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冬の人物クロッキー−2
[幼児クラス] 2011.01.21
冬の人物クロッキー−2
幼児クラス 制作:2011年1月 ◎感想/講師:中家総子 アトリエ5では幼稚園の頃からクロッキーをやります。小さくてもよく集中して描くことが出来、その眼差しはなかなかのものです!幼児さんにとって人を描くのは難しいことですが、頭・体・手足など少しずつ捉えるようになっていきます。季節ごとにぐんぐん上達するので、いつも驚かされています。 今回のクロッキーは4ヶ月ぶりでした。前回は夏らしい半袖短パン姿を描いてもらいました。今回は水玉模様の上着と深い緑色のズボン姿の冬の先生です。秋の制作と冬の工作で力をつけたので、鉛筆の線が複雑になり、腕が長く伸びて膝に置いているように描けた子や、年長さんは椅子に座ってるポーズもとらえる事ができるようになってきました。まだ身体をとらえる事が難しい子もお洋服の模様を描いたり、ズボンの色を頑張って塗ったり、自分で見つけたものを一生懸命形にしてくれました。 クロッキーの一番の魅力は、「子供の引いた鉛筆の線」です。幼児さんは気持ちが線に入りやすく、年少さんなどはまだ手元をコントロールしきれないので、意外な線が生まれたり、思ってもみないバランスになったりします。 大人や絵を描き慣れた人には出せない線で、この時期だから描ける貴重なものです。アトリエ5ではス ケッチブックを「成長記録」のように考えています。「春には描けなかった手が夏には描けるようになったね。」「冬には首までとらえられるようになったね。」そんな風に季節ごとに変化していくみんなを、我々スタッフも毎回嬉しく暖かい気持ちで見守っています。お家にスケッチブックがある方は、久しぶりに見てみると発見があるかもしれません! 3月の作品展では、幼児クラス〜小学生クラスまでのクロッキーを一斉に展示する予定です!どのように子供たちの「線」が変化していくのか...どうぞお楽しみに! *作者のKくんの1年前のクロッキーはこちら→☆
冬の人物クロッキー
[小学生クラス] 2011.01.20
冬の人物クロッキー
小学生クラス 制作:2011年1月 ◎感想/アシスタント:高橋 千晴 新年最初のアトリエでは、久しぶりに「人物クロッキー」に取り組みました。アトリエ5のカリキュラムには、4月と1月の年2回、人物クロッキーが組まれています。この人物クロッキーでは、「鉛筆の線に実感をこめて描く」ことを丁寧に教えています。タイマーで時間を計り、10分間の間は消しゴムを使いません。 「じーっと見て、ちょっと描く。またじーっと見て、ちょっと描く。」「あわてないで・・・ゆっくり、じっくり線を引くよ。」 今回は、複雑な模様のセーター、イヤリング、深みのある緑のズボンをはいた、”冬の中家先生”を描きました。「そのセーター難しいよ〜」と騒いでいた子どもたちも、タイマーのピッという音が鳴ったとたん、眼が変わります。教室はしんと静まり、子どもたちの鉛筆の音だけが聞こえてきます。 子どもたちの集中力は本当にかっこいい!教室は、心地よい緊張感に包まれます。中家先生を見つめる真剣な眼差しに、こちらまでドキドキします。そして、10分間のクロッキーの合間に、人間の体の関節や肉付き、構図の入れ方などについて短い指導が入ります。そしてまた10分集中して描く・・・。これを何度か繰り返し、最後に教室の飾りなどを描きこみ、色鉛筆で色をつけました。 「実感をこめて描いた」子どもたちのクロッキー。どの子のスケッチブックにも、「生きている中家先生」がいました。そして驚かされるのは、4月のクロッキーと比べての、子どもたちの成長です。ある子は線が伸びやかになっていたり、またある子は画面を思い切り使えていたり、人体の特徴を捉えられるようになっていたり。。。一人ひとりの成長に、胸がいっぱいになりました。 みんな、この一年を通してアトリエ以外の場所でも様々な経験をし、成長したんだなぁと実感しました。それが、素直に表れています。そして、子どもたち自身も、それぞれ自分の成長を感じることができたようです。周りから褒められることも大切ですが、子ども自身が自分の成長を実感できることは、その子の自信につながる、とても大事なことだと思います。人物クロッキーの一番のよさは、そこにあるのかもしれません。ご家族の方にも、子どもたちの素晴らしいクロッキーを是非ご覧になっていただきたいです。アトリエ5はこれからも、人物クロッキーの取り組みを丁寧に行っていきます。
春の生徒募集−2
[小学生クラス] 2011.01.14
春の生徒募集−2
2011年4月入会のお申込みを開始しました。毎年、2月中旬には定員オーバーのクラスが出ますので、お早めの登録をお願いします。 見学は随時受付中ですが、3月の作品展の準備中のためお席に余裕が無く、誠に勝手ながら体験はお受けできません。ご了承下さい。 体験をご希望の方は、以下の入会説明会にご参加頂ければ幸いです。なお、在籍生徒さんのご友人は、優先させて頂きますので是非お早めにご紹介下さい。教室案内は看板と入口に設置していますので、ご自由にご利用下さい。宜しくお願い致します。 ◎新年度・子供クラス入会説明会/お申込みお問合せはこちらから→☆ 日程:2011年2月24日(木)25日(金)/定員:各回親子8組様(先着順)/場所:アトリエ5     【親 子クラス】14:00〜14:30     【幼 児クラス】15:00〜15:30     【小学生クラス】16:00〜16:30  内容:生徒作品・講座の詳細は、予めホームページをご覧下さい。→☆ ◎在籍生徒の皆様は、そろそろ新年度のクラス編制の時期になりました。進学進級による曜日変更や、鉛筆デッサン・油絵などに挑戦したい方はこの機会に是非ご検討下さい。お手元の「冬のアンケート」は、1月26日(水)が締め切りです。少人数定員制のためお早めに提出をお願い致します。ご不明な点は、お気軽にお問合せ下さい。お待ちしております。→右の「メッセージを送る」をクリックして下さい。
大切なヒト・コト・モノ
[ツジエツコ] 2011.01.05
大切なヒト・コト・モノ
皆様、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。 新年早々に素敵なデザインの年賀状がたくさん届き大変嬉しく思います。アトリエは明日から開講なので、恒例の年賀状展でお披露目です。保護者の皆様もお迎えの時に是非お立ち寄り下さい。「自由に表すこと、そしてつながり合うこと」の大切さを壁いっぱいに感じて頂けたら幸いです。 なお、今年の辻悦子の年賀状はお休みさせて頂きました。私生活では義母の介護もあり年末に気が緩んだのか体調を崩し、休暇中は静養に当てたためです。ご了承下さい。お正月に親族との楽しいひと時を過ごし、何気ない思いやりに私自身が日々支えられている事に改めて気づき、素直になれた事が大きな収穫でした。もうすっかり充電満タンです!今年は新しいスタッフを迎え、アトリエ5の更なる飛躍の年になる様に頑張りたいと思います。 私の今年の目標:「大切なヒト・コト・モノ」を見失わない様に。そして、若い頃と同じ様にアクセルを踏み過ぎる事の無い様に。 ◎アトリエ5の皆さんと共有したい大切なコト 子どもの美術/佐藤忠良が小学生の図工の教科書に寄せた文章→☆ 図画工作の時間は、じょうずに絵をかいたり、ものを作ったりするのがめあてではありません。じょうずにかこうとするよりも、見たり考えたりしたことを、自分で感じたとおりにかいたり作ったりすることが大切です。しんけんに絵をかき、ものを作り続けていると、じょうずになるだけでなく、人としての感じ方も育ちます。このくり返しのなかで、自然の大きさがわかり、どんな人にならなければならないかがわかってきます。これがめあてです。
ひとみ座クリスマス公演ー5
[小学生クラス] 2010.12.28
ひとみ座クリスマス公演ー5
◎感想/講師:渋谷葉子 *人形劇鑑賞について 今回の作品は昨年に続いてセリフのない人形劇でした。エドワード・ゴーリーは初めての絵本でしたが、独特な世界観があり、今ひとつ理解しにくいところもあるので、子供達がどこまで入っていけるか興味がありました。人形達は見事にゴーリーの世界を表現しており、音と字幕だけでストーリーが展開していきました。第何章というのが不規則に表示されたり、意外な展開に「エ〜ッ!」と声が上がっていましたが、そんな中でもグイグイと物語に引き込まれていました。私は幼稚園に努めていた関係で30年以上ひとみ座さんの人形劇を観て来ていますが、昨年、今年と、新しいことに挑戦している感じにとても感銘を受けました。 *展示について 今回はゴーリーのモノクロの世界に合わせて、展示も鉛筆だけのモノクロ作品となりました。正直、あのもの寂しい階段にモノクロだけで表現するのはどうかとも思いましたが、思っていた以上に子供達の鉛筆の線が力強くアピールしていていました。グイグイと引かれた線、細かい所まで丁寧に描かれているもの、微妙な色遣いで表現されている作品と、本当にどの作品もすてきでした。また、星も今回は卵のからはなく、モノクロだけでしたが、アルミホイルがかえって美しさを引き立たせていました。中家先生の天使の絵がとてもすてきで、草花と天使のなんともいえない世界観が表現されていたと思います。
ひとみ座クリスマス公演ー4
[小学生クラス] 2010.12.27
ひとみ座クリスマス公演ー4
◎感想/講師:中家総子 今年の人形劇は、エドワード・ゴーリーの台詞のないモノクロの劇だったので、会場をどう飾るのか…11月頃から悦子先生と高橋さんで企画を練って下さっていました。テーマが『夜の野原』に決まり、原っぱを飛び回る天使のイラストを任せていただくことになりました。悦子先生から「虹色の天使・モノクロで・天使の持っているステッキのスパンコールだけに色味をしぼる」などのキーワードを伝えられました。 作風の細かい指示はなかったので、天使のポーズをスケッチブックに何枚も描き、ペン、水彩絵の具等どのように描くか試行錯誤しました。ポーズを微調整できることと、子ども達の作品とテイストを合わせることを考え鉛筆で描くことにしました。描いてるうちにに迷いが生じてなかなか描き込みが進まなかったり、伝統ある人形劇団ひとみ座さんの会場を飾るプレッシャーで冷や汗が出ることもありまし たが、子ども達の素晴らしい野草のスケッチと、悦子先生の「納得がいくまでやってみなさい」という言葉に勇気をもらい、心を込めて描きあげることができました。 野草のスケッチの裏にはその子の叶えてみたいお願い事がかいてあります。みんな天使に願いを叶えてもらえるよう気持ちを込めて野草を描きました。お願い事の横に天使の絵をまねして描いてくれた子が何人かいました。嬉しくて私もお礼に野草を摘み取っている天使を描きました。作品で子ども達とつながり合うことが出来た瞬間でした。 人形劇を観に来られたた沢山のお客様に展示を観ていただきとても幸せです。子ども達の作品と一緒に一つの空間を彩ることができ喜びでいっぱいで、一生の思い出になりました。ひとみ座さん、企画をして下さった悦子先生、高橋さん、そしてアトリエ5の子ども達のおかげで幸せなクリスマスを送ることができました。皆さん本当にありがとうございました!
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