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小学生/人物クロッキー
[小学生クラス] 2022.01.27
小学生/人物クロッキー
  アトリエ5ではすっかりお馴染みのクロッキーで今年最初のレッスンが始まりました。年に数回、講師とアシスタントがモデルになって10分間で1枚仕上げます。ここでのクロッキーは線1本引く事に十分集中できるよう、消しゴムを使ってはいけない決まりなのです。   長くアトリエに通う子は当たり前のように鉛筆を削り、良い姿勢でスタンバイ。初めての子は「消しゴムは使っちゃいけないの…!?」と、ちょっとびっくりしながらも、いざスタート。描き始めるとシンと静まり、夢中になってそれぞれのペースで観察をして手を動かしての繰り返し。   ・・・10分後、タイマーの音で終了の合図。描いたページを広げてスケッチブックをズラリと並べて見てみると、みんな10分間という短い時間を上手く使ってよく描けている印象です。しかし、中には少し悔しい表情を浮かべる子も。こちらがあえて言わなくても、「次はもう少し大きく描こう!」「マスクが難しかった」など、自分の描き上げた絵をみながら次の作戦を立てているのです。 そんな生徒さんの姿を見て頼もしく感じました。不安な世の中が続きますが、今年も教室でのびやかに楽しく制作をしましょうね。   ===こども美術コース・インスタグラム=== https://www.instagram.com/atelier5_kids   ===小学生クラス・入会待機中の方へ=== お待たせしており申し訳ございません。すでに待機リストにお名前がある方は2月から順次、改めて担当の奥原からご連絡をさせていただきます。恐れ入りますが引き続きお待ちください。
小学生 工作/チクチクワーク
[小学生クラス] 2021.12.13
小学生 工作/チクチクワーク
  12月に入って気温が下がり、街の装飾や聴こえて来る音楽もだいぶ冬らしくなって来たな、と思うこの頃です。アトリエに通う子どもたちも厚手の上着やマフラーを身にまとい、すっかり冬の装いになってきました。   さて今年の冬の工作は糸と針でチクチクワークに挑戦しました。でもそれだけではありません。実はチクチクの支持体となるフェルトも手作りしています。「本当にこの細長い羊さんの毛が布になるのかな?」と最初は疑問に思いながらも、優しく丁寧に泡立てていくとあら不思議。レッスンが終わる頃には1人1枚、色とりどりの布が完成しました。   初回に作ったフェルトを丸く切り、回を重ねるごとに刺繍やビーズで装飾を施していきます。それぞれのペースで拘りを持って取り組んでいました。9月にコラージュを経験していたので、それが活かされており工夫が凝らされた見事な作品が続々と完成しています。壁に掛けられるような仕上がりになっているので、おうちでぜひ飾ってみてくださいね。きっと、あたたかな気持ちになる事でしょう。   3月の作品展で冬の工作「早春の野原」はみんなの作品がズラリと並ぶ予定です!その様子も今からとても楽しみです。   ===インスタグラム=== こども美術コースの作品はこちらからご覧いただけます。 https://www.instagram.com/atelier5_kids   ===小学生クラス・募集終了=== 今年度の募集は終了いたしました。来年度は在籍の生徒さんが優先となりますので予めご了承ください。またすでに待機リストにお名前がある方はお席が空き次第、順次ご連絡をいたします。恐れ入りますが引き続きお待ちください。
小学生 絵画/秋の光・家・ドライフラワー
[小学生クラス] 2021.11.16
小学生 絵画/秋の光・家・ドライフラワー
浅い角度で差した陽が自らの影を秋色に染め長く伸ばす季節。小学生クラス秋の観察画『秋の光』も季節の移り変わりと共に完成となりました。今回は通常の観察画と異なる手順で進め、皆が春から培ってきた実力を遺憾なく発揮し、新鮮さとどこか漂う懐かしさを伴った作品となりました。 スタートは絵の具で『秋の光』を筆の代わりにスポンジや歯ブラシ、ヘラなどを用いて表現。光と言えども白や黄色のみではなく様々な色が混在していることを知り、「暑さ」から「寒さ」へと移行する10月を肌で感じたまま、画面いっぱいダイレクトに描きました。 そしてその上から黒のコンテでたくさんのドライフラワーと、家でスケッチしてきたものを観察し描写。鉛筆やクレパスにはないカラッとしたぼかし表現や線の強弱、さらに9月のコラージュ制作で身につけた構成に工夫を凝らしグイグイと手を動かしていきます。 最後にカラーコンテで『秋の光』を追加。始まりに光を描いた時とは約ひと月経ったことで季節がさらに押し進められ感じ方にも違いが生まれます。折り重なる色と色が複雑に関係し合い、観察画でありながらそれぞれのイマジネーションが良く感じられるものとなりました。 ドライフラワーの不思議な手触りとにおい、想像を裏切る重さ また慣れ親しんだ故に普段気にも留めずに目にする自宅の時計やいす、カレンダー そして身体の内と外で感じとる変容し続ける光、季節。 『時間』という不変非ざる事象を、様々な『観察』を駆使し、『不変』として絵画に落とし込んだ名作です。 是非お家のお気に入りの場所に飾って下さい。
小学生 絵画/移ろう季節
[小学生クラス] 2021.10.25
小学生 絵画/移ろう季節
  ここの所、寒い日が続きますね。今月は季節の移ろいを感じながら、秋の観察画の真最中です。まだ汗ばむ日もあった10月の初め、モチーフのドライフラワーを描く前に「秋の光」をイメージして先に絵の具で背景に色を付けました。「光って何色かな?実は黄色や白だけではないのです。」初回のレッスンではそんな切り口から始まり、「では今の季節の光はどんな色だろうか。」と自分が感じるピッタリの色を作り、画用紙いっぱいに広げました。制作の途中、ある低学年の女の子が「寒いと暖かいの間はピンク色なんだ。」と教えてくれました。また全体的に先月のコラージュ効果もあって画面構成に力が付き、背景だけでも見応えがあります。ご家庭でも作品について尋ねると、思いもよらぬ工夫や意図を話してくれるかもしれません。   そんな思い思いの光が差した画用紙に、次はいよいよドライフラワーを描いていきます。ふわふわで可愛い物もあれば、ちょっと不思議な生き物のようなモチーフもあります。沢山ある中から自分で選び、そっと運んで黙々と描く。秋は集中力がぐんと上がり、どのクラスもテンポよく進んでいます。   今週は宿題だったおうちで描いてきたものが作品の中に登場する予定です。外の光と、家の中にある物と、アトリエのドライフラワー、絵の中で大集合。さて、どんな作品に仕上がるのか今から楽しみです。   【小学生クラス2021年度 募集終了】 コロナ禍で定員を減らしている為、今年度ご入会の募集は終了とさせて頂きます。
小学生 工作/「想像」から「創造」へ
[blog] 2021.08.09
小学生 工作/「想像」から「創造」へ
7月からお待ちかねの工作がスタートしました。 今年の夏は石塑粘土を使って、『ぼうしをかぶったお友だち』を制作しています。   初回は「どこで暮らしているのかな?」「名前は?」「鳴き声や口癖は?」と、自分のお友だちとなる、まだこの世に存在しない不思議な生き物を想像しながら考えを巡らせ、アイディアスケッチをしました。 2回目以降はいよいよ粘土をこねて、それぞれスケッチブックを見ながら、計画的に進めていきます。   例えば、 「帽子の分の粘土をとっておこう」 「模様は乾燥する前に付けておこう」 「パーツは先に作って固めておいて、来週くっつけよう」   などなど、いざスケッチをもとに立体にするという事は、容易ではありません。 ですがみんなめげずに、むしろ楽しそうに細部まで拘りを持って制作し、回を重ねるごとに作品に対する愛着が増していくのが分かります。自分の考えた生き物が自らの手によって、実際にかたちとなる喜びを感じているようです。   まるでスケッチブックから飛び出して来たかのような、新しい個性的な友だちと一緒に帰る日が待ち遠しいですね。完成に向かってラストスパート、頑張りましょう!
小学生 絵画/十人十色
[小学生クラス] 2021.06.28
小学生 絵画/十人十色
  雨が降ったり、止んだりと、気まぐれな天気が続いています。 5月はとことんクレパスを使って、季節感がある果実を描き上げました。 更に観察画の最終週は混ぜ色カードで重ね色の研究をし、自分で作った色にオリジナルの名前を付けてスケッチブックに貼りました。何か具体的な形を描かなくてもカードを並べるだけで、なんだかワクワクしてきますね。   さて6月に入り、いよいよ聴想画の始まりです。 アトリエ5の「5」とは、五感の「5」を表しています。 今回は「聴覚」に注力し、音楽を鑑賞して聴こえて来た「音」を出発点に制作に取り組みました。教室の電気を消してリラックスした状態で曲を聴いてから、忘れない内にサッと制作スタート。今月は先月と一転し、絵の具のみの表現です。   「この音はどういう色で、どんな形かな。」   納得いくまで混ぜ色をするだけでなく、お水の量も調節してイメージにあった色を作り、画面いっぱいに思い思いの「音のかたち」を描いて行きます。同じ曲を聴いているはずなのに、十人十色の作品が並ぶことが聴想画の魅力ですね。 完成した絵の方から、楽しい音や落ち着いたメロディーが聴こえて来るような気がします。   クラスの雰囲気も良く、準備や片付けもだいぶ慣れて来ました。最近は掃除の仕方など以前からアトリエに通って慣れている子が、1年生や新しく通いはじめたお友達に声をかけている姿もあり、とても頼もしいです。       ­­===生徒募集について=== 【小学生クラス募集終了】 コロナ禍で定員を減らしている影響でほぼ満席となり、一旦新規の募集は終了とさせて頂きます。また、すでに待機リストにお名前がある方はお席が空き次第、順次お電話にて見学の案内をいたします。ご理解の程よろしくお願いいたします。
小学生 工作/冬来たりなば
[小学生クラス] 2021.03.01
小学生 工作/冬来たりなば
ほころぶ梅の薫りが風と遊び、凍てつく土が少しずつぬかるみをみせる季節。小学生クラスでは1月から行っていた工作『春を待つオブジェ』が完成を迎え始めました。例年では夏と冬に行っている工作ですが、今年は年明けからのスタートとなり、せっかくなのでこの季節らしさをふんだんに込めたものを、と考えました。桜や梅の枯れ枝を組み合わせ、そこに和のテイストを基調とした装飾を施した壁飾りです。新たな年への期待、そして願いを込め、丹念に仕上げました。   作品はたくさん準備された大小様々な枝を選ぶところから始まりました。冬の寂寥感じるそれらをバランスよく組み合わせ作品の骨格を作った後、枝に張った針金の間を、裂いて細長くされた古い着物の端切れを編むように通して飾り付けていきます。この通称『布マフラ―』はコツを掴むまで難しいものの慣れてくれば夢中にさせてくれる魅力があり、少しずつ折り重なっていく落ち着いた彩りが、まさに冬から春への移ろいを表しているかのようです。   その後、枝に色調を合わせた小さく切ったフェルトやアイロンビーズ、江戸打ち紐を追加していきます。そのままであればなんてことないものでも、色の組み合わせや並べる順番、その動きや流れ、紐であれば編むことによってステキな『飾り』となり、作品を盛り立てます。地道で細かく、場合によっては複雑な作業が続きますが、子供達はどんどん挑戦し、時には挫折し、しかしなお続け、ひとつずつしっかりと達成していました。ただ待つだけではなく、自ら掴みに行こうとする力が備わってきたことを感じます。   最後に祝儀袋などで見られる紅白の水引飾りをあしらいます。水引には様々な結び方、伴う意味があり、最近では気軽にアクセサリーなどにも用いられているようですね。ただの長い素麺みたいなものが、目を惹くほどかっこよい形状となるのは、折り紙に似ています。日本文化の神髄ではないでしょうか。難易度の高い結び方を何度も挑戦する子や、オリジナルで躍動感あふれるフォルムに仕上げる子も、形式に囚われず皆思考と試行を繰り返しながら行っていました。ともあれどんな形でも取り付けると作品がきゅっと引き締まり、同時にやはりというか、なんとなくのめでたさが加わりました。   それらが終わったら、本当の最後に作品を長く大切にするための『壊れないかチェック』と『見栄えはこれでよいかチェック』を行い、完成。乾いた枝に、何かを待ちわびるかのような奥ゆかしい色調の様々な飾りが、春雨の如く潤いを与え、季節の過渡独特の雰囲気を表すことができました。   作り始めた頃から約二カ月、「『春を待つ』じゃなくて『春の中の』になっちゃってるよ!」と子供達も言っていました。確かにそうかもしれませんね。でも、この作品を作ることで皆がそんな小さな春にも気が付けたこと、そしてそれを喜びとしてくれたことが、私は何より嬉しいです。また、今回において『春』という言葉が表すものは、単に季節のことだけではありません。それぞれの飾りや全体のテーマを通して、それを考え、ちょっとでも感じ取って部屋に飾って貰えると、それもまた何より嬉しいです。 見つけた小さな春と作った小さな春、共に大切にして下さいね。
小学生 工作 絵画/とどけのこすありがとう
[小学生クラス] 2020.12.25
小学生 工作 絵画/とどけのこすありがとう
メリークリスマス。あっという間に年の瀬ですね。小学生クラスで行った『ありがとうカード』も無事完成、一年を締めくくるに相応しい制作となりました。   皆様今年はどんな年だったでしょうか…と、尋ねることすら愚かしい、そんな一年だったのではないでしょうか。さらに今尚予断許さない状況であり、諸手を挙げて何か行うことが憚られ、常にどこかに不安を抱えるような日々が継続しています。 そんな中、そんな中だからこそ、子供達には輝く先を見つけ出してほしい、その為に一年の締めくくりを温かい善なる気持ちで過ごしてほしい。そんな思いをもった今回の制作でした。 誰かに感謝の気持ちを届けることは、まず自分の心に問いかけることから始まります。誰かに強制されるものではありません。省みることで気が付くこと、そこで見つけた大切な感情、それを形にしました。 そのような動機があったからなのかは分かりませんが、皆いつも以上に手を凝らし、アイデアを広げていました。 ハートをめいっぱい描いた男の子や、「きっとこういう方が好きだから」とよりよい選択を行う女の子。誰かを喜ばしたいという気持ちはとても強く、こんなにも輝かしいものなのですね。そして、その気持ちは、きっとあなた達自身の心も喜ばせ、逞しくしてくれることでしょう。忘れることなく、たまにこのカードを飾り思い出してくださいね。皆の心がかたちとしてずっと残っていくことを願っています。
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