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渋谷/親子クラス:「つながったよ」
[親子クラス] 2015.09.14
渋谷/親子クラス:「つながったよ」
親子クラス 制作:2015年9月 ◎感想/講師:渋谷 葉子 田舎に帰省していて、久し振りに会う子がいました。小麦色に日焼けして、ちょっと背が伸びたかな?ちょっぴりお姉さんの顔になって。おじいちゃん、おばあちゃんと過ごしたから?一ヶ月という期間で子ども達はこんなにも成長するんだということを改めて教えてくれました。 「お休みはどこにおでかけしましたか?」 「何に乗っておでかけしましたか?」 この辺の地域は電車の便がとても良いので、圧倒的に電車が多かったですね。 「先生はバスに乗っておでかけしました」 「降りる時はピンポ〜ンと鳴らして降りるのよ」そんな会話から始まったバスごっこ。 いつもとは違う大きな紙をもらって、ローラーで気持ちよく道を描きます。そして、指ちょんちょんとお花畑。夏の取り組みで絵の具に慣れてきたのは子ども達だけではありません。お母さん方も躊躇することなく取り組めるようになりました。最初の頃「私はあまりセンスがないから」と仰っていたお母さんも、「上手に描こうと思わず、楽しんで描こう」の言葉を素直に受け止めて、近頃ではお子さんと一緒に楽しみながら制作されています。 出来上がった作品を並べると、偶然ながらもどこかの道がつながりました。 「さあ、どこにおでかけしようか?」自分の作ったバスを思い思いに走らせます。 個で始まった制作がお友達とつながった瞬間!! ここに親子クラスのねらいがあるのです。 次回は「お月見」をテーマに制作します。 お団子というおまけもあります。お楽しみに。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【親子クラス・生徒募集について】 秋の入会キャンペーンにつき、多くのお問合せを頂き誠にありがとうございます。 今年度は講師の都合により、2クラス定員のため誠に勝手ではございますが、 募集を打ち切らせて頂いております。なお、来年度の募集は2月末の説明会で 改めてご案内致しますので、今しばらくお待ち下さい。宜しくお願い致します。
春日/小学生:旅の絵本
[小学生クラス] 2015.09.09
春日/小学生:旅の絵本
小学生クラス(月•水) 2015年9月 ◎ 感想/アシスタント:春日千尋 9月の制作は、夏に行ってみたかった場所をゴール としてその道中を描いた絵本作りをしています。 急に涼しくなって、まだ調子が出ない様子の皆に、 こんな質問から始まりました。 「皆夏休みは楽しかった?どこに行ったのかな?」 皆楽しそうに思い出を話してくれました。 「先生はあまりに日本が暑いから、南極に行って ペンギンと一緒に遊びたかったです!皆は、自由に どこにでも行けるならどこへ行きたかった?」 「私はライオンがいるところ!」 「お化けがいるところ!」「宇宙は?」 時間も次元も超えてどんどん想像が膨らみます。 「じゃあそこに行くまでの旅の絵本を作ろう!」 まずは、スケッチブックに、「出発する場所」 「時間」「乗り物」などを考えて「目的地」までの ストーリーを言葉で書き出しました。 夏の楽しかった思い出も織り交ぜながら自分だけの 旅の物語を作っています。次週から蛇腹の絵本に 色鉛筆で描いていきます。完成が楽しみです! ======================== 【子ども美術コース秋の体験日】 ☆秋の入会キャンペーン9•10月まで 【体験受講料】  通常1,500円→ 500円 通常レッスンを下記の日程で体験していただけます。 ☆見学は随時受け付けております。 ◎小学生クラス 前半クラス15:30~17:00         後半クラス17:00~18:30 ※月水のみ          10月5日(月)6日(火)7日(水) 『魚介類』(観察画) ◎幼児クラス  水曜日クラス13:30〜14:30  木・金曜日クラス15:00~16:00          10月 7日(水)8日(木)9日(金) 『かぼちゃとどんぐり』(観察画)    【土曜特別講座 秋のいけばな 】 生徒さん募集中!         ◎対象 幼稚園時年中〜小学生 定員8名          ◎日時10月31日(土)         ◎受講料+お花代(前納制)          アトリエ5生徒さん 3,120円(税込)          非会員の方 3,440円(税込)              ☆お申し込みは開催日の一週間前までにお願い致します。  お問い合わせ:アトリエ5☎ 044-411-5154 ========================
渋谷/9月の絵本棚「マーシャ・ブラウン」
[親子クラス] 2015.09.07
渋谷/9月の絵本棚「マーシャ・ブラウン」
◎親子クラス講師:渋谷 葉子 今月は今年の4月に96歳で亡くなられたマーシャ・ブラウンさんの絵本を紹介しています。 マーシャさんは1918年にアメリカのニューヨーク州ロチェスターに生まれました。三人姉妹の末っ子で、みんな本を読んだり、絵を描くことが大好きだったそうです。ニューヨークの公共図書館に5年間勤め、その間に子どもたちへのお話を担当するストーリーテラーとしても活躍しました。そして、1946年に「ちいさなメリーゴーランド」で絵本作家としてデビューします。その後も自作ほか、各国の民話をもとに絵本を出版。作品ごとに大きく画風を変えることでも知られています。コールデコット賞など多数受賞。 「ちいさなヒッポ」 訳/内田 莉莎子 母さんカバはちいさいヒッポに生きる術としての言葉を特訓を教えます。大自然の厳しさと母の愛が力強く美しい木版画で伝えます。 「三びきのやぎのがらがらどん」北欧民話 訳/瀬田 貞二 リズミカルな繰り返しでだんだん大きくなっていくヤギと、川から出てくる大きなトロルは迫力満点! 大人も楽しめます。 「せかいいち おいしいスープ」 訳/こみや ゆう えっ、石からスープができる?いったいどんな味のスープができるのでしょう?三人の兵隊が村人たちにしかけたユーモアに思わずほっこりします。 「空とぶ じゅうたん」 三人の王子は父王の命令で世にも珍しい宝を探しに旅にでます。一番素晴らしい宝を見つけた者が王女と結婚できるのです。果たして結婚できるのはだれ?色鮮やかな色彩にひきつけられます。 「白鳥」作/アンデルセン 訳/松岡 享子 白鳥にされてしまった11人の兄さんたちの魔法をとくため、末娘のエリザは口を閉じ、イラクサを編み続けます。 「スズの兵隊」作/アンデルセン 訳/光吉 夏弥 しっかり者の兵隊はかれんなバレエの踊り子に淡い恋心を抱きますが、運命のいたずらが待ちうけていました。 「影ぼっこ」作/ブレース・サンドラール 訳/尾上 尚子 あらわれては消え、消えてはあらわれる影の精。子どもたちの遊び相手になったり、お化けのようにこわがったり…。アフリカの力強さを見事な色彩で表現しています。 「目であるく かたちをきく さわってみる」訳/谷川 俊太郎 マーシャ・ブラウンの写真と谷川さんの訳の心地よい旋律がぴったりとあっています。
渋谷/親子:夏の造形あそび
[親子クラス] 2015.08.25
渋谷/親子:夏の造形あそび
◎感想/講師:渋谷 葉子 今年の夏は一段と暑かったですね。そんな中、子ども達は暑さに負けず、毎回元気いっぱいにやって来ました。暑い時こそ、思い切り気分を解放させてあげたいものです。昔はどこの家にもいたずらのできる壁や障子があり、外には川や池と、思う存分泥んこ遊びを楽しめる場所がありました。しかし、今はそういった環境が少なく、子ども達もパワーをもて余しているように思います。 7月はお部屋に段ボールを迷路のように並べ、まん中に絵の具をたっぷりと用意し、絵の具遊びをしました。4月からの活動でだいぶ絵の具になれてきた子ども達、自分から進んで思い思いの場所を見付けます。筆やローラーを持って描き始める子、絵の具の容器に手を入れる子、塗り方もグイグイといく子もあれば、職人さんのようにきっちりと塗る子。ひとつの活動をとっても10人10色です。 造形遊びは「こうしよう」といったねらいを持たず、子ども達の意思に任せたいと思います。あえていえば、やっていくうちに「~したい」「こうしたい」を子ども自信で見つけて欲しい、それがねらいです。 8月はテラコッタ粘土を楽しみました。段階を踏んで粘土の取り組みをしてきたので、だいぶ抵抗なく入っていけるようになりました。お団子、へびさん、並べる、積む。作る側から、壊していく子ども達(笑)それでいいと思います。完成することが目標ではありません。 ドロドロ、ベタベタ、グイグイ色々な感触を経験することで、心地よさを感じることを大切にしたいです。また、お母さんが側にいるという安心の元で、少しずつ離れて活動し、自信をつけていけるよう応援していきたいですね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【秋の入会キャンペーンのお知らせ】 ご好評を頂き2クラス定員となりましたので、増設も検討しましたが、後期は幼児クラスの講師も務めるため、今年度の募集は一時終了致します。転勤などで欠員が出た場合は、随時募集をかけますので今しばらくお待ち下さい。宜しくお願い致します。(渋谷)
本田/小学生:平成土器づくり
[小学生クラス] 2015.08.24
本田/小学生:平成土器づくり
小学生クラス  2015年7・8月/講師:本田雄揮(月・水曜日クラス)  ◎ 制作のねらい ・縄文土器の造形、装飾的な魅力を知り、立体的な美しさを考えて作る。 ・ 粘土での造形を楽しみ、形や組み合わせを工夫する。 ◎ 感想 小学生クラス夏の工作『土器づくり』も、先週無事に完成を迎えました。まだ梅雨空の頃から始め、雨音が蝉の声へと変わり、今は秋の気配も感じられる季節。約2ヶ月かけて取り組んだ作品は、どれも作者の『ひと夏』が溢れていました。 今回は『縄文時代の人に負けないくらいの思いを込めてつくる』をテーマに制作しました。1万年以上の大昔につくられたにも関わらず、今尚魅力を失わない縄文土器は、一体どんな思いがつまっているのでしょう。そして、現代、未来を生きる私達は、どんな思いをつめ込むのでしょう。そんなことを考えながら、粘土と向き合い、必死に手を動かしました。 始めは粘土の硬さ調節や、環境による状態の変化、形づくりに四苦八苦。まさに格闘。思いつく限りの技を粘土にかけていきます。 徐々に慣れ始め、粘土も固まり、形成されていくと、反比例してアイデアは柔軟に。設計図なしでスタートしたので、100%目の前の粘土に集中しながら、瞬発的に現れる思いをダイレクトにぶつけていきました。その思いに、粘土は懐深く対応してくれます。回を積み重ね、粘土を積み重ね、思いを積み重ねての完成は、少し大人になった笑顔と一緒でした。 子どもは夏に大きく成長します。日常と非日常が絡み合い、その中の経験から新しい価値が生み出され、それを糧に人として構築されていく。毎週アトリエに入ってくるみんなの顔つきは、7日間で別人のように変化していきます。日焼けや身長など、目に見える部分だけではありません。内なる精神が一回り、二回り、急激に大きくなってゆくのを手に取るように感じることができる、それが、やはり夏なのです。 夏の制作、土器づくりの始めと終わりでは思っていること、感じていることもきっと違うだろう。その思い、一回一回すべて異なる気持ちを作品に注ぎ込んで欲しい。それ故、敢えて初回に設計図を描かず、真っ新な状態を保ち、道を自ら探し、変化しながら進んできました。変化は成長の証。込めたのは思いと自らの成長。作者の『ひと夏の“成長”』がつまった作品。1万年後まで大切にしましょう。 ===================== *facebookに写真を追加しました。→☆月曜日 水曜日クラス /火曜日クラス
辻 /子供油絵:コラージュ「2015年 夏」
[小学生高学年] 2015.08.23
辻 /子供油絵:コラージュ「2015年 夏」
◎感想/講師:辻悦子 今年は小学6年生が多く、急に身長が伸びたりふっくらしたり、ポツポツとニキビができたりと、成長著しい子ども達に、自画像を用いたコラージュに挑戦してもらいました。 「みんなの絵が素晴らしい事は、私が一番知っているけれど、お家や学校ではどんな事が好きなの?知りたいな。」「どんな歌を聴くの?」「行ってみたい所はどこ?」「友達とはうまくいってる?」「夢は?」 そんな質問の答えをスケッチブックに書き溜めているうちに、当たり前が実は特別な事に思えてきたり、仲間のステキ項目に関心したり、自分の事って以外と分からないだったり、、それでもとにかく片っ端からメモしていくと、いつの間にかたくさんになっていきました。静かに未来を見据えた自画像には、それらがギュッと詰まっています。 次に、その自分素材と小さい頃の写真とを集めて、60㎝×60㎝の正方形の画面に構成していきました。特に配色は今の自分色を探して何度も試行錯誤を繰り返し、半透明のトレペの赤い線描も効果を上げています。どの写真にもご家庭の愛情を感じ、私まで感無量です。 さて、次週から秋の油絵が始まります。ご期待下さい! *facebookに写真を追加しました。⇒☆
渋谷/幼児:夏はテラコッタ- ②
[幼児クラス] 2015.08.20
渋谷/幼児:夏はテラコッタ- ②
◎感想/講師;渋谷 葉子 今年の夏、アトリエ5こどもクラスでは「造形力を高めよう」と粘土制作に取り組み、幼児クラスは「テラコッタ粘土」を2回に分けて取り入れました。 お教室に入ると一面にシートが敷き詰められていてビックリ! 「今日は何やるの?」と粘土の固まりと粘土まみれの先生の手を見て、ちょっと引く子もいれば、「面白そう」とのってくる子と反応様々。 前回、おまけで取り組んだ粘土は油粘土でしたが、今回はテラコッタ。土を原料とし、乾燥させれば石のように固くなり、水を加えれば柔らかくもなる、自由自在に固さを変えることができる粘土です。準備はあえて少し固めで止めておきます。 まずは、手でこねてみます。「かった〜い!」 「じゃあ、足でふんでみようか」の言葉に「よっしゃ〜!」と飛び乗る子がいれば、躊躇する子も。指先の造形だけでなく、身体全体を使っての活動につなげることもねらいの一つです。 「冷たくて気持ちいい〜♡」「きもちわるい〜」 程よい固さにねられたら、まずは基本のお団子作り。ひたすら、ひたすら作ります。 前回ぎこちなかった子も、手つきがだいぶなめらかになってきました。 たくさんできたら「並べる」「積む」と展開していきます。 単調な作業の中からも子ども達の意見が飛び交い、「ああしたい」「こうしたらいいんじゃない?」とみんなで強力して創り上げる姿が見られました。 2回目になると、子ども達の意気込みも違って「今日は足で踏まないの?」やる気満々です。 今回は大きな固まりをドカ〜ンと置いて、そこから創りあげていきます。 「今日は秘密基地を作ろうと思います」 指で穴を開けたり、形を作ってはつなげたり。粘土本来の目的でもある、自分で触ったままに形ができていくことの面白さがねらいです。 「ひみつ」という言葉に反応が早く、子ども達の手がどんどん動いていきます。 「ここに隠し扉があるの」「悪者が来たら、ウォタースライダーで逃げられるのよ」 創っていくうちに、物語が生まれていきます。止まりません、どんどん膨らんでいきます。 一人がお姫様を作り始めたら、物語はいつの間にかスペクタルからお姫様の世界へ。 「私はラプンツェル」「私はシンデレラ、やっぱり白雪姫にしようかな?」 そんな夢の世界に浸る子ども達に「そろそろ、お片づけにしましょう」と告げるのは申し訳ない気持ちです。 大きなたらいで手や足を洗うのも最後のお楽しみの一つです。 思い切り活動した子ども達の顔には生き生きとした表情が見られました。 *fecebookに写真を追加しました。→1回目/2回目
春日/小学生:デスケルをつかって風景を描く
[小学生クラス] 2015.08.12
春日/小学生:デスケルをつかって風景を描く
小学生クラス(月•水) 2015年8月 ◎ 感想/アシスタント:春日千尋 夏の工作の平成土器も、先週で一区切り。 お休みしていた子もあと少しで完成です。講師本田のブログをお楽しみに! さて、今週は、悦子先生のお家でスケッチをしました。 今回のスケッチは、本田お手製のデスケルを使って室内の風景を描きます。 デスケルは、目盛りのついた四角い窓から風景やモチーフをを見て 『構図』を決める道具です。『構図』は絵の骨格になるものです。 自分のねらいが伝わるように、どこをどのように 切り取るのかといった構図を決めることが大切になります。 それほど重要なものなのですが、子ども達は、自分の感動から 構図が決まることを、感覚で理解しているようで、デスケルを覗きながら ワイワイと楽しそうに、構図を決めて描いていました。 悦子先生のお家にある普段見慣れない簾や提灯などのモチーフが、 描きたい気持ちを強めたのでしょう。見上げて見たりクローズアップしたりと 思いもつかなかった大胆な構図で描いた子もいました。 また、7月に、粘土制作をしたことで、物の正面だけではなく横も、後ろも意識する 立体の感覚が強くなったからか、久しぶり描いたスケッチでしたが、 絵が力強くなっていたことに驚きました。 今回のスケッチでは、いつのまにか上がってきた絵の力に 驚かされたのですが、なにより、人の作品を認めて良いところを自分にも 取り入れようとしたりと、皆で描いているという意識があったのが、 素敵だなと思いました。 描く技術だけではなく、心が成長したから絵がぐっと力強く輝いていたのだと 納得した一日でした。 ・ *facebookに写真を追加しました。→☆ ======================================= 【子ども美術コース夏の体験日】 通常レッスンを下記の日程で体験していただけます。 (要予約)受講料:1500円☆生徒さんご紹介だと無料 ◎小学生クラス 前半クラス15:30~17:00/後半クラス17:00~18:30 ※月水のみ          8月『絵本作り』      24日(月)25日(火)26日(水)         9月『人物クロッキー』   28日(月)29日(火)30日(水) ◎幼児クラス  水曜日クラス13:30〜14:30 木・金曜日クラス15:00~16:00          9月 『人物クロッキー』   2日(水)3日(木)4日(金) ◎親子クラス  水・金曜日クラス10:30 ~11:30         8月『テラコッタ粘土』    5日/19日(水)7日/21日(金)         9月『お月見制作、影絵遊び』 2日/16日(水)4日/18日(金) ☆見学:無料 記載している日以外でも見学は随時受け付けております。 【土曜特別講座 秋のいけばな 】 生徒さん募集中!         ◎対象:幼稚園児年中〜小学生 定員8名 先着順         ◎日時:10月31日(土)10:30〜12:00         ◎受講料+お花代(前納制)          アトリエ5生徒さん 3,120円(税込)          非会員の方 3,440円(税込)            ◎内容 実ものをつかって秋の演出を楽しみます。  ☆お申し込みは開催日の一週間前までにアトリエ5まで直接お願い致します。  お問い合わせ:アトリエ5☎ 044-411-5154 
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渋谷/8月の絵本棚:丸木家の人々
[親子クラス] 2015.08.10
渋谷/8月の絵本棚:丸木家の人々
◎親子クラス講師:渋谷葉子 今年は戦後70周年。その節目に戦争を知らない私達世代は、何があったのか事実をきちんと知っておかなければいけないと思います。二度と戦争がおこらないためにも。 今月は丸木家の人々と題して、丸木位里(いり)、俊(とし)、位里の母、丸木スマ、位里の妹、大道あやの4人の画集と絵本を紹介しています。 広島に原爆が投下され、広島出身の位里は親類を捜しに俊と一緒に東京から広島に入ります。その時の様子を共同制作「原爆の図」で長きに渡って制作しました。 丸木スマは休みなく働き続け、高齢となり暇を持て余すようになると嫁の俊の勧めで絵を描き始め、女流画家として注目を集めました。81歳で亡くなるまでに700点以上の絵を描いたといわれています。 その娘、大道あやは花火工場の家に嫁ぎますが、花火の事故で息子を大けが、夫が亡くなるという悲しい思いをします。打ちひしがれている時に友人の勧めで絵を描き始めます。母と同じように、60歳を過ぎてから兄夫婦の元で画家として過ごしました。 丸木位里、俊、スマの絵画が展示されています「原爆の図丸木美術館」は、埼玉県東松山市にあります。元住吉から片道2時間はかかり、かなり遠出になりますが、この機会に是非、一度お出かけ下さい。 原爆の図丸木美術館 http://www.aya.or.jp/~marukimsn/ ☆ 「原爆の図」(画集)丸木 位里・俊 水墨画家の位里と油彩画家の俊。俊が人物を描くと、「リアル過ぎる」と言って位里が墨で塗りつぶします。乾いたところで俊が描き加えると、「まだまだリアル過ぎる」と更に墨を加えます。そんな作業の繰り返しから生ました。 ☆ 「ひろしまのピカ」作・絵/丸木 俊 戦争への怒りと鎮魂と平和への願いをこめて送る絵本。世界20数ヶ国で読み継がれています。 ☆ 「12のつきの おくりもの 」 再話/内田 莉莎子 絵/丸木 俊 寒い雪の日、継母に森でスミレを摘んでくるように命じられたマルーシカ。雪に埋もれた深い森に入っていくと、大きなたき火を囲んだ12の月の精に出会いました。 ☆ 「うみのがくたい」作/大塚 勇三 絵/丸木 俊 船で働いている人たちは音楽が好きで、楽隊を作っていました。音楽が始まると海の魚たちがそれを聴いて喜びます。ところがある日、嵐がやってきて… ☆ 「ねずみじょうど」再話/瀬田 貞二 絵/丸木 位里 おじいさんのそばもちを食べたねずみが、お礼にこがねをどっさりくれました。この話を聞いた隣のじいさんは… ☆ 「こえどまつり」作・絵/大道 あや 小江戸祭りの日、ネコのごんごんは、イヌのちのひ、カラスのあーよとお祭り見物に行きます。ところが、あーよがはぐれてしまいます。 ☆ 「ねこのごんごん」作・絵/大道 あや ネコのごんごんは、年寄りネコのちょんから様々なことを教わります。「なにごとも自分で覚えるのが肝心」とちょんの言葉が心に残ります。 ☆ 「花と生きものたち」(画集)丸木 スマ 70歳を過ぎてから絵を描き始めたスマ。学校へ通ったことがなく、線を引くことすら知らなかったスマの絵はとらわれることなく、自由で伸びやか、生命力に満ちあふれています。
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