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本田/聴想画『月の光』
[小学生クラス] 2015.06.29
本田/聴想画『月の光』
小学生クラス  2015年6月 講師:本田雄揮(月・水曜日クラス) ◎制作のねらい ・音からイメージを広げ、点や線で行う抽象的な表現に挑戦する。 ・絵の具での筆づかいや水の量を適切に行い使い方を工夫する。  ◎ 感想 雨音が耳に心地よい日々。6月は聴想画の季節です。 4、5月と続いてきた春の絵画も、今回で一区切り。 頭の中でイメージを広げ、目や手でよく観察してきた子ども達。 最後は耳を澄ませて音を感じ、それを表現していく少しレベルアップした内容です。 まずは全身で音を感じる為、リラックスできる体制に。 灯りを消した中、教室の床にゴロンと仰向けになり静かに目を閉じ耳を澄ませます。 始めは興奮していた子も、静かに流れるメロディーにいつの間にか心が落ち着き、起き上がる時には全く違った表情。 さっきまでとは違う気持ち、感覚がなくならないまま、絵の具で表現。 色はどんな?動きでやってみると?スピードは? 完成したイメージはありません。小さいけれど確かに感じたことを手掛かりに、具体的なものは描かないことを意識し、少しづつ筆を進めます。 戸惑いながらも、徐々に視覚化されていく自分だけが感じた音の世界。 子ども達が面白さを感じるのに時間はかかりませんでした。 そこからさらにイメージに近づく為の工夫が生まれ、完成作品は同じ音とは思えないほどに皆バラバラ。 その違いこそ、自分が感じたものを表すことが出来た何よりの証です。 今回は同じ曲で白と黒の2枚の画用紙に描くということに挑戦しました。 始めは使い慣れた白い紙に絵の具で。 その後黒い紙にサインペンと白いポスターカラーのみで。 同じ曲に異なるアプローチをすることによって、自分だけが感じたこと、やりたい表現がより明確になります。 抽象的な表現は、絵画や彫刻の中でも『なにがよいか分からない』と敬遠されることが少なくありません。 その一因に、言語化することが困難と思われているからです。 しかし、本来絵画や彫刻などの作品に言語は存在しません。 それを無理に言葉で表そうとするから、そこにいびつさが生まれるのです。 曖昧なものを表現すること。 それは曖昧なものを形を歪めずそのまま許容できる感性を持つこと。 自分だけの感性を磨き広げる第一歩が踏み出せた6月でした。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *facebook「アトリエ5」に写真を追加しました。→☆
吉田/こどもいけ花「初夏:水をいかす」
[いけばな] 2015.06.29
吉田/こどもいけ花「初夏:水をいかす」
■土曜特別講座「こどもいけ花クラス」各回募集 感想/講師:吉田香倫(草月流師範) 制作:2015年6月27日(土) 雨の多い季節になって、蒸し暑い日が増えてきました。 今回はそんな蒸し暑さも吹っ飛んだらいいなと思い、水を生かし、涼しげに見える透明のサラダボールのような大きな器で、いけました。   いけばなは気持ちがとてもダイレクトに表れるものです。 思いを形にする難しさもありますが、そこが楽しさでもあります。   いけばなには花材の長さ、剣山などに刺す角度などが決まっている「花型法」というものがあり、それにはいくつものパターンがあります。 ですが、今回は決まった花型をやらず、「自由花」という、自由に長さも角度も自分で決めて生ける方法をとりました。 生ける前にいくつかの変化に富んだ作品の写真をみんなに見てもらいました。 「わぁ。。」「あ、イメージできた!」「そんな風にやっていいの?」など声が上がり、みんなすぐに生け始めました。 葉を裂いたり、まるめたり。いけばなというより工作?!のような時間です。 でも思った位置で動きを止められないでいる子供たちに秘策(!?)を伝授します。 すると、歓声があがり、すいすいとモノにし表現に変えていきます。 最初の花材が決まると、そこからはあっという間。 手際もよくなり、大人にはない潔さで生け終えてしまいました。 みんなについていくのが大変なほどです。 ちょっとしたコツとやり方で、表現の幅が広がったかな、と感じました。   工作と似たところもありますが、いけばなの魅力のひとつは「生きている」ことだと私は思います。 水がしっかりあがらなければ、すぐに黄色くなって枯れてしまうし、水に深くかぶっても腐ってしまうこともあります。 生けた時の美しい状態がずっとは続くわけではなく、それは1週間かもしれないし、2日間だけかもしれない。 1週間花がもっても、その間に少しずつ首が垂れたり、花びらが減ったりもします。 そういう生きているもの(植物)を扱っているんだ、ということ。 同じ種類の葉、花、本数も皆同じですが、葉の向き、花の咲き具合など、またとして同じものはないのです。 同じ花材のようで全く同じではない。そこに生け手の気持ちが加わり、一つ一つ違う作品ができます。今回、それがとてもよく表れた作品になったと思います。   生け終わって感想を聞くと、「楽しかった」と「難しかった」の声。 真剣に取り組んだから出る言葉だと思いました。 技術も表現も回数を重ねると、どんどん身についていくものです。 次回も楽しみです。 ~・・~・・~・・~・・~・・~・・~・・~・・~・・~ 次回のお知らせ 8/1(土)盛夏のいけばな <ご予約>お申し込みは開催日の一週間前までにアトリエ5まで直接お願い致します。 ☎044(411)5154 E-mail : atelier5@mac.com <お願い>申し込み後のキャンセルは花材の準備のため開催日2日前までにご連絡ください。 前日~当日のキャンセルは花材を当日取りに来ていただきます。 <費 用> 前納制 アトリエ5会員 受講料1,620円+花材費1,500円 計3,120円(税込) 非会員     受講料1,940円+花材費1,500円 計3,440円(税込)
山田/幼児:聴想画「風の通り道」
[幼児クラス] 2015.06.22
山田/幼児:聴想画「風の通り道」
幼児クラス / 制作:2015年6月 ◎感想/講師:山田 稔子 部屋を暗くし、ゴロンと仰向けになって目を閉じリラックス・・・、 手回しのオルゴールの優しい音色を聴いて絵画表現に取り組みました。 しっとり雨の降る梅雨の季節は、いつもと違う感覚を研ぎ澄ませてみましょう。 アトリエ5独自の制作・五感のうちの「聴覚」を使う、6月の聴想画です。 音=見えないものの表現というと難しく感じそうですが、子どもたちのイメージは、 自在な色や線になって、黒い画用紙の中を泳ぐように現れました。 曲に合わせて筆を滑らせ、サインペンが不思議ににじむ技法の効果に見入り、 「キレイ・・」と呟きながら音の画面の世界へだんだん深く潜り込んでいきます。 具体的なものの表現ではないから、描く行為そのものの楽しみをシンプルに味わうこと、 自分の感じたままを、ただ素直に心地良く解放することができたようでした。 オルゴールの曲目は、映画・となりのトトロより「風の通り道」。 みんなの描いた絵を繋げて森に見立て、折り紙でつくった可愛いトトロを並べて遊びました。 描いた絵・つくったものが遊びやコミュニケーションのもとになるのも、いいものですね。 こうしよう、こうしたい!と考えや目的を表すことだけが表現なのではなくて いつのまにかこうなっていた、とココロ・カラダの素直な反応から現れたものもまた、表現。 抽象的ですが、自分の知らなかった自分の一面に出会える機会でもあるように思います。 心地良く感覚に身を任せた経験が、雨の季節の記憶と重なり、 また巡る6月をゆったりと楽しめるといいなと思います。 *facebookに写真を追加しました。→☆ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【幼児クラス・7月の体験レッスン】 ☆通常のクラスに入り、レッスンを体験していただけます☆ 7月1日(水)13:30〜14:30 7月2日(木)15:00~16:00 7月3日(金)15:00~16:00 内容:工作〜夏のちょうちょ〜(絵の具、紙工作) (要予約)受講料:1500円 お問い合わせ:アトリエ5☎ 044-411-5154 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
渋谷/親子:感触あそび と子どもの発達
[親子クラス] 2015.06.15
渋谷/親子:感触あそび と子どもの発達
◎感想/講師:渋谷葉子 親子クラスでは指先の感触遊びを大切に考え、年間計画にに粘土遊びを3回取り入れています。 1回目:小麦粉粘土…初めてのお子さんでも抵抗なく入れる 感触がよい 万が一口に入れても安全 2回目:油粘土…指先に手応えを感じる 3回目:テラコッタ…夏の暑い時期には、泥んこ遊び感覚で身体ごと楽しめる まず物事を認識する場合、大人は知識や経験があるので初めての物でも見ただけである程度の予測がつきます。しかし、何も情報を持たない赤ちゃんは「なめる」ことで情報を獲得します。そして、1才半を過ぎるとそれは「触る」ことに変化していきます。2~3才の時期は一通りの機能が使いこなせるものの、まだまだ未発達な部分が多々あります。ですから、この時期は指先を使った遊びをたくさん取り入れる必要があります。それには粘土遊びが一番適しているのです。しかし、その遊びがあまりされていないのが現状のようです。 先月、幼児クラスでも粘土遊びを行いました。その時、お団子を作る子ども達の手元を見て、圧倒的に粘土の経験の少なさを実感しました。私の幼稚園教諭の経験でも、粘土は個人持ちで、何かの待ち時間に机の上で遊ぶというパターンが多かったように記憶しています。それはクラスの子ども達から聞いた情報からでもあまり変わりはありませんでした。 今の子は「作る遊び」というと赤ちゃんの時期から圧倒的にブロックが主流で、発達の段階をふんでBブロック、レゴブロックと形や大きさが変化していきます。確かに指先の訓練にはなります。つなげることで形にはなります。しかし、それはゼロからのモノ作りではありません。何もないところから作り上げることに喜びがあるのではないでしょうか?ブロックは簡単に形が作れますが、粘土は思うように形が作れる訳ではありません。しかし、自分で形を作り上げることで喜びがあるのです。また、子どもは大人が思うように完成形を目指すのではなく、作るという行為そのものが楽しいのです。「作っては壊し、壊しては作る」この繰返しを思う存分に経験してこそ、次にステップアップするのです。 そして、親子クラスではこの遊びをつなげて皆で共有し、楽しむことを目標にしています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【親子クラス・生徒募集中!】 梅雨のじめじめした嫌な日が続いていますね。こんな日は大人でもめげてしまいます。 親子クラスで思い切り弾けてみませんか? 只今、体験のお申し込みが増えて、金曜日クラスがもうじき定員に達します。 お早めにお申し込み下さい。 日 時/7月3・17日(いずれも金曜日) 10:30〜11:30 持ち物/こちらで用意致します 親子共汚れてもいい服装でお越し下さい。 体験代/1,500円(要予約) お問い合わせ ☎044−411−5154
山田/ある日の幼児クラスーおまけの造形あそびー
[幼児クラス] 2015.06.12
山田/ある日の幼児クラスーおまけの造形あそびー
◎感想/講師:山田 稔子 幼児クラスのレッスンでは、子どもたちによってペースもいろいろ。制作を一斉に始めても、仕上がりのタイミングが一斉とは限りません。じっくり派、さっくり派、また取り組む内容によってもいろいろ。みんなの制作のキリが早くについたときなどは、短時間で簡単にできる「おまけの活動」をしています。 ある日のおまけ活動。教室には油粘土がたくさんあります。作って壊して何度でも繰り返し遊べる油粘土ですが、それをひたすらちぎって、球に丸めて遊びます。「たいへーん、お客さんからお団子100個注文が入りましたぁ〜」などと声をかけるとキャッキャと喜んで手を動かす子どもたち。出来たお団子を床に1列に並べていくと、ズラーリ長い列。そのお団子粘土に割り箸を突き刺して、お団子どうしを繋いでいきます。「わぁ、迷路みたいになってきた!」横繋ぎだけでなく、上に繋ぎ合わせて高さを出したり、「三角トンネル、二階建て!」が出来て来たり、立体化。 ブロック遊びなどと似ているようですが、違う点は、壊れやすいところ。 「ああー倒れそう!だれか助けて!」「ここ、もうちょっと粘土つけると支えられるよ」「ねぇそっちと繋げて大きくしよう」「いいよ!届くかな」「全然足りない、もっとちょうだい!」 壊れやすいだけに、工夫や知恵が生まれ、仲間同士で自然と助け合うコミュニケーションが生まれます。そのうちに、仕切り屋さんが出て来たり、名補佐役、黙々と作る職人肌など、役割分担も自ずとできてきます。 あれれ、こっちが出来たら、あっちが崩れた!?「あ〜あ、もう〜」と言いながらも何だか笑顔。そして「お片づけ競争、よーいドン!」で、瞬く間にお団子粘土の迷路は消えました。 どうなるかわからない中に遊び合うことでできていくものは、形として残らなくても、とても大事なもののように思います。 遊び方・遊び心を、自ら探し、見つけ、創って、仲間を巻き込んでゆくこと、笑い合うこと。時々そんな活動も織り交ぜながら、見えるものも見えないものも、創ったり育んでいける教室でありたいと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【幼児クラス・7月の体験レッスン】 ☆通常のクラスに入り、レッスンを体験していただけます☆ 7月1日(水)13:30〜14:30 7月2日(木)15:00~16:00 7月3日(金)15:00~16:00 内容:工作〜夏のちょうちょ〜(絵の具、紙工作) (要予約)受講料:1500円 お問い合わせ:アトリエ5☎ 044-411-5154 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
春日/小学生:竹ごっこ!
[小学生クラス] 2015.06.10
春日/小学生:竹ごっこ!
小学生クラス(月•水) 2015年6月 ◎ 感想/アシスタント:春日千尋 6月始めの制作は、5月のタケノコと空豆の観察画が完成していない子はこの日もがんばって仕上げました。 完成した子達は、ちょっと一息。一回きりの絵の具遊びをしました。 「今回は皆が竹になってもらいます。竹って一節一節あるよね。その一節を一人一つ作って、最後に皆で繋げて一本の竹にしよう!」 やることは簡単、一人1mぐらいロール紙を切ります。そこに絵の具でスポンジや割り箸スポイト、たわしなどいろいろな道具を使って 自分の節を自由に描いていきます。ルールは一つだけ「筆」を使っては駄目。その他は、何をやっても良し! 皆最初は、わかったようなわからないような顔をしていたのが、「絵の具で何をやってもいい!」に反応。早くやりたい!とスイッチが入りました。 いつも、作品を完成させなければいけない時は、やってみたいけど失敗したらやだな。と思って止めてしまうことがしばしば。 今回は、「変になっちゃうかもしれないけれどやってみたい!」を解放させる大チャンス! 学校で描いているとき水が多すぎるっていつもおこられるんだ。と言っていた子も、思う存分に、びしゃびしゃ。最後は手を使って描いてきもち良さそうでした。 だんだん他の子も、ヒートアップして最後には、紙を破ったり、丸めてお団子にした子もいました。 一方で自由に描くってどうやるの?と自由が難しい子もいたりと様々でした。 学校であったこと、お家であったこと。生活の中で感じた言葉にできない気持ちが、思いきり自由になって遊ぶことで出すことができたら、今回はそれで大成功。 遊んでるようで真剣な自分の心とのやり取りだったんじゃないかな。作品はできなくても、今回のようなことは、次に進むために必要です。 そうして自分自身が満足して初めて「人に伝えたいこと」が生まれると思います。 最後は、女の子チームと男の子チームに分かれて、皆で繋げて竹を完成させました。一人最後まで観察画に取り組んでいた子がどっちが素敵か判定。 女の子チームの勝利!あーだこーだと配置もこだわった男の子チームでしたが、納得の結果だったようで、「だよね〜」と笑って、すっきりした表情でした。 ======================================= 【子ども美術コース夏の体験日】 通常レッスンを体験していただけます。(要予約)受講料:1500円 ◎小学生クラス 前半クラス15:30~17:00/後半クラス17:00~18:30 ※月水のみ          7月 工作のため見学(無料)のみ受け付けております。         8月『造形遊び』 24日(月)25日(火)26日(水) ◎幼児クラス  水曜日クラス13:30〜14:30 木・金曜日クラス15:00~16:00          7月 工作『夏のちょうちょ』 1日(水)2日(木)3日(金)         8月 『テラコッタねんど』 5日(水)6日(木)7日(金) ◎親子クラス  水・金曜日クラス10:30 ~11:30         7月『えのぐあそび』 3日(金)17日(金)  ☆見学:無料 随時受付しております。お問い合わせ下さい。 お問い合わせ:アトリエ5☎ 044-411-5154 
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辻 /小学生:竹ごっこ!
[小学生クラス] 2015.06.09
辻 /小学生:竹ごっこ!
◎感想/講師:辻悦子 山田クラスの造形遊びの回に、辻が参加しました。とっても楽しかったです!5月の観察画の作品群が素晴らしかったので、その流れで「竹になる!」のですが、日本画専門の山田は福田平八郎の鑑賞を加えました。さすがです!画集を紹介すると。子供たちはグイグイ近寄り「ほほ〜っ」と、理解が早く興味津々。 竹の節の表現を元に、自分たちの体も使って「竹林」を表現するという難題に、始めは??で、「意味分かんない!」「どういうこと?」と、戸惑いがちでしたが、すぐに「あ、そういう事ね!」と、チーム毎に作戦タイムへ。。あとは、渋谷と私は汗をかきながらのてんてこ舞い。。笑 タイトルの協議に時間を要しましたが、なるほどの仕上がりです。表現のコンセプトをが伝わり素晴らしい〜!私も楽しかったよ、ありがとう〜! Aチーム:地面から太陽へ Bチーム:成長して竹になれ Cチーム:たけのこニョキニョキたけのこくん 本気でたっぷり遊ぶ事ができにくい今、もっともっと「あそび心」を育んで欲しいと願います。子ども達の心はとても柔軟です。そして、仲間と一緒にやるわくわく感たまりません!ご家庭でも「竹ごっこ」是非やってみて下さい。筍になりきるには、指先をすっと揃えて心の中で空を意識する事です。笑 ・・・・・・・ *facebookに写真を追加しました。→☆    
渋谷/6月の絵本棚:瀬川康男
[親子クラス] 2015.06.08
渋谷/6月の絵本棚:瀬川康男
◎親子クラス講師:渋谷葉子 先月は「母の日」にちなんで「おかあさん」をテーマに選書しました。今月も同じ流れで「 おとうさん」をと考えていたのですが、心に留まる絵本が見つからず、変更致しました。「おとうさん」の絵本でお薦めの作品がありましたら、ご紹介下さい。 さて、今月の特集は「瀬川康男さん」です。「いない いない ばあ」というと頷かれる方も多いのではないでしょうか?優しい色使いとタッチの作家さんです。私も数年前まではこの作品しか知らなかったのですが、2011年夏にちひろ美術館で遺作展があり、初めて瀬川さんの作品を拝見し、幅広い画風にとても感動しました。若い頃からさまざまな画風を会得しようとどん欲に学び、修練を重ねていたそうです。それは絵本画家になっても変わらず、物語の「文体をつかみとりたい」と常に新しい挑戦を試みていました。そして、晩年はタブローで瀬川さん独自の世界観を編み出しました。 ☆ 「いない いない ばあ」 作/松谷みよ子 松谷さんが「あかちゃんの文学」を作ろうと誕生させたこの絵本は、長いこと親しまれています。他にもシリーズで9作出版されています。 ☆ 「ふしぎなたけのこ」 作/松野正子 物語のテンポの良さと、横長の画面が絵巻物のよう。第一回世界絵本原画展グランプリ受章。 ☆ 「ばけくらべ」  作/松谷みよ子 きつねとたねきの化かしあいのお話。墨を使った日本画の色彩とダイナミックな作風で、物語に引き込まれていきます。 ☆ 「ことばあそびうた」  詩/谷川俊太郎 谷川さんの歌のようなリズミカルな詩と瀬川さんのタブローとがベストマッチしたステキな絵本です。 ☆ 「ふたり」  作/瀬川康男 「トムとジェリー」を思わせるようなネコとネズミのふたり。ユニークな言葉遊びと動画のような躍動感溢れる絵がとてもステキ。大人も子どもも楽しめます。 ☆ 「きつねの よめいり」  作/松谷みよ子 おじいさんとキツネの交流を描いた心に残る作品です。淡く優しい色彩が物語感をより深めます。 ☆ 「やまんばの にしき」  文/松谷みよ子 やまんばのというと怖いイメージがありますが、なかなか豪快で愛らしささえ感じます。民話絵本の先駆けとして刊行され、ベストセラーとなっています。 ☆ 「ぼうし」  作/瀬川康男 桃太郎や金太郎、昔話の主人公が麦わら帽子をかぶり「あなた、いつまでかぶっているの?」絵本にっぽん賞受章。タブロー絵本の最高傑作!! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 親子クラスに遊びにきませんか? いよいよ梅雨到来!お家に籠っているとパワーをもて余しますよね。 親子クラスで絵の具にまみれて、お子さんもママも思い切り弾けてみませんか? 日    時/6月19日(金)     10:30~11:30 持ち物/ こちらで用意致します。 親子共、汚れてもいい服装でお越し下さい。 体験代/ 1,500円 お問合せ    ☎044−411−5154
本田/小学生:筍とソラマメ
[小学生クラス] 2015.06.06
本田/小学生:筍とソラマメ
小学生クラス  2015年5月  ◎ 感想/講師:本田雄揮(月・水曜日クラス)  ・季節を感じながらモチーフを観察し描く。 ・クレパスによる混色を中心に基本画材を工夫して使用する。 目に映る新緑の色にも深みが増す季節。5月は観察画を行いました。 今回のモチーフは筍とソラマメ。 両方とも食卓ではおなじみですが、調理前のものを見る機会は多くありません。 よく観察すると知らなかった不思議がいっぱい。5感をフルにつかって制作しました。 今回はクレパスのまぜ色を中心に描いていったのですが、まぜ色で大切なことは頭の中にある色を一度リセットすること。 筍は『茶色』ソラマメは『緑』。間違ってはいないのですが、それだけを信じていると、誰が描いても同じ筍とソラマメになります。 観察画で大切なことは自分がどう感じ、何を見つけたか。 こんなところに紫色があるよ。 ここの緑だけなんか違う。 先の方がほんのり明るい色してる。 形や質感も同様で、持ってみないと分からない重さやデコボコ、触ってみないと分からないフワフワやスベスベの存在。 どんなに些細なことでも、自分が見つけたそのことこそが真実です。 どこかで聞いたことのあるホントより、たった今自分で手に入れたホントを信じて描く。 実はそれが本当のリアリティです。 写真の様な作品をリアルと呼びがちですが、作者が感じ発見したことがリアルに伝わる作品こそが真のリアリズムなのです。 前回の空想画の感想で、観察画は山登りだと例えました。 山登りなので一応頂上がゴールです。 ですが遠足の様に全員が列を成して進むわけではありません。 講師は山を準備し『あそこ目指して登ってきてね』と言いますが、『この道を通って来てね』とは明言しません。 子ども達はそれぞれコースを探して進んでいきます。 始めは安全で分かりやすいハイキングコースを歩いていた子も、横道に面白そうなものを見つけたらそちらへ進みます。 崖を上る子もいますし、木をつたっていく子もいます。 同じ山でも目にする景色が全く違うわけです。 頂上に着いた頃にはそれぞれその山の印象が様々、頂上からの景色も違って見えるでしょう。 一度その感覚を覚えたら、次にその山を登る時にもまた違った印象を受けることが出来るでしょう。 それが山登りの魅力。同じリアリティは一つもない。 今だけのリアルを存分に楽しんだ5月でした。
山田/小学生:観察画・筍とソラマメ
[小学生クラス] 2015.06.04
山田/小学生:観察画・筍とソラマメ
小学生クラス / 制作:2015年5月 ◎感想/講師:山田 稔子(火曜日クラス) アトリエ5の5は、五感の5。観察画においても自分の感覚をフルに使って感じることを、まず大切にしています。よく観て触って匂いをかいで、じっくり感じて描きましょう!瑞々しい季節の野菜が今回のモチーフ。どちらも、生の姿ではこの季節にしか出会えない旬のものです。 講師・本田が入手した立派で珍しいタケノコに加え、火曜クラスには京都産のソラマメが登場!山田の友人で京都にて農業を営んでいる「あらい農園」さんが採れたてのソラマメを分けて下さいました。(偶然のタイミングで東京のイベントに出店されていたのです!)若手農家のあらいさんが語るには、「クリスマスやお正月のように、野菜の旬も本来は1年に1度の行事」。旬の野菜は、悪天候にも虫にも負けず自分の力で育つ強さを持っているのだとか。その力を信じて無農薬・有機肥料での野菜づくりを実践されています。私も帰省時など時々そのお野菜を頂きますが、これが本当に驚くほど美味しい。季節を問わず食べたいものがいつでも手に入るような時代ですが、本物の旬、本物の季節の味わいを喜びや楽しみとともに届けたいというあらいさんの想いは、アトリエ5が子どもたちに伝えていきたいことと共通するなぁ、と改めて実感しました。 そんな気持ちで、旬の野菜たちのプロフィール?を子どもたちに紹介。より興味が膨らみ、観察する鋭い眼差しがググっと深まります。そして描く、描く、描く。真剣に形と向き合う鉛筆の線、観れば観るほど気付きがあり試行錯誤を重ねる色づくり。低学年の子どもたちのその集中力で教室中にものすごいエネルギーが充満します。力強く逞しく、画面の中のタケノコが育っていきます。 「あらい農園さんでは、旬の短い豆が採れる5月はお祭り騒ぎなんだって!」そんな話も交えつつ、ふわふわのサヤの内側に包まれた、ぷっくりと愛らしいソラマメを愛おしそうに撫でながら、また形を探り色を見つけ、描く・描く、描く。リズムよく空間に配置されるサヤや豆。 背景色に関して、今回モチーフに感じた「見えない色」という表現で子どもたちに問いかけました。表面に見えている色じゃなく、匂いの色とか、味の色、手触りや重さの色って、どんな感じかな?最初「??」な表情でしたが、じっくりと、自分の五感で感じたことを思い出しながら絵の具を混ぜて「・・・あ、これ!」という自分だけの色を見つけ、モチーフの周囲を彩色しました。自分の感受性を信じて、自分の力を高まらせていけた作品。絶妙で豊かな味わいのある一枚に。 子ども時代に旬があるとすればこんな時でしょうか? 不必要な農薬や肥料をうっかり与えてしまわないようにと、大人も気をつけなければなりません。今の自分の持てるいっぱいの想いや考え・感覚を養分とし、自分を育てることができる。それが今回は絵画を通して表現されました。今しかない「旬」に反応した、今しかない子どもたちの感性の「旬」。きっと色々な場面で他の形でも発揮されていくのでしょう。そういう強さを信じ、見守り、その人の旬をまた迎えられる時を応援していきたいです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *facebookに写真を追加しました。→☆ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *「京都あらい農園」のホームページはこちら→ http://arai-nouen.net 今後関東へ向けてのイベント出店や通販等、現在企画中だそうです。 応援よろしくお願いします!
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