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高校生:油絵「雪あかり」
[中高生クラス] 2012.12.15
高校生:油絵「雪あかり」
◎辻悦子 今年の秋に中村さんが、東京私立中学高等学校協会「第40回 生徒 写真美術展」というコンクールで特選を受賞され、上野の東京都美術館で展示されました。今回の受賞を機に、小学1年生から約10年の道のりを振り返り、たっぷりと語って頂きました。 ・・・・・ ◎中村朝咲(高校1年生)/おとな美術コース・デッサン油絵 金曜日夜クラス在籍 ☆コンクール会場に展示されての感想 多くの人に見て頂く機会なので少し緊張しました。「雪あかり」はアトリエ5の作品展にも展示したのですが、その時とはまた違う印象を受けました。いろいろな学校の人の作品が集まり、とても不思議な気持ちでした。他の人の作品を見る事で勉強にもなり、とても良い経験ができました。 ☆作品の制作過程 私は絵を描く時、ついつい1つのものに集中して、周りのものが見えなくなってしまう時があります。この絵の制作中も、蓮だけに偏ってしまい、全体のバランスが悪くなってしまいました。その時の辻先生のアドバイスが、とても印象に残っています。高校生になった今でも、作品に没頭しすぎると、1つの物に偏ってしまう事がありますが、そういう時はいつもこのアドバイスを思い出しています。 「絵を描く時はまず全体を見通してどんな絵にしたいのかイメージしてから描く。1つのモチーフだけ丁寧に描いても絵に一体感が無くバラついてしまう。この作品の場合、枯れた蓮の花と水が入ったグラスがある。バックも暗い色だからグラスが無いと、とても乾燥して寒い様な寂しい絵に思える。でも、そこに水の入ったグラスが加わる事で、絵全体が一気に潤される。蓮は枯れてひからびているのに、グラスが入るだけでこんなにも違う。また、蓮が枯れている事で、グラスの水を引き立たせている。それぞれの物が、どういう役割を果たしていて、互いにどのように関係しているのか意識して描くと、自然に自分が何を描きたいのかがわかってくる。」 ☆自分にとってアトリエ5とは... 私は小学1年生からアトリエに通っているのですが、ここまで続けてこれたのは、唯一アトリエ5が自分を自由に表現できる場所だったからだと思います。私は小さい頃から学校があまり好きではありませんでした。人前で自分を表現する事があまり得意では無かったからです。そんな時、アトリエ5に行き、絵を描くことで自分を表現する事を知りました。嫌な事があっても絵を描く事で忘れる事ができたり、気持ちを整理する事ができました。アトリエ5は、私が成長していく中での休憩所みたいな存在でした。 アトリエ5は絵を描くだけでなく、自分と描くものとの「つながり」をとても大切にするところだと思います。描く事を教えるだけでなく、人として成長していく上で大切な事を教えてくれる場所だと思います。今の自分があるのは、アトリエ5のおかげだと思うのでとても感謝してます。これからもアトリエ5から教えてもらう事がたくさんあると思うので、色々な事を学んでいきたいと思います。 ☆後輩たちへ... 私は今、絵本作家になるという夢を持っています。みなさんもいつか自分の夢を持つ時が来ると思います。その時、今まで自分が過ごして来た時間が今の自分を創ってきたとても大切なものだった事に気付くはずです。その中にはアトリエ5で過ごした時間も入っています。また学校や家で過ごす一時一時を大切にして下さい。未来は今の積み重ねです。今を一生懸命生きて未来につなげて下さい。応援しています。
野草のスケッチ展 終了
[AKIYA] 2012.12.11
野草のスケッチ展 終了
◎講師:中上佳子 10月にスタートした『野草のスケッチ展』が無事に終了致しました。 今回の展示は、移りゆく季節の中で『日本画』や『野草の美しさ』、『美術に触れ合うこと』を身近に感じていただくことがねらいでした。 月に1度という限られた時間ではありますが、その中で様々な出会いがありました。 遠方から足を運んでくださった方、神奈川でご活躍されていらっしゃる方、秋谷に住まわれていらっしゃる方・・・いろいろな方と言葉を交わしているうち、不思議なことにその方の考えや生き方を教えて頂いた様に感じます。秋の野草や絵に囲まれた特別な空間だったからこそ、そんな時間を共有出来たのかもしれません。 ワークショップでは、摘みたての野草と一輪挿しを選んでスケッチしていただきました。皆さん、初めは『絵をかくなんて美術の授業以来でね…』と緊張されますが、野草をじっと見つめる視線は真剣。何時間も野草と自分のイメージに向かって試行錯誤も。そして、ついに完成したときはこちらもうれしくなるほどに満面の笑顔になられました。 絵を描くことって、きっと自分が思うよりもずっと身近なことなのです。そして、心を豊かにしてくれるものなのです。私は改めてそれを感じました。皆様と貴重な時間を共有させていただきましたこと、そして皆様の笑顔に感謝しております。 これを機会に、日本画へ親しみを抱いてくださったら嬉しいです。本当にありがとうございました。 ・・・・・ ◎新倉佳奈子 偶然の出逢いからうまれた今回の展示は、また更に様々の偶然の出逢いを生みつつ無事終了となりました。秋谷の海と柔らかな陽射しに包まれて、お越し頂いた方には都会の画廊では決して得られない濃密な時間をお感じ頂けたのではないかと思います。 まだまだ夏の面影濃き10月から、気付けば冬の只中となったこの12月。内容は同じながら毎回異なった印象を受ける会場に、秋谷という土地、また自然の持つ表情の豊かさを改めて深く感じました。 ふたりの描いた植物スケッチも、回を重ねる毎にちらり、ほらりとお客様のお手元に旅立って行きました。冬枯れ、風の厳しくなりゆく日々に、草花の姿が少しでも皆様の心の安らぎとなれば幸いです。 最後になりましたが、この素敵な機会をお与え下さった辻先生、中上さん、アトリエ5の皆様に、厚く御礼申し上げます。 時節柄どうぞご自愛下さいます様、また、気の向くときは秋谷にもお越し頂ければ幸いです。この度は本当に、ありがとうございました。 ・・・・・ Facebook「アトリエ5」に「AKIYAワークショップ・実況」に写真10枚を追加しました。→☆ Facebook「アトリエ5」に「最終日御礼」の写真13枚を追加しました。→☆
親子クラス-11月の制作
[親子クラス] 2012.11.26
親子クラス-11月の制作
親子クラス 制作:2012年11月 ◎講師/感想:渋谷 葉子 うさぎさんクラス「わたしのワンピース」 くまさんクラス 「ぐりとぐらとすみれちゃん」 うさぎさんクラスは親子クラスの定番となりました「わたしのワンピース」 大きな紙に寝転んで今の等身大のお子さんを表現しました。 筆の勢いが余って線からはみでたり、絵の具をたらしたりと、格闘したあとが見られせんか? 決して、きれいに仕上がらなくてもいいんです。 親子で楽しみながら、大きな紙に挑んでもらえれば目標達成です。 2・3才のいい記念になりましたね。 くまさんクラスは人気のぐりぐらシリーズです。 主人公のすみれちゃんは、幼くして病気でなくなった実在の女の子。 病院のベットで食事がとれない時に、ぐりとぐらの絵本でおなかを満たしたそうです。 そんな切ないエピソードとは逆に、絵本のすみれちゃんは生き生きしています。 大好きだったというかぼちゃの色をテーマに色の配色を楽しみました。 今月は大半の方の幼稚園が決まり、そのお話で盛り上がりました。 また、女の子ばかりなので、ちょうど七五三のお祝いの時期でもありました。 どこのご家庭でも、お子さんの健やかなる成長はご家族の幸せでもあります。 今までの成長に感謝し、これからもそうあることを願っています。
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