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本田/小学生:ドラゴンフルーツ①
[小学生クラス] 2014.05.30
本田/小学生:ドラゴンフルーツ①
小学生クラス  2013年5月 ◎作品のねらい  ・5感をつかってモチーフを観察し特徴を捉える。  ・クレパスによるまぜ色や補色の効果を理解し、表現の幅を広げる。 ◎ 感想/講師:本田雄揮(月・水曜日クラス) 5月。青々と木々が生い茂り、新しい環境にも慣れてきた頃、小学生クラスでは観察画を行いました。 今回のモチーフは『ドラゴンフルーツ』。あまり馴染みのない食べ物です。 初めて見る子、数回食べたことのある子など、個人差はありますが、なかなか珍しいものであることに変わりはありません。 珍しいからこそ、新鮮な気持ちで観察することが出来るものです。 まずはドラゴンフルーツとの対話から観察を始めました。 初対面から徐々に会話をしていき 仲良くなっていく友達の様に、それぞれドラゴンフルーツとの関係性をつくっていきます。 なんとなく見ているだけではよい関係は築くことはできません。においや音、手触り、大きさや重さなど色々な角度からアプローチしていきました。 彼(彼女?)のことをよく知ることができたら、クレパスのみで描いていきます。 色づくりにこだわりながら、まぜ色を駆使し、美しい表現を目指します。中には表面の点々を表すのに、画鋲で紙に穴をあける子も。(4月のレッスンがうまく活きています!) ドラゴンフルーツは色が非常に特徴的です。1色のみでは絶対に表現できない複雑さ。苦戦しながらも各々が素直に追及した色で描くことが出来ました。 1個だけでは物足りない子は、半分に切ったドラゴンフルーツもプラスで描きました。 食べたことのない子も多くいたので、切る前に中の様子を想像し、ドキドキしながらナイフ入刀。 「おぉ~!つぶつぶだ!」「白い!」「ゴマごはん!」とユニークな感想。 「ゴマごはん」が気に入った講師は、その後この言葉をつかい続けました。 次の回では絵の脇役となるラディッシュと緑色のビンを描きました。 なぜ、ラディッシュなの?どうして緑色なの? てきとーに決めたのではありません。ちゃんと理由があります。 ここで簡単に色のお勉強をしました。 まぜてもつくれない3原色や色相環、補色など、色を知るための第1歩。 ちょっと難しい話なので、最初はポカンと聞いていた子ども達。ですが話の後、実践で効果を試してみると納得! ドラゴンフルーツのボリュームのある美しい赤紫に、類似色のラディッシュのリズム、補色の透明なビンがよく合います。 絵にバランスが生まれ、無意識にも絵の関係性を感じるようになります。まぜ色の幅もグンと広がりました。 あるクラスでは講師の「かげは黒いんじゃなくて暗いんだよ」発言に奮起し、かげの色づくりに夢中になりました。 最後に水をうまく使用しながら絵の具で背景を描き完成。 この季節にピッタリの爽やかな作品となりました。 観察といっても、ボンヤリ見るだけでは何も描くことはできません。 あらゆることを試み、時間をかけて体全体で「感じ取る」ことこそ、本当の観察です。 また、「観察」することは「考える」ことの基本です。 「感じ取り、考える」。この繰り返しで、表現はどこまでも伸びていきます。 いつまでも新鮮な気持ちで、ものごとを観察して欲しいですね。 ====================================== *facebook「アトリエ5」に写真を追加しました。→☆
山田/小学生:春の生き物
[小学生クラス] 2014.05.02
山田/小学生:春の生き物
  小学生クラス  2014年4月 ◎ 感想/講師:山田稔子(火曜日クラス)  ちょっと緊張の4月がスタート。新メンバーでの小学生クラスが始まりました。 みんなどんな絵を描くのかな、どんな仲間たちなんだろう? 初回のレッスンでは、なんだかソワソワドキドキな感じが伝わってきました。 だからこそ硬くならずに、まずはリラックス。 ムズカシく考えるよりまず、手を動かそうよ。 木々も草花も大地も虫や動物も、活発にうごめきだす春。 春そのものの存在自体が、何か見えない生き物のよう。 真っ白の画面の真ん中に生まれた小さな「心臓」が ゆっくり脈打ちながら育つように、クレパスの色を広げていきます。 自分のイメージで選んだ春の3色が、画面で不思議に混ざり合います。 ザラザラの紙の目が見えなくなると、描き味が変わり 子どもたちの夢中スイッチが入ります。 塗って塗って塗りまくる。声をあげ、力を込め、腰を上げて前傾姿勢! 両手はもう色まみれです。春色紙、エネルギーぎっしり。 知っている春の生き物は色々いますが、今回の制作では くじ引きで決めた「チャームポイント」を手がかりに、 空想の生き物の姿をつくり上げます。 ハサミで切る「形」と、色んな不道具で引っ掻いて表すその「手触り」。 最初から計画して、というよりも、手を動かしながら考え、 挑戦やヒラメキを柔軟に取り入れて発展していきます。 暗いグレーの台紙に貼ると、浮かぶように春色が映えます。 余った春色紙の紙片は、ゲーム形式でクラス全員で交換。 友達からもらった色がいいアクセントになって、仕上げを彩ってくれました。 作品は自分でつくる自分のものだけど、 同じ空間で仲間と一緒につくっているからこそ広がる表現もありますね。 じっくり集中もいいけれど、ワイワイつくるのも良いものです。 制作を通したコミュニケーションも大切。 緊張はもうかなりほぐれたことでしょう。 ============================  ◎こども美術コース・小学生クラス 生徒募集中◎ 【 5月の制作は旬のモチーフの観察画です! 】 月曜日クラス/火曜日クラス/水曜日クラス ・低〜中学年(15:30~17:00) ・中〜高学年(17:00~18:30) 見学・体験、随時受付中です!お気軽にお問い合わせ下さい。 ☆アトリエ5☎:044-411-5154 ============================
本田/小学生:春の生き物
[小学生クラス] 2014.05.02
本田/小学生:春の生き物
小学生クラス  2013年4月 ◎ 感想/講師:本田雄揮(月・水曜日クラス) ◎作品のねらい   ・『春』というキーワードから抽象的な色や形を作り、そこから空想を広げ生き物を表現する。   ・基本的な道具の正しい使い方を知り、表現を工夫する。   ・様々な道具を使ったテクスチャー作りを楽しむ。 4月となりアトリエ5の新しい1年がスタートしました。今年度は作品展も開催されるので講師陣も気合い十分です。皆さんどうぞよろしくお願いいたします! 新年度一発目は、春の空想画『春の生き物』。 シンプルなテーマですが、だからこそ子ども達のイマジネーションが広がります。 まずは、まぜ色を駆使した『春色紙』に、はさみで不思議な形を切っていきます。 その形に反応していきながら、ブロック、爪楊枝、ヘラ、バレンなど、様々な道具を使い生き物の『手触り』を作っていきます。 ザラザラ、フワフワ、モコモコ、そしてもっちり(小2の男の子が自分のほっぺたを触った時の印象です。ステキ。)などを、紙を削ったり穴を開けたりして表現します。 画鋲でプチプチ夢中で穴を開けていた男の子が、目をキラキラさせながら叫びました。 『ぼく、これ、気に入る!!』 …気に入ったではなく?まさに『今』の感動を率直に伝えてくれました。心震えるセリフです。 最後に生き物を台紙に貼り、余った『春色紙』をクラス全員で交換していきながら周りをより楽しく仕上げて完成。 表現に偏りがでないのはさすが。まぜ色が美しく、貼っていない部分の想像も広がっていくステキな作品となりました。 スタートに相応しいとても楽しい制作となりました。 ===================== ◎小学生クラス  :『道具の正しい使い方』 今回の制作は特に、はさみとのりの正しい使い方を詳しくおさらいしました。 みなさん、はさみとのりの正しい使い方、ご存知ですか? 道具の正しい使い方は知っているようで知らない、できるようでできないものです。それは子どもも大人も同じです。 ではなぜ正しい使い方をしなければいけないのか? 正しい使い方をすれば、まず姿勢が美しくなります。気持ちがまっすぐになります。制作に余裕が生まれ、表現の幅が格段に広がります。 はさみを動かさず、紙をこまめに回して切った子ども達は、以前よりとてもかっこよい形が出来上がりました。 のりをつけすぎずしっかりと薄く伸ばし、ぎゅっと上から押した子ども達は、以前よりも台紙も汚さずバランスも美しい貼り方で完成できました。 正しい使い方に、難しくできないことは、何一つありません。実はとても簡単なことで、表現は飛躍的に豊かになるものなのです。 一方、現代はスティックのりや安全で手軽な紙を切る道具など、ニーズに合わせたサービスが施されたものが使用されることがほとんどです。 『そっちの方が便利じゃーん。私そっち使うから別に正しい使い方、知らなくてもよいわ。』と思うのは当たり前です。 しかし、本来はさみは危ないものです。のりはべたつくものです。だから正しい使い方が必要だったのです。 便利で安全な道具は、使い勝手がよい一方、本来の性質から使用者を遠ざけ、テキトーな使い方を許してしまう傾向があります。 いくら便利でも、テキトーな使い方でよい表現ができるはずもありません。最初からそれでは、ひとつひとつの作業が軽視され、表現は委縮する一方でしょう。 『便利だと思ったらなんかうまく切れない、くっつかない。つまんない、やーめた。』なんてことになりかねません。 道具使用方法の簡略化は、表現の広がりを危ぶむものになりかねないのです。 『自ら工夫する心を育てる第一歩は、道具の正しい使い方から』 いくら便利で安全な道具があっても、アトリエ5では、はさみは切れるもの、のりはべたつくものという大前提を忘れず指導しています。 指につけて使用するのりをマスターしたアトリエの子ども達は、スティックのりでも出し過ぎてベタベタになることはおそらくないでしょう。 はさみでけがをすることも、うまく切れなーい、先生やってーということもおそらくないでしょう。 大人になって重要書類をのりで台無しにすることも、かっこ悪い紙の切り方で同僚に幻滅されることもないでしょう。 もし、はさみやのりの使い方に自信のない大人の方は、是非お子さんに聞いてみてください。 きっとちょっと驚くくらい美しい切り方、貼り方をしてくれるはずですから。 ===================== *facebook[アトリエ5]に生徒作品を追加しました。→☆
本田/小学生:花器と春の芽吹き
[小学生クラス] 2014.03.29
本田/小学生:花器と春の芽吹き
小学生クラス  2013年3月  ◎ 感想/講師:本田雄揮(月・水曜日クラス)  今年度最後の制作『花器と春の芽吹き』。大変有意義なものとなりました。生け花の持つ空間美。その凛とした空気が教室全体に広がり、心地の良い雰囲気の中、個々が持てる力を十分に発揮できました。 3月の制作は、例えるならば『花』です。春に芽を出し、夏に枝葉を広げ、秋に色付き、冬を超えて膨らんだ、子ども達それぞれの『感じ、表現する力』の蕾が、いよいよ美しく咲く。まさに集大成です。 花を咲かせるのに必要なことは、蕾に直接手を加えることではありません。それは無理やり早く美しく咲かせようと『結果』を焦るあまり、余計な歪みを持った花になってしまいます。大切なことは『土』です。 アトリエ5では、1年かけてゆっくりと様々な栄養分を土に含ませ、それを子ども達が自ら吸収し、ゆっくりと着実に成長してきました。 最後にどんな花を咲かせるか、それは子ども達が自ら選択するものです。土づくりを終えれば後はその力を信じ、じっくりと見守る。それが講師の、そして大人の役目です。余計な指導は極力控え、制作中の選択を出来るだけ各自に委ねる。そうして咲いた花は、色、かたち、大きさは全て異なり、しかしその全てが『美しい』と言い切れるものでした。 ある小2の男の子が、制作中に誰ともなく呟きました。画面に絵の具でのせた濃いめの藍色、それをじっと見て「…つよいなー」と一言。 この一言が私は忘れられないほど印象深く心に残りました。 なぜかは複雑でうまく説明できませんが、少なくともこの言葉は、彼が自ら育ててきた「花」が素晴らしく咲いたことを十分に感じさせてくれるものでした。 それぞれが見つけた『感じ、表現する力』。この先もゆっくりと力強く育んで欲しいと思います。1年間ありがとうございました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *facebook[アトリエ5]に、作品と制作の様子を追加しました。→☆
中上/小学生:花器と春の芽吹き
[小学生クラス] 2014.03.29
中上/小学生:花器と春の芽吹き
小学生クラス 2014年3月 ◎作品のねらい ・花器と植物の構図を効果的に捉える ・作品に対して自分のイメージを持ち、背景の表現方法を考える ・自分の表現方法にあった筆と絵の具の使い方を学ぶ ・今の自分を大切にし、気持ちをこめて作品に向かいあう ◎感想/講師:中上佳子(火曜日クラス) 今年の春は行きつ戻りつ、来そうでまだ来ないと待ち遠しい思いをしました。いよいよ桜の開花する頃!子供たちの作品も今年度最後の集大成です。今回の観察画のテーマは花器、それとじっと春を待つ新芽たちです。今回は華やかな春の花を描くことよりも、花器の存在をどう活かすかを主題として挑戦してもらいました。 花器は三種類。個性の異なる花器に合わせて、主宰の辻に自宅のお庭で育った葉牡丹、猫柳、南天、ヤツデの実を生けていただきました。今年の大雪を乗り越えた辛抱強い植物たちは、お花屋さんで見かける植物とは違った生の姿。子供たちは触って感触を確かめながらそれぞれ描きたいと思う花器の前へ集合! 制作で大切にする事と、日本画家の小倉遊亀さんや、洋画家の坂本繁二郎さんの作品を紹介した後は、とにかく子供たちの描くイメージをじっと見守ることを一番大切にします。それは一年を通して様々なことを知り、学び、ともに時間を過ごしてきた子供たちを信じることでもあります。クレパスのひっかき、たらしこみ、混色、重色、淡彩・・・今年一年体験してきた様々な技法の中から、子供たちは自分の作品のイメージにあった表現を選び、筆を運んでいきます。制作が一区切りついた時やお片づけのときに、冗談を言ったり笑ったり、和やかな雰囲気が生まれるのはいつもと同じなのですが、完成に近づくにつれ、いつもと少し違う、今年一年の自分に対して真正面から臨んでいる空気が濃くなっていくのを感じました。皆、言葉に出さなくとも“今の自分を出し切りたい”と思っていたのだと思います。まさに、集大成という言葉通り、心のこもった一枚が完成しました。 レッスンは、どのクラスも同じということは無く、そのクラスの子供たちと季節と作品が響き合い、その瞬間に生まれてきます。火曜日クラスの皆と一緒に過ごせた時間は本当に貴重で、私自身も子供たちの姿から学ぶことも多く、とても楽しかったです!4月から、またそれぞれの新しいステージで、精一杯楽しむことができるように応援しています!一年間、どうもありがとうございました。
小学生/本田:早春のまち・クロッキー
[小学生クラス] 2014.03.01
小学生/本田:早春のまち・クロッキー
小学生クラス  2013年2月  ◎ 感想/講師:本田雄揮(月・水曜日クラス)  2月は楽しくメリハリのあるレッスンが続きました。 まずは『早春のまち』。 クラス全員で協力して作ったマスキングテープの道の上に、想像力を働かせた建物を建設し、『まちづくり』をしていきました。 カラフルな道の間あいだに、ガウディやフンデルトヴァッサーの作品を参考にした、愉快な建物や植物などがひしめき合い、何とも楽しげなまちが完成しました。 そして『冬のクロッキー』。 年に3回行う人物クロッキーのラスト、集大成です。 初めて行う子もいますが、ほとんどは経験者。中には10回以上描いているベテランもいます。 準備はとてもスムーズ。集中力もすばらしい。じっと座って描かれている私も、注がれる熱い眼差しに気が抜けません。 完成した作品は、ちょっとびっくりするほどのもので、思わず感動してしまいました。 全体のバランス、細部の観察、色の塗りなど、それぞれ独自の方法で描かれています。 また、ほんの少しのアドバイスを深く理解し、自ら表現の幅を広げられていました。 各自の持てる力を出し、さらに新たな挑戦を試みることができた作品でした。 おそらくクロッキーのみを1年間行ってもここまでの表現はできなかったのではないでしょうか。それだけでは技術的には卓越するかもしれませんが、ただそれだけになってしまいます。 ものづくりで大切な『自分で考え工夫、挑戦する力』は、様々なことを多角的に行い、それらの相互作用で養われます。 この1年間で、理解力や応用力、集中力はもちろん気づく力、そして心を込めることの大切さなどの『目には見えない力』が確実についてきた、そんなことを感じさせてくれる取り組みでした。 *facebook[アトリエ5]に、生徒作品14点を追加しました。是非ご覧下さい。→☆ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ★こども美術コース 春の入会キャンペーン・特典付き!★ …通常のレッスンを体験し、クラスの様子をより知りたい方へ… 特典①:体験1回1,500円のところ無料(3月末まで) 特典②:オリジナル黒バック+ペンケース進呈(入会の方) 【小学生クラス 3月は観察画を行っています!】 どんなところかな?ちょっと見てみたい!と思われる方も大歓迎です! まずはお気軽にお問い合わせ下さい。 ☆アトリエ5☎:044-411-5154 =====================
小学生/中上:早春のクロッキー
[小学生クラス] 2014.02.28
小学生/中上:早春のクロッキー
小学生クラス 2014年2月 ◎感想/講師:中上佳子(火曜日クラス) 今年度、最後の人物クロッキーです。まだ寒いけれど、だいぶ春を身近に感じられるようになった今週。あったかいカーディガンの中に春をうかがえる色のシャツを着て、久しぶりのクロッキー! 10分測って、見直して、また10分…3ポーズ以上はとれるので、合わせるとかなり長い時間集中することになるのですが、それでもいつも時間が足りなくなるくらい子供達は一生懸命に描きます。 観察画のときも大切にしていることですが、ポーズを見たらどんどん描き出すのではなく、よく観察してもらうために、初めは消しゴムを使いません。真剣に、慎重に、人間の顔やかたちがどうなっているのかを見ます。 ポーズの合間には自分の身体も触ってみてバランスを確かめることも。今回のクロッキーは特に『身体の構造』をポイントに話したので、全員その意識が表れている作品になりました。 子供達のクロッキーブックには今まで描いたクロッキーも入っているのですが、以前のクロッキーから今のクロッキーまで追ってみると、人物の捕らえ方、鉛筆の使い方、色の付け方が変わっていくことがわかります。どれがいちばん良い、というのではなく、そのときそのときの成長の過程で一生懸命描いた作品が、クロッキーブックの中に大切なアルバムのように増えていくのです。アルバムを見ると、どれも愛らしく、そして成長の頼もしさを感じます。 冬季五輪で様々な選手達の生い立ちが映し出されていましたが、子供の頃の成長は大人を凌ぐエネルギーを持っていて、人間の生命力のたくましさを改めて実感させられます。大人になってもそのエネルギーを持ち続けたい、と思わせてくれます。 クロッキーブックは次週お返しいたしますので、保護者の皆様は是非、お子様と一緒にご覧ください。 ----------------------------------------------------------------- ★こども美術コース 春の入会キャンペーン・特典付き!★ …通常のレッスンを体験し、クラスの様子をより知りたい方へ… 特典①:体験1回1,500円のところ無料(3月末まで) 特典②:オリジナル黒バック+ペンケース進呈(入会の方) 【小学生クラス 3月は早春モチーフの観察画を行います!】 どんなところかな?ちょっと見てみたい!と思われる方も大歓迎です! まずはお気軽にお問い合わせ下さい。 ☆アトリエ5☎:044-411-5154 -----------------------------------------------------------------
小学生:尾形光琳 紅白梅図屏風の模写②
[小学生クラス] 2014.02.08
小学生:尾形光琳 紅白梅図屏風の模写②
小学生クラス  2013年1月  ◎ 感想/講師:本田雄揮(月・水曜日クラス) 1月は恒例となった「日本画の模写」です。 今回模写をする作品は尾形光琳作「紅白梅図屏風」です。 琳派を代表する絵師の、最も有名な作品の一つです。 この作品は金屏風に描かれている作品なので、同様にミニ金屏風を準備し模写に挑戦しました。 始めに、参考として尾形光琳の作品を画集で鑑賞。 普段あまり目にすることのない日本画の作品に、子ども達も興味津々。日本画の道具や墨、水干絵具にも興味津々。 その後、琳派の代表的な技法「たらしこみ」を練習。 簡単に言うと「にじみ」なのですが、いつも使用する絵の具とは違う、黒い墨の美しい変化には子ども達も自然と心を奪われます。 そして本番。図版を見ながら慎重に筆を動かし、紅梅、白梅を描いていきます。 美しい姿勢と集中力で、墨の薫りが漂う教室の中は水を打ったように静まります。私が一年の中で最も好きな瞬間です。 描き始めはぼんやりと薄い幹や枝も、墨を重ねていくことによってゴツゴツとした木肌が表現され金色とのコントラストが何とも美しい作品となりました。最後に落款(サインみたいなもの)を描きこみ、各々が感じた紅白梅図屏風の完成です。 中上も言っていましたが、模写で大切なことは、ただ作品をコピーするようにそっくりに描くのではなく、姿勢や息遣い、そして気持ちなど「体、心の動き」を真似するということ。 所作を気にしながら作品に向かうことで、自分でも気づかなかった頭の中の余計なものが剥がれ落ち、心が整います。 きっと絵に限らず、日本において生活の様々な場面でこのような所作が大切にされてきたのは、美しく生きる術だったのではないかと思います。 西洋の文化が生活の大半となった現代ですが、日本画の作品や道具に対して敏感に反応していた子ども達を見ると、根底にある「清らかさ」は昔からあまり変わらないのではないか、と感じました。 日々忘れていたことを思い出し、日本で暮らすことを誇りに思える、そんな1月のレッスンでした。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ★こども美術コース 春の入会キャンペーン・特典付き!★ …通常のレッスンを体験し、クラスの様子をより知りたい方へ… 特典①:体験1回1,500円のところ無料(3月末まで) 特典②:オリジナル黒バック+ペンケース進呈(入会の方) 【小学生クラス 2月は空想画を行っています!】 ★アトリエ5 入会説明会【無料】★ …まずはアトリエ5とクラスの内容を知りたい方へ… 日程 2月27日(木)・28日(金)各クラス定員8名 16:00〜16:45 / 小学生クラス(お子様も是非ご一緒にお越し下さい) どんなところかな?ちょっと見てみたい!と思われる方も大歓迎です! まずはお気軽にお問い合わせ下さい。 ☆アトリエ5☎:044-411-5154
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