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北風ピープー!
[小学生クラス] 2012.02.17
北風ピープー!
小学生クラス 制作:2012年2月 ◎感想/アシスタント:中上佳子 昔から三寒四温と言われるように、暖かい日のあとにはまた冬に戻ってしまったかの様な寒さがやってきます。しかし、この寒さが、子供達の作品の中でとても大切な役割になっています。 今月は、寒い寒い北風をイメージした版画の作品を制作しています。寒い色、とかいて『寒色』と読みますが、寒い色ってどんな色でしょう?子供達は、パレットの上で一生懸命に自分の感じる寒色を作ります。思わぬ色同士が調和して、美しい寒色がたくさん生まれました。 次に版作り、そして摺りと、レッスンごとに作品がどんどん変身していくので、完成の日がとても楽しみです。 ------------------------------------------------------------------------- ■日本画の展覧会情報 ひとりでも多くの方が日本画を身近に感じて頂けることを願い、月に一度、日本画の展覧会などをご紹介します。 ◎山種美術館 /アクセス:日比谷線恵比寿駅 2番出口より徒歩約10分 今月11日から『和のよそおい』展が開かれています。主な出品作品として取り上げられている、松園、清方、深水は明治から昭和時代にかけて活躍した作家で、美人画をたくさん描いています。 私自身、日本画を勉強したいと思ったきっかけが、清方の美人画でした。不思議なもので『美人』と一口に書いても、作家によって美しさの雰囲気は異なります。 山種美術館は日本画の専門美術館ですので、日本画にご興味のある方は是非ホームページをチェックしてみて下さい。鑑賞のご感想もお待ちしております。    
トロルの人形作り
[親子クラス] 2012.02.13
トロルの人形作り
親子クラス/金曜日クラス 北欧民話「三びきのやぎのがらがらどん」 マーシャ・ブラウン/絵  瀬田貞二/訳 ◎感想/講師:渋谷葉子 昔、三びきのやぎのがらがらどんが住んでいました。三びきは草を沢山食べようと、山にのぼっていきました。ところが、行く途中の橋の下には恐ろしい化け物のトロルが住んでいたのです。 がらがらどんが橋を渡ろうとすると、トロルが食べようと襲ってきます。子供達は息を止め、ハラハラしながら絵本に見入ります。でも、最後に「おれだ!おおきいやぎのがらがらどんだ!」と叫んでトロルをやっつける場面では、自分がトロルをやっつけたヒーローのような気分になったことでしょうね。 今回はこのトロルの人形作りに取り組みました。絵本の絵に捕われないで、思い思いの化け物を表現してもらいました。顔は紙皿に紙粘土で肉付けし、不気味な表情を表す目玉は大豆、黒豆、小豆と三色のお豆を使って表現しました。子供達は目玉だけでなく、ひげや歯など色々と並べ、工夫して使っていました。みんな違う、個性のあるトロルができました。 2回目は絵の具で彩色です。絵の具はみんな大好き! 色混ぜは何度か経験しているので、手つきも慣れたものです。沢山の色を混ぜておどろおどろしい複雑な色を上手に作っていました。子供達がある程度塗り終えた頃に、お母さんの出番。仕上げの色をさして完成です。この時のお母さん方の生き生きした表情、とってもステキでしたよ! 次回は毛糸の髪の毛と体をつけて完成です。やぎのペープサートと一緒に「がらがらどん」の劇遊びを楽しみましょう。
鳥獣戯画の模写-4
[小学生クラス] 2012.02.10
鳥獣戯画の模写-4
小学生クラス 発表会 2012年2月 ◎感想/講師:中家総子 1ヶ月かけて頑張った鳥獣戯画の模写は最後に発表会で締めくくりました。 動物達が何をしている場面かお話を作ります。最初からお話を決めて構成した子、絵ができてから想像して作った子と様々でしたが、子供達の空想力は本当に素敵でいつも心が熱くなります。 アトリエ5では時々作品をみんなの前で発表する機会を作ります。ただ楽しくお絵かきするだけでなく、自分の作った作品について考え言葉にすることはとても大切です。他の子の工夫している所を見つけて、どんな風に考えて描いたのかを知る事もできます。制作はどうしても個々の作業になってしまいますが、お友達と一緒の空間で同じテーマに向かってものづくりをしている事を感じてほしいと思っています。 台詞を考え台本風に仕立てた子、紙を何枚も使ってお話を考えた子、発表にも個性が出ていました。春頃は緊張で声が小さかった子も堂々と大きな声で発言できるようになりました。今年もこの時期に子供達の成長を感じる事ができてとても幸せです。このクラスで制作するのもあと2ヶ月!3月の最後にみんなで「良いクラスだったね」と思えるよう、残りの時間も大切に過ごしていきたいです。
鳥獣戯画の模写-3
[小学生クラス] 2012.02.06
鳥獣戯画の模写-3
小学生クラス 制作:2012年1月 ◎感想/講師:中家総子 1月はアトリエ5に新しくお迎えした中上先生が中心となって『鳥獣戯画の模写』を行いました。「模写」は写すことで作者の筆遣いや呼吸を追体験することです。私自身も昨年の10月頃、土曜日の日本画クラスで鳥獣戯画の模写をやらせて頂きました。実際に線を写してみて、とにかく作者のデッサン力の高さに圧倒されました。一筆の置き方動かし方で植物の水みずしさや乾いた様子を描き、動物の骨格や毛の柔らかさが表現されています。墨の濃淡と計算された余白で空間を作っていて構成も絶妙!線を写しながらどんどん引き込まれてしまいました。 アトリエ5の子供達は普段のクロッキーや空想画の取組みで気持ちを込めて線を引くことを経験しているので鳥獣戯画の魅力にも敏感に反応していました。筆ペンを動かす姿は真剣で、レッスン中はどのクラスもシーンとした気持ちのいい集中の時間がありました。 バックの岩や植物はお手本を見ながら岩絵の具を塗った画用紙に直接描きました。やり直しがきかないのでドキドキでしたが、みんなを信じてゆだねてみました。高学年のクラスでは鳥獣戯画のテイストに合うようにオリジナルで背景や小物を描き入れてる子もいました。 今回の模写を通して線の太さや抑揚について体験し吸収できたとおもいます。子供達の感覚がますます磨かれ次回のクロッキーが楽しみです。それ以上に大きな収穫だったのが日本画の魅力を紹介できたことです!洋画に押されて日本画が衰退してきているのが現状で、学校の美術の時間でも詳しく教わる機会がないようです。私も模写や中上先生に色々な事を教えて頂いた中で、日本人独特の表現のかっこよさや繊細さユーモアのセンス等に改めて気が付くことができました。子供クラスで今後も日本画に触れる機会を作っていきたいです。
健やかな時間
[小学生高学年] 2012.02.03
健やかな時間
子供油絵クラス 静物画 制作:2012年1月完成 /作者:中村春歩(小学6年生) ◎感想/講師:辻悦子 自宅前のマンションが立て替えのため、日当りに少し変化があったのか、庭のアイビーの生育が良く、「すくすく健やか」をテーマにしました。積み木と構成するモチーフは、各自で「大切なもの」を持ち寄り、かわいいぬいぐるみやおもちゃ等、小学生らしい視点で微笑ましいものばかりでした。写真は、初めて歩いた靴でしょうか?明るい未来を予感させる素敵な作品ですね。 このクラスは、小学生高学年のデッサン力のあるメンバーなので、集中力や思考力があります。制作の手順は「構成→構図→下塗り→重ね塗り→描き込み→仕上げ」と本格的ですが、みんな最後まで諦めず、納得のいく表現になるまで工夫しました。技術面では、色作り・オイルの混ぜ方や筆使いが安定し、美しい発色の作品になりました。 合評会では、工夫したところや上手くいかなかったところ、そして仲間の作品のいいところなど意見交換しました。自分の考えを持ち、制作を通じてさらに自信を付け、1作毎に成長していく姿が頼もしく、みんなを心から誇らしく思います。感動をありがとう〜! この子供油絵クラスが、こども美術コースの到達点です。これからも、その時々の「今」を大切に、子供たちの心の動きに寄り添った指導を心がけて参ります。また、この豊かな時間は、支えて下さっているご家庭のお陰です。ここに改めて御礼申し上げます。 *春のタケノコに続く名作を是非ご覧下さい。→☆
のりもの大好き!
[幼児クラス] 2012.01.31
のりもの大好き!
幼児クラス 経験画 制作:2012年1月 ◎感想/講師:渋谷葉子 冬休みやお正月は、お家の人との過ごし方も普段とはちょっと違っていたのではないでしょうか。また、日頃会えないおじいちゃん、おばあちゃんのお家におでかけしたりして、沢山の思い出ができたことでしょう。「どこに?」「誰とおでかけしましたか?」「何に乗って行きましたか?」の質問にみんなの前で発表しました。車、電車、新幹線、飛行機と色々なのりものが出てきました。「先生も行きたいなぁ。みんなの乗り物にのせてって?」そんな言葉掛けに子供達は「いいよ」と快い返事。 のりものは普段あまり描かないものですが、経験してイメージできるので、臆することなくグイグイ鉛筆を走らせます。窓ができると、自分・お父さん・お母さん・兄弟、そして先生を描いてくれました。「先生、何色のお洋服がいい?」 今回は、広い所はクレパス、細かい所は色鉛筆やサインペンと使い分けて塗りました。「さあ、お窓からはどんな景色が見えたかな?」年令や経験値に応じて、山や木、川などの事象物などには写真や絵本を見せ、一色ではないこと、何色と何色で塗ろうか色探しをします。 そして、仕上げの絵の具は大事なポイントです! 色によっては折角の絵の勢いを沈めてしまいます。「みんなの描いた乗り物に似合う色で塗りましょう」「チューブから出した色ではなく、色混ぜしてステキな色を作りましょう」アトリエ5の子供達はみんな色混ぜの名人です。今月も沢山の名作が生まれましたよ! ***** ◎無料体験・入会説明会 在籍生徒さんの新年度のクラス編制が整いましたので、欠員募集を始めます。 当日は、指導方針・生徒作品・年間計画・用具の事など詳しくご説明します。 お子様には楽しい制作をして頂きますので、是非ご一緒にご参加下さい。 時:2月23日(木)24日(金) お申込みはこちらから→☆ 親 子クラス/14:00〜14:30 幼 児クラス/15:00〜15:30 小学生クラス/16:00〜16:30 (欠員若干名です!)
でんしゃごっこ
[親子クラス] 2012.01.30
でんしゃごっこ
・木曜日クラス「カンカンカン でんしゃがくるよ」津田光郎/絵・文  ひさかたチャイルド ・金曜日クラス「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」間瀬なおかた/絵・文  新日本出版社 ◎感想/講師:渋谷葉子 私達が住んでいる最寄り駅の元住吉がある東横線は、ここ数年で地下鉄や横須賀線と繋がってさらに便利になり、遠くまで楽に行けるようになりました。また、電車が到着するところをガラス張りのパノラマで見ることができるので、いま流行の「ママ鉄」親子の絶好のポイントとなっています。 男の子なら一度はハマるというプラレール遊びを、自分達の思い思いの町並みを作ってみようと取り組みました。絵本「カンカンカン…」は踏切をいろいろな電車が通過します。1つ、2つ、3つと動物さんたちと一緒に数えていきます。「でんしゃでいこう…」は前からも後ろからもどちらからも読むことができます。トンネルをぬけると…海や山、鉄橋、美しい四季折々の景色が現れます。 1回目は色画用紙を自由に選んで、自分のお家と近くにある公園やお店を作りました。 2回目は細長い紙に絵の具で線を引いて線路作り。 3回目はティッシュの箱で電車を作り、でんしゃごっこ。 木曜日クラスではお話に出てくる踏切を中家先生がみんなに作ってくれました。制作中は静かだった子も急にテンションが上がり大はしゃぎ!「カンカンカン」と言いながら電車を走らせます。あまりの勢いに線路がバラけて「大変だ〜」と直してはまた走らせていました。面白い言葉が次々と飛び出すので、「ああ、ビデオをもってくればよかったわ」とお母さん方がおっしゃていました。 金曜日クラスは段ボールで子供達が通れる位のトンネルを作りました。金曜日クラスはもうじき幼稚園に入園する子たちばかり、動きも活発なので、いつのまにか自分達が電車になって走り回っていました。お家でもぜひ、でんしゃごっこを楽しんでくださいね。 ***** ◎親子クラス・春の生徒募集中! キャンペーンにつき、体験受講料を割引中! 1,500円→1,000円(用具・材料込み) 1クラス5組の少人数制に講師2名の丁寧な指導と独自のカリキュラムが好評です。 まだ寒い日が続きますが、お家に籠っていないで、ぜひ遊びにいらしてくださいね! 生徒さんのお母様方は、この機会にお友達にご紹介下さい。宜しくお願いします。 楽しい制作の様子や作品はこちら→☆ 体験や入会のお申込みはこちら→☆
鳥獣戯画の模写-1
[小学生クラス] 2012.01.26
鳥獣戯画の模写-1
                                               小学生クラス 制作:2012年1月 ◎制作のねらい  ・鳥獣戯画を鑑賞しながら、筆による線の表現方法を知る。                 ・複数の模写を通じて、運筆を学ぶ。                            ・模写した動物を切り取り、自分で構成して物語をつくる。 ◎感想/アシスタント:中上佳子  初めまして、昨年の秋からアトリエ5のスタッフになりました、中上佳子と申します。日本美術は日常で殆ど目に触れる機会はありませんが、本来はとても身近なものでした。日本美術の良さ、技術の素晴らしさを子供達に少しでも多く伝えたいと思っております。どうぞ宜しくお願い致します。  1月は、平安時代の絵巻物『鳥獣戯画』の模写を行いました。『模写』とはお手本となる絵を写すことによって、その絵の線の良さや筆使いを学ぶ練習方法です。鳥獣戯画は言葉や彩色が無く、墨線の表現のみで物語が成り立っています。登場人物(動物)がまるで生きているかのようなのびやかな線を、子供達に味わってほしいと願い、レッスンがスタートしました。  筆で描く線は、シャープペンやボールペンとは違って千差万別です。太い線、細い線だけでなく力強い線、柔らかい線、勢いのある線…様々な線を、一本一本写していく行程は大人でも難しいものです。しかし、子供達は臆することなく果敢に挑戦!どんな気持ちでひかれた線なのか、一生懸命に絵を見ながら、夢中になって模写に取り組んでいました。  アトリエ5の子供達は、季節ごとにクロッキーを繰り返し、普段から線を大切にして制作しています。その成果が模写の線、一本一本に表れていることを強く感じました。真正面から全力で線と向き合う子供達の姿勢は、本当に頼もしいです。仕上げでは、模写した動物を切り取って構成し、自分で想像する物語を作ってもらいました。緊張感のある線と動物達の見事な構成で、子供達による『鳥獣戯画』がたくさん完成しました。  日本画は学校教育で取り上げられる機会が非常に少ないだけでなく、今や画材も無くなってしまうという危機に瀕しています。こども達と一緒に日本美術の面白さを感じ、その魅力を広めていきたいと願っています。
子供クラスの忘年会!
[小学生クラス] 2011.12.29
子供クラスの忘年会!
小学生クラス 感想/講師:中家総子 2011年最後のレッスンは、一年間がんばった子供達へのご褒美でお楽しみ会をしました。まずはジュースで乾杯!お菓子を食べながら今年を振り返りました。4月から順番に作品を思い出し、どの制作が一番楽しかったかみんなにインタビューしました。一番の人気は夏の工作の『帽子をかぶった生き物』でした。クラスみんなで取り組めて、お友達の作った生き物とつながりをもてたことが面白かったようです。 その後はピタゴラスイッチで遊びました。積み木やサランラップの芯等、沢山の材料の中から子供達が工夫して作ります。遊んでるうちアイデアがどんどん広がって大盛り上がり!いつもおとなしい子が声を出して笑っていたり、話したことのない子同士が一緒に作っていたり、普段の制作の時とは違う子供達の姿を見ることができ、とても良いかたちで一年を締めくくることができました。子供たちの楽しそうな様子は、ギャラリー5にまとめたのでご覧下さい。→☆ (全6クラスたっぷり約100枚!)  2011年は日本でも海外でも様々なことが起こり世界中が揺れた年でした。大切な人との絆、共にいることの出来る幸せをかみしめた1年だったので、小学生クラス60人のみんなと無事に年末を迎えることができて幸せです。今年も様々な場面でのご支援、ご協力ありがとうございました。来年も子供達と共に豊かな時間を過ごせたらとおもいます。宜しくお願い致します。それでは皆様よいお年をお迎え下さい…!
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