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水の行方(ゆくえ)ー3
[中高生クラス] 2011.08.20
水の行方(ゆくえ)ー3
子供油絵クラス・中高生クラス 制作:2011年8月 写真は木版画つながりで辻の作品 ◎感想:講師/辻 悦子 木版画には「試し摺り→本擦り」という行程があり、より洗練された作品へと導きます。小学生の油絵クラスでも混色のデーターや水の分量・バレンの加減などを各自でメモを取り、本擦りに活かしています。完成まで気が抜けず大変ですが、刀で描く線は、原画には無い潔さがあります。いつもは主に油絵を描いているメンバーなので、構成力や色彩感覚は抜群です。あとは根性!(笑) いつもより、きびきびと少し厳しい指導に「なぜだと思う?」と聞くと、「失敗しても直せないから。」と即答!そうその通りです。ケガをしない様に集中力を高め技術を磨くためです。最後まで諦めずに、自分のイメージを信じて挑戦して欲しいと思います。 *制作テーマなど詳しくはこちら→☆ *新しいホームページに「版画」のページができました。→☆ 江戸時代の浮世絵は、版元がプロデュースして絵師・彫師・摺師の分業で作られていた事や、今の雑誌や写真集の様な役目もあり、版木が擦り減るまで何百枚も作られることもありました。次週は、木版画の作品集で様々な技法や魅力をご紹介します。お楽しみに!
帽子をかぶった生き物−3
[小学生クラス] 2011.07.31
帽子をかぶった生き物−3
小学生クラス 制作:2011年7月 ◎感想/講師:中家総子 毎週会うたびに日焼けしている子供達。暑さに負けずいきいきと輝いていて、夏休みをおもいきり楽しんでいるようです。アトリエでの工作も楽しく順調に進んでいます。 今回の工作のポイントは「帽子」です。大きさや形で生きものの造形的な印象が決まるのでとても大切です!6月に青山のスパイラルで日本を代表する帽子デザイナー平田暁夫の展覧会があり足を運びました。100を超える帽子の展示や、制作工程の再現もあり、美しいフォルムや、装飾的な面白さはファッションというよりアートに近いとおもいました。会場で私自身色々な帽子を試してみて、かぶることで気分や雰囲気が変わるこの楽しい感じ、お洒落するわくわく感を伝えたいとおもいました。 自分の生きものにどんな帽子が似合うのか、粘土でどんなことができるのか、手を動かし、時々かぶせたりしながら考えて作ってもらいました。アトリエで使用している石粘土は粒子が細かく、乾くと丈夫になるので、細くしたり薄くしたり様々な表現ができ、子供達の造形にぴったりです。ユニークな形の帽子や、ビーズを沢山あしらった可愛いらしい帽子…素材も上手く利用し、夢のある世界で一つの帽子を作り上げました! 今週色塗りに入り、いよいよ生きもの命が吹きこまていきました。仕上げの8月は、去年までの人形劇に変わるような、クラスのみんなで共有できる取組みを計画しています。お楽しみに!
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