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木版画/モノクロで摺る抽象
[木版画] 2020.01.31
木版画/モノクロで摺る抽象
  =モノクロで摺る抽象= 【対象】学生〜大人(在籍生徒・卒業生・保護者)   デッサン力だけが絵画じゃない!子供時代にアトリエ5の聴想画で培った抽象表現の感覚を、大人になって再び作品にしてみませんか?日曜日の午後、きっと新たな自分に出会えるはず☆   日々の美しい瞬間や心象を木版画で自由に表現します。彫刻刀は小学生の頃以来という方も多い筈、、でも実演を交えて丁寧な指導をするので大丈夫です!木版画は様々な技法があり奥が深いので、墨の濃淡でどこまでイメージが表現できるか?どうぞお楽しみに!   アトリエ5主宰の辻悦子とアトリエ5育ちの中村朝咲がタッグを組み、満を持して版の魅力をお伝え致します!春から始まる特別講座にどうぞご期待下さい!   【前期】日曜日 13:30〜16:30(3時間)  定員6名様  まず基礎技法を学び、墨の濃淡で表情豊かに表現します☆ 全6回:4/19 5/10 5/24 6/7 6/21 7/5 *2月1日(土)10:00 から前期の募集を開始(〆切3/21)   【後期】日曜日 13:30〜16:30(3時間)  定員6名様 本格的な摺師の技まで体験して油性との併用もご自由に☆ 全6回:9/6 9/20 10/11 10/25 11/8 11/22  *7月1日(水)10:00 から前期の募集を開始します。   【費用】 受講料3,000円×6回=18,000 税込19,800円(一括納入) お振込先は予約ページの「利用規約」でご確認下さい。 手数料はお客様にご負担頂きます。予めご了承下さい。 材料費は別途現金で徴収致します。 例:版木・紙など約1,000円〜1,500円   【指導】 講師:辻悦子:アトリエ5主宰(木版画家) 助手:中村朝咲(武蔵野美術大学院版画コース)   =参考資料= 辻悦子のインスタグラム https://www.instagram.com/05.etsuko/   =資料請求・ご相談= 詳しい年間計画などをご希望の方は、お気軽にお問合せ下さい。 https://coubic.com/atelier5/contact 【ご予約】
おとな 色鉛筆/モチーフの色を引き出す
[色鉛筆画] 2020.01.24
おとな 色鉛筆/モチーフの色を引き出す
土曜日午後おとなクラスの方々の作品が完成しましたので、生徒さんの感想と共に作品をご紹介します。 このクラスは通常日本画クラスとなっておりますが、今年度は色鉛筆を使い、色についての理解を深める課題を制作して頂いています。 皆さん、徐々に色鉛筆の使い方にも慣れてきて、それぞれの個性もより強く作品に出てきました。   <生徒さんの感想>  ○ Y.S.様 パプリカは一度描いてみたいと思っていたモチーフでしたので、今回の習作はそれなりにモチベーションも高かったと思うのですが、いざ描き始めるとその強烈な色彩と艶の表現が難しくかなり苦戦しました。 結果、他のメンバーより2ヵ月近く遅れての完成。 でも黄色は黄色らしく、赤は赤らしくしたいとの想いは何とか達成出来たかな、と思っています。    ○ H.S.様 今まで、色鉛筆を使う場合でも、陰になる部分は鉛筆を使っていましたが、反対色(補色)を使って陰影を作っていく事で、より実物の感じに近づける事ができるような気がしました。    ○ K.K.様 色鉛筆画の2作目は赤と黄色のパプリカの絵です。 補色同士の重色になかなか慣れず、かなり不安に思いつつ制作を進めましたが、濃い緑色を赤いパプリカの陰影に入れる事で深みのある陰が作られ、大きな納得ができました。 色の薄い黄色のパプリカは、生来の筆圧の強さ故塗りこみ過ぎないよう意識しましたが、ピンクと水色で作る陰も何とかなり、少しずつ色鉛筆の制作になじみ始めているようです。 ご指導ありがとうございます。   今回の制作のキモは、固有色のはっきりとしたモチーフの色をどう表現するかという事でした。 明るい部分はそのまま見えた色を塗れば良いのですが、陰になっている部分は固有色とのつながりを持たせながらも、どう補色を重ね暗い赤や黄色を作るかといった点が難しかったと思います。 しかしながら、皆さんそれぞれ試行錯誤しながらモチーフの色を引き出しており、さらに色への理解が深まったのではないかと感じました。 それぞれの感じた、赤色・黄色がとても美しい作品に仕上がりました。
サロン5/大人の絵本の会
[サロン5] 2020.01.20
サロン5/大人の絵本の会
  〔新年度クラス編成〕 こんにちは。今朝は冬の陽射しが美しく輝き、庭の梅の莟も少し膨らんだ様に感じます。新年度のクラス編制も概ね整い新規のご入会の調整をしています。2月1日のクラス発表まで今しばらくお待ち下さい。宜しくお願い申し上げます。 小学生から中高生まで、今月は江戸時代に活躍した絵師、伊藤若冲と葛飾北斎の模写に挑み、日本美術の奥深さに触れています。作者の思いや筆法を学ぶ中で、最初は難しいと感じていた絵をカッコイイ!と感じ始め、所作も美しくなった様に思います。この様に純度の高い制作ができるのも、ご家庭のご理解ご協力のお陰です。改めて御礼申し上げます。 〔大人の絵本の会〕 豊かな感性を育む、、自分が子供の頃に好きだった絵本、子育て中に出会った絵本、アートな絵本、、それぞれの大切な1冊を持ち寄り、思いを馳せてみませんか?   =かおりさんの絵本棚= 誰かが誰かに、大切なこと、 素敵なものを伝えていく場所 土蔵の補修や企画に尽力された小林かおり様のご遺志を受け継ぎ、中原小学校の図書ボランティアとして尽力された功績を讃え、アトリエ5が季節毎に絵本の会を始めます。この一年は「かおりさんの絵本棚」と題し、素晴しい選書を拝見しながら和やかな追悼の会と致します。どうぞ皆様お気軽にご参加下さい。 【場所】 寺子屋三左蔵/https://www.sanza-gura.jp 〒211-0068 川崎市中原区小杉御殿町2-111 JR南武線・東横線・目黒線・武蔵小杉駅より徒歩12分 【対象】 アトリエ5の保護者(在籍及び卒業生)、スタッフ、関係者 中原小学校と井田小学校の図書ボランティアの皆様 【料金】 500円(当日納入)/定員 先着10名様 【日時】 年4回 月末金曜日の夕方(17:30〜入場可) 18:00〜19:00ご歓談 19:00〜朗読 19:30閉会 ① 2月28日 ② 5月29日 ③ 8月28日 ④11月27日 【予約】 注意:寺子屋三左蔵では受付けておりません 【主催】 絵画教室アトリエ5  〒211-0025 川崎市中原区木月1-29-25-207 電話044-411-5154 東急東横線元住吉駅西口より徒歩5分(ブレーメン通り商店街) 電話:044−411−5154 *当日のキャンセルはご遠慮願います
幼児/じっくりたっぷり
[幼児クラス] 2019.12.24
幼児/じっくりたっぷり
講師:福田希美 春に積み重ねた経験は夏にぐんぐんと枝葉を伸ばし、子どもたちの心は開放感に満ちていました。その瑞々しいパワーは、じっくりたっぷりと、秋冬の制作に注ぎ込まれまれます。 ◇イカと小魚 「今日は海からお客さんが来てます。」と言うと「えーっ・・・」「マグロかな」「カニかも」「サメだったりして」と子どもたちは一斉に想像を膨らませます。 実際に本物のイカと対面すると「イカだ!」「ぎゃー!気持ち悪い・・」と素直な反応。 大騒ぎの中、見て・匂いを確かめ・指先で形を探り・手のひらで温度を感じて・・少しずつイカに迫ると、次第に子どもたちの目つきは感動や探索に変わっていきました。 「つぶつぶってこんなにいっぱいあるんだね・・」「それ吸盤っていうんだよ。吸盤って取れるんだね。すげぇ。」「ねぇ!よくみると黒い点々がある」「なんかホクロっぽい(笑)」「目が青いよ」「青?!白じゃない?」と子どもたちの興味は止まりません。 その後の制作は、イカとの対面シーンとは打って変わって真剣そのものでした。 まずは絵の具での混色からスタート。これまでに絵の具の扱いやクレパスを用いた混色には随分と慣れて来たので、それぞれの経験から自信を持ってチューブを絞ります。続いてイカの周りに小魚を描くと「これはお母さんとお父さん。」「この子はイカの友達」など空想が広がります。 最後はイカの住処を想って背景の色づくりを行い、仕上げに割り箸ペンの不思議な感触を楽しみながら細部を描き込みました。 今にも泳ぎ出しそうな躍動感あふれる作品が次々と誕生。完成作品を誇らしげな表情で持ち帰る子どもたちの姿は、これまでにないほどに逞しく見えました。 また、イカと小魚(アジ・イワシ)は確かに海から来たのですが、購入元は商店街の鮮魚店です。 作品として描かせていただく上で、生き物のルーツや命についても子どもたちと一緒に考えました。「ちょっと可哀想かも」「でも食べないのが一番かわいそうなんだよ」「描いたら嬉しいのかな・・」「お腹のとこ柔らかいから優しく触ったほうがいいんじゃない?」と、子どもたちなりに思考を巡らせ、配慮の様子が伺えました。 子どもたちには、作品を生み出すと同時にモチーフを丁寧に扱い、いつでも自分の新たな表現や発見に出会い続けてほしいと考えています。そして実はそんな子どもたちの姿に一番学ばせてもらっているのは私たち大人だったりもするのです。     ◇風の小びと 「なんと。今日は針を使います。」の言葉に「針知ってる!」「えっ、ママが危ないからダメって言ってたよ!」と緊張が走りつつ、子どもたちの目の輝きは“いいの!?やってみたい”“早く触りたい!!”をうったえていました。 刺繍針、刺繍糸、刺繍枠、フェルト・・まずは道具の紹介をすると、初めて見る物たちに期待を膨らめます。 私が針に糸を通し、針先を慎重に扱いながら縫い始めると、子どもたちは眉間にしわを寄せ息を凝らして見守ってくれました。 縫い刺しの連続性に気づくと、実演を見ていた子どもたちの緊張も次第に溶けていきます。すると、子どもたちはその場で生まれたオリジナルのリズムに乗って「さして〜♩ひっくり返して〜♩シュゥ〜ッピタ‼︎さして〜♩・・」と唱えながら楽しそうに手元を動かし始めました。 “エア縫い刺し”でノリノリのスタートでしたが、いよいよ本物の針を手にすると空気は静まり返り、各自手元に集中・・ 今回の制作に当たってお母様方も「さすがに針は持たせた事ないです・・」と驚きの様子でしたが、しっかりとルールを伝えれば、案外子どもたちの方が安全に使えるものです。 慣れてくると、少しずつ“風と小びと”の表現を楽しむ姿が広がっていきました。 ゴッホの作品(画集絵本)との出会いをきっかけに、子どもたちは点線が奏でるグルグルの世界を表現。青の“同系色”を選びながらフェルトの上に風を起こすと、そこには小びと(ビーズ)が遊びに来ます。ビーズの配置を考えながら「風と追いかけっこしてるよ」「ここで小びとがみんなで相談してる」と、お話によって刺繍作品がデザインされていきます・・ ぎこちないステッチの流れ。ビーズで引っ張られた糸。まちまちな幅間隔で絶妙なリズム。ひと縫いする度に、一生懸命に取り組む子どもたちの呼吸や確かな手跡を感じます。 子どもたちは時間を忘れて没頭しているので、毎回授業の終わりには清々しい表情から大きなため息が響きました。 また、会を重ねる毎に「早くお家に持って帰りたい!」の声が増えていきます。 そんな言葉を耳にする度に、子ども達にとって作品のゴールは完成ではなく、ご家族にお披露目する瞬間なんだと感じました。     ◇良いお年を 12月最後の授業はお楽しみ会でした。どんぐり遊び・クリスマスパーティー(乾杯)・絵本の貸出しイベントと、楽しい事が盛りだくさん。みんなで相談したり大声で笑ったりと、子どもたちにとってまさにご褒美の1日でした。 最後には長期にわたって完成させた「風の小びと」をお家の方にお披露目。子どもたちは「すっごい頑張った!」「ママにプレゼントだよ」「いつもありがとう」と、思い思いの言葉を伝えます。お母様方は皆笑顔で、目を細めてお子様の頬を撫でたりギュッと抱きしめたり・・ ふと横を見ると、みなこ先生も感動の涙を堪えていました。私たちにとってもご褒美のような今年の締めくくりでした。 年が明けて、子どもたちと子どもたちの新たな作品に出会えることを楽しみにしております。みなさまどうぞ良いお年をお迎えください。 . ==幼児クラス・冬の無料見学会のご案内== 【日程】木曜日 1/16、1/24 金曜日 1/17、1/24     時間は15:00〜15:30 30分程度 各2組 【対象】年少児〜年長児 *ご入会を検討中の方  
小学生高学年 油絵/作品合評会『手の喜怒哀楽』
[小学生高学年] 2019.12.24
小学生高学年 油絵/作品合評会『手の喜怒哀楽』
冬至を超え、ひとつの節目として新たな一歩を踏み出すには適した日々。慌ただしい師走の中にも長い深呼吸のような安堵を感じます。先週は高学年クラス秋の制作『手の喜怒哀楽』の作品合評会が行われました。お越し下さった皆様誠にありがとうございました。作品に対するありがたいお言葉、子供達と共に大切にさせて頂きたいと思います。   今回は自分の手を四つの感情ごとにポーズや動きで表し画面で組み合わせ構成、自画像とはまた違う形で今の自分を見つめることに挑戦しました。手という人体の中で最も複雑で高難易度なモチーフ、静物画とは異なる空間づくり、初めての油絵の生徒もいる中、皆獅子奮迅、大健闘でした。それぞれの課題を見つけ自覚し、そこに挑む姿はどの子も素晴らしく輝いていました。合評会の発表では緊張しながらもびっしりと書き込んだ原稿を片手に丁寧に思いを言葉にし、自らの力で作品の深淵に臨み、絵画の本質を問いかけるような濃密なものとなりました。また仲間の作品に対して感想を述べる場面では制作中に周りをよく見ていないと出来ないシャープで愛のある視点に基づいた言葉ばかりで、受ける側としてはどんなに勇気づけられたことか計り知れません。なんたって隣で聞いていた講師が胸震えるほどの喜びを感じたのですから。共に同じ空間で絵を描くことの、その大いなる意義を改めて教えて貰いました。大変充実、この先の更なる成長が本当に楽しみになるような素晴らしい会となりました。   美しい油絵具に彩られた異なる感情を宿した手が、あなた達が成長したその時違う形を成してまたいつか描かれることを願って。  
小学生 工作/喜びの結晶
[小学生クラス] 2019.12.23
小学生 工作/喜びの結晶
箒で丁寧に掃いたかような雲が空をいっぱいに覆い、それはまるで地球を大掃除をしているかのようで、厳しい寒さの中にも清々しさを感じ取れる冬。小学生クラス冬の工作『雪の結晶』も、年の瀬と共に完成しました。一年間の感謝を込めて自宅に届ける美しいかたち作りをテーマに、『針金』を材料として制作しました。ほとんどの子が針金による造形が初めての中、針金と仲良くなるためにたくさん触れ合うことからスタートし、『ぐるぐる』や『ねじねじ』など様々な面白く美しいかたちをつくることが可能であることを学び、それらを自らの発想と工夫で発展させることに喜び大興奮、集中が途切れることはありませんでした。回を重ねるごとに予想を上回る上達ぶりを見せる針金づかいに、後半では講師が若干、あくまで若干の嫉妬を覚えるほど。指先の動きとラジオペンチのみでぐんぐんと形成されたその輝きは、溶けることを知らない冬のシンボルとして部屋の壁を暖かくしてくれることでしょう。   今回の作品、この雪の結晶は春から培ってきたあなた達の『ものをつくることへの喜び』の結晶です。頭を働かせ新しいものを思いつくことへの喜び、難しかった技術を会得した時の喜び、色への喜び、かたちへの喜び、完成した作品を大切な人に見せる喜び。どんな小さな喜びだとしても、それらが確実に、まさにしんしんと降り積もる雪のように静かに重なって今の力を成しているのです。『喜びのかたち』。それがあなた達の自信となってくれるのであれば先生もとても嬉しいです。ずっと大切にして下さいね。   保護者の皆様、この度はお忙しい中、冬のアンケートにご協力頂き誠にありがとうございました。頂戴した大変温かく貴重なお言葉やご意見、毎回ありがたく大切に読ませて頂いており、子供達の成長の一助となることができればと思い続けてきた行いに対して、さらにより良いものをという決心を新たにさせて頂いております。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
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