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作品展のお花-2
[小学生クラス] 2011.04.01
作品展のお花-2
小学生クラス 制作:2011年3月 作者:小学3年生 感想/講師:中家総子 作品展の後の幸せいっぱいな気持ちで始まった今回の制作でしたが、突然の震災の影響で2週目が休講になり、1週空いての再スタートとなりました。今までに感じたことのない大きな揺れを体験し、余震も度々起こる中で子供達も不安な様子でしたが、導入が終わり制作に入ると爆発するように絵に向かっていました。学校もお休みになりパワーを溜めていたのでしょうか、1本また1本と、丁寧に見て描かれた美しいお花で画用紙が次々と彩られていきました。 豪華なお花を支える花瓶は、ずっしりとした陶器風に仕立てました。茶系のクレパスで下地を作り白のクレパスを上から重ね粘土ベラで引っかいて模様を入れます。落ち着いた色味は花と背景を美しく引き立て調和させる役割もあります。 背景は自分が描いたお花に似合う色を考え、パレットに同系色を3色作りました。色作りについては1年間を通して丁寧に指導してきました。「同系色」という言葉も子供達の中に自然に浸透していて、美しい色を作ることに楽しみを見出している子が沢山います。重量感のある描きこみに似合うよう余白にクレパスのタッチ を入れてから塗りました。 4月からの積み重ねが線にも色にも表れていて、締めくくりに相応しい素晴らしい作品に仕上りました。しかし、振り替えの日が春休みになってしまい、欠席で作品が途中の子が多かったのが残念でした。 最後のレッスン後にみんなの作品を並べてじっくり眺め一人一人の絵に想いを馳せました。画力が上がっただけでなく、集中力が身に付いたり、挨拶やお道具のお片づけがきちんとできるようになったり、お友達に対して思いやりや優しさもって仲良くできるようになったり…心も大きく成長しました。1年間の出来事をひと つひとつ思い出すと感動で胸がいっぱいになります! 今年は作品展も経験することができ、子供達の作品の素晴さを沢山の方と共有できたと思います。アトリエ5の講師になって初めての年でしたが、一生忘れられない1年になりました。支えて下さった悦子先生、渋谷さん、高橋さん、色々な場面でご協力頂いている保護者の皆様、そしていつも素敵な作品で元気をくれる子供達へ 、1年間どうもありがとうございました。4月からもよろしくお願い致します。
絵を描くことが目的じゃない
[小学生クラス] 2011.03.31
絵を描くことが目的じゃない
感想/アシスタント:高橋千晴 アトリエ5の子供たちはみんな絵が好きです。好きなことがあるというのは、もうそれだけで素敵なことですね。アトリエ5は「楽しんで絵を描く」場所です。しかし、それだけではありません。アトリエ5は、「絵を描くことが目的じゃない」場所なのです。絵を通して、子供たちに色々なことを教え、育んでいくことが、アトリエ5の目指していることだと思います。 1つめ。絵を通して、子供たちが自分自身の力や可能性を実感できます。制作を通じて得た達成感や手ごたえは、「僕はこれからも、もっともっと伸びていけるんだ!やればできるんだ!」と子供たちに気づかせてくれます。 2つめ。仲間と共に絵を描く時間をすごすことで、互いに認める心や、誰かと何かを共有するあたたかさを自然と知ることができます。 3つめ。自分の目で見て、描いて、考えて作っていくプロセスを経験することで、その子の主体性が育ちます。絵だけにとどまらず、その子の生き方にもつながっていくのです。アトリエ5では、よく子供たちにこう問いかけます。「あなたは、どうしたい?」子供たちの心に寄り添いながら、その子が表現したいことが出せるような場所を、アトリエ5はこれからも目指します。 ★ご家族の方へ 2010年度、アトリエ5で火曜と金曜のアシスタントを務めさせていただきました。子供たちから教えてもらったことは数え切れません。アトリエで学んだことを忘れずに、社会人としてがんばっていきます。最後に、毎週の送り迎えをはじめ、いつもアトリエ5と子供たちをあたたかく支えてくださっているご家族の皆様、本当にありがとうございました。 ★こどもたちへ 1年間、週に1度、みんなとアトリエで会いました。春夏秋冬・・・いろんな作品をつくったね。1年間でみんなとっても上達して、心も成長したね。みんなの笑顔と力強い絵に、私はいつも元気と感動をもらいました。どうもありがとう。これからも、楽しんで絵を描いていってね。大好きなみんなのこと、これからもずっとずっと、応援しています。がんばれ!
春色の長〜い線!
[親子クラス] 2011.03.27
春色の長〜い線!
親子クラス 制作:2011年3月 「わたしと あそんで」マリー・ホール・エッツ 文/絵 よだ じゅんいち 訳   感想/講師:渋谷葉子 鉛筆の線に押さえた色彩の絵本です。くりかえし出てくることばが心地よく、最後は主人公と一緒にホッとしあわせな気持ちにさせてくれます。前回やった「つくしんぼう」の手遊びをすると、みんなちゃんと覚えていてくれて、大きな声で歌ってくれました。嬉しいですね。   絵本のあと、長〜い紙をお部屋いっぱいに広げました。それだけで子供達は「なにが始まるのかなぁ」と興味津々。クレパスで子供とお母さんの手形を型どって、「わたしがつかまえようとすると、とんでいってしまいました」とローラーで長ーく線を引きました。絵の具はお部屋にあるお花の色に合わせて、ピンク、黄色、水色、きみどりと春の色… お母さんもいっしょにシュ〜ッとローラーを転がせます。最近の暗いニュースや、お天気も今ひとつだったので、もやもやを解消です!お家では汚すと怒られちゃうけど、ここでは汚しても怒られないから、思い切りはめをはずせます。線が勢いを増してきた頃、Rちゃんがローラーを絞り始めました。お家でお雑巾を絞ったことがあるのでしょうか?スポンジの気持ちいい感触が手伝って、Rちゃんはどんどんその遊びにはまっていきます。そのうち、ポタポタたれたしずくがふわふわの水玉模様をつくります。さらに違うローラーを絞ると「あ、色が変わった!」子供は一つの遊びでも、このように次々に自分の遊びを見つけていくんですね。 ◎親子クラス・春の体験キャンペーン中!1回1500円→1000円(4月末まで) お友達と一緒に楽しく造形遊びをしませんか?この機会に是非お越し下さい。 お申込み:☎044-411-5154(10:00〜19:00)なお、4/1〜4/3は休業です。
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