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辻 /作品展2015 の感想
[作品展] 2015.03.13
辻 /作品展2015 の感想
主宰:辻悦子 夢の様な3日間でした。今回は、薄曇りの寒い日が続きましたが、こども会場とおとな会場を合わせて1000名以上のご来場を頂き、誠にありがとうございました。生徒さんのすばらしい作品群、講師陣の熱意が伝わる展示、そして丁寧に鑑賞して下さるお客様のご支援、、、その全てが見事に調和していました。両会場の様子は、次週に「作品展の記録」としてご報告致します。お楽しみに! 全力を出し切った!と思っていましたが、まだまだ行き届かない点も多くあります。ご感想や改善点などお気軽にお寄せ頂き、今後に活かして参ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。 アトリエ5の持ち味は、五感を意識したカリキュラムと、四季折々のモチーフやテーマです。そして、すぐ目の前の目標だけでなく、成長の過程とその先を見据えた確かな取組みでありたいと願います。我々講師陣もこの原点に還り、またゆっくりと歩んで参ります。 最後に、アトリエ5の壁にいつも掲示している「言葉」を添えます。今回、おとな会場デビューを果たした10名の中学生、進路に悩む高校生、さらに大学受験・就職・結婚・出産などの報告に来てくれたOBOGの姿にも重なります。「しんけんに」取組む感覚を忘れず、それぞれの場で力を発揮して下さい。これからも応援宜しくお願いします。 = 子供の美術 = 彫刻家:佐藤忠良 図画工作の時間は、じょうずに絵をかいたりものを作ったりするのがめあてではありません。 じょうずにかこうとするよりも、見たり考えたりしたことを、自分で感じたとおりにかいたり作ったりすることが大切です。 しんけんに絵を描き、ものを作り続けていると、じょうずになるだけでなく、人としての感じかたも育ちます。 このくり返しのなかで、自然の大きさがわかり、どんな人にならなければならないかが、わかってきます。 これが めあてです。        
渋谷/作品展2015 の感想
[作品展] 2015.03.12
渋谷/作品展2015 の感想
親子クラス 2015年3月 ◎感想/講師:渋谷 葉子 2015年の作品展も大盛況のうちに終え、いま静かにその感動に浸っています。 会場での子ども達の自信に満ちた笑顔、お子さんの作品を見つめる保護者の方々の温かい眼差し。日頃のレッスンで見ることのできない場面に、私達スタッフの感慨もひとしおです。 そんな中、熱心にメッセージカードを書いている姿のとなりに目を移すと、昔と変わらない懐かしいお母さん。エッ !? じゃあ、となりは◯◯ちゃん !?お母さんの顔を見なければ、おそらく素通りしたであろう程に成長したその姿は、私の身長を軽く追い越し、でも、細く面長な顔だちには、確かに子どもの頃の絵に向かうキラリとした懐かしい瞳がありました。 思い起こせば、9年前に辻先生のアシスタントをさせて頂くことになり、美術教育について学んできました。そして、日々の実践の中で、その多くを子ども達から教えてもらいました。 アトリエ5の制作は「自信をもって線を引く」「自分の色作り」「自分の考えを込める」に重きを置きます。そのためには導入の時間が大切で、講師との言葉のキャッチボールが作品の鍵を握ります。私はその時の子ども達の言葉を書き留め、離れた位置から見守ることで「絵を描く心」を学ばせて頂きました。 その頃の生徒さんの大半の方は、進学やお引っ越し等でアトリエを巣立っていきました。でも、こうして作品展やメール、年賀状等のやりとりで応援メッセージを頂いています。今回お会いしたOBの生徒さんも、作品を見入っては懐かしそうにメッセージを書いてくださいました。 メッセージカードは、作者とご来場下さったお客様との心をつなげる作品展の大事なツール。メールとは違って、手書きで一字一字丁寧に書かれた文字には何よりも気持ちが伝わってきます。そして、ご家族の方やお友達だけでなく、見ず知らずの方々からもお褒めの言葉を頂いたことで自信がつき、次への作品へとつながるのです。 また、学年が大きくなると、辛い時に読み返してお守り代わりのようにしているというお話を聞きました。ぜひ、大切にしまっておいて、時には読み返して、今の気持ちを思い起こしてみましょう。きっと、力をもらえるはずです。 昨今は子ども達を取り巻く環境が荒み、悲しい事件も多く、胸を痛めますが、作品展を通して、生徒さんやご家族の皆様との絆を目の当たりにしますと、アトリエ5は大丈夫という確信と、それを新たなエネルギーに置き換えることができ嬉しく思います。親子クラスの生徒さんも、はじめの一歩から末長くお付き合いできることを願っています。 最後に、在籍の生徒さん、保護者の皆様、OBの皆様、これからも変わらずにアトリエ5を応援して下さいね。そして、いつでも遊びに入らして下さい。スタッフ一同、心よりお待ちしております。
春日/作品展2015 の感想
[作品展] 2015.03.11
春日/作品展2015 の感想
小学生クラス 2015年3月 ◎ 感想/アシスタント:春日千尋 アトリエ5作品展に、ご来場いただいた皆様、準備や片付けなどご協力いただいた保護者の皆様、 そして手伝いに駆けつけてくれたOB、関係者の皆様、本当にありがとうございました。 人と人との暖かい思いの繋がりを感じた素晴らしい展覧会だったと思います。 今週から通常のレッスンが再開しましたが、子ども達の「描きたい!」という気持ちが いつもより強いことを教室に入ってきた時から、感じました。目の色が変わった子も、何人もいました。 絵を描いて人が見て喜んでくれることは、自分自身を認めてもらえることと同じ。 展覧会で、自分の作品が、家族や名前も知らない人を喜ばすことが出来ることを知ることは、 子ども達にとって何にも代え難い経験になったと思います。 絵は、「描き方」は教わることができても、自分自身の心が動いていないと「描く」ことはできない。 作品は作者が心を動かした結果でありその記録です。だからこそ眩しく人の心を打つのだと思います。 今、子ども達は、展覧会で生けられた花を描いています。 展覧会の余韻に浸ったのは、最初だけで、一人一人無口になり制作に没頭していく姿は、 「今の自分ならもっと良い絵が描ける」という新しい自分への期待に満ちあふれて静かに輝きを放っていました。 こんなふうに自由に描けるようになるための、一年間であり展覧会なのだな。 と、今年度、最後の制作をしながら感じます。 これからもアトリエ5が自分の心の動きを大切に表現できる場であればとおもいます。
山田/作品展2015 の感想
[作品展] 2015.03.10
山田/作品展2015 の感想
小学生クラス  2015年3月 ◎ 感想/講師:山田稔子 2年に一度のアトリエ5作品展が、盛況のうちに幕を閉じました。 数々の作品で構成された豊かな空間に、主催側の我々もがただただ圧倒されてしまいました。 幼児期のあどけない表現から、思春期の真摯な表現まで。どれも純度が高く、他の何ものにも代え難い作品たちでした。しかしそれらが出品のために作られたものではなく、ふつうの子たちのふつうの日々の中で生まれた表現なのだということに、また感慨を覚えます。 作者は、ひらがなを覚えたての子、虫が大好きな子、妹想いの子、水泳やダンスや野球に励んでいる子。ふつうの子という表現に語弊があれば身近にいそうな子と言い換えればいいでしょうか。彼らにはアトリエ通いも日常の一コマで、おしゃべりしすぎて注意されたり、終わる時間を忘れるくらい熱中したりと、普段の姿や制作中の子どもたちを思い出して、あの時にこの作品が出来たんだったなぁ、しみじみ。それがまた隣り合う作品と響き合ったりして、群で見ても個で見ても素敵でした。 翻っておとな会場では、ふつうの人たちの大切な時間、が制作の背景に流れている事を感じました。作者は、学生であり、社会人であり、主婦であり、普段絵とは別の日常の中に生活する方々です。 大人になるにつれ、ものごとや自分と丁寧に向き合うような時間は、残念ですが少なくなります。それでも自分の本来の「ふつう」を取り戻す大切な時間を、絵という表現に変えられているような印象でした。社会での立場・年齢に関係なく、個々の作品から漲る充実感に、こども会場の作品とまた違った感動があり、一つひとつに魅入られてしまいました。 こどももおとなもふつうの日々の中、その時の素の自分で何かと向き合い自らの手で表す時間を持っている。その中で生まれたものがこんなにも豊かで素晴らしいと、両会場、一同に並んだ作品から教えられた気がしました。 ご来場のご家族の驚きの表情、嬉しさに興奮する子どもたち、作品へのメッセージに言葉を選ぶ方々の真剣なまなざしが、強く印象に残っています。鑑賞者も作者も「ふつうのこと」の中にある輝きに触れられた、幸せな時間だったのではないでしょうか。作品展は終わりましたが、この感動の余韻が広がり浸透していってほしいと願います。 末尾になりましたが、ご来場いただいた多くの方々、関係者の皆様、保護者の皆様、素敵な作品を見せていただいた生徒の皆様に、厚く御礼申し上げます。今後ともアトリエ5をどうぞよろしくお願いいたします。
本田/作品展2015 の感想
[作品展] 2015.03.09
本田/作品展2015 の感想
小学生クラス  2015年3月  ◎ 感想/講師:本田雄揮(月・水曜日クラス) 昨日、3日間に及ぶアトリエ5作品展2015、無事会期を終了いたしました。 たくさんの方々にご来場いただき、会場は常に大盛況でした。 ご来場いただいた皆様、そしてご理解、ご協力頂いた保護者の皆様、誠にありがとうございました。 制作した作品は、様々な人に見てもらって初めて新たな価値が生み出され、広い世界と関わりをもてるものだと思います。 それは作品のうまい下手などという、表面的な出来栄えを判断するものではなく、制作者の人間としての多様性を認めるものであります。 ですのでそこにあるのは喜びばかりではありません。緊張や落胆などももちろん存在します。 しかし、そこでの経験こそ新たな自分との出会いであり、根を深め、枝を伸ばす糧となるのです。 日頃作品を『生み出す』場面との関わりがほとんどである講師として、生み出したその後、生み出した作品が次に何を生み出すのか、知る機会は多くありません。 しかし今回の作品展でその答えを知ることができる場面にたくさん出会うことができました。 制作する側としての視点。 鑑賞する側としての視点。 その間にある作品を通して知る人との関わり方。 新しい価値を見出し、そしてまた次の制作へと一歩ずつ進めていければこんな素晴らしいことはありません。 作品展でそれぞれが感じたこと、考えたことを作品とともにずっと大切にして下さい。 今年度もラスト1ヶ月。今のクラスでのレッスンもあとわずかです。最後まで楽しく制作していきましょう。
【アトリエ5作品展】のご案内
[作品展] 2015.02.05
【アトリエ5作品展】のご案内
会期:3月6日(金)〜8日(日)10:00〜20:00 最終日は17:00まで 立春が過ぎたとはいえ寒さはまだまだ厳しく明日は雪の予報も。。 皆様お元気でお過ごしでしょうか?いつもありがとうございます。 アトリエ5は、ただ上手に描くだけでなく、五感を生かした瑞々しい 表現を目指して参りました。2年に一度の作品展で、日頃の成果を 多くのお客様にご高覧頂き、今後の糧とさせて頂きたいと思います。 生徒さんの作品群は、過去最高の充実!という素晴らしい内容です。 特に若手講師陣の油絵や日本画の専門性が発揮され、豊かな表現に 発展しました。また、今回は、こども会場とおとな会場の同時開催と なりますので、2会場にお運び頂ければ幸いです。 早春の陽射しの中、ご高覧頂けます様、宜しくお願い申し上げます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【おとな会場】 ギャラリー柯 川崎市中原区木月3-35-1元住吉アートフラッツ1F  ☎044-422-0515 内容:鉛筆デッサン・色鉛筆画・油絵・日本画など 対象:中学生・高校生・学生・一般 生徒数約40名の作品群 *初心者から上級者まで、感性豊かな作品群を是非ご覧下さい。 *なお主宰の辻は、最終日8日(日)はこども会場に常駐です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【こども会場】川崎市国際交流センター 1階展示ロビー アクセス:http://www.kian.or.jp/accessmap.shtml 内容:絵画・工作・クロッキー・油絵など 生徒数約100名の作品群 *子供たちの素敵な作品群を、是非ご覧下さい。宜しくお願いします。 *見学や体験のご予約は、展示会場の受付スタッフにお声がけ下さい。 *最終日に「無料お絵かきコーナー」を開催します。是非ご来場下さい! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
作品展の感想・山田 稔子
[お知らせ] 2013.03.19
作品展の感想・山田 稔子
◎こども会場の感想 商店街のなかの小さなアトリエから、こんなにも広がる世界があるのだということを、今回の作品展にて驚きとともに実感しました。子どもたちの作品が一同に並ぶと、各クラスの多様な展示の調和が奏でられ、会場全体に心地よいダイナミズムのようなものが生まれたように思いました。 私の担当する幼児クラスの作品も、他クラス作品とコラボレーションした展示コーナーになったりと、作品同士が響き合う様子は不思議な魅力でした。 幼児さんは初めての受け付けもやる気満々で、可愛らしいご案内にお客さまもにっこり微笑んで下さいました。一つひとつ丁寧に鑑賞していただき、寄せられたたくさんのメッセージカードも、貴重な生声として作者本人の手に渡り、大きな喜びと自信になったようです。 また小学生スタッフによる恒例ワークショップ「あいうえおカードづくり」も盛況で、全日開催してほしいとの声もいただきました。子どもたちの主体性がアトリエの外においても発揮されている姿を見て、作品の素晴らしさを支えているものがここにもあるのだなと感じました。 保護者の皆様方には、ご家庭での準備や様々な場面でのご協力に御礼申し上げます。ご理解・ご協力と温かいご支援、期待や心配も含めたご家族の想いも子どもたちと作品展を支えている大切な要素です。今回のアンケート等でのご意見・ご感想などを踏まえ、今後のよりよい活動の糧にしてまいります。たくさんのご来場、誠にありがとうございました。 ・・・・・・・・・・・・・ ◎おとな会場の感想 こども会場とはまた雰囲気を異にしたおとな会場の展示でしたが、なんだかカッコイイというのが、単純ですが第一の印象でした。爽やかで落ち着いた空間で、一つひとつの作品をじっくりと鑑賞することができ、それぞれ作風が違っても、対象や自己と素直に向き合い制作されていた様子が目に浮かびました。 表現者という立場に立つと、年齢や職業による日常での様々な役割は取り払われてしまいます。素のその人が出せる場や時間は、普段そう多くないものですが、作者の方々は作品を前にそうした充実した時間を過ごされ、画面には喜びが静かに漲っているようでした。 ひとが絵を描くのは何のためでしょうか。時にふと考えます。作品づくりを純粋な楽しみとし、内面の豊かさを求めつつ深めているような、実益や評価のみにとらわれない姿勢が、凛としていてカッコイイと思ったのです。私も会場でよいひと時を過ごさせていただきました。
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