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小学生 絵画/始まりは笑顔で
[小学生クラス] 2019.06.03
小学生 絵画/始まりは笑顔で
新年度が始まって早2ヶ月。それぞれの曜日、時間帯で新しいメンバーとなった小学生クラスも、季節の移り変わりと共に慣れ親しんできました。4月、初めての絵画制作は空想画。頭の中で思い描いたあんなことやこんなことを、思い切り描いていきます。前半クラスのテーマは不思議な『虹色の球根』。自分で考えたカラフルな球根と、そこから咲く見たこともない花や根、地面の中、地面の上での様子を描きました。盛り上がる生徒同士の会話からアイデアがさらに広がり、宝石や星、動物型の球根が生まれ、それらが育つための養分を含んだ土を『おいしそうな色にしてみよう』と、オムライスやアイス、ホンマグロなどの色を作り、地上にはお姫様がいたり蝶が舞ったり隕石が落ちてきたり…。花のみならず色々なものが咲き誇る作品となりました。初めての絵画制作の子も多い中、道具の並べ方や絵の具の扱いもしっかりと覚え、存分に楽しんで描くことができました。   一方、後半クラスでは、『夢の広場』と題し、こんな公園や遊具があったらいいな、毎日でも行きたいな、と思える空間を描きました。皆に尋ねてみると、様々な理由で最近ではあまり公園などで遊ぶことがないとのこと。少し寂しい気もしますが、しかしそんな気持ちこそ絵にぶつけて欲しい、普段できないようなどんなわがままなことでも描いてほしい、と思います。まずは調査のためにスケッチブックをもって実際の公園へ。そこで初めて思いつくことがたくさんありました。そこからはひたすら画用紙に描きこんでいきます。様々なエリアがあったり、大人立ち入り禁止だったり、宇宙に飛び出したり…。『これどうやって遊ぶ場所なの?』と聞くと、予想もしてなかった答えをひたすら説明してくれ、その豊かで愉快なアイデアに私も何度も笑いました。こだわりが強く完成までもう少しの子もいますが、皆のいつもと違う一面が多く見られた制作となりました。   皆で笑いながら描いた4月の空想画。始まりにピッタリのものとなりました。
小学生 工作/展覧会まであと少し!自分のマークのロゼットを作ろう
[小学生クラス] 2019.02.18
小学生 工作/展覧会まであと少し!自分のマークのロゼットを作ろう
    アトリエでは展覧会の準備が始まっています。 自分達で準備をすることで自分の展覧会を作るんだ!という気持ちを持って欲しいと思います。 展覧会前最後の製作は会場で付けるロゼット作りです。 自分の名前の一文字をデザインする為に事前に名前の意味をお父さんお母さんに聞いてもらいました。 生まれた時の空を見た時の気持ちだって!好きな漫画の主人公!などなど聞か無ければ知らなかった想いが込められていました。 名前の漢字の持つ意味や自分の名前に込められた想いをどうやって表現しようかな?そこが皆の腕の見せ所。 ペンを使い色の組み合わせや線の太さなどを工夫して一文字をデザインします。 一人一人のセンスとアイデアが光る魅力的な文字のデザインが出来上がりました。 文字のデザインから布を縫う等の組み立てまで全て自分で作るロゼット作りですが、投げ出さずに一工程づつ丁寧に作り上げて行く姿を見ていると一年間を通して作る力を少しづつ付けてきた子供達を誇らしく感じました。何より自分で自分を表彰するものを作れるって素敵ですよね。 3月8日〜10日開催の作品展で、小学生クラスの皆はこのロゼットを着けます。ロゼットに描かれたマークに是非注目してみてくださいね! 沢山のお客様のお越しを楽しみにしております。   =小学生クラス春の体験会= 月曜日・火曜日クラスの欠員募集(水曜日クラスは募集終了) 【対象】小学1年生〜3年生まで 【日時】3月28日(木)16:30〜17:30 【定員】8組 保護者同伴でお願い致します 【受講料】1,500円 *ご紹介は無料/ 3月8日〜10日開催の作品展準備の為、誠に勝手ながら上記体験会をご検討下さい。 作品展会場でも随時お問合せを受付けています。スタッフにお声をかけて下さい。 会場等の詳細は以下のブログで↓ アトリエ5作品展2019
小学生 絵画/アイサツ5
[小学生クラス] 2019.02.04
小学生 絵画/アイサツ5
近所の梅が立春を迎える南風と共に花開きました。小学生クラス1月のレッスンは墨での表現『あいさつ言葉』を行いました。日常の中で何気なく使われるあいさつに目を向け、正しさよりも気持ちを優先させた字体と、額として飾り付けた周辺とのモノクロのバランスが美しい、新鮮さ溢れる制作となりました。『気持ちを乗せた形の文字』に当初困惑する子もいましたが、繰り返し練習し重なる半紙に厚みがでてきた頃には、今回の目標をしっかりと理解し、『描く』ことができていました。頭の中にある書写の教科書を閉じ、異なる教科書、それは今まで培ってきた経験を基に自身で作成した『絵の教科書』が開かれる瞬間、彼らの持つ筆の動きに明らかな変化が生まれ、集中しつつも生き生きとした表情になったこと、とても印象的でした。新たな挑戦の中でも『ここはいつものアトリエ』と意識され浮足立つことなくしっかりと地に足をつけ、自らの制作を行えるようになった成長、そして彼らにとってこの場所がそのような価値をもつようになったこと、この上なく嬉しいです。人と人を繋げ気持ちに寄り添うあいさつのように、この場所もそのように在り続けたいと、そう思い願った1月でした。     【小学生クラス来年度入会生徒募集中】 来年度4月から入会をお考えの方のご予約を受け付けています。お絵かきや工作が好きな子一緒に制作しませんか?一度見学にお越しください。在学の方のご紹介も大歓迎です。 生徒募集ページ→https://atelier-5.com/schedule  
小学生 工作/縫い目ひとつの中でさえ
[小学生クラス] 2019.01.07
小学生 工作/縫い目ひとつの中でさえ
凛とした空気に溶け込む眩い光が心の奥まで洗い流すような、そんな清々しさ満ちる新たな幕開け。皆様あけましておめでとうございます。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。お正月はいかがお過ごしでしたか?本日から始まる小学生クラスは、人物クロッキーからのスタートです。じっくり鉛筆を動かして、徐々に冬休み気分を日常へと戻していきましょう。   さて、11月より行っていた冬の工作『〇〇虫のブローチ』が、昨年末完成を迎えました。針と糸による制作に四苦八苦する場面もありましたが、最後までこだわりを捨てずに壁を乗り越え、皆見事で可愛らしい作品に仕上がりました。制作の始まりに描いたアイデアスケッチと並べ比べると、そこから飛び出してきたような、なんという再現率!色鉛筆で描かれた虫が、鮮やかな刺繍糸や様々な布、ビーズやボタンに還元され、生き生きと今にも動き回りそうです。 面白いのは日頃制作している絵画とそれぞれの虫で、作者の個性が同様に反映されているところです。縫い目ひとつ見ても、のびのびと勢いのある子、丁寧にピッチを揃える子、刺繍糸の色にこだわる子など、千差万別。絵の具を使った時に見られる各自の持ち味がよろしく発揮されています。それは、制作を積み重ねていく中で自然と、しかし目標としながらオリジナリティーを追求してきた証。誰にも盗まれない、内で育まれた『あらわす力』。作品の魅力はそのまま、作者の人としての魅力です。それは細部にさえ、いや寧ろ細部にこそ輝き宿っています。まさに一針一針『自身』を注ぎ込んだ『分身』。共にいつまでも大切にして下さい。   ☆冬のアンケート  先日お配りしました冬のアンケート、ご回答いただきまして誠にありがとうございました。未提出の方は来週1/16㈬〆切となりますので次年度の希望クラスをご記入の上、お早めにご提出下さい。ご不明点、ご相談ございましたらお気軽に講師までご連絡下さい。   【小学生クラス来年度入会生徒募集中】 来年度4月から入会をお考えの方のご予約を受け付けています。お絵かきや工作が好きな子一緒に制作しませんか?一度見学にお越しください。在学の方のご紹介も大歓迎です。 生徒募集ページ→https://atelier-5.com/schedule
絵画/相手を想ってつくること
[小学生クラス] 2018.12.17
絵画/相手を想ってつくること
  アトリエも残すところあと二回。長かった冬の工作も続々と完成してきました。ユニークで愛らしい虫が一匹一匹増えるたびに私達も嬉しくてたまりません。初めてのお裁縫だった子も、針と糸の扱いに随分と慣れたようで、最後は満足気な表情で完成させることが出来ました!そして今年最後の製作はカード作りです。大人が作る年末の慌しい空気などどこ吹く風で、カードを送る人のことを考えて愛情を込めて作る真剣な表情に、しっかりと自分の時間を過ごしている子供達の静かな強さを感じました。ああもう年末だ!年賀状どうしよう!と気持ちだけが慌ただしくなっていた我が身を反省です。(笑)年に一度のお楽しみ会ももうすぐです。この日は思いっきり遊びましょう! 保護者の皆様アンケートのご提出ありがとうございます。ご意見ご感想を有り難く読ませていただいております。1月16日まで受け付けています。よろしくお願い致します。ご相談もお気軽にどうぞ。     【小学生クラス来年度入会生徒さん募集中】 来年度4月から入会をお考えの方のご予約を受け付けています。お絵かきや工作が好きな子一緒に制作しませんか?一度見学にお越しください。在学の方のご紹介も大歓迎です。 [ご予約の流れ] ご見学→ご検討後ご予約→2月初めよりご予約順でクラスをご案内いたします。 メール又はお電話で第一希望、第二希望のクラス、見学日をお伝え下さい。 ※在学の生徒さんのクラス編成後のご案内の為、稀にですがご希望のクラスに空席が無い場合はお待ち頂くことがございます。 ☆お勧め見学日☆ 11月〜2月までは制作内容や作品展準備のため、誠に勝手ながら体験レッスンはお受けできませんが、来春よりご入会をご希望の方は、随時見学可能です。 2月が作品展準備に入る為、通常レッスンをご覧いただける1月の第3週~第5週の見学がお勧めです。 下記よりお問い合わせ下さい。 小学生低学年クラス:月曜日・火曜日・水曜日 15:30~17:00 小学生中学年クラス:月曜日・火曜日・水曜日 17:00~18:30   *クラス時間・受講料:https://atelier-5.com/schedule ===== 【メールでのお問合せ】24時間受付 https://coubic.com/atelier5/contact 担当講師と相談のうえ返信するので、少しお待ち頂く場合がございます。 【電話でのお問合せ】044-411-5154 月曜日・火曜日・水曜日14:45~15:15、19:00頃 *クラス時間・受講料:https://atelier-5.com/schedule
小学生 絵画/よく噛んで描きましょう
[小学生クラス] 2018.11.05
小学生 絵画/よく噛んで描きましょう
高く澄む青い空に映る、熟した柿の補う色が美しいコントラストをつくる秋の終わり。小学生クラス秋の観察画『ハランと魚介』も続々と完成を迎えました。初めて描く魚やカニに対する尽きない興味や徹底した観察、そこから生まれる説得力のある線と弾ける色、絵の中の主役や脇役を考慮して配する背景の形。どれも春の観察画から飛躍し、広がり続ける『自分のやりたい』をより深めて表現することができました。全員実に見事な作品です。もう少しで完成の子も、あとひと踏ん張り、頑張りましょう。 見るだけでは分からないことがあります。あらゆる物事を真に理解しようとした時、一方向からのみのアプローチでは不十分です。だから描く。描くために見る、触る、においを嗅ぐ。そしてまた描く。然らば与えられる自分だけの価値。それらの行為が徐々に当たり前になっていく様子がこの秋、そこかしこに見られました。スーッと伸びていた鉛筆の線がふっと止まり、改められたスピードでゆっくりと、あたかもそこに形が見えるかの様な、何かに添うように動きを再開する瞬間。一見ほとんど同じ色が作られ、それでも違うと正解を問うように溜まるクレパスで色まぜされた試し紙。ものを解ろうとするには、様々な試みを経て自分の中で咀嚼していくこと。噛んで噛んで、自分が吸収しやすい形に変えていくこと。その噛む回数こそが真の理解に近づいている証。見たまま写し取るのではなく、よく噛まれた後に表現されるべきであり、ならば写真のようにならずとも正解であるという認識。講師の『よく見て描こうね』が、額面通りの意味ではなく『よく噛んで描こうね』として、当たり前に通じる世界。一歩一歩着実な皆の成長が嬉しくてたまりません。 ものを見ることとはどういうことか、それを理解することとはどういうことか。それらを少しずつ、描くことで学び、大きくなっていって下さいね。今月からは早くも冬の工作が始まります。また気分を変え、楽しく参りましょう。
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