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金の翼-1
[小学生クラス] 2012.07.12
金の翼-1
小学生クラス・7月の制作/夏の工作(全5回) ◎ 今週の感想/講師:中上佳子(火曜日クラス) 今月から夏の工作がスタートしました!写真は作品の部分を拡大したものです。何に見えますでしょうか? 27日からいよいよロンドンオリンピックが始まります。日本中が、代表選手の活躍や飛躍を願う、熱い夏を迎えることでしょう。生まれて初めて夏のオリンピックを経験する子供達もいます。今年はスペシャルな夏なので、アトリエ5のこども達も、これからの飛躍と自分の夢や願いを込めて・・・「大きな金の翼」を持つ鳥を制作します。 写真に写っているのは、翼につけたマチエールの部分なのです。自分で考えたデザインをもとに、いろいろな道具を使って粘土にマチエールをつくりました。洗濯バサミやフォークなど、普段何気なく使っているものも、マチエールに大活躍!来週は、鳥の体の中へお願い事を書いた短冊を包みこみます。どんな願いをこめた鳥が羽ばたいていくのか、楽しみですね。 ——————————————————————— ■展覧会情報所 『福田平八郎と日本画モダン』 時: 7月22日(日)まで 所:山種美術館/ JR山手線・日比谷線 恵比寿駅 2番出口より徒歩約10分 *昨年度のレッスン中、日本画をご紹介するときに福田平八郎の画集を出させていただきました。 私自身も、大学の先生からの紹介をきっかけに出会い、とても好きになりました。 日本画の中でも独自の視点を持たれている方で、展覧会の副題にもありますように、モダンで愛らしさを感じる作品をたくさん描かれています。『漣』や『雨』は一度見ると忘れられない作品です。展示替えにより、現在は『雨』が展示されているようです。会期の終わりが近づいておりますので、お近くにいらした際はぜひぜひご覧ください。
ハッピー・バースデイ!
[幼児クラス] 2012.06.25
ハッピー・バースデイ!
幼児クラス・6月の制作/聴想画 ◎ねらい ・五感のうちのひとつ、聴覚を使う絵画制作。 ・耳を研ぎ澄ませてオルゴールの音色を感じ、色や線をイメージする ・「ハッピーバースデイ」の曲から、喜びの気持ちを想起する ・手をのびのびと動かし、抽象的な表現を楽しむ ・サインペン・クレパス・絵の具を使い、それぞれの画材の特性や効果を楽しみながら表現する ◎感想/講師:山田 稔子 きょうは耳を使って絵を描くよ!というと「え〜!?」という声。床にごろんと仰向けになり、灯りを消し、目を閉じて、手回しのオルゴールに耳を傾けます。耳馴染みの「ハッピーバースデイ」の音。どんな気持ち、どんな色かな?みんなで歌を口ずさみながら、サインペンが走り、クレパスが弾み、筆も踊ります。ちょっとスペシャルなお誕生日の「まほう」で、サインペンの線が、じわぁ、とにじんで、バースデイケーキのクリームが口の中でとろけるようです。 オルゴールの音そのものからのインスピレーションであったり、曲のイメージであったり、また画材の感触に触発されたりなど、テーマはひとつでも、子どもたち次第でそれぞれの「聴想画」は多様な 展開を見せてくれます。 大人にはなかなか勇気のいる行為—直感的に自分の色を選び、こうだと感じる線を描くこと、躊躇なく素直に創られてゆく子どもたちの絵とその姿、カッコイイ、と思いました。 また今回のテーマにちなんだおまけの制作として、60色折り紙の中から選ぶ配色も楽しみながら、 お誕生日を祝う冠を制作しました。
風の通り道- 火曜日クラス
[小学生クラス] 2012.06.21
風の通り道- 火曜日クラス
小学生クラス・6月の制作/聴想画 ◎ねらい ・五感のひとつ、聴覚を使い、オルゴールの音色を点と線と色で表現する・サインペン、クレパス、絵の具といった様々な画材の特徴や、異なる画材どうしの調和、バランスを知る・抽象表現の楽しさ、心地よさ、美しさを体で感じる ◎感想/講師:中上佳子(火曜日クラス) この作品を制作する時に聞いた音楽は、『風の通り道』です。『となりのトトロ』で流れてくる音楽なので、皆さん聞いたことがあるかもしれません。オルゴールの音色から感じるイメージを聞いてみたら・・・『あったかくて嬉しい感じがする』『夜空みたい』『さわやかな風を感じた』『嬉しい感じと切ない感じ』、心の中にドキッと響くイメージがたくさん出てきました。抽象絵画はよく『わからない』と思われがちです。しかし、実は私たち誰もが心の中に抱いている感覚やイメージがはじまりだと思うのです。私は子供達の作品から、抽象表現の楽しさ、心地よさをお腹の底から感じました。皆違って、とても素敵な作品が出来上がりました。 --------------------------------------------------------------------- ■展覧会情報所:サントリー美術館/ 『紅型』琉球王朝のいろとかたち 時:2012年6月13日(水)~7月22日(日) アクセス:都営地下鉄大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木」駅より直結 *沖縄復帰40周年記念の展覧会です。まだ、足を運んでいないのですが、個人的に必ず行きたいと思っている展覧会です『紅型』と書いて『びんがた』。私が初めて紅型に出会ったのは、知り合いの先生から紅型の和紙を見せてもらったときです。鮮やかで、でも落ち着きを感じる色彩に心惹かれました。沖縄にもまだ行った事がないので、展覧会で琉球王朝の装飾をたくさん見てまいりたいと思っています。 *次回、8月8日(水)~9月2日(日)の「おもしろワンダーランド」は、日本美術の展覧会では叶えられないデジタルとアナログを駆使した今までにない展覧会です。来て、見て、感じて、驚いちゃって!日本美術のテーマパークです。夏休みにおすすめです!
新緑のもみじとバラ
[幼児クラス] 2012.06.05
新緑のもみじとバラ
幼児クラス 制作:2012年5月 ◎感想/講師:渋谷葉子 アトリエから徒歩2分の所に主宰辻先生のお宅があります。お庭にはバラや梅の木をはじめ、季節折々のお花や木々がさ咲き乱れています。毎年1〜2回は先生のお庭のお花や葉っぱをモチーフに入れています。 初回にみんなで先生のお庭にお邪魔しました。まずはバラのお花を見たり、触ったり、匂いを嗅いだりしました。ただ、美しいばかりでなく、枯れて茶色くなったり、虫がついてる、「そういう姿も知って欲しい」とねらいも込めています。 そして、今回のもみじ。この春、例年になく天候不順だったのでどうか心配しましたが、運良くそれが功をなして、枝の先に薄オレンジの赤ちゃん葉っぱが…!「みんなに描いて欲しくて待っててくれたんだね」そんな言葉に子供達は描く意欲を高めます。 もみじは真っすぐな枝に同じ所から左右に葉がついています。まんなで真っすぐに立ち、手を真横に伸ばし、「紅葉とおんなじだね」とまずは体で感じてもらいます。そして次によく見たり、手で触りながら、いろいろ自分で見つけます。 もみじの枝は上から順々にす少しずつ葉が大きくなり、色も濃くなっていきます。赤ちゃん、1才、2さい…「この子は何才くらいかなぁ?」緑色の仲間のクレパスを重ねてぬることで、微妙な色を作ります。まだ、2ヶ月なのにみんな色作りにとてもハマってます。 ちょっぴり疲れてきたところで、「葉っぱが塗れたら絵の具だよ」の声に「絵の具やりたい!」と一機にテンションが上がりました。クレパスとは違った筆運びの気持ち良さ。色作りもなかなかのものです。混ぜることに楽しみを見つけ、中には渋い色合のお子さんもいます。「大人っぽい色が作れたね。何色と何色を混ぜたの?」と聞いてみて下さい。今週お持ち帰りします。ぜひ、お家に飾って、皆さんで楽しんで下さいね。
春キャベツ・とうもろこし
[小学生クラス] 2012.06.04
春キャベツ・とうもろこし
小学生クラス 制作:2012年5月 ◎制作のねらい ・クレパスの色混ぜでキャベツととうもろこしの豊かな緑を表現する。 ・灰色の画用紙を使用し、モチーフの色とモノトーンの響きあいの美しさを感じる。 ・寒波や放射能の問題など、2012年の野菜について考える。 ◎感想/講師:中家総子 今年の春の観察画のモチーフは野菜です。主役はとうもろこしとキャベツ。脇役はレモンと紫玉ねぎです。制作の様子は、前回のブログで中上先生にお伝えしてもらったので、今回は野菜を描くに当たり子供達にお話したことを書こうと思います。 今年は冬の寒波の影響で夏野菜が出回るのが例年より2週間ほど遅れていました。5月の1週目にとうもろこしが間に合わず、お店にお願いして沖縄から急きょ取り寄せてもらいました。その経緯を描く前に子供達にもお話したところみんな驚いていました。 とても良い機会なので、「みんなが普段食べているお野菜はどこから来るのか」「誰が作っているのか」そして震災後の「風評被害」の問題など野菜についてお話しました。放射能による野菜の安全についてはデリケートな問題ですが、震災後のこれからの日本を背負っていく子供達には、本当の事を伝えて考えてもらいたいという想いがありました。そして普段食べているものが沢山の人を通してみんなの食卓まで届いているという事に感謝できる子になってくれたらと願い一生懸命に話をしました。子供達は真剣に耳をかたむけてくれました。想いが伝わってくれていたら嬉しいです。 頑張ってお野菜を描いた後お楽しみタイム!みんなでキャベツを食べました。4月頃は緊張していた子もだんだんほぐれて、お友達同士の会話や笑顔が増えてきました。 画用紙の灰色と、モチーフの緑・黄色・紫がとても美しく溶け合い、色を抑えた格好良い絵に仕上がりました!作品の返却は今週です!お楽しみに!
春のお散歩会
[親子クラス] 2012.05.28
春のお散歩会
親子クラス 2012年5月23日(水) 場所:モトスミブレーメン通り商店街〜井田公園 ◎感想/講師:渋谷葉子 前日まで心配されたお天気も、当日は最高のお散歩日和となりました!まずはお散歩の前に7色のくじ引き。行く道々で、引いた色を探してケータイやカメラに収めていきます。商店街から路地に入り、住宅街を歩きます。よく知っている町中でも、一歩中に入っただけで、新しい発見が沢山あるものです。 かくいう私も、昨年「ブラシフラワー」という素敵な出会いがありました。名前の通りコップブラシにそっくりな真っ赤なお花です。2階まで届く大きな木に沢山の花をつけて、そこだけが南国のようです。お母さん方はどうしても目線が上の方に向いてしまいますが、お子さんは背が低いので、見つけるものの違いがあり、お互いに共有することで、沢山の発見ができますね。 後半はバギーと自転車でスピードアップして、目的地の井田公園に行きました。ここは桜並木に囲まれた静かな公園です。持って来たペットボトルにお水を入れて、地面にお絵描き。暑かったので、段々とお水遊びに変更?そして、楽しい楽しいお弁当! みんなで交換できるおかずを1品、お母さん方にお願いして持って来ていただきました。普段食べない物でも、雰囲気で食べちゃったなぁんてことがよくあるんですよ。お母さん方も工夫を凝らしたおかずを用意して下さったので、作り方などをお聞きしたりして盛況に終わりました。 お弁当の後は、持ち寄った各ご家庭の愛読書を読んだり、シャボン玉をしたりして過ごしました。次回のお散歩会は9月の末頃に予定しています。その頃にはどのように景色がかわっているのでしょうか?楽しみですね。 ***** ◎6月の体験講座・受付中! 【親 子】水曜日クラス:10:30〜11:30 欠員1名! 受講料:1500円 (当日納入) ご希望の方はお早めにお申し込み下さい。→☆
新緑のもみじとカクテル -1
[幼児クラス] 2012.05.18
新緑のもみじとカクテル -1
◎辻悦子 幼児クラスの子供たちが「おじゃましま〜す!」と、元気よく遊びに来てくれました。ちょうど満開のバラの香りに「いいにおい」「きれ〜い!」と感嘆の声が飛び出し、子供たちの瑞々しい感性に、こちらも嬉しくなりました。 写真は、新人の山田が庭を案内しているところです。今年は新緑のもみじが美しく、つるバラのカクテルと合わせて、観察画のモチーフにします。お庭で見た印象が作品作りに役立てば幸いです。 最後に集合写真を撮ったのですが、私が「変顔〜!」とリクエストしたので、すごい顔がズラリ!ちょっとブログでは勇気いるな〜ということで、次週のクラスでお写真をご覧下さい。お楽しみに! ***** 4月から新しいスタッフが仲間入りして、私を含めて7名になりました。 現在、厳し〜い?研修中なので、来月に改めてご挨拶をさせて頂きます。 小さな絵画教室だけど、チーム力を高めてもっともっと頑張りたいです。 皆様、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 ◎山田稔子:幼児クラス・子供油絵クラス・日本画水彩クラス(水) 中学校の美術講師と兼務・日本画制作 ◎本田雄揮:小学生クラス(月・水)・デッサン油絵クラス(木) 小学校の図工講師と兼務・油絵制作
キャベツとトウモロコシ-1
[小学生クラス] 2012.05.17
キャベツとトウモロコシ-1
小学生クラス 制作:2012年5月 ◎感想/講師:中上佳子 連休が開けて、日差しも木々の緑もだんだんと強くなってまいりました。子供達も毎日元気いっぱいに過ごしているでしょうね。 5月の制作は観察画『キャベツとトウモロコシ』です。たっぷりと大きな葉っぱを蓄えたキャベツ、しっかりと身の引き締まったトウモロコシ。どちらも、身の中心から葉っぱの先まで色の移り変わりがとっても豊かな野菜です。 持ってみると思っていたよりも重かったり、おいしい匂いがしたり、普段食べている野菜だけれど、じっくり向き合ってみると発見がたくさんあります。農家の方々が一生懸命育ててくださっているからこそ、こうして豊かな野菜に出会える事に感謝をします。 子供達は、どちらか描いてみたい方の野菜を主役に選んで、細やかな色の移り変わりを真剣に見つめ、クレパスで丁寧に色を作っていきます。その色彩が本当に瑞々しく、子供達がお野菜の魅力を全身で感じ取っている事が伝わってきます。 今回の観察画で最も特徴的な事は『灰色の画用紙』に描くことです。新鮮で鮮やかな野菜の色彩と落ち着きのある灰色は調和し合い、お互いの美しさを引き出してくれるからです。 今週は、主役の周りに、レモンと紫玉葱を描きました。新しい色彩が加わって、来週はどのような作品に仕上がるのでしょうか。見る人の心を動かす素晴らしい作品が生まれると思います。 --------------------------------------------------------------------------------------------------- ■展覧会情報 『KATAGAMI style』 世界が恋した日本のデザイン 時:2012年4月6日(金)〜5月27日(日) 所:三菱一号館美術館  アクセス:東京メトロ千代田線「二重橋前」駅(1番出口)から徒歩3分 *日本が欧米に大きな影響を与えた、染めの型紙や斬新なデザイン、そして驚く程、繊細な技術を見る事が出来ます。美術館自体もとてもお洒落な建物です。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 『ボストン美術館 日本美術の至宝』 時:3月20日(火)〜6月10日(日) 所:東京国立博物館 平成館  アクセス:JR上野駅公園口下車 徒歩10分 東京メトロ 銀座線・日比谷線上野駅 徒歩15分 *ボストン美術館に所蔵される日本美術品の里帰りともいえる展覧会です。ボストン美術館は日本美術コレクションとしては、世界随一の規模と質の高さを誇るそうです。どちらも貴重な展示ですので、お時間のある方は是非お出かけなさってみて下さい。
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