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【作品展2022】言葉にならない想いを
[作品展] 2022.03.25
【作品展2022】言葉にならない想いを
<幼児クラス おりはらみなこ:記> 天候にも恵まれ、作品展を開催し、無事終えることが出来ました事を、心より感謝致します。 不穏な情勢にも関わらず、作品で飾られた会場は、ただただ活気や生命力に溢れ、未来や可能性や希望に満ち、愛とか夢とか、笑顔とか優しさとか、そんな良いものだけしか無いような気持ちを、皆で共有できる、幸せに浸れるひと時の空間でした。 今も変わらずに続く、厳しいニュースに、ふと、もしかしたら、絵を描いたり、ものを作ったりすることは、手を差し伸べるとか、そっと背に手を置くこと等と同じ事なのかもしれない。言葉にならない声を、声にならない想いを、私たちは、確かに持っている。   “図画工作の時間は じょうずに絵をかいたり、ものを作ったりするのが めあてではありません。じょうずにかこうとするよりも、見たり考えたりしたことを、自分で感じたとおりに かいたり作ったりすることが大切です。 しんけんに絵をかき、ものを作り続けていると、じょうずになるだけでなく、人としての感じかたも育ちます。このくり返しのなかで 自然の大きさがわかり、どんな人にならなければならないかが わかってきます。これが めあてです。“ 佐藤忠良『子供の美術』   自分の作品が、大きな会場に飾られ、多くの人に褒められ、また、沢山の他の作品を見て、自分もあんな風に描けるようになりたいと、キラキラした子ども達の目を見ると、スタッフの一員として、今回この作品展に携われました事を、私もまた誇りに思えるのです。 ご協力頂きました皆様、本当にありがとうございました。   *こども会場の振り返り* ↑動画でご覧いただけます
【作品展2022】集い合う喜び
[作品展] 2022.03.24
【作品展2022】集い合う喜び
ほの暖かい日差しの中、肩を並べ合うそれぞれの色やカタチ。 作者が自身で選んだ、今の自分を表す作品。それらはどれもその人らしくて、誇らしく心地よくその場に咲いているようでした。作品展会場は花咲く早春の庭のよう。丹精込めて育てあげられ咲き誇る花もあれば、どこからか風に運ばれた種からひょっこりと可愛らしく咲いた花も。どんな咲き方でも、互いが違っているからこそ調和し合う豊かな風景。 自分の作品を見つけた子どもたちも嬉しそうに、また会場のあちこちに素敵な作品を見つけては目をキラキラ。 おとな会場も盛況で、多様な表現が並ぶなか、どの作品にも共通して絵が好き・描くことは愉しいという純粋な気持ちが静かに満ちていました。 そして両会場、心を寄せ鑑賞する人々の温かく真剣な眼差しは、メッセージカードの束となって会期後に作者の元に届きました。 自分の作品を、改めて親しい人々に見てもらえた。いつもの仲間の素敵なところを見つけた。知らない誰かがメッセージをくれた。いつかあんな風に描きたいと思える作品に出会えた。この機会がもたらした嬉しさのエネルギーは、早速新しい芽吹きを予感させています。   「自由にあらわすこと、そしてつながりあうこと。」受け止める人の存在、隣り合う人の存在。描く楽しみを持ち寄って、また真摯な想いを持ち寄って、こうして作品が集いあうことの尊さを、今もなお反芻しています。 生徒様とご家族の皆様、多方面からご協力いただいた関係者の方々、そしてご来場の皆様、遠くからでも応援を下さった皆様へ、アトリエ5作品展の開催を支えてくださった事、この場をお借りして心より厚く御礼申し上げます。   *こども会場の振り返り* ↑動画でご覧いただけます
アトリエ5作品展2022によせて
[作品展] 2022.03.21
アトリエ5作品展2022によせて
足早に駆けていく季節の雨。その中でゆっくりと丁寧にふくらませていく春の蕾。   『アトリエ5作品展2022』大盛況の中、無事開催を終え2週間経ちました。 ご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました。 また常日頃よりご理解とご協力頂いている保護者の皆様、改めて心より厚く御礼申し上げます。 余韻冷めやらぬ中でご提出頂いた感想を拝読し、『開催出来て本当によかった』という実感がやっと沸いて参りました。   コロナ禍で昨年度は延期、今年度ももしやと思う中で準備を進め、対策を講じ、それでも大丈夫かと心を砕いた開催でした。 その為、例年と異なり来場の方々には諸々ご不便おかけしたこと、また生徒の皆様にも制限などお願いをすること、多々あったかと思われます。 それでも快くご理解頂いた上、開催中もその後も、多くの方に温かいお言葉を頂いたこと、重ねて御礼申し上げます。   作品展は『成果を発表する場』であるとともに、『皆で成長する場』でもあります。 ひとつの作品をみて『こんな風に描いたり作ったりしたい!』と感じる。 『この気持ちを伝えたい!』と思ってメッセージカードを書く。 その言葉を貰い『また描きたい!もっと作りたい!』と思う。 それぞれの能動的な行いが巡り巡って関わった全てに作用し、そしてまた次へと繋がっていく。   それが作品展です。 そんな作品展でした。   いつ如何なる時でも、今回送った/受け取った気持ちを胸に抱き、焦らずゆっくりと、『また次』へと進んで行きましょう。
【ご案内】アトリエ5 作品展 2022
[作品展] 2022.02.14
【ご案内】アトリエ5 作品展 2022
この度アトリエ5 は、三年ぶりとなる作品展を開催致します。 日々のレッスンでは、子どもから大人まで、創造する喜びを感じながらも真剣に描くこと創ることに取り組んでいます。ただ上手に描くだけでなく、五感を生かした瑞々しい表現を目指して参りました。日頃の制作の成果となる作品群を、是非多くのお客様にご高覧いただきたいと思います。 おとな会場・こども会場と、それぞれ東急東横線の元住吉駅から徒歩5分から10分にある二つの会場で同時開催致します。是非両会場にお越し頂き、世代を超えても変わらない絵を描く喜びを感じていただけますと幸いです。 早春の陽射しの中、皆様のご来場を心よりお待ちしております。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【会期】2022年3月4日(金)~6(日)  ●おとな会場:ギャラリー柯(えだ)  10:00~18:00  最終日16:00まで  日本画、油絵、デッサン、色鉛筆、他  /中高生〜一般 ●こども会場:川崎市国際交流センター      10:00~20:00  最終日16:00まで  工作、絵画(水彩、油絵)、他  /幼児~小学生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *前回の作品展の様子:https://atelier-5.com/blog/sakuhin-ten *インスタグラム:こども会場に出品する作品群をご覧頂けます。  https://www.instagram.com/atelier5_kids/ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【ご来場の際のお願い】 新型コロナウィルス感染状況により変更が生じる場合がございます。ご来場前にHPにて最新の開催状況をご確認ください。 ・マスクの装着、手指の消毒にご協力下さい ・次の方はご来場をお控え下さい:発熱や風邪の症状・体調のすぐれない方・新型コロナウィルス感染症陽性とされた方との濃厚接触があった方 ・順路に沿って進み、他の方との間隔を空けてご鑑賞下さい ・大声での会話を控え、帰宅後の手洗いうがい・洗顔をしましょう ・出品者へ届けるメッセージカードの設置がございます。筆記具をお持ちの方は出来るだけご自身のものをお使い下さい。
幼児 絵画/たいせつなこと
[幼児クラス] 2022.02.07
幼児 絵画/たいせつなこと
  今年度のクラスもいよいよゴールが見えてきました。新しい学年への進学を控える子どもたちは、身体も顔つきも、心も、すっかり逞しくなったように思えます。 「もうお兄さんなんだから」「もうすぐ小学生だもんね」良い意味でもそうでなくても、そんなことをつい言ってしまいそうになる、おとな。過去と比べて、未来に備えて、成長を喜ぶこと期待することは当然です。 でも、今のあなたそのままを精いっぱい生きている、そのこと自体を一番喜んでいい。凸凹のある今のバランス、それをそのまま。   1月の制作のテーマは、みんなの大切なもの。 生まれて最初にもらった宝物。ずーっと持っていて、死んだあとも持ってるもの。 漢字で書くのは初めて!ひらがななら余裕!辿々しく、そして誇らしげに真剣に画面に向き合う子どもたち。 側で見ていて、素敵なその文字やその音の響きにどんな想いが込められたのだろうと思いを馳せると、胸の奥がじんと温かくなりました。   さてそれらの周りを彩る段階では– ちょっと緊張、の筆遣いから だんだんと想い動き溢れて 線はからまり、色ははみ出て 水で薄まり溶け出す淡色の面白さ 手についた色もスタンプしちゃえ、とか いまこの瞬間感じていること、 これまでとこれからのど真ん中にいる自分 自分が今、今の自分であるっていう 大切なことをそこに表す –そんな制作のひとときになったのではないかと思います。   あなたが  あなたで  あること。   もうすぐ作品展。子どもたちの色々な時間が詰まった作品群が、会場に並ぶのがとても楽しみです。   ☆Instagram作品ギャラリー☆   ============== 【幼児クラス新年度生徒募集】 ☆春の体験レッスン受付スタート☆ 空席には限りがあり、希望クラスへのご入会は先着順となります。 【日時】木・金曜日 15:00~16:00  4月  7.   8日 鉛筆でクロッキー  4月14. 15日 春の空想画 *いずれかの日程をお選びください *参加費¥550 ☆ご紹介の方は無料 詳細はこちらから↓
幼児/ミニクラス報告そして御礼
[幼児クラス] 2022.02.04
幼児/ミニクラス報告そして御礼
アトリエ5での造形の楽しさを、たくさんの小さな人たちにお届けしたい!との想いから前年秋に始まった、月1回のワークショップ型レッスン『幼児ミニクラス』今年度分が、先日修了いたしました。 絵の具が好き、工作が好き、自由な表現が好き、生きものを描くのが好き、絵は実は少し苦手、、アトリエに集まる子どもたち、それぞれの個性を持って来てくれます。 さまざまなテーマで画材や素材に触れて、新しい感覚・新しい表現に出会える体験となっていれば嬉しいです。ダイナミックに筆を動かしたり、両手がぐちゃぐちゃだらけになったり、それで笑い合える和やかな空間。その中でも「美しい」「面白い」に出会えると、子どもたちの目は輝きます。五感をいっぱいに使い、自分を解放し表してみること、幼児期にはまずそれが大切と考えています。 初めての場所にドキドキな参加者さんたちも、帰る頃には晴れ晴れな表情。作品と共に、おうちの方へも届きましたでしょうか。 お席に限りのある中でしたが、毎回たくさんの方にご応募・ご参加いただき、改めまして誠にありがとうございました。   幼児ミニクラスとしての次期開催は未定ですが、新しい春からの<幼児クラス>の生徒さんの募集を開始いたします。連続した講座で仲間と一緒に制作するのも、きっと素敵な刺激に満ちていることと思います。是非、この機会に体験レッスンにいらして下さい。 詳細、お申し込みはこちらから↓   また、まもなく開催予定の『アトリエ5 作品展 2022 』にて、実際の生徒さんの作品群を是非ご覧ください。こちらは近日、HPに詳細を掲載いたします。
小学生/人物クロッキー
[小学生クラス] 2022.01.27
小学生/人物クロッキー
  アトリエ5ではすっかりお馴染みのクロッキーで今年最初のレッスンが始まりました。年に数回、講師とアシスタントがモデルになって10分間で1枚仕上げます。ここでのクロッキーは線1本引く事に十分集中できるよう、消しゴムを使ってはいけない決まりなのです。   長くアトリエに通う子は当たり前のように鉛筆を削り、良い姿勢でスタンバイ。初めての子は「消しゴムは使っちゃいけないの…!?」と、ちょっとびっくりしながらも、いざスタート。描き始めるとシンと静まり、夢中になってそれぞれのペースで観察をして手を動かしての繰り返し。   ・・・10分後、タイマーの音で終了の合図。描いたページを広げてスケッチブックをズラリと並べて見てみると、みんな10分間という短い時間を上手く使ってよく描けている印象です。しかし、中には少し悔しい表情を浮かべる子も。こちらがあえて言わなくても、「次はもう少し大きく描こう!」「マスクが難しかった」など、自分の描き上げた絵をみながら次の作戦を立てているのです。 そんな生徒さんの姿を見て頼もしく感じました。不安な世の中が続きますが、今年も教室でのびやかに楽しく制作をしましょうね。   ===こども美術コース・インスタグラム=== https://www.instagram.com/atelier5_kids   ===小学生クラス・入会待機中の方へ=== お待たせしており申し訳ございません。すでに待機リストにお名前がある方は2月から順次、改めて担当の奥原からご連絡をさせていただきます。恐れ入りますが引き続きお待ちください。
中高生 油絵/風景とドライフラワー
[中高生クラス] 2022.01.17
中高生 油絵/風景とドライフラワー
近所にある早咲きの紅梅が、凛と澄む青を背に今年も楽しそうに開いていました。皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します。   中高生クラス秋の制作「風景とドライフラワー」も、年明けの合評会を終え、無事完成となりました。 例年にも増して成長著しい今年の中高生ですが、今回の制作はまたひとつそれを実感できたのではないでしょうか。ドライフラワーとそれに合う景色を各自が選び、画面上で組み、いつもとは異なる「空間づくり」がテーマの制作。室内、抽象、海、建物…と描く対象は様々、ドライフラワーの加え方もまた万別。それによって技法も油絵の特性をより活かしたものを選択、新たな挑戦へと至ることができました。   今回のテーマである「空間づくり」とは、単に遠近法を用いた「広さ」を描くことのみではありません。色、形、質、光とかげ、構成、そして作者の感性が、画面上で化学反応を起こし生まれる「ワンダー(驚き)」によって生成されるもの、それが絵画における、また絵画にとって大変重要な「空間」です。意外性のあるモチーフの組み合わせ、見たことの無い色のハーモニー、ハッと目を覚まさせられたかのような構図、心震える絵の具の質感。初めての出会い。   しかし、それはただ派手に奇抜さのみを狙えば生まれるということではありません。大切なのは、自分にとっては「あたりまえ」で良いということ。己のあたりまえに「いいな」と思う気持ち、もっと単純にいえば「好き」を表現しようとする姿勢。それには、今まで自分が見て聞いて経験したあらゆる事象によって構築された内に在る「センス(感性)」を見つめ、何度も洗い直し何度も練り上げ、心から信じることが必要であるということ。誰かの「好き」を目標とせず、自分にとっての「好き」に忠実であること。それらを経て初めて、他者にとっての「ワンダー」となり得る空間表現ができるのです。   どうか皆さん、少しでも多くいいなというものと出会い、そこからさらに成長する自分の「センス」を磨き上げ、心から信じ、どんどん表現して下さい。それが私の思う、中高生クラスの制作目標のひとつでもある「能動的姿勢」です。今回の制作から次の制作へ、またどのような「空間」が生まれるのか、とても楽しみです。    
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