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ラストスパート!
[中高生クラス] 2016.06.25
ラストスパート!
 ◎感想/講師:吉田一民中高生クラスでは現在、3ヶ月かけて油絵を制作しています。作品は7月一杯で完成となるので現段階ではまだまだ途中ですが、日々成長していく本人達と共に作品の方も様々な変化が見られ、考え方や物事の捉え方の幅が広がっていると共に、色使いや形を表現も上達してきているなと感じます。 作品を制作する中で、本人達も描き始めは悩んだり描き直したりと試行錯誤を繰り返していましたが、段々と作品に色が付いてくると私自身が何も言わなくても、自分自身の考えで表現し工夫していおり、日に日に良くなっていく作品の姿に私も毎回驚かされています。また、作品の描き込みなどを見てみると対象をよく見て観察して描いており、以前に行ったデッサンの経験が生きてきているなと本人達も感じているのではないでしょうか。作品について話しをする中で「ここは明るい空間にしたい」「メインの色で考えたい」「模様の表現を頑張りたい」など、様々なアイデアや課題を持って表現している様子が伺えます。しっかりとした考えを持って話す所などとても素晴らしいと思うので大切にしていってほしいと思います。 油絵の方も中盤を過ぎ少しずつ完成が見えてきたのではないでしょうか。あと一息となります。ラストスパート頑張りましょう。
植物着彩
[中高生クラス] 2016.03.28
植物着彩
  ◎講師:吉田一民/制作:2016  3月 今月は色鉛筆を使いポピーとグラスを描きました。久しぶりの本格的な着彩で少々不安になる所もあったと思いますが、出来上がった作品を見ると完成度が高く、集中して描いていた様子を感じ取ることが出来ます。 毎回の授業で鑑賞の時間を入れて、工夫した所やこれから描こうとしている所などを発表してもらっていますが、表現に幅が出てきたことを感じさせる発言が出てきており、「グラスと入っている水の色の表現に差をつけたいです。」「難しい蕾の表現を描きました。」「描くだけでなく消すという表現にも挑戦しました。」など、堂々と発表すると共に、中々に興味深い意見が出てくるので毎回楽しく聞かせてもらっています。これらは言葉にすると一言ですが、実際の作品を見ながら説明を受けると非常に多彩な意味が含まれ、鑑賞している側も思わず「なるほど」と思ってしまいます。本人が表現したいことをどの様に絵画の画面にアプローチしたか、それを実際の作品と本人の言葉で語ることが、多くの学び合いの場に繋がっているのだと改めて感じてしまいます。また、見ている側も鑑賞し学ぶ意欲が見てとれるので、クラスの皆の良いところをどんどん吸収していってほしいと思います。 これからどんな作品が出てくるか非常に楽しみです。型にはまらず自由な作品を制作していって下さい。植物着彩お疲れ様でした。
鉛筆デッサン
[中高生クラス] 2016.02.19
鉛筆デッサン
◎講師:吉田一民/ 初めまして、去年の12月から中高生クラスの担当をさせて頂いています吉田一民です。毎回、明るく楽しいアトリエ5の雰囲気を感じつつ、生徒たちの元気な姿を見ることが楽しみで授業をさせて頂いています。生徒たちも進級やテストなどで忙しい時期ですが、描きに来ている時は元気に来てくれているのでそれに応えられるよう頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。 今回の作品は2月初めに描いたビンのデッサンになります。本人たちは鉛筆デッサンは久しぶりとのことでしたが、そんなブランクを感じさせない作品に出来上がったのではないでしょうか。 デッサンは表現技法の基盤となるもので、様々な場面に応用が出来るものとなります。それ故に、結構地味な作業が多く根気が試されることも多々あったと思いますが、本人たちは毎回、集中して制作に取り組むなどして素晴らしい姿勢を見せてくれました。また、それぞれの作品を鑑賞し合う場面で自分自身の発見や工夫を発表するなどして、それぞれの視点を学ぶことにより、さらに表現の幅が広がったように思います。 私自身、生徒たちの制作を見守る中で、ものすごい速さで技術を吸収し上達していく姿には毎回驚かされていました。明るく元気な姿でこれからも頑張ってほしいと思います。
私の好きな曲
[中高生クラス] 2015.12.19
私の好きな曲
制作:2015年 秋冬 ◎感想/講師:辻悦子 中学生クラスでは音楽好きが多く、油絵のお片づけの時には「○○のライブ行きたあ〜い!」と楽しそうに情報交換しています。そんな様子を見ていて、秋の油絵は、少し難度の高い「抽象表現」に挑みました。 まず、好きなアーティストの1曲を選び、スケッチブックに下描きをして、少しずつ自分の描きたい事が見えて来たら、キャンバスに再構成していきます。 途中、何度も聞き込んでいくうちに、最初のイメージが物足りなくなったり、逆に省略したくなったりと、試行錯誤を繰り返すと何だかいい感じになって来て、最終日には新しい自分を見付けた様で、大満足の笑顔を見せてくれました。 私は今回初めて聞く曲が多く、歌詞に共感したり、テンポに付いて行けなかったりと必死でしたが、新鮮で楽しい時間でした。全体に落ち着いた配色の作品群ですが、自分らしい色作りのコツを掴み、暗いだけではない魅力があります。 幼児クラスや小学生クラスで描いて来た「聴想画」が、思春期にこのように発展する事は感慨深く、これからも臆せず素直に表現できる場でありたいと願います。 *facebookに写真を追加しました。→☆   
辻 /中高生:春の静物画
[中高生クラス] 2015.07.12
辻 /中高生:春の静物画
おとな美術コース・中高生クラス 制作:2015年春期 ◎感想/講師:辻悦子 小学生の油絵とはひと味違った、思春期ならではの空間と果物たちです。自分で選び自分で組む...この当たり前を小さい頃からくり返し、構図にメッセージを込めるまでになりました。余白にも配慮が行き届き「なるほど、なるほど...こう来たか〜!」と、唸るばかりです。 中学1年生の感想に、「描いている時は分からなかったけれど、仕上がったら中学生らしくなっていてビックリしました。」という様に、自分でも意識しない事がふと表れたりするので、絵はそこがおもしろいのかもしれません。小さい頃からもう5年?10年?という長いお付き合いもあり、子どもたちの成長に負けない様に、私も勉強しなくちゃ〜です。 近年、中学校に進学してもそのまま油絵を継続する生徒さんが増え、部活や塾との両立に関心しています。その秘訣は、やはり集中力!制作中の静けさにその深さが表れています。更に、物事を計画的に進める能力も養われ、普段の生活にも活かされている様です。「塾の夏期講習で、夏休み全然無いじゃん!」と言いながら笑顔なのはなぜ? なお、美術系の高校に進学希望の方は、実技試験の準備があるので個別に進路相談も行っています。お気軽にお問合せ下さい。 *facebookに写真を追加しました。→☆
辻 /中高生クラス:油絵「包む」
[中高生クラス] 2014.07.18
辻 /中高生クラス:油絵「包む」
◎宇野夏都(中2)「新たな一面」 今回の油絵は、中学二年生の春に描きました。久しぶりに布の表現をしたり、ビンをよく見て描いたりと、どんどん油絵の技法がレベルアップしていると、やってて思いました。 今回の油絵のタイトルは「新たな一面」です。なぜ、このタイトルかというと、私は去年の秋の油絵の時は、学校でのトラブルがいろいろあった時期に描きました。その油絵から春の作品になって、あの時とは違う自分がいるということが、あの時描いた油絵とは違うところだと思ったので、このようなタイトルにしました。 頑張ったことは三つあります。一つ目はビンです。今回のビンはよく見て、絵だけどビンがそこにあるかのように描くということをしました。なので、最初はなかなかうまく描けず苦戦をしましたが、悦子先生や友達の絵を参考にしながらやりました。二つ目は布です。布のどこが明るいかとか、影の付け方などいろいろなところを考えながら描きました。布を描くのは約1、2年ぶりに描いたのであの頃とは違う布の表現ができるようにしました。三つ目はバックです。モネの点描を参考にしたがら、今まで自分がやってこなかったやり方に挑戦をしました。いろんな色をするのはもちろん、ビンや布の色なども少しバックに入れたりして、全体が落ち着くようなバックにしました。 この油絵を通して、新たな挑戦ができました。油絵を見れば今まで描いてきた中よりも一段と大人らしい作品に仕上がっており、自分でも成長したなと思う作品ができました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◎感想/中高生クラス講師:辻悦子 今年の中学生クラスは、人数も多く熱気ムンムンです。みんな小さな頃からの長いお付き合いで、小学生高学年の頃に美術館巡りや人形劇などにも挑戦してきました。どれも心に残るものばかりで、作品群はそのままアトリエ5の歩みでもあります。子供たちの優れた資質とご家庭のご支援のお陰です。いつもありがとうございます。 中学校に上がり、部活動や通塾など学業との両立は困難を極め、交友関係など思春期の複雑な心境に揺れる時も、ガールズトークで互いに励まし合って発散している様です。いつも笑顔で集う仲間ですが、制作中は静かな独特の雰囲気になります。学校の図書室から、必要な画集を借りて来て参考にしたり、自ら研究する姿勢もようやく生まれて来た様です。途中何度も修正を重ね自分の考えを確かめつつ、でも妥協せず最後まで真剣に描きました。私の指導は、「どうしたい?」「他に方法は無いかな?」と、投げかけ一緒に考えるスタイルです。特に技法に関しては、本人が納得できるかどうかが肝心で、結局いろいろと試してみて一緒に悩むパターンが多いです。そうした中で、何とか今の自分が出し切れた様で、完成時の表情はとても満足そうでした。 私もこの濃密な制作の場に立ち会えて嬉しかったです。でも、完全燃焼で少しお疲れかも?夏はお待ちかねの「オルゴール」を作ります。粘土こねこねして楽しくやりたいです。お楽しみに〜! *facebook[アトリエ5〕に、作品写真を追加しました。→☆ 
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