体験を予約する

┃ blog ┃

ツワブキとリンゴ
[幼児クラス] 2012.10.22
ツワブキとリンゴ
幼児クラス:観察画/制作 2012年10月 ◎感想/講師:山田 稔子 過ごしやすい気候になり、子どもたちの集中力も深まる10月のテーマは、観察画。 悦子先生のお庭からやってきた、「ツワブキ」という顔が隠れるくらいの大きな葉を描きました。 大きなモチーフに見入る子どもたちの瞳は、虫の目になって葉の上を這うようです。 ゆっくりゆったりおおらかな線で。葉脈や虫喰いの跡も、見逃しません。真剣です。 深いグリーンに映える黄色い斑点も、じっと見ていると吸い込まれそうで不思議。 観察しながら、描きながら、じっくり心にしみ込ませていくように感受します。 クレパスの重ね塗りも熟達し、モチーフを見ながら自分で作り出した色を誇らしそうに見せてくれます。絵の具で色を混ぜてツワブキとリンゴに似合う背景色を作りますが、どんな風に仕上がるのか大人にはわかりません。この行程では本人のやりたいこと・感覚を尊重します。 思い思いの、色面・線・点描で彩られる画面。毎回、子どもたちの造形感覚には驚かされますが、 今回はとくに、どの作品にも工夫や遊び心が込められており、どれもとても魅力的。 「自分でやる」主体性が育ってきているのを感じます。実りの秋、到来です。   *  *  * ◎ 幼児クラス・生徒募集中 ◎ 木曜日クラス:欠員あと1名 金曜日クラス:数名の欠員あり 見学・体験レッスン随時受付中!お気軽にお問い合わせ下さい。
森のものがたり
[幼児クラス] 2012.09.23
森のものがたり
幼児クラス:空想画/制作 2012年9月 ◎感想/講師:山田 稔子 「森」と聞いて、何を思い浮かべますか?物語や童謡などの舞台としてはよく登場しますが、町に住んでいる私たちには、実際には森はそう近くない存在。だからこそ、空想が膨らみます。 今回は紙テープの貼り絵をきっかけに、みんなの「森」をつくっていきました。茶色と緑色の紙テープは、「水張りテープ」です。本来は水彩紙や和紙などが制作中に波打たないようパネルに張るために使われるもので、裏面には糊がついています。このテープを、ビリリとちぎって、丸めてシワをつけ、また開き、糊のついた面を湿らせて藍色の画用紙に貼付けていきます。 まっすぐ上につなげて細長~い木にしたり、枝がいっぱいの木になったり、積み木のように小さな木がたくさん並んだり。貼り方の凝りようにも個性が出ます。子どもたちだけの、なんだか不思議なかたちの森。 「さぁ森の中をお散歩してみよう、何がいるかな?何が起こるかな?」動物さんや虫さんが飛び出すかな・・・との予想でしたが、子どもたちからは「かいじゅう!」「おばけ!」の声(笑)。空想の森だから、もちろんそれも大ありです。暗色の画面に触発されたところも大きかったのでしょう。白や明るい色のクレパスも、発色が違って見え、新鮮です。 木の実、きのこ、湖、雨つぶ、虹、オーロラ。蛍、お星さまにお月さま、光る宝石、地下の秘密基地。いろんなお話の飛び出す、わくわくする森!ひとつひとつも素敵だけど、みんなの作品をずらりと横につなげて並べると、また大きな、たのしい森ができました!
体験を予約する