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幼児/ テラコッタ粘土とあそぶ!
[幼児クラス] 2022.08.04
幼児/ テラコッタ粘土とあそぶ!
7月末日。テラコッタ粘土での造形遊び、初参加の方も交えて幼児クラス久しぶりのイベントです。教室に入るなりケースに入ったたくさんの粘土を見つけてこれ全部使っていいの!?とウズウズの皆さん^^ まずは一人ずつにズッシリの塊を手渡します。最初に触れる時の表情がたまりません。気持ちいい、キモチワルイ!色々な声が上がります。 グーの手を押し付けると少し凹むけど、なかなか手強い。パンチを繰り出したり肘で突いてみたり。両手の付け根を押し付け、自然と腰を上げてその手元に体重をかける姿勢になる子。粘土はぐいと変形します。そうか自分の重さを利用するんだと気づき、立ち上がり足で粘土を踏み踏み。みんなもジャンプジャンプ!座布団みたいになって、正座で座ったら膝も冷たい! 土という素材の、重み・冷たさ。幼児さんの力ではけっこう抵抗感がある、でも低反発な粘土。感覚に訴え、加えたチカラを受け止め応えてくれる。次はどうしちゃおうかな何ができるかな、捏ねる手と身体は面白がりながら考えている様子です。 さてぺたんこになった粘土、ひとつまみちぎって手のひらで転がすとお団子ができるよ、他にも色々できそうだね、、それからどう遊ぶかは子どもたちを見守ってみました。 ひたすら団子を積み上げていったり、平たい粘土をお皿にしてみたり、棒状のものを画板に乱立させてみたり、ヘラで刻んで模様付けを楽しんだり。トンネルができた!じゃあ線路を伸ばしてみよう、そしたら僕は電車作ろう!こっちは駅にする!と、お友達同士の粘土がだんだん街のように発展。最初は見守り役だった保護者の方々も、いつの間にか我が子の隣でこねこね。親子での共同作業も息ぴったりで微笑ましかったです。 少し乾いてきた粘土に霧吹きをかけるとニュルニュルする・・・この感触に惹きつけられ、もっともっとお水お水〜と吹きかけて粘土をドロドロに溶かし、笑いが止まらない子も。   ひたすら感触に没頭することもできる。 そして笑い合う。 何かに見立てたり空想の世界を創ることもできる。 それを広げ合う。 どこまでも自由な粘土と、自由な感覚・発想をもつ子どもたち。 素材と存分に戯れ関わることによって、感覚や感情や探究心が開かれ、多様な遊びと独特なコミュニケーションが展開していきました。   気がつくとケースの粘土は全部「おかわり」に持って行かれ売り切れに。そして片付けまでも楽しんでやり切った後の表情は爽やかで逞しくもありました。 何か教えられる場でもなく、お持ち帰り作品もないイベントでしたが、充実の手応えと笑顔をお土産にして帰ってくださったのではと思います。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!
幼児 絵画/ 幼児クラス、3ケ月経ちました!
[幼児クラス] 2022.07.05
幼児 絵画/ 幼児クラス、3ケ月経ちました!
<幼児クラスアシスタント おりはらみなこ:記> 5月の観察画は、バナナ!教室に登場したのは、ひと房に18本もついた、大きくて立派なバナナ! 「食べたい!」「ぼく持ってみたい!」「重いっ!!」「きゅうりみたいな匂いがするよ」 視覚と触覚と嗅覚と(味覚はお家でしましたね)をフルに使って、房で描く子、1本を大切に描く子、1本描いて2本描いて3本4本…と、どんどん増えていく子。翌週、青かったバナナは、真っ黄色に!食べ頃印の茶色い斑点もついて、きゅうりの様だった匂いも、甘~い香りに変わっています。その変化も加味しつつ、後から加わったトマトも加え、素敵な虹色のバナナの絵が完成しました!   6月、静かに始まった聴想画。目を閉じて…口も閉じて…身体も横たえて…お腹も手も足も眠ったら、お部屋の灯も消し、耳だけ起きて、手回しのオルゴールの音に集中します…♪♪♪ 曲は、ハッピーバースディ。 「どう?音、見えた?(小声)」 「見えたぁ〜!〇色だった!」びっくりお目めで凄い発見をした時の様に教えてくれる子、「見えなかったよ!」と、堂々と現実を伝えてくれる子(笑。それでも、何度か繰り返し曲に集中していると、だんだん皆、「〇色が見えた!」「こういう線が見えたよ!」と、音の魔法にかかっていきます。 各々見えた色を、真剣に選び、曲に合わせて、描く線は、十人十色。 そして、講師が『魔法の水』をかけると、色の線がじわ~っと広がり、「うわぁ!」と、嬉しい悲鳴。大好きな絵の具の始まりです! 絵の具をパレットに搾り、自分だけの色を作る眼差しは真剣その物! 「見てここ、絵の具をはじいてるよ!綺麗~!」「どこどこ?本当だ!」 絵は、お家で1人でも描けるけれど、お友達と一緒に描く事で、違いを否定するのではなく、認め合い、無理に仲良くしようという事でもなく、尊重し合う心が育まれていく。みんな違ってみんな良い‼︎ ☆Instagram作品ギャラリー☆   今期の観察画と聴想画は、ニッセイライフプラザ武蔵小杉に、7月5日より展示させて頂きます。是非、ご家族・お友達等、お誘い合わせの上、ご来場下さいませ。多くのお客様の目に触れるこの機会が、子ども達の自信に繋がっていく、良いきっかけになります様、心より願っております。   ================== ◇◆参加募集!!夏の特別イベント◆◇ 『テラコッタねんどであそぼう!』 夏にぴったりな造形素材、 土粘土×子供達の感性=自由自在! ひんやりペタペタ,たっぷりと感触を味わって 五感と身体で遊びましょう♪ アトリエ5が初めての方も大歓迎です^^   対 象:幼児 年少〜年長さん 日 時:2022年7月29日(金)     午前の部/午後の部 参加費:一般¥3000(税込) その他詳細はこちら↓ https://coubic.com/atelier5/812354#pageContent
小学生 絵画/春の絵画制作
[小学生クラス] 2022.06.13
小学生 絵画/春の絵画制作
春の陽気から束の間の熱気、そして湿り気の梅雨へと絶えず移ろう季節の中、新たなメンバーでスタートした小学生クラスでの制作も早3カ月。各クラスで親睦が深まり、活動にも弾みがついてきました。遅くなりましたが本年度もよろしくお願いいたします。   4月から6月は五感をつかった春の絵画制作を行いました。 4月の空想画ではあったら嬉しい公園や、いつか住みたい未来の街をとにかくのびのびと描きました。空想画でのポイントは、『空想すること』にしっかりと向き合い、恐れず、解放的な気持ちで臨むことです。自分の『好き』を爆発させ、禁忌を超え、夢中で筆を動かしてほしい。終わった時『やりすぎたかな』と思うくらいでちょうどよく——私の立場的に大きい声で言い辛いですが——作品としてどうかは空想画ではあまり重要ではなく、それよりも『出し切る』経験をすることがとても大切です。自分のこういう風にも描くことができるという枠を広げられた発見や自信が礎となり、1年間の制作を支えていくのです。今回も多くの良い『解放』があったこと嬉しく思います。   5月は旬のものであるイカやサザエの貝がら、新緑のもみじをよく観察して描きました。『みる』だけでは分からない触感やにおいも感じとってこそ、写真では分からないイカのぬめりや光沢、吸盤の触り心地まで楽しんでこその観察画です。観察された絵というものはしばしば『リアリティ』を求められますが、所謂写真みたいに描かれたもののみがリアルな絵ではありません。私は単に『リアルに描かれた絵』よりも『リアルを感じて描いた絵』を大切にしたい。『自分は観察してこう感じたよ』は誰一人全く同じではなく、自然と違いが生まれるものです。今回のまさに十人十色となったイカやサザエの貝がら、皆が良く集中して観察し感じて描けた証です。それができたこと、誇りに思ってくださいね。   6月はただいま制作中の、音または音楽を聴いてそこからイメージを広げ描く聴想画です。抽象的な表現を意図的に行う少し難しそうな制作ですが、やってみるとそんな心配もいらず、皆絵の具での表現を工夫し、腰を据えて取り組んでいます。今回は『水』をテーマに前半クラスと後半クラスで異なる音楽を聴いて描いています。曲名はまだ秘密にしてあります。知っている子もいましたが。完成が楽しみですね。   春の絵画制作、どれも思い出深く、それぞれ意義あるものとなりました。7月からはいよいよ夏の工作が始まります。皆でより楽しく行えるとよいですね。   ☆Instagram作品ギャラリー☆    
親子/まどさんと絵本とわたし
[親子クラス] 2022.03.27
親子/まどさんと絵本とわたし
講師 / 渋谷葉子 2010年5月にアトリエ5にて親子クラスを開講し、2018年3月に新城NAYA「みどりなくらし」に場所を移しての足かけ12年。この2月でクラスを閉講致しました。長くもあり、過ぎてしまうと短くもあり、思い返すと様々な事が蘇ってきます。 クラスを開講するにあたり、どのようなコンセプトを持って進めていくか模索する中で、私の背中を大きく押してくれた出会いがありました。まどみちおさん100歳の展覧会でした。 詩人として知られるまどさんが、50代の頃に絵を描き始めたということに驚きでした。クレヨンやボールペン等、身近な画材から成る作品は宇宙を思わせるような広さを感じられ、いつまでも作品の前から離れられなかった感動を今でも覚えています。 50代といえば今の私と同じ。ここで出会ったのも何かの縁と改めて詩集を読み直しました。そして、まどさんの子どもに対する愛情の深さを感じ取りました。これをカリキュラムに落としたいと出来たのが「ぞうさんの帽子」です。「ぞうのひめちゃん」の絵本、帽子作り、「ぞうさん」の歌を歌う。このコンセプトを伝えるのは簡単なようでなかなか難しいですが、「ぞうさん」の歌の母と子のテーマは永遠です。ずっと歌い継がれていって欲しいですね。 これを機に、絵本を導入に造形遊びに展開するスタイルが確立しました。私は子育ての頃、子どもにあまり絵本を読んだあげられませんでした。それが、ひょんな事から小学校の図書ボランティアを始め、その後どっぷりと絵本にハマり、今は大人の絵本の会に顔を出しています。そこで得たことは、読む側から読んでもらう側になった時の心地良さ。立場が変わるとこんなにも感じ方が違うという事を知りました。絵本は子どものためだけでなく、大人のためでもあるという事を。お母様方にもこの心地良さを伝えたかったのですが、感じて頂けたでしょうか? 私はまだ保育の現場におりますが、学校を卒業して入った頃と比べると、子ども達の生活や社会の環境は大きく様変わりしています。「子どもらしく伸び伸びと」とは? そして日々疑問に感じる中でのこのコロナ禍、更に厳しさを増し困惑しています。 でも、どんなに世の中が変わっても、本来持っている子どもの本質や子を思う母親の気持ちは変わらないということ。そして本当にいいものは、世代が変わっても必ず伝わるということ。それを確認できた充実した12年間でした。 最後に、私にこのような場を与えて下さったアトリエ5の辻先生、みどりなくらしの堀様、本江様、そして出会った沢山の子ども達とお母様方。一生の宝物となる素敵な時間を過ごさせて頂きました。この場をお借りして感謝とお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。 渋谷葉子 ***** ↓ 親子クラスの過去の活動記録をご覧頂けます https://atelier-5.com/blog/kodomo/oyako
【作品展2022】あたたかな空間
[作品展] 2022.03.26
【作品展2022】あたたかな空間
『アトリエ5作品展2022』の出品者の皆様、お越しいただいた方、日頃からアトリエ5を応援して下さっている皆様、ありがとうございました。   今年の作品展は私にとって初めての作品展という事と、感染症感染拡大という心配事もあり、開催前は緊張感に包まれていました。しかしながら、いよいよ作品が集まり、搬入・展示作業が終わると、そんな私の心配を一気に吹き飛ばしてくれるような、あたたかで芯のある空間が出来上がっていました。それは1点1点それぞれのこだわりや個性が発揮されつつも、しっかり調和がとれている会場です。開催中の3日間はいつもよりお洒落をした生徒さんがご家族やお友だち、親戚の方と一緒に鑑賞をしていたり、後日ご提出していただいたアンケートを通して、「今年開催できて良かった。」とのご感想をお寄せいただき、絵を描く喜びを共に分かちあうだけでなく、作品を発表することの重要性に気が付きました。自分自身の作品をみてもらう誇らしさや嬉しさに加えて、他の人の表現にふれ、素敵な部分を発見したり、高学年のお兄さん・お姉さんの作品に憧れを抱いたり。また世代を超えておとな会場とこども会場の同時開催、というのは貴重な機会だったのではないかと思います。   すでに会場では笑顔に溢れていましたが、何年後かにあの時は「みんなマスクをして、こんな絵を描いていたんだっけな。」と思い出して笑いあえる日が来ると良いですね。 伝統と新しさ、どちらも兼ね備えた作品展を無事に開催できたこと、心より感謝申し上げます。   作品展の様子はインスタグラムに上がっています。 ぜひご覧ください。 https://instagram.com/atelier5_kids?utm_medium=copy_link    
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