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キャベツとトウモロコシ-1
[小学生クラス] 2012.05.17
キャベツとトウモロコシ-1
小学生クラス 制作:2012年5月 ◎感想/講師:中上佳子 連休が開けて、日差しも木々の緑もだんだんと強くなってまいりました。子供達も毎日元気いっぱいに過ごしているでしょうね。 5月の制作は観察画『キャベツとトウモロコシ』です。たっぷりと大きな葉っぱを蓄えたキャベツ、しっかりと身の引き締まったトウモロコシ。どちらも、身の中心から葉っぱの先まで色の移り変わりがとっても豊かな野菜です。 持ってみると思っていたよりも重かったり、おいしい匂いがしたり、普段食べている野菜だけれど、じっくり向き合ってみると発見がたくさんあります。農家の方々が一生懸命育ててくださっているからこそ、こうして豊かな野菜に出会える事に感謝をします。 子供達は、どちらか描いてみたい方の野菜を主役に選んで、細やかな色の移り変わりを真剣に見つめ、クレパスで丁寧に色を作っていきます。その色彩が本当に瑞々しく、子供達がお野菜の魅力を全身で感じ取っている事が伝わってきます。 今回の観察画で最も特徴的な事は『灰色の画用紙』に描くことです。新鮮で鮮やかな野菜の色彩と落ち着きのある灰色は調和し合い、お互いの美しさを引き出してくれるからです。 今週は、主役の周りに、レモンと紫玉葱を描きました。新しい色彩が加わって、来週はどのような作品に仕上がるのでしょうか。見る人の心を動かす素晴らしい作品が生まれると思います。 --------------------------------------------------------------------------------------------------- ■展覧会情報 『KATAGAMI style』 世界が恋した日本のデザイン 時:2012年4月6日(金)〜5月27日(日) 所:三菱一号館美術館  アクセス:東京メトロ千代田線「二重橋前」駅(1番出口)から徒歩3分 *日本が欧米に大きな影響を与えた、染めの型紙や斬新なデザイン、そして驚く程、繊細な技術を見る事が出来ます。美術館自体もとてもお洒落な建物です。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 『ボストン美術館 日本美術の至宝』 時:3月20日(火)〜6月10日(日) 所:東京国立博物館 平成館  アクセス:JR上野駅公園口下車 徒歩10分 東京メトロ 銀座線・日比谷線上野駅 徒歩15分 *ボストン美術館に所蔵される日本美術品の里帰りともいえる展覧会です。ボストン美術館は日本美術コレクションとしては、世界随一の規模と質の高さを誇るそうです。どちらも貴重な展示ですので、お時間のある方は是非お出かけなさってみて下さい。
しろくまちゃんの ほっとけーき
[親子クラス] 2012.05.14
しろくまちゃんの ほっとけーき
親子クラス 制作:2112年5月 「しろくまちゃんの ほっとけーき」 わかやまけん/作  こぐま社 ◎感想/講師:渋谷葉子 みんなが、だぁ〜いすきなほっとけーき! 読む前からテンションが上がります。 すでに愛読書として持っているお友達もいました。 ぽたあん どろどろ ぴちぴち ぷつぷつ ケーキを焼く場面では、みんなの目が釘付けになります。 しゅっ ぺたん ふくふく くんくん ぽいっ 言葉にあわせて、みんなは五感を研ぎ澄ませます。 画用紙をまぁるく型どりして、ホットケーキの色塗りをします。 今回の画材はパステル。チョークのように柔らかい画材なので、指でこすると色が広がり、ぼかしもできます。同系色を何色か重ねることで、ホットケーキのおいしそうな焼き色をつくります。 「焼けてきたかな?」「くんくん、いいにおい」そんな会話が聞こえてきます。 ケーキができたら紙皿にサインペンで模様を描きます。ケーキはお母さんに線を描いてもらい、4分割にハサミで切ります。お母さんと一緒に、少しずつハサミに慣れていきましょう。大きいの、小さいの、あとでパズル遊びも楽しんでね。 お皿にならべて、フォークもリボンでちょっとお洒落しましょう。みんなで一緒に「いただきまぁ〜す!」みんな、ホントウに食べているかのような美味しそうな顔!! おうちでもまた、楽しんで下さいね。来週は小麦粉粘土で、ケーキ作りをします。お楽しみに!
日本画: 春のスケッチ会 & 美術鑑賞
[デッサン油絵] 2012.05.10
日本画: 春のスケッチ会 & 美術鑑賞
◎日本画・水彩クラス/講師:岩崎裕子 湿度の上昇とともに、しっとりした緑が勢いづいて美しい頃、野外スケッチに出掛けましょう。 普段、アトリエではなかなか取り組めない、風景を描くことにチャレンジしてみましょう。 世田谷美術館で開催されている「駒井哲郎展」を鑑賞した後、砧公園にてスケッチ会を致します。 http://www.setagayaartmuseum.or.jp/index.html 駒井哲郎は、日本を代表する銅版画家のひとりで、ファンタジックで詩的な独特の作品を数多く残しました。現在でも大変人気がある作家です。 世田谷美術館は、広大な砧公園の中にある、緑あふれる素敵な美術館です。 ぜひ、みなさんで、楽しく出掛けましょう! ***** 日時:2012年6月9日(土曜日) 集合:用賀駅 北口 10:00 予定:10:00       用賀駅から徒歩で世田谷美術館へ 10:20ごろ〜12:00 駒井哲郎展 鑑賞 12:00〜13:00   砧緑地にて昼食(お弁当などをご持参ください) 13:00〜15:45   スケッチ会 15:45〜16:00   片付け&感想会 16:00       現地解散 対象:おとな美術コースの生徒さん・スタッフ 持ち物:お使い慣れた画材のスケッチ用具(解らない方はご相談下さい)、 お弁当、飲み物、敷物 必要に応じて、簡易椅子、カメラ、帽子など日焼け対策 参加費:3,000円(+ 美術館鑑賞料、お弁当代、交通費 実費) お申込:6月2日(土曜日)までに、携帯のmailアドレスを必ず添えてお申し込み下さい 備考:雨天の場合は中止となります。前日夕方の気象情報で判断します。 中止の場合、携帯mailへ一斉連絡させて頂きます。
みんなの木
[小学生クラス] 2012.05.07
みんなの木
小学生クラス 制作:2012年4月 ◎制作のねらい ・谷川俊太郎さんの「き」の詩を紹介し、身近にある自然に親しみを持つ。 ・桜の木の開花から新緑までの移り変わりを週毎に観察し季節を感じる。 ・絵の具の準備、色混ぜや水の量、お片付け等、基本を身に着ける。 ・作品の中にクラスのお友達を描き入れ仲間づくりをする。  ◎感想/講師:中家総子 毎年4月は春の気分いっぱいの楽しい空想画でスタートします。今年は谷川俊太郎さんの詩集『ふじさんとおひさま』から「き」の詩を紹介し、「みんなの木」というテーマで制作しました。私は大学時代に木彫と出会い、丸太にノミを入れ形を作っていく中で、木の雄大さ、力強さ、生命力に圧倒されることが何度もありました。私にとって木はとても身近な存在で、あのゆったりとしたおおらかさや美しさを、谷川さんの詩を通して子供達にも感じてもらいたいという想いがありました。 最初の週に身近にある木を調べて描いて来てもらうように紙を渡しました。枝の様子を細部まで詳しく描いてきてくれた子や色混ぜで幹の色を再現してくれた子もいて、木の造形に関心をもって、いろいろ発見してきてくれた事をとても嬉しく思います。そのスケッチも参考にフロッタージュの紙をちぎって貼り、幹を作っていきます。葉っぱが付き木が完成したら、周りにアトリエ5のクラスのお友達と先生を描きます。初めて同じクラスになった子にも少しドキドキしながら「どこに描いてほしい?」と声をかけていました。「○○ちゃんは、枝にぶら下がって遊んでいるところ!」「○○くんは葉っぱの上でお昼寝!」。絵の中にお友達がどんどん増え、子供達の空想が広がって、和やかでとても楽しい時 間でした。 木の色彩を目立たせるために人物などはマッキーの黒の線で、背景は透明感があり重ねると綺麗なクレヨンで仕上げました。 春らしい軽やかな色彩の木が美しく、お友達の笑い声が聞こえてきそうな生き生きとした絵に仕上がりました。子供達がこの作品を通して木に親しみをもってくれて、季節の移り変わりや身近にある自然に目を向けてくれるようになったらと思います。 作品は今週返却です。お楽しみに! 詩集『ふじさんとおひさま』より 「き」 谷川俊太郎 ゆったり たつき きは のんき かぜに そよぐき きは がっき そらを さすきは きは ひこうき あそんで くれるき きは あにき きのみの なるき きは だいすき きつつき つつくき きは げんき まいあさ とおるき きは にっき いつも いきいき ふとい みき
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