、私がイラストを描いたオーガニックの下着屋さんmarruのお仕事が、広島のADC賞というデザインの賞でグランプリを頂きました。審査員の方は、去年の亀倉雄策賞の三木健さんや、日本デザインセンターの大黒大吾さんなどです。http://www.hiroshima-adc.com/ グ ラフィックデザイナーの矢吹奈美さんは、女子美大学の同級生です。私の仕事は下着を包む布パッケージに、季節ごとの物語の絵を描くというもので、まさにア トリエ5の空想画と同じことで、子ども達に刺激を受けながら描いたものでした。新しい春夏秋冬シリーズもイラストを描いています。これからもっと精進したいと思います。    
朝の時間
[ツジエツコ] 2017.06.16
朝の時間
梅雨入りしましたが、今日も夏日の様です。皆様、ご体調いかがでしょうか? 私は、開講30周年を機に、次のステージを目指して生活のリズムを整えているところです。ずっと夜型で朝が苦手だったのに、先月から朝食前に1時間絵を描く様になり、調子が良いのでしばらく続けてみようと思います。 いつも色鉛筆は主にファーバーカステルの水性色鉛筆を用いているので、織物の様に色が重なるだけでなく、雫で滲む部分もあります。「点々で何を描いているの?」と突っ込まれそうですが、ようやく下地ができたところです。1本ずつ細い糸の様な線を重ねて面を構成していくのは地道ではありますが、慌てず静かな気持ちで取組む事ができて、油彩や水彩には無い魅力だと思います。 また、この様に抽象的な表現も、こどもクラスでは「聴想画」として、形のある物だけでなく五感で感じた事を、もっと素直に表現できないか?と、考案したのが始まりです。今月は、幼児クラスも小学生クラスも、お水たっぷりで教室はびしょびしょですけれど、、美しい色彩が響き合いとても楽しそうです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ =おとなクラス・生徒募集= 【木曜日午前クラス】10:30〜12:30 月3回 講師:辻悦子 小学生や中学生のお子様がいらっしゃるママさんが在籍中で、絵に没頭する時間は「自分を取り戻すオアシス〜♪」と好評です。初心者の方は鉛筆デッサンから始めて頂き、その後は季節の花や果物を中心に色鉛筆画や油絵などお好きな画材で楽しく表現して頂けます。 絵が好きだけど子供がいるから無理と諦めていた方は、是非お気軽に見学にお越し下さい。技術面だけでなく様々な情報交換など楽しい休憩タイムもございます。なお、お子様が在籍中やOBOGの方は、体験レッスンが無料になります。まずは、お気軽にお問合せ下さい。お待ちしています。 【お問合せ】 アトリエ5☎ 044-411-5154(休:日曜日)  入力フォームはこちら↓ ご相談もお気軽にご記入下さい。 https://atelier-5.com/contact    
パイナップルと春~子供上級クラス~
[小学生高学年] 2017.06.12
パイナップルと春~子供上級クラス~
子供上級クラスでは、約2ヶ月かけて制作した観察画「パイナップルと春」が、先日完成しました。 毎回和やかな雰囲気の中、初回に相応しい充実した制作となりました。 1枚にかける時間が増え、小学生クラスの時にはできなかった技法や表現に進んで挑戦する姿が多くみられ、それぞれの「絵の中でやりたいこと」が自然と滲みだす作品達。作者の等身大の「今」がビシビシと伝わってきます。 今回は特に「絵をつくる」ことにポイントを置いて進めてきました。 モチーフの描写や配置、色の選び方、それぞれが絵を描く上で欠かせない要素ですが、それら全てがうまく組み合わさり、心地よいバランスをとってこそ初めて見えてくる美しさがあります。さらにそこに作者の「こんな絵にしたい」という意志を、存分に注ぎ込むことによって表現される作品としての魅力。偶然ではなく、意図してそれらを行う。それぞれのモチーフを描いて終わりではない、その先にある工夫。ひとつひとつの工程で妥協せず、腰を据えて行えるのは、やはり上級クラスだからこそ。先人の名作に学び、敬意を持ち、指導者の言葉を吟味し、自分の思いに忠実に判断を下す姿は、まさに子供から大人へ成長しつつある思春期を迎える彼ららしいものでした。 6月は聴想画。さらに一歩進んだ彼らの「今」が見られることが、とても楽しみです。
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