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幼児 絵画/梅の木とチューリップ
[幼児クラス] 2021.03.22
幼児 絵画/梅の木とチューリップ
幼児クラス早春のレッスンでは、2月にお庭の梅の木の墨絵、3月はチューリップの絵画制作を行いました。 黒々とした水墨の塊の力強い幹から細い枝を伸ばして咲く、小さな梅の花。 しなる太い茎とうねる葉、しっかりと花を擡げる色とりどりのチューリップ。 どちらの作品群も、観て触れて感じた、子どもたちの心がいきいきと表れています。 この季節、寒さの後から新芽や蕾を膨らませる植物たちと、子どもたちの姿が重なります。   この一年では教室での制作の他に、屋外に出る機会やほぐしあそびの活動もたくさん行ってこれました。五感と身体を使って豊かに「感じる」経験が、柔らかな土の中でしっかりと根を伸ばしていたようです。描いたりつくったりするのに、色々なテーマや素材や技法を用意しますが、上手にできても子どもたち自身の「心」がそこにあってこそ、本当のカタチとなると思っています。それぞれが感じたままに、自分らしく誇らしく、瑞々しい作品を咲かせてくれました。 大胆さ、繊細さ。ユーモアやファンタジー、あどけなさ、愛らしさ、素朴な逞しさ。確かな自分の線・自分の色を身につけていく中ですが、小さな手から生まれた今この一瞬にしかない輝きも、かけがえのない宝物。 自然や季節の恵みと巡り、この世界は素敵だよと伝えたいこちらの意図を超えて、さらにその素晴らしさへの気づきをくれるのが子どもの表現。その曇りない視点で捉えた世界は大人が知っているより豊かで、驚きと喜びに満ちています。   今年度最後のレッスンでは、お花の風車を作ってまたまたお外へ飛び出しました。 春の風をいっぱいに感じて遊ぶ子どもたち。お友達との楽しい思い出もまた心の栄養ですね。新しい季節にはまたどんな表現を見せてくれるのか、とても楽しみにしています。   *作品ギャラリー*   ============== 【幼児クラス生徒募集・春の体験レッスン受付スタート】 通常クラスのレッスンを体験していただけます。 春からのご入会をお考えの方は是非一度、教室の様子をご覧下さい。  尚、各クラスの欠員状況についてはお越しいただいた際にご説明致します。 4/ 8(木), 9(金) 4/ 15(木),16(金) *いずれも15:00〜16:00 *定員:各日2組(お子様お1人につき保護者様1名) *参加費¥550 ☆ご紹介の方は無料 *小さいご兄弟をお連れの方、また自転車でご来校予定の方は、通信欄にご記入ください ください =クラス案内= https://atelier-5.com/class/little-child  
幼児 絵画/みんなのて
[幼児クラス] 2021.02.12
幼児 絵画/みんなのて
冬は、凧揚げ等昔からの伝承遊びをする機会も多いのではないでしょうか。アトリエでも新年にはコマやけん玉・羽子板などを教室に飾り、幼児クラスの子どもたちにも少し体験してもらいました。美しく素朴な玩具やその遊びには、体や手先の使い方を育てる知恵が詰まっています。 シンプルな伝承遊びのひとつ、あやとりを紹介してみるとみんなあまり馴染みはないようでしたが、紐1本から様々な形ができることに興味津々。1人でできるものや、2人あやとりなどがありますが、じゃあ全員でもできるかなと、長〜い紐を用意して、みんなで輪になって挑戦。デタラメにあちらこちらの紐を取り合い、山になったり川になったりタワーに見えたり。絡まってはほぐれてぐちゃぐちゃになったけど、マスクの下で笑い合う。「正しい」あやとりではありませんでしたが、輪になって遊ぶっていいな、と思えたひとときでした。   さて、そんなふうに今のクラスのみんなで過ごせる時間もあと少し。導入にあやとりで遊んだ「みんなのて」をテーマに制作を行いました。小さくても大きく広げたてのひらの形が集まると画面も賑やかに。クレパスでグルグルとあやとりの紐も絡ませて、背景を彩りました。絵の具を混ぜて自分だけの色を作り、筆の運びは自ずと、一つひとつの手を守るように丁寧に。遊びの時とは一変、真剣な眼差しで色の現れに没頭する子どもたちでした。   寒い冬もあと僅か。もうどこからか花の香りも漂い、木々の新芽も膨らんできています。ゆったりペースな幼児クラスですが、お友達との関わりがあってこそ伸びやかに表現しあえるレッスンです。遊んだり、感じたり、表したりする手。次の季節にはお別れになってしまうけれど、今ここに小さな手たちが集まって過ごしたひととき、それぞれの作品に込められています。   ============== 【幼児クラス生徒募集・レッスン見学】 幼児クラスでは新年度の定員調整中、欠員はあと僅かとなっております。コロナ禍の三密対策により現在体験は休止しておりますが、短時間に絞り通常レッスンをご見学いただける機会を以下の日程で設けます。 4月からのご入会をお考えの方は是非一度、教室の様子をご覧下さい。   2/25(木),26(金) 3/  4(木),  5(金) 3/ 11(木), 12(金) *いずれも15:00〜30分程度 *定員:各日1組(お子様お1人につき保護者様1名) *参加費無料 *小さいご兄弟をお連れの方、また自転車でご来校予定の方は、通信欄にご記入ください =クラス案内= https://atelier-5.com/class/little-child    
幼児 絵画・工作/実りの季節
[幼児クラス] 2020.11.27
幼児 絵画・工作/実りの季節
秋は、自然界も子どもも実りの時。幼児クラスもお友達や先生、レッスンのリズムにも馴染み、それぞれが自分らしさを発揮してくれています。 9・10月は絵画制作に取り組みました。空想画「住んでみたいおうち」では、テーマに対し幅のある解釈で、たっぷり遊び場のあるお庭、海の近く、翼の生えたおうち、迷路のようなおうち、はたまた恐竜やおばけのおうち、などなど楽しい発想が次々に飛び出しました。普段過ごすおうちの様子も交えワイワイとお喋りをする中でまたヒントを得ながら、みんなの「聞いてきいて」が絵に込められていきます。 翌月の観察画では、主宰の辻のお庭から「ヤツデ」の大きな葉っぱをいただき、よく観て気づいたことを大切に描いていきます。大きいうちわみたい、9本指?のてのひらみたい。ギザギザしている葉先、小さい葉は柔らかくて、茎はとても硬くてまっすぐ…子どもたちは手に取るだけで「感じる」センサーをフルに発動。また感じたことを仲間とシェアすることでさらに観察も深まります。慎重に運ばれた鉛筆の線、そしてクレパスを重ねたこだわりの色。 どちらの絵画作品も、仕上げに自分で絵の具を混色した色で背景を彩りましたが、どれも春とは違う、少し複雑で味わいのある色味。「混ぜれば、自分だけの色を生み出せるんだ」と、これまでの経験をものにしていると感じました。子どもたちの感性が春夏に得た栄養をぐっと醸成したかのような、豊かな秋色の完成でした。   そして11月、久しぶりの粘土工作です。様々に手の感覚を使う粘土の中でも、今回扱った土粘土はひんやりと吸い付くような感触と土のいい香りがし、その虜になったかのように黙々と制作する子どもたちでした。平らに伸ばして型押しや穴あけ。シート状になった粘土を起こして立体にします。そして飾り付けに使うために各自持ち寄ったドングリや様々な木の実等を、子どもたち同士嬉しそうに見せあい交換し合ったりと可愛らしい交流もありました。完成した粘土作品は、秋の拾い物を飾る器です。秋の風を感じながらお庭に伺い、色づいた葉や黒い実、小さな冬芽のついた木の枝をいただいて、いけばな体験。「できたぁ」と開放的な笑顔の子供たち。制作を通して、秋をめいっぱいに感じてくれたかなと思います。 季節や自然を愛でる心、感じ合う心を豊かに実らせ、また巡る次の季節への糧にして共に健やかに育っていけることを願います。   <Instagramにて作品群をご覧いただけます→☆>     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【 新年度入会説明会+ミニ体験会 】 2021年4月入会の幼児クラス生徒募集を開始致します。下記説明会にて、アトリエ5 のカリキュラム・指導方針、クラスの様子等について講師より詳しくご説明します。ご質問やご相談もお受けします。お子様はミニレッスンを体験あり!是非ご参加下さい。 日 時:2021年2月5日(金)15:00〜16:00 参加費:税込¥500(当日納入) *ご紹介の方は無料 対 象:新年中、新年長さん 定 員:5組 先着順 ⇩お申込み⇩ =お問い合わせ= フォーム https://coubic.com/atelier5/contact tel:044−411-5154 (木・金曜日14:30~15:00,16:00~16:30) *入会をご希望の方で、日程等のご都合がつかない方はフォームよりご相談下さい。返信には少々お時間をいただく場合がございます。   =クラス案内= https://atelier-5.com/class/little-child
幼児 工作/夏の「ありがとう」
[幼児クラス] 2020.09.01
幼児 工作/夏の「ありがとう」
  ちょっと異例な今年の夏は、旅行や帰省など遠出もしにくくやはり主にご自宅や近辺で過ごされていた家庭も多かったことでしょう。レッスンでは、子どもたちに身近にもある夏らしさを味わってもらいたい思いから、京都あらい農園さん(講師友人)にご協力いただき、夏野菜を届けていただきました。 ずっしりと瑞々しい野菜たちに触れ、子どもたちははしゃぎます。ズッキーニ、なす、ピーマン、きゅうり等々...天候や獣害などから守られ大切に育てられここまで届いた野菜たち。畑から直送の作物のもつリアルさがどことなく伝わったでしょうか。普段の食卓にも並ぶそれらを改めて見つめてみることで、新鮮な発見や驚きがあります。 じっくり観察した野菜を模して、素材と十分に格闘し立派な塊を作り上げてはまた瑞々しく鮮やかな染め紙を着せていく。色々な行程を楽しみ、手をたくさん汚しながら、夢中で前のめり、時々笑い合う。 長い道のりでしたが、完成までみんなのモチベーションを支えたのは、最後に「八百屋さんごっこ」をするということ!出来上がった色とりどりの作品たちも役割を与えられ、子どもたちの遊びの中で、より生きた造形として映えました。保護者の皆様も急遽お客さん役に興じて下さり大盛り上がりでした。 遊びの最後に、「お客さんに、みんなでありがとうを言おうよ!」とS君の声。促されるでもなく、型をなぞったのでもない、楽しく表現しきった子ども自身の心から出た「ありがとう」が、感動的に清々しく、夏のレッスン有終の美を飾ってくれたのでした。熱さに目からも汗が出そうな夏の思い出です。   ===================== 【おとな図工クラス 参加者募集中!】 おとなの方も、様々な素材や色、形に触れ手を動かしてものをつくるプロセスを楽しんでみませんか?単発受講の可能なワークショップ型「おとな図工クラス」を9月より新設いたします。 詳細 https://atelier-5.com/blog/otoha/?p=10911
幼児 絵画,工作/ただただ、それが
[幼児クラス] 2020.07.31
幼児 絵画,工作/ただただ、それが
今年度のスタートから2ヶ月、子どもたちが活き活きと制作する姿が幼児クラスにも戻りました。毎年とは違うリズムの中で本来なら出来るはずだったあれこれの機会が失われ、嘆かわしい想いもする大人ですが、子ども自身は今をみて今を感じ、この今の中に育っています。 幼児クラス、休講明けの子どもたちが求めていたものは、癒しとか刺激とか特別なものではなく、それまでのいつも通りのレッスンの中にあったと実感しています。 先生をよく観察して鉛筆の線でクロッキーすること。好きなものばかりで画用紙を埋め尽くすこと。ぐりぐりとクレパスの色をこすりつけで描き、たっぷりの絵の具を使うこと。 ずっしりの夏野菜を模して新聞紙で大きな塊を作ってみること。たくさん手を汚しながら笑い合うこと。希求していたかのように、目と手と五感を動かすことに子どもたちは転がるほど前のめりです。   お絵かきや工作なら、お家でもたくさん取り組んできたのではと思います。自分で考えたり、検索すれば子どもにできる制作や造形のヒントは出てきますし、作り上げた満足感も得られたでしょう。   それに加えて、アトリエでは、今ここで同じ事を共有している仲間を肌で感じること。制作をする中で「関わり」があることが、何気なくてもただただそれが、楽しい嬉しい。その中で生まれてくる色や造形が、やはり喜んでいるように感じるのです。 この夏のレッスンの終わりには、もうすぐ完成しそうな夏野菜の立体作品を使って、みんなで八百屋さんごっこをして遊ぼうね!と約束しています。   *夏野菜のモチーフは、講師の友人・京都の「あらい農園」さんから直送いただきました。イボイボの胡瓜、ツルツルの茄子、ズッシリのズッキーニ、子どもたちに夏の恵みをお届けいただきありがとうございました!あらい農園http://arai-nouen.net     =====幼児クラス 募集状況===== 現在、感染症拡大予防の観点からレッスンの体験受付を休止しております。定員に若干の空きはございますが、状況が整い次第、見学または体験の日程をご案内いたします。今しばらくお待ち下さい。 お問合せ:https://coubic.com/atelier5/contact  担当講師(山田)がお電話で返信いたします。
幼児/ゆっくりのワクワク
[幼児クラス] 2020.05.21
幼児/ゆっくりのワクワク
幼児クラスのみなさん、ご家庭の方々、いかがお過ごしでしょうか? お絵かきが大好きでアトリエ5に来てくれている子どもたち、レッスンのないこの期間もきっとおうちでたくさん絵を描いているんじゃないかなと想像しています。 どんな画材を使われていますか?クレパス、色鉛筆、時には絵の具もアリでしょうか。中でも、サインペンは手軽で使いやすいので、多用されているのではと思います。ゆえに、スカスカにかすれてもう色が出なくなっているかも、、でもせっかくなのでサヨナラの前にもうひと遊びしましょう!   **サインペンの色水づくり** これは特別な実験ですよ。かすれたサインペンを使うのでいつも出来るわけではありません。急がず慌てず、ゆっくりとした気持ちでやってみましょう。 無色の透明な瓶やペットボトルに、使用済みの水性サインペンの先を浸します。水をぐるぐる掻き回さないように、そっと、です。そうすると、溶け出したインクの帯がゆら〜〜り、と落ちてきます。カタツムリくらいのゆっくりさです。白い紙を下に敷いたり、明るい窓辺のそばに置くと、色が映えキラキラとより美しく感じます。時々そっとペンを入れ替えると、色の帯がハーモニーを奏でます。   ゆっくりゆったり、目の前のものが時間をかけて変化していくさまを、ただ眺めて過ごすこと。それも実は結構心がワクワクすることですね。   さて色水ができたら、瓶に入れたまま飾って楽しむのもいいですね。でももし遊び心がうずうずしたら...ジュースやさんごっこ(飲めません!)、色まぜ実験、凍らせてみる、キッチンペーパーを浸して染める、スポイトで紙の上に垂らして揺らすなど...(お部屋にこぼす心配があるときは、お風呂場で)。なにか造形物ができなくても、豊かな発想や遊びが繰り広げられるのもいいなと思います。もちろんおうちの中なので無理のない範囲で。そして遊んだ後は、きちんと後片付けをしましょう。サインペンさんにありがとう、の心をもって終えられると、気持ちがいいですね。
幼児 絵画/自分いろ満開
[幼児クラス] 2020.03.22
幼児 絵画/自分いろ満開
講師:福田希美 冬から春に。子どもたちは心のパレットにたくさんの色を広げて、清々しい表情で歩んでいました。 ◇てぶくろ◇ ハサミ・サインペン・色鉛筆・羊毛などを用いて、とびきり暖かいてぶくろを作りました。 てぶくろの柄をデザインしながら子どもたちの会話は止まりません。 「この前刺繍やった時みたいに、ちゃんと縫ってあげなきゃね。」「そうだね!」と糸の線を施したり、暖色と寒色に分けた色鉛筆を見て「私全部あったかい色で描こうっと」「でも今日寒いから僕は冷たい色にする。でも中はあったかいの。」と色選びを楽しんだり・・ 手袋を自由に彩りながら「見て!こんな模様になった!」「(色鉛筆混ぜたら)こんな色になった!」とお披露目し合う姿も。そんな時は必ず誰かが「わっ、なんか〇〇みたいだね」「可愛いね」「おもしろっ(笑)」など明るくコメントしてくれます。 気づけば、これまで毎回初めに「できないかも。」「難しそう。」と呟いていた子も、今回は黙々とペンや鉛筆を走らせていました。勢いのあるその線は手袋からはみ出して、おまけに今にも紙からはみ出しそう。結局お迎えの時間がきても止まらずに、しばらくお母さんに待っていただいた程でした。 翌週、つくった手袋の中に羊毛をしのばせると、子どもたちはニンマリと笑みを浮かべます。周りに、てぶくろを求めてやってきた動物やお友達などを描き込むと「ここにゾウが入って、ここにネズミが入るんだけど、入れないよーって困ってるの」など、それぞれお話の世界が広がります。 帰り際「それ欲しいな・・」と羊毛の切れ端を求める子がいました。 「いいよ。でも羊に分けてもらった大事な毛だから、大事にしてくれる?」と聞くと「大事にする!」と意気込みます。 みんなでほんの一握りの羊毛を両手で包んで「かわいい」「ふわふわしてるね」「動物園のにおい・・」など呟きながら帰って行きました。 あの羊毛は今、各ご家庭でどうなっているのでしょうか・・ ◇私の名前◇ 自分の漢字を書きました。「漢字の中に込めた願い事、お母さんに聞いてきたかな?」と投げかけると、照れた表情で名前の由来を教えてくれました。 大切な名前。その漢字の線ひとつひとつを大切になぞり、形を捉えます。 複雑な形を紐解きながら「あ、ここにカタカナのロが隠れてる!」「ここがすごい長い。」など発見を楽しむ子も居れば、黙々と練習を重ねる子も居ました。 年少さんが難しい漢字を書き上げると、年長さんたちが覗き込んで「すごい!年少さんなのに書けてる!」と大騒ぎ。その子も嬉しいやら照れるやらでクネクネと小さくなり、“恥ずかしい。でも、すごいでしょ?”と言わんばかりの表情で私を見つめます。 大切な漢字を書き上げると、まずはそれをサインペンの丸で優しく包み込みます。 私が「丸って、なんだか嬉しいね。いいことがあると丸もらえたりするでしょう?」と言うと、ある子は「うん!だってトゲトゲがなんにもないもんねっ!」と言いました。 大事な名前を丸でデザイン。丸。丸。丸。いろんな丸。とにかく丸。 仕上げに絵の具を乗せると・・丸の線を丁寧に避けて塗る子や、薄くのばした絵の具を大胆に丸にかぶせて滲みを楽しむ子など様々です。自分が描いた線への配慮や画材の反応を楽しむ姿に感心し通しで、つい見入ってしまいました。 一生懸命作った作品が完成すると必ず聞こえるのは「早くママに見せたい」の一言。 ご家族からもらった大切な名前の大切な作品。誇らしげに持ち帰る様子がとても頼もしく見えました。 ◇春のお花(観察画)◇ アトリエのドアを開けるなり「わ!お花?!今日これ描くの?」と察しが早い子どもたち。「ぼく絶対この花描きたい!」「私これにしよっかなぁ。でも色がちょっと難しそう・・」「え、簡単だよ、多分〜、肌色とか混ぜるといいと思う。」「肌色?!」と、まだ始まりのご挨拶もしていないうちに前のめりに会話が進みます。 みんなでお花の名前を覚えて改めてモチーフのお花と対面。 自分の描きたい花を各自花瓶に挿して観察を始めると、さっきまでの賑やかさが嘘のように、子どもたちの目は真剣そのものでした。 描きたい角度をじっくり見定めたり、花弁の枚数を数えたりと観察の様子は様々。また色作りも、“試し紙”の上でクレパスを何度も混ぜながら実物と照らし合わせ「なんか違う」とため息をついたり「あ、そっくりの(色)できた!」と目を輝かせたりと、様子はやはり様々。 研究に研究を重ねた試し紙はカラフルで、私が思わず「わ、きれい」と呟くと「本当だ!」「パレットっぽいね」「なんか美味しそうな色ばっかりできてる(笑)」と互いの試し紙を覗き込むシーンもありました。 画用紙に次々と「これだ」という線を引き色を乗せ、最後は絵の具で仕上げます。 今年度さいごの絵の具。制作のポイントなど説明は最低限に、ただ「大事に描いたお花のことを考えて色を作ってあげてね。お花が喜ぶ筆の使い方をしてね。」と伝えました。 あえて同じ色を作り続ける子。お花を囲ってデザインする子・楽しげに筆を弾ませる子・・それぞれのペースで黙々と自分の作品と向き合います。 完成すると、「できた」の一言とともに達成感に満ちたため息が響きます。 そんな中ある子が誇らしげに「先生、紹介(講評)して!」とリクエスト。 入会当時は緊張の表情を浮かべていた女の子。「紹介して」の声はとても明るく、手元の作品はその子の笑顔と一緒で、まるで花束のような幸せな世界でした。   自分の表現を喜び、自信を持って仲間に披露できる事。またそんな仲間がいる事。こういう事がきっと、これから生きる日々の糧になっていくのだと信じています。 そしてそれは大人が培ったものではなく、みんながそれぞれの表現を重ねながら、一緒に育ち合ったからこそ得られたのもだと思います。 4月からまたひとつ大きくなる子どもたち。 ちょっと違った環境で再スタートではありますが、子どもたちの中ではきっと今も延々と続く表現の道の真っ只中です。 新たな画材・技法・友だち、そして自分自身と出会い、これからも自分の色を大切育んで欲しいと願っています。 . ==入会をご検討の方== <春の入会キャンペーン> 新年度クラスに若干の空きがありますが、3月は新型コロナウィルスの影響もあり体験会や見学会は控えてきました。今後の状況にもよりますが、4月から体験レッスンをお受けする予定です。日程など詳しくは予約ページでご確認下さい。 HP: https://atelier-5.com/class/little-child Blog: https://atelier-5.com/blog お問合わせ:https://coubic.com/atelier5/contact
幼児/じっくりたっぷり
[幼児クラス] 2019.12.24
幼児/じっくりたっぷり
講師:福田希美 春に積み重ねた経験は夏にぐんぐんと枝葉を伸ばし、子どもたちの心は開放感に満ちていました。その瑞々しいパワーは、じっくりたっぷりと、秋冬の制作に注ぎ込まれまれます。 ◇イカと小魚 「今日は海からお客さんが来てます。」と言うと「えーっ・・・」「マグロかな」「カニかも」「サメだったりして」と子どもたちは一斉に想像を膨らませます。 実際に本物のイカと対面すると「イカだ!」「ぎゃー!気持ち悪い・・」と素直な反応。 大騒ぎの中、見て・匂いを確かめ・指先で形を探り・手のひらで温度を感じて・・少しずつイカに迫ると、次第に子どもたちの目つきは感動や探索に変わっていきました。 「つぶつぶってこんなにいっぱいあるんだね・・」「それ吸盤っていうんだよ。吸盤って取れるんだね。すげぇ。」「ねぇ!よくみると黒い点々がある」「なんかホクロっぽい(笑)」「目が青いよ」「青?!白じゃない?」と子どもたちの興味は止まりません。 その後の制作は、イカとの対面シーンとは打って変わって真剣そのものでした。 まずは絵の具での混色からスタート。これまでに絵の具の扱いやクレパスを用いた混色には随分と慣れて来たので、それぞれの経験から自信を持ってチューブを絞ります。続いてイカの周りに小魚を描くと「これはお母さんとお父さん。」「この子はイカの友達」など空想が広がります。 最後はイカの住処を想って背景の色づくりを行い、仕上げに割り箸ペンの不思議な感触を楽しみながら細部を描き込みました。 今にも泳ぎ出しそうな躍動感あふれる作品が次々と誕生。完成作品を誇らしげな表情で持ち帰る子どもたちの姿は、これまでにないほどに逞しく見えました。 また、イカと小魚(アジ・イワシ)は確かに海から来たのですが、購入元は商店街の鮮魚店です。 作品として描かせていただく上で、生き物のルーツや命についても子どもたちと一緒に考えました。「ちょっと可哀想かも」「でも食べないのが一番かわいそうなんだよ」「描いたら嬉しいのかな・・」「お腹のとこ柔らかいから優しく触ったほうがいいんじゃない?」と、子どもたちなりに思考を巡らせ、配慮の様子が伺えました。 子どもたちには、作品を生み出すと同時にモチーフを丁寧に扱い、いつでも自分の新たな表現や発見に出会い続けてほしいと考えています。そして実はそんな子どもたちの姿に一番学ばせてもらっているのは私たち大人だったりもするのです。     ◇風の小びと 「なんと。今日は針を使います。」の言葉に「針知ってる!」「えっ、ママが危ないからダメって言ってたよ!」と緊張が走りつつ、子どもたちの目の輝きは“いいの!?やってみたい”“早く触りたい!!”をうったえていました。 刺繍針、刺繍糸、刺繍枠、フェルト・・まずは道具の紹介をすると、初めて見る物たちに期待を膨らめます。 私が針に糸を通し、針先を慎重に扱いながら縫い始めると、子どもたちは眉間にしわを寄せ息を凝らして見守ってくれました。 縫い刺しの連続性に気づくと、実演を見ていた子どもたちの緊張も次第に溶けていきます。すると、子どもたちはその場で生まれたオリジナルのリズムに乗って「さして〜♩ひっくり返して〜♩シュゥ〜ッピタ‼︎さして〜♩・・」と唱えながら楽しそうに手元を動かし始めました。 “エア縫い刺し”でノリノリのスタートでしたが、いよいよ本物の針を手にすると空気は静まり返り、各自手元に集中・・ 今回の制作に当たってお母様方も「さすがに針は持たせた事ないです・・」と驚きの様子でしたが、しっかりとルールを伝えれば、案外子どもたちの方が安全に使えるものです。 慣れてくると、少しずつ“風と小びと”の表現を楽しむ姿が広がっていきました。 ゴッホの作品(画集絵本)との出会いをきっかけに、子どもたちは点線が奏でるグルグルの世界を表現。青の“同系色”を選びながらフェルトの上に風を起こすと、そこには小びと(ビーズ)が遊びに来ます。ビーズの配置を考えながら「風と追いかけっこしてるよ」「ここで小びとがみんなで相談してる」と、お話によって刺繍作品がデザインされていきます・・ ぎこちないステッチの流れ。ビーズで引っ張られた糸。まちまちな幅間隔で絶妙なリズム。ひと縫いする度に、一生懸命に取り組む子どもたちの呼吸や確かな手跡を感じます。 子どもたちは時間を忘れて没頭しているので、毎回授業の終わりには清々しい表情から大きなため息が響きました。 また、会を重ねる毎に「早くお家に持って帰りたい!」の声が増えていきます。 そんな言葉を耳にする度に、子ども達にとって作品のゴールは完成ではなく、ご家族にお披露目する瞬間なんだと感じました。     ◇良いお年を 12月最後の授業はお楽しみ会でした。どんぐり遊び・クリスマスパーティー(乾杯)・絵本の貸出しイベントと、楽しい事が盛りだくさん。みんなで相談したり大声で笑ったりと、子どもたちにとってまさにご褒美の1日でした。 最後には長期にわたって完成させた「風の小びと」をお家の方にお披露目。子どもたちは「すっごい頑張った!」「ママにプレゼントだよ」「いつもありがとう」と、思い思いの言葉を伝えます。お母様方は皆笑顔で、目を細めてお子様の頬を撫でたりギュッと抱きしめたり・・ ふと横を見ると、みなこ先生も感動の涙を堪えていました。私たちにとってもご褒美のような今年の締めくくりでした。 年が明けて、子どもたちと子どもたちの新たな作品に出会えることを楽しみにしております。みなさまどうぞ良いお年をお迎えください。 . ==幼児クラス・冬の無料見学会のご案内== 【日程】木曜日 1/16、1/24 金曜日 1/17、1/24     時間は15:00〜15:30 30分程度 各2組 【対象】年少児〜年長児 *ご入会を検討中の方  
幼児/鮮やかな夏色
[幼児クラス] 2019.09.24
幼児/鮮やかな夏色
幼児クラス講師:福田希美 アトリエ5の夏は子どもたちの笑顔が弾ける日々でした。 初夏に出会ったのは華やかなアゲハチョウの図鑑とデカルコマニーの技法。 様々な工程を重ねて完成させたのは「ちょうちょうの王様」でした。 画用紙に落とした絵の具や毛糸の線からなる偶発的な模様に歓声をあげる子どもたち。 転写される紙を広げるたびに頭を寄せ合って「3!2!1!キャー!」と盛り上がります。 完成までの道のりには“大きな画用紙を切る”“折り紙を細く切る”“折った紙を切り抜く”など、ハサミの使い方も試されます。 子どもたちに「どうやって切ったらいいかな・・」と相談を持ちかけるたびに「ハサミの奥で切ると硬いものでも切れるよ!」「ハサミの先で優しく切るといいよ。」など、様々な経験談からヒントをくれます。 試行錯誤を重ねながら、子どもたちはめきめきと“ハサミ道”を極めていきました。 完成した大きな“ちょうちょうの王様”を手に「早くおうちに持って帰りたい」「おかあさんびっくりすると思う!」と目を輝かせる姿は、とても逞しく感じました。   8月にはふたつの“お楽しみ造形遊び”です。 「今日は、こんな風に遊んでいいんだよ」と言って、大きな画用紙にローラーで絵の具を滑らせると、それだけで「えー!あははは」と笑いがこみ上げワクワクが弾ける子どもたち。 早速ローラーを手にするも、ローラーの感触を楽しんでいたのは束の間。 そのうち指が出て手が出て足が出て・・子どもたちの動きはヒートアップしていきます! 仕上げに金の絵の具でバブルアートにチャレンジすると、一生懸命泡を作ったり、消える泡を見届けたりと、それぞれの世界観を持って泡と向き合っていました。   続いて“金メダル作り”です。 「オリンピック知ってるよ!今度東京でやるんだよね!」と教えてくれた子も、オリンピックの歴史を話すと目を丸くしていました。みんなが生まれるずっと前、更におじいちゃんおばあちゃんが生まれるずっとずっと前から続いているオリンピック。2020年の東京オリンピック金メダルのデザインや制作秘話などを伝えると、個々に精一杯のイメージを頭に巡らせて真剣に聞いていました。 その上メダルづくりときたら気合が入ります。 石粉粘土をこねて丸めて伸ばして・・各自こだわりのデザインを施します。金色に着彩する工程では思わず「きれい」「かっこいい」と言葉が溢れます。 出来上がった金メダルは、子どもたちの手跡指跡と共に、来年のオリンピックへ馳せる思いがたっぷり詰まっています。 アトリエ5で生まれた輝く金メダル。オリンピック応援グッズのひとつとして活躍することを願っています。   さて、夏の終わりには“空想画”の世界を満喫。 「先生、素敵な絵本に出会ったの。みんなと見たくて連れてきたよ。そしてこの絵本、実はね・・みなこ先生が作ったんだよ・・!」と伝えると、 「えっ・・!」と驚く子どもたち。 幼児クラスアシスタントのみなこ先生は、絵本作家さんなのです。 みなこ先生による絵本「おばけのモアモア」の読み語りが始まると、ピンと姿勢を正してアッという間に絵本の世界に引き込まれていく子どもたち。 お話が終わると、不思議でたのしいおばけの世界の余韻に浸り、しんと静まり返ります。 少しすると、コソッと「面白かったね」「ちょっとだけドキドキした」「先生、絵上手だね・・!」という感想も・・。 続いて子供達に「今日はみんなもおばけ、つくってみない?」と提案すると「えー!」「いいかも・・!」「なんのモアモア(おばけ)にしよっかな・・」と、早速空想の始まりです。 チャレンジした技法はスタンピング。これは実際にみなこ先生が絵本制作の上で用いられた技法でもあります。 おばけの形をデザインすると、普段身近にある歯ブラシやフォークなどで楽しそうにスタンピングをはじめます。 おばけを画用紙から切り取り、夜の世界(紺色画用紙)に浮かべると、たちまちお話が広がります。 「あのね、このおばけはお友達がいっぱいいるの。みんな自分の色と同じ色のリンゴを食べるんだよ」「このおばけたちこれからお出かけだから、帽子掛けから帽子をとってかぶるところなの」「朝になったら寝るから、お布団描いてあげたんだ」「これは優しい顔だからママのおばけ」「喧嘩しないように、全員(のおばけ)に一個づつカキ氷描いてあげた」「これって本当はすっごい怖いおばけなの。でもみんな知らないの。」「これからおばけのパーティーだよ」 ・・空想の世界にこれだけ没頭できるのは、 このアトリエ5でドキドキの春、ワクワクの夏を経て、道具の使い方もすっかり慣れた子どもたちだからこそです。 みんなの空想画を並べたときの満足げな表情が印象的でした。   9月の終わりには「今度のアトリエ5には、海のお友達がやってくるよ」と告知しました。 「えー!クジラかな」「サメかな」「マグロかも」「カニかも」とザワザワしながら帰っていった子どもたち。 いよいよ1年の折り返しです。 秋のアトリエ5、子どもたちの新たな表情・新たな作品に出会うのが今からとても楽しみです。   ==みなこ先生の絵本== 今回みんなで読んだのは 『おばけのモアモア』作:たかぎ きぬこ 絵:おりはら みなこ(教育報道社)です。 その他みなこ先生の出版作品に「しろちゃんのだいすきなしろ(鈴木出版 こどものくに10月号)」「そらいろのワンピース(鈴木出版 こどものくに5月号)」などがあります。 現在制作・展示活動の他、中国での出版も予定しているなど多岐にわたりご活躍中です^^   ===アトリエ5 SNSページ=== SNSにて制作風景や作品などを掲載しています。是非ブログとあわせてご覧ください。 Facebook: https://www.facebook.com/etsuko.5/ Instagram: https://www.instagram.com/atelier5_kids/
幼児 絵画/春のかぜとともに
[幼児クラス] 2019.06.26
幼児 絵画/春のかぜとともに
  幼児クラス講師;福田希美   新しいクラスがスタートして早3ヶ月。 この春、子どもたちは3つの絵画制作と向き合いました。   4月は空想画。アトリエ5のお庭で触れた春の風を描きます。春の風って、柔らかくてあたたかくて、ちょっぴりいい匂い。子どもたちはそんな感想を述べながら鼻歌交じりに手を動かします。仕上げの絵の具では「なんか、気持ちいい・・」「もっと描きたい」と目をキラキラと輝かせる様子が印象的でした。 5月の観察画では瑞々しいカブとラディッシュに触れます。クレパスの混色でつくるカブの白、ラディッシュの赤。それぞれに試し試し色を重ね、時にお友だちと相談したり発見を共有したりしながら「これだ」という納得の色をつくります。 6月の聴想画ではオルゴールの音を。「え?音を描くの?!」と目を丸くした子も、暗く静かな部屋に寝転がって静かに耳を澄ませると、迷わず色を選び、迷わず線を描きはじめます。絵の具でじんわりと滲ませて完成した作品は、どれも夢のような世界でした。   初めてのことに対して「難しそう・・」とつぶやく子も、レッスンが終わる頃には必ず達成感に満ちた表情を浮かべています。 そうさせてくれたのは、新しい色や感触との出会わせてくれた様々な画材であり、それと同時に出会う“自分自身の新たな世界”でもあります。「こんなの描けちゃった!」と、とても誇らし気なのです。 そして何より欠かせなかったのがお友だちの存在でした。 お楽しみの時間に一緒に野外でスクラッチや凧上げを楽しんだり、みんなで協力して綿棒アート(黒い布の上に綿棒を多様に並べます)をつくったり・・ 少しずつ名前を呼び合うようになり、自分の作品だけではなくお友だちの作品も楽しみにするようになりました。 そんな姿を見ていると、4月に期待と緊張を顔いっぱいに浮かべていたのが懐かしく感じます。 あたたかな春の風をたっぷり受けながら少しずつ心がほぐれ、笑顔が広がりワクワクが溢れていきました。またそんな中で、それぞれに自分の手や耳・手先などの感覚で新たな世界を切り拓いていく逞しさも光ります。 限りなく広がり深まっていく子どもたち。 夏はどんな風に歩んでいくのでしょう。まだまだアトリエ5ではお楽しみの制作が子どもたちを待ち受けています。   ===生徒募集 夏のとくべつ体験会=== 【日時】8月 8、9、22、23日 15:00〜16:00 【対象】年少児〜年長児 【定員】各2組  *保護者同伴でお願い致します。 *先着順にてお席が埋まり次第締め切りとなります。 【受講料】1500円 *ご紹介は無料です。   その他ご連絡はこちらにお願いします。 【お問い合わせフォーム】https://coubic.com/atelier5/contact  *24時間受付・返信には少々お時間をいただく場合がございます。 【お電話でのお問い合わせ】044-411-5154(木・金曜日14:30~15:00、16:15頃)  *レッスン時間中のお電話はご遠慮願います。   ===アトリエ5 SNSページ=== SNSにて制作風景や作品などを掲載しています。是非ブログとあわせてご覧ください。 Facebook: https://www.facebook.com/etsuko.5/ Instagram: https://www.instagram.com/atelier5_kids/
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