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粘土で喜怒哀楽!
[小学生クラス] 2011.07.02
粘土で喜怒哀楽!
小学生クラス 制作:2011年6月 ◎感想/講師:中家総子 聴想画が完成した次の週にお楽しみで粘土をやりました。「生きる」について考え、詩を作ったことで、毎日色々なことを考え感じていることに子供達自身も改めて気が付いたとおもいます。そこで今回は目にはみえない「喜怒哀楽」の気持ちを粘土で表現してもらいました。 感触が伝わりやすいようお部屋を暗くして、にぎったり、ひねったり、つまんだり…粘土と心をひとつにしながら気持ちにぴったりのかたちを探していきます。暑い日は粘土のひんやりした感じがとても心地いいです。「喜・楽」「怒」「哀」の3つのかたちを作り、ヘラや木の実で模様をつけて、最後にひとつにつなぎ合わせ『気持ちのかたち』を表現しました。 3つのかたちをひとつにする時、向きや隙間や傾きを少し変えるだけで、空間が変化し印象が変わってきます。またお絵かきとは違い様々な方向から楽しめるのも立体の面白いところです。台座をぐるぐる回し、一番お気に入りの角度を決めて写真撮影しました。 子供達の活き活きとした造形力は本当に見事です!次週から始まる夏の工作でも粘土を使うので、立体の面白さをたっぷりと伝えたいです!
生きる−2
[小学生クラス] 2011.06.28
生きる−2
小学生クラス 聴想画 制作:2011年6月   ◎制作のねらい ・普段一日の中でいろいろな事を考えながら生きていることを感じる。 ・文字を絵の要素として構成を考え画用紙に書き写す。 ・色鉛筆で円を描き、詩の気分に似合う模様で文字の周りを飾る。 ・絵の具で紫陽花の色を作り、点描をちりばめ仕上げる。 ◎感想/講師:中家総子 今年の聴想画は谷川俊太郎さんの「生きる」という詩がテーマです。この取組みは2008年の秋葉原の事件の直後に、不安定な子供達の心のケアのためにエツコ先生が考案されたカリキュラムです。3月の東日本大震災を受け、我々大人にも不安や動揺が残る中、エツコ先生の精神を受け継ぎ、私が新たな想いで取組ませて頂きました。 5月に、銀座にある絵本のお店「教文館ナルニア国」で谷川さんの講演会があり足を運びました。谷川さんは詩を作る時、音楽をつくるように言葉のもつリズムを大切になさっているそうです。「生きる」は言葉の繰り返しが気持ちよく、一行一行の文章が魅力的で、子供達の前で朗読した後、毎回心がジーンと熱くなりました。声に出して読むことで詩がもつ力を再発見できるのではないでしょうか。 詩の周りは色鉛筆で飾りました。聴想画は抽象表現の取組みです。円を重ねたり並べたり、詩の気分に似合う模様を工夫しました。色鉛筆の風合いが美しく、みんなはまっていて黙々と描いていました。 仕上げは気持ちの良い絵の具の点描です。ご近所で分けて頂いた色とりどりの紫陽花でお教室が華やか!お気に入りの紫陽花の微妙な色加減を少しずつ調節しながらパレットに3つ作りました。調子が出てくるとついあちこち点々したくなりますが、ポイントは詩と色鉛筆とのバランスをみながらちょうどいい具合で終らせる事です。時々立って画面全体を確認し、美しい構成を考え仕上げました。 子供達は「生きる」ということについて考え素直に言葉にしてくれました。みんなの心を元気にすることが目的でしたが、沢山の素晴らしい詩に逆にこちらが勇気をいただきました。感じていたことを言葉にしたことで気持ちが開放でき、一生の思い出になる作品になったのではないでしょうか。お家でも大切に飾って頂けたら幸いです。 *作品写真の作者は、品田遠真くん(小学3年生) *アジサイの点描の後、フェイスペインティングに発展!その様子はこちら→☆ *子供たちの作品群は、近日中に「ギャラリー5」にアップします。今しばらくお待ち下さい。 *この機会に2008年の「生きているということ」も是非ご覧下さい。→☆
生きる−1/時には弾けて〜!
[小学生クラス] 2011.06.23
生きる−1/時には弾けて〜!
小学生クラス フェイスペインティング 制作:2011年6月  ◎感想/講師:中家総子 6月は谷川俊太郎さんの「生きる」という詩を紹介してお絵かきしました。お部屋の電気を消して床に横になり静かな心で詩の朗読を聴いた後、子供達にも「生きているということ」について考え言葉にしてもらいました。 「トマトをそだてること」「むねがどきどきすること」「家族が大好きということ」… 普段なにげなくしていることや、感じていることを素直に言葉にするだけで、どうしてこんなに素敵なのでしょうか…!この子からこんな言葉が!心をグッとつかまれる詩がいくつもありました。 気持ちを言葉にすることで子供達の心もほぐれ、制作の後はいつもに増してにぎやかです!余った絵の具で全身にお絵かき! 始めは躊躇していた子もエツコ先生の「どうせやるなら、とことんやらなきゃだめよ〜!」の声にびっくりしながらも段々 心を解放していきました。これからも、のびのびと楽しめるこういう特別な時間も大切にしていきたいと思います。 「生きる」の作品返却は次週になります。春のアンケートも合わせてお配りしますので、ご意見ご感想をお寄せ下さい。
タケノコとソラマメ
[小学生高学年] 2011.06.22
タケノコとソラマメ
子供油絵クラス 制作:2011年4月〜6月 作者:山口美未(小学5年生/2007年4月入会) ◎感想/講師:辻悦子 小学生クラスで豊かな表現力を付けて、高学年からいよいよ油絵に挑戦します。今年は定員オーバーで、待機中の方ご免なさい!アトリエ5の油絵は、本格的な全8回の制作過程ですが、子供たちは毎回真剣に取り組み、静かで心地よい緊張感に包まれます。 先生の筆が入らず、全て子供が決める!その自信に満ちた表情は、それまでの制作の中で培った主体性を感じます。25年前も今も変わらないのは、子供たちの力が本当に尊く眩しいという事です。私はただそのお手伝いをしているだけ。。。たとえば、モチーフをた〜っぷり用意したり、わくわくする様な企画を考えるのが私の役目で、感動を共有できる幸せに感謝しています。 一筆一筆に心を込めて、丁寧に描かれたタケノコとソラマメはいかがでしょうか?ずっしりとした見事な存在感と、ソラマメのリズムが絶妙ですね。今回は特別にギャラリー5に全員の作品群をまとめてみました。油絵に憧れる〜という方は、その前に。。鉛筆デッサンの取組みがあるので、中家先生に相談してみて下さいね。実は、アトリエ5伝統の㊙カリキュラムなんです。(笑) さて、今週末には東京国立近代美術館で開催中の「クレー展」に出かけます。親子でのご参加も多くとても楽しみにしています。鑑賞のコツや抽象的な表現についてもお話させて頂きます。そして、今年の夏は久しぶりに「木版画」に挑戦します。お楽しみに! ◎「タケノコとソラマメ」ギャラリー5へ→☆  月曜日クラスで制作の太田君も油絵デビュー!今回は、人物画に挑戦しました。モデルそっくりの名作です。
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