体験を予約する

┃ blog ┃

夏の人形劇
[小学生高学年] 2010.06.11
夏の人形劇
人形劇団ひとみ座から特別講師(松本幸子様・高橋奈巳様)をお迎えして、いよいよ今月末から「夏の人形劇の制作」が始まります。小学生高学年クラスで、まず自分が作りたい人形を作り、持ち寄った人形で1からお話を作り、小道具も担当します。幼稚園クラスと小学生低学年クラスは、アトリエの空間を活かした舞台美術を担当します。お話の記録と音響は渋谷葉子、ナレーションは飛川あずさと高橋千晴、私は、企画と人形制作の指導・ビデオ編集の担当です。 松本幸子様は、以前アトリエ5の大人クラスに在籍されていて、さらにお二人のお嬢様も現在、高学年クラスと中高生クラスに在籍されています。そうした経緯で構想10年!1年目は「森と湖」2年目は「海」そして3年目の今年は「夜空」が舞台になります。過去2年も、心に残る感動的な取組みでした。子供たちが自分と仲間の力を信じて作り上げるプロセスは、我々美術教育に携わる者の真の力量が試される場でもあります。 以下に、特別講師の挨拶文の一部をご紹介します。 「やらされるのではなく、自ら選び取って表現することの充実感。私たちはそれぞれの表現を否定せず、正解も間違いも無く、全てそれがあなたの表現なのだと受け取り返していく、そういう大人として参加者と向き合っていきたいと思っています。」 力強い言葉が胸に迫ります!常に「どうしたい?」と問いかけ、子供たちの心の動きに寄り添いながら、力を合わせて「形」にしていきたいと思います。先月からスタッフと共に舞台美術の構想を練り、試作を繰り返し協議を重ねています。夏の工作もお楽しみに! ◎鑑賞会…8/23月・8/26木・8/27金 各回・開場17:30 開演18:00 終演18:30 (無料・予約制:電話 044-411-5154)
アスパラとアイビー
[幼児クラス] 2010.06.03
アスパラとアイビー
幼稚園児ー春の観察画 ◎制作のねらい ・ものの特徴をよく観て表現することを、楽しみながら身につける。 ・緑と赤のモチーフの色の対比の美しさを感じて描く。 ・周りに白いクレパスで線を引き、モチーフが美しくみえる背景の色をつくる。 ・絵の具、クレパスのお道具の使い方を丁寧に指導する。 ◎感想/講師:中家総子 主役のモチーフにFクラスではアスパラを、Gクラスではアイビーをそれぞれ描きました。赤い房つきトマトとの色の相性が抜群です!当日に悦子先生がお向かいのクリーニング屋さんから頂いた夏みかんも加わり、色彩豊かな画面に仕上がりました。 幼児さんにとって描く難度の高いアスパラですが、みんな臆することなく向かっていました。先っぽの複雑な色もその子なりに感じ取り描いていて、感心しました! アイビーは大きさの違う葉をよく観て描き分けました。先っぽの小さな葉っぱの可愛さに引き込まれて、楽しんで描くことができたと思います。緑は難しい色でクレパスをそのまま使うと、生っぽくてけばけばしい色になってしまいます。今回クレパスの色をたくさん重ねて一人一人が良い緑色を作れました。まわりは白 いクレパスでお散歩の線を描き絵の具で思い思いの色を塗りました。
キャベツとビー玉
[小学生クラス] 2010.06.02
キャベツとビー玉
小学生低学年クラス・春の観察画 ◎制作のねらい ・「よく観て描く」とはどういうことか、佐藤忠良「木」のスケッチを紹介し、   物の質感や量感、生命感を表現し描いている凄さを感じてもらう。  ・自然物のキャベツと工業製品のビー玉がもつそれぞれの美しさの違いを感じて描く。 ・蓮根とビー玉を利用して背景の構成を考える。 ・モチーフが美しくみえる背景の色を考える。 ◎感想/講師:中家総子 今回導入で佐藤忠良さんの木の素描を紹介しました。自然物に敬意を込めて、真摯に向き合い表現を続けている忠良さんの姿勢を子ども達にも伝えたかったからです。作品を観た後、キャベツを実際に手に持たせ重さやみずみずしさを感じてもらいました。みんなスイッチが入ったようにキャベツの断面の細か い表情を真剣な眼差しで描いていました。モチーフの美しい色をクレパスで再現するため、何度も色をかさねている姿もとても素晴らしかったです!自然物のお野菜との対比で工業製品のカラフルなビー玉をアクセントに使用しました。ビー球の配置を考えることで構成についても学びました。ひとりひとりがよく観て描き表現する ということを学んでくれたと思っています。
おでかけ5−2010,5月
[親子クラス] 2010.05.31
おでかけ5−2010,5月
お天気に恵まれ今日も楽しく虹色散歩です。くじ引きで当たった「色」の積み木を手に、出発進行!ブレーメン通りをきょろきょろ。。。「きいろあった!」「むらさきあった!」と意外な所に「自分の色」を探し、親子で大騒ぎしながら、井田公園に到着しました。アトリエ5でお馴染みのシャボン玉でたっぷり遊んだ後は、「お水でお絵かき」です。 ペットボトルの蓋に小さな穴を空けて、乾いた砂の上に水を垂らしたり、ぴゅ〜っと飛ばす遊びです。これは、アメリカの抽象画家・ジャクソンポロックが行った「ドリッピング」という技法に近く、描く行為の原型ともいえます。私は、画用紙に描く前の準備段階として、野外でのびのびと線描を楽しんで欲しいと思い、「おでかけ5」の活動を始めました。ぴゅーっと描いては「わあ〜っ!」と歓声が上がり、両手を挙げてぴょんぴょん跳ねる歓喜の姿に、「これだ!」という感動がありました。お天気が良ければ次回も是非やりたいと思います。 だんだん調子が出てくると、水道で給水。。。ところがなぜか蛇口の周辺で、仲良くじゃ〜っとお水を流す事に夢中になって、まるで打ち合わせをしたかの様に、「汲む→二人で並ぶ→お水じゃー」を何度も繰り返し、すっかりびしょびしょ!他に絵本なども用意していたのですが、子供たちが次々に遊びを開発する勢いに圧倒され、お母様方とそっと見守る事にしました。でもそろそろ。。。もっともっと!と言うところをなだめ、あたたかな日差しを浴びながらおやつタイムにしました。お母様方ともゆっくりお話ができて良かったです。 帰り道で、公園近くのお家の方に、赤紫と白のホタルブクロを分けて頂きました。きれいな花を手に「ありがとう!」とお礼もちゃんと言えました。今日も本当に楽しかったです。こちらこそありがとうございました。 次回は6月28日(月)13:30 〜15:00 参加費無料・雨天中止/予約・お問合せ:☎044-411-5154/講師:辻
みつばちマーヤの冒険
[小学生クラス] 2010.05.28
みつばちマーヤの冒険
昨年の6月に小学生クラスで、細密画家・熊田千佳慕さんの白寿記念展を前に「みつばちマーヤの冒険」に挑戦しました。くじ引きで場面を選び、みんなで協力して素敵な紙芝居に仕立てました。完成後はお母様方もご招待して発表会も開きました。自分の番になると緊張しながらも大きな声で読み、堂々とした姿が素敵でした。子供たちの作品と発表会の様子(全83枚)はこちら→ギャラリー5 また、夏休みには松屋銀座の展覧会に、ご家族で鑑賞にもでかけて頂きました。関係者の方に、「千佳慕さんに子供たちの作品を是非お届けしたい。」と申し出たところ、ご病気で入院中との事でしたが、ご配慮により病室に届けて頂き、ご本人もとても喜んで下さったとの事でした。けれど、8月13日に永眠。。。それから間もなくの訃報に驚きと悲しみも深かったのですが、子供たちと共に手を合わせご冥福をお祈りしました。最後に見て頂けて本当に良かったと思います。こうした一連の取組みに、保護者の皆様にもご賛同頂き誠にありがとうございました。 あれからもう1年になるのですね。。。子供たちは今年も蝶や虫を描きました。千佳慕さんの様に自然界の美しさに気づき、楽しんでくれたらと思います。みんな昨年よりぐんと腕を上げていて感動しました。 〈虫は僕であり、僕は虫である。人間様がいちばん偉いような顔をしているけれど、虫から見れば、所詮(しょせん)は同じ生き物。根は一緒(中略)〉〈あせっても春は来ないし 忘れていても春は来る 自然はきわめて自然である〉
体験を予約する