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ももたろう
[親子クラス] 2010.07.07
ももたろう
◎親子クラス:6月の感想/講師:渋谷葉子 「かさじぞう」や「スーホーの白い馬」で知られている「赤羽末吉さんの生誕100年」にちなみ、7月11日(日)までちひろ美術館にて原画展が開かれています。日本画を一年程学び、その後は独学、50歳になってデビューした作家さんです。赤羽さんの日本画の世界を表現してみようと、6月に小学校高学年クラスでは「くにつくり」を題材に制作に取り組みました。>>日本の神話 絵本の導入が定着してきた親子クラスでもぜひ取り組みたいと思い、誰もが知っているお話「ももたろう」を選びました。 まず、お母さんと一緒に絵の具で桃の色を作り、霧吹きで湿らせた障子紙ににじませ、柔らかい桃を表現してみました。子供達も少しずつ絵の具の楽しさがわかり始めてきた頃、筆の感触をいつまでも楽しんでいましたよ。赤ちゃんの表現には至らなかったのですが、お母さんがお子さんの引いた線を大事に拾って元気な「ももたろう」に仕上げてくださいました。この「ももたろう」のお話は2〜3歳のお子さんには少し長いので迷ったのですが、最後に「嫁取り話」が加わったり、昔話ならではの面白い言葉が沢山でてくるので、お母さん方にも親しんで頂けたらと思います。 ◎7月の親子クラス 7/8(木)7/9(金)7/22(木)723(金)午前クラス10:30〜11:30・午後クラス13:30〜14:30 1回1500円 絵本や造形あそびに関心のお持ちの方、入園前の大切な時期にぜひ一度「親子クラスの体験」にいらっしゃいませんか?季節感を大切にした楽しいカリキュラムが好評です。7月は絵の具あそびなので、汚れても良い服でお越し下さいね。 なお8月は、人形劇などの特別企画・夏期休暇がございますので休講になります。ご了承下さい。 ◎特典…只今 全4クラス体験募集中!そこで、アトリエ5の生徒さんで、お友達を紹介して下さった方には、アトリエ5指定60色の折り紙を、お一人様に付き一冊を、お二人紹介の方には、先日出版された習い事ガイド「子どものおけいこ」¥1600 をプレゼント致します。先着20名様です!この機会に是非PRを宜しくお願い致します。 ◎お申込み…各クラス5組の少人数定員制のため、午前午後のご希望クラスをお選び下さい。       ☎044-411-5154 アトリエ5:講師 渋谷葉子
日本の神話「やまたのおろち」
[小学生クラス] 2010.07.02
日本の神話「やまたのおろち」
◎山内悠仁/小学4年生・2007年4月入会/小学生高学年クラス 赤羽末吉の画業に学ぶ機会になればと願い、「日本の神話全6巻」の模写に挑戦しました。始めは普段読む物語とはちょっと違うので、少し心配したのですが、顔料と墨の美しい色彩と洗練された線描に魅了され、興味を持って何度も読み込んでくれました。それぞれの物語を自分の表現にアレンジしながら、楽しんで制作をしました。 悠仁君は、昨年からぐ〜んと表現力が付き自信を付けています。今回も鏡を前にして龍と戦う表情を研究していました。特に口元に工夫が見られ力強い感じがしますね。「龍は見た事が無いからわかんない!」と言いながら、一体ずつ個性的に表現しています。須佐之男の命(スサノオノミコト)の服装もTシャツと短パンにビーサン?というかなり軽装に変えていますが、リアル感があっていいですね。赤羽さんにもお見せしたい程の「現代版・日本の神話」になりました。 第1巻・くにのはじまり 第2巻・あまのいわと 第3巻・やまたのおろち 第4巻・いなばのしろうさぎ 第5巻・すさのおとおおくにぬし 第6巻・うみさちやまさち ◎赤羽末吉が満州から大切に持ち帰った「樹下美人図/正倉院」の印刷物について/画集巻頭より 私は若いときに、自分はどんな絵がかきたいかと自問自答したことがある。 まず深さがほしい。そして高さが、つまり格調の高さがほしい。 そして強さと、人間的なやさしさがほしい。 つまり、深く高く強くやさしいということになる。 たいへん欲張りだが、この「樹下美人」にはそれがある。(中略) そして私は、絵本を通じて 「樹下美人」の持っているものの一つ一つを、 私なりにきわめていこうとしている。それが私の人生である。 ◎赤羽末吉展ギャラリートーク 7/3(土)14:00〜※参加自由・無料(入館料のみ) 会期は7月11日まであと1週間!お急ぎ下さい。
おでかけ5−2010,6月
[親子クラス] 2010.06.30
おでかけ5−2010,6月
梅雨の晴れ間でぐんぐん気温が上がり、虹色さんぽの途中で井田公園まではちょっと厳しい・・・という判断で、近くの公園に立ち寄る事にしました。他に誰もいない完全貸し切り状態で、子供たちと一緒に思いっきり水遊びを楽しみました。靴を脱ぎ、ぴちゃぴちゃと泥の感触を確かめ、「気持ちいい〜!」と、満面の笑顔でした。他にも水道の蛇口に立ち続け、まるで水質調査の検査官の様に何度もコップに水を汲む男の子、さらに2ℓのペットボトルに水をためては、一気にジャーと流す男の子・・・みんなびしょびしょになったけれど、夢中で遊び大満足!「もっともっと〜」とせがまれつつ、さすがにおやつはアトリエに戻り、涼しい部屋で仲良くいただきました。今回もとても楽しかったです。地元の方ばかりでなく、横浜線・東横線を乗継ぎ、遠方から2組のご参加もあり、ママたちの熱意を感じました。こちらこそありがとうございました。 ◎おでかけ5/講師:辻悦子 日 時:次回は、7月26日(月)13:30 アトリエ5集合 15:00 解散 対 象:2〜3歳児の親子10組・予約制 ☎044-411-5154  持ち物:絵本1冊 空のペットボトル1本 シート おしぼり 飲み物 おやつ 帽子 ビーチサンダルなど  参加費:無料(毎日頑張っているママたちを応援したくて活動しています。)   集合時に虹色のくじ引きをして「色探し」をしながら公園までのんびりお散歩します。色の名前を覚えたり、同系色に着目したり、見慣れた景色が新鮮に映ると大変好評です。おやつタイムには絵本の紹介や、子育て相談などもご自由にどうぞ。夏休みなので、上のお子さんのご参加も歓迎です。私も日焼け覚悟で楽しみにしています。新しいお友達も募集中で〜す。
月の光−2
[幼児クラス] 2010.06.29
月の光−2
幼稚園児クラスー聴想画 ◎制作のねらい ・音楽を聞いて感じ取ったイメージで色をつくり、抽象的な絵画の色彩感覚や構成感覚を身につける。 ・和紙のにじみで音の柔らかい印象を表現する。 ・黒の画用紙を使用し、白黒のパステルでモノトーンの表現を体験する。 ・水の運び方や混ぜ方、筆の洗い方等、絵の具の使い方の確認をする。 ◎感想/講師:中家総子 今月は音楽を聴いてお絵かきする聴想画でした。曲は低学年クラスと同じく、ドビュシーの『月の光』です。 一回目は、床にごろんと横になり、目を閉じてリラックスした状態で音楽を聴いてもらいました。聞き終わり「どんなかんじだった?」と質問すると「かわいい音だった!」「気持ちよくて寝ちゃいそうだった。」と可愛らしいお答えが返ってきました。他には「森の中でお化けが出てきそう!」「夕焼けっぽい!」など想像力を膨らませてながら聴き入ってくれた子も何人かいて、発想力の豊かさとのびのびした感受性 に驚きでした。 音楽を聴いた後に、音からイメージした色を絵の具で3色作り和紙を染めました。みんな絵の具が大好きで毎回素晴らしい色をつくっていて指導する側もいつも感動するのですが、今回は特に!幼児さんが作ったとは思えないような深くて良い色合いができて、それが和紙の中で絶妙に混ざり合い、最高に綺麗でした!! 二回目は、黒画用紙の上に染めた和紙を丸く切り取り貼り付けました。周りは白黒のパステルで夜空のお絵かきをしました。描いた部分をこすると広がってぼかせることを発見し、みんな手を真っ黒にしながらお星さまや思い思いの夜空を描きました。 3回目、は綿棒を使い金色の点描で夜のお空を冒険しました。制作中に音楽をかけて雰囲気をつくると「お月さまの周りをお散歩しよう!」「天の川だ〜!それ〜!」と子ども達の世界に入り、わくわくと楽しい雰囲気でした。 美しい色と幼児さん独特の勢いのある表現が合わさった、それぞれの『月の光』が完成しました。是非ご自宅に飾ってご家族で楽しんでください!
月の光−1
[小学生クラス] 2010.06.28
月の光−1
小学生低学年ー聴想画 ◎制作のねらい ・音楽を聞いて感じ取ったイメージで色をつくり、抽象的な絵画の色彩感覚や構成感覚を身につける。 ・和紙のにじみで音の柔らかい印象を表現する。 ・黒の画用紙を使用し、円の並べ方で空間表現について考える。 ・絵の具の水の運び方、三本の筆の使い分けを確認し今後の制作にいかす。 ◎感想/講師:中家総子 今月は音楽を聞いて、イメージでお絵かきをする「聴想画」でした。選んだ曲はドビュシーの『月の光』です。 一回目に床に横になりリラックスした状態で音楽を聞いてもらい、イメージした色を絵の具で3色つくり障子紙を染めました。音から色をつくるのは難しいように思いますが、子ども達は「もっと鮮やかなピンクにしたい!どうしたらいいの?」「もう少し白っぽい紫かな?」と細かくイメージして混色していました。みんなのパレットが美しい色で埋まり、洗ってしまうのがもったいないほどでした。中には「もっと沢山の色を思いついた!作りたい!」というクラスもあり、子ども達の感じ取る力と色に対する興味に、私がおされ気味でした。(笑) 二回目は染めた紙のお気に入りの部分を選ばせて切り取り、音のイメージで黒画用紙に貼りました。大中小の丸い型紙を用意し、円の大きさや並べ方で絵の印象が変わることなど、構成の指導に力を入れました。重ねて貼ったり隙間を工夫したり、子ども達の中で絵づくりに対しての発見があり次につながったと思います。 三回目でまわりを仕上げました。みんなの作った色が引き立つように背景は金、灰色、黒のシンプルな色を選び、綿棒と割り箸を使い、筆では出せない独特の線や点々の表現で絵を飾っていきました。綿棒も割り箸も使い方のポイントを教えると、後は子ども達自ら描き方や面白い表現を発見して、さすがだな〜と感心しまし た。 色も背景の表現も一人一人が個性的で、ドラマチックな『月の光』ができました!抽象的な絵に関して臆することなく向かっていき、素晴らしい作品をつくりあげることができたと思います!
生誕100年・赤羽末吉展ー絵本は舞台だ
[絵本の会] 2010.06.27
生誕100年・赤羽末吉展ー絵本は舞台だ
絵本好きのスタッフと赤羽末吉展ー絵本は舞台だに行ってきました。「スーホーの白い馬」の大パノラマは改訂版で、2年もの月日をかけて描かれた渾身の作だった事を知り、「子供たちだけでなく、我々大人にとっても心に染みるお仕事です。本当にありがとうございました。」と、原画の前で手を合わせました。洗練された線描・見事な構図・薄墨の美しさ・絵の具の滲み・美しい原画の紙質・影絵や舞台美術の貴重な遺品・・・今もその余韻に浸りながら、今回出版された「赤羽末吉の絵本」を読んでいます。 夏休みには巡回展もありますが、安曇野ちひろ美術館は、ちょっと遠いですね。東京展は7月11日まで!お急ぎ下さい。 会場で、青年とそのお母様の会話が印象に残っています。1作毎に足を止めて言葉を交わし、丁寧な鑑賞をされていました。成人した我が子と一緒に絵を見る・・・本当に素敵ですね。絵本は心の栄養です。 母 :「・・・これ、いいわね。小さい頃にいろいろ探して見せたんだけど、あなた覚えてる?」 青年:「・・・うん。」 母 :「あなたは理系に進んじゃったけど、何か役に立っているのかしら?(笑)」 青年:「(笑)」 
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