体験を予約する

┃ blog ┃

9月の人物クロッキー
[幼児クラス] 2012.09.17
9月の人物クロッキー
幼児クラス 制作 2012年9月 ◎感想/講師:山田 稔子 9月に入り、久しぶりにスケッチブックを開いてクロッキーを行いました。 季節ごとに恒例となっているこの取り組みも、アトリエ5の特色のひとつです。 幼児クラスのみんなも手に手に鉛筆を握りしめ、線に集中するため消しゴムは極力使いません。 夏の間は粘土工作だったため、今回鉛筆を持つことすら久々だったのですが、 クロッキーを見るといつの間にそんなに成長していたんだろう、と驚かされます。 春よりも、頭と体の大きさの均整がとれてきていたり、イスに座っているように描けたり、 細かいところへの目配りもできるようになって鎖骨までも描き入れていたり。 モデルをしながら、子どもたちの真剣!な眼差しに圧倒されてしまいました。 小さい子どもたちのクロッキー、とても面白く貴重なものだと感じています。 緊張感のある線や、のびやかな線、子どもたちの実感がそのまま伝わります。 鉛筆の線の抑揚は、見て感じて知った経験の跡であり、また手の運動のコントロールを獲得していく成長の跡です。 上手とか拙いとかの判断ではなく、それぞれの、この時期にしか表れない線はとても魅力的です。 急いで「それらしい絵」を描けるようになる必要はないし、 その子がその時の自分を素直に出せるような線であってほしいです。 また次のクロッキーにはどんな線になっているのでしょうか。 子どもたち自身にも自分の成長がわかることも、クロッキーのよさですね。
雲とシャボン玉
[小学生クラス] 2012.09.13
雲とシャボン玉
小学生クラス・9月の制作/秋の空想画(全3回) ◎ 今週の感想/講師:中上佳子(火曜日クラス) 秋の爽やかなうろこ空や、夕日に染まって金色に輝く雲を見て、心が洗われるような気持ちになったことはありませんか。 夏の間、子供達は一生懸命がんばりましたので、雲をゆっくり眺めてリラックスして作品をつくります。これから、雲はどんどんと形や高さを変えていきます。空も秋の装いへと変わっていくのです。今週は、サロン5のお部屋とベランダをお借りして、雲をスケッチしました。月、火、水と幸いお天気に恵まれ、お空をすっきり見渡す事が出来ました。 あの雲に決めた!ベランダでスケッチを開始したら、「あー、形が変わっちゃった!」動いていないようで、雲の動きは意外と早い早い!途中で飛行機雲も見つけたり!描き終わった後には皆でしゃぼん玉を吹きました。「きれい!」「大きいのできた!」しゃぼん玉がふたつくっついて「あっ、ゆきだるまだー!」。 たくさんのしゃぼん玉が夕暮れのお空にふわっと舞い上がって、きらきらと輝いていました。まだ小学校に入ったばかりの子も、高学年の子も、皆一緒になって笑い合っていて、とても幸せな時間でした。作品を作るだけでなく、美しい、楽しい、と体を使って感じる事はとても大切な事。今日の景色が心の中にずっと残っていてくれたら、嬉しいです。 *Facebook「辻悦子」に「雲とシャボン玉」34枚を追加しました。→☆         Facebookに参加していない方にもご覧頂けますので、是非☆をクリックして下さいね。 ---------------------------------------- ■展示のお知らせ 『野草のスケッチ展&ワークショップ』 日時: 10月14日・11月11日・12月9日 12:00~17:00 場所: アトリエ5「AKIYA」 交通: JR横須賀線「逗子駅」バス2番乗り場より約25分、「秋谷」下車すぐ お車の方は、立石公園の駐車場をご利用ください。AKIYAより徒歩5分。 中上が、大学の先輩であり、日本画でご活躍されている新倉さんとAKIYAで偶然出会ったことをきっかけに、ふたり展をさせて頂く運びとなりました。野草をテーマに、和紙と墨を用いた小品を展示・販売を致します。同日には、野草のスケッチワークショップも行います。 また、新倉さんのご実家は秋谷でジャム屋さんを営まれていらっしゃるのですが、とっても美味しいのでこちらも一緒に販売させていただく予定です。これからの季節、海風も夕日もとても気持ちが良いので、是非遊びにいらしてください。
ごあいさつ
[お知らせ] 2012.08.30
ごあいさつ
◎小学生クラス講師:中家総子 この度、家庭の事情で2年と8か月勤めたアトリエ5を退職する事となりました。工作の仕上げと完成で盛り上がる子供達に動揺を与えないよう配慮し、報告が8月末のギリギリのタイミングになってしまいました。突然での事で今週きちんとご挨拶ができなかった方、申し訳ございませんでした。この場をお借りしてお詫びとお礼を申し上げます。 アトリエ5で2年8か月の間、約113人の子供達の絵画や工作の造形活動に関わることができました。出会ったすべての子が素晴らしい感性を持っていて毎回のレッスンが感動でした。子供達は短い期間で表現力はもちろん心と体もぐんと変化します。みんなの成長をそばで感じ共に喜ぶことができたのが何よりの幸せでした。 レッスンは今週で最後でしたが、今後も引き続きアトリエ5の子供達の事を応援しています。様々な面でサポートして下さった保護者の皆様、大切な時間を共に過ごしてくれた子供達、本当にありがとうございました。今までの日々に心から感謝しています。お世話になりました。 ***** ◎アトリエ5主宰:辻悦子 彫刻が専門の中家の最後の指導「金銀の翼」の完成を見届けての退職となりました。いつも優しく子供たちの心に寄り添う指導は、私も「こんな先生に習いたかったな〜」と思わせる素敵な時間でした。春から月曜日と水曜日クラスに油絵専門の本田雄揮、火曜日クラスに日本画専門の中上佳子が入り、丁寧に引き継ぎを終え、中家も「安心してバトンを渡せる!」と言っています。後任には私が就き、万全の体制で臨みますので、今後共どうぞ宜しくお願い申し上げます。
金銀の翼- 完成!
[小学生クラス] 2012.08.28
金銀の翼- 完成!
小学生クラス 制作:2012年7~8月 「夏の工作」 ◎感想/講師:中家総子 7月からスタートし約1ヶ月半の期間をかけた工作がついに完成しました!夏休み中会うたびに日焼けしてたくましく見える子供達。暑い日が続く中毎週活き活きと取り組んでいました。今年はロンドン五輪が開催された特別な年ということで、「羽ばたく」をテーマに金色と銀色の大きな翼を持った鳥を制作しました。作品の要となる作り込みの週にちょうどオリンピック本番が始まり、テレビで競技を見ていた子も多く、日本人選手の活躍に引っ張られるように制作も盛り上がりをみせました!今年は沢山のメダルを獲得し輝かしい結果を残してくれて日本中が湧き上がりましたね。 アトリエの子供達もこの夏は工作で一人一人が奮闘し力を出し切りました。今回の見せ所は翼の模様です。フォークやたわしやレゴブロック等様々な道具を使用して凹の形を、粘土を丸めたり細く伸ばしたりして凸の形を付けて、一枚の羽を徹底的に造り込みました。模様が絵画のように構成になっている子、道具や粘土をいろいろ試してる間に偶然面白い模様を発見した子、こちらの想像を遥かに超えたものが沢山出てきて驚きと感動の連続でした。鳥の身体の中にはお願い事を書いた短冊が埋め込んであります。願いを鳥に託すような気持ちで粘土から色塗りの仕上げまで一生懸命作りました。 一羽一羽全部に子供達の想いが込められています。 今回は石粘土に細密な表情を加えることで別の質感になる面白さが造形のポイントです。粘土は子供達にぴったりの素材です。指先や手の動きがそのまま表情になり、伸ばしたり重ねたり腕の力の入れ方がいきいきとした形になります。生々しくいダイナミックな造形は子供ならではでとても魅力的です。又、工作では素材を使いこなすための道具の指導も大切にしています。今回は粘土ベラで切ったり面を押さえたりして形を作ることを伝えました。工作では普段の絵画制作では使わない五感の中の「触」の部分をフルに使います。時間をかけ様々な工程を通して一つのものを作り上げる事は、子供達にとっていつもの制作と少し違うスペシャルな体験だったのではないでしょうか ?オリンピックの力も借り、今年の夏ならではの輝くような作品が出来上がりました!是非お家に飾ってご家族の皆様でお楽しみ下さい。夏休みの自由研究にもご活用下さい。 ◎作品の飾り方 画鋲等の留め具で壁に掛けて飾って下さい。作品が大きい場合とパランスが難しい場合は留め具を2つ使用すると安定します。飾る時の角度も決まっているのでお子さんに聞いてみて下さいね。 ◎学校に持って行く際 作品全体をフェイスタオルで包んで下さい。くちばしや足等、細い箇所はティッシュやガーゼで包むとさらに安心です。 ====== *Facebook「辻悦子」に「金銀の翼-1」34枚を追加しました。(部分アップあり)→☆ *Facebook「辻悦子」に「金銀の翼-2」14枚を追加しました。(部分アップあり)→☆ *Facebook「辻悦子」に「金銀の翼-3」42枚を追加しました。(部分アップあり)→☆
虹色のコラージュ2012・完成!
[小学生高学年] 2012.08.25
虹色のコラージュ2012・完成!
◎感想/アシスタント:山田 稔子 長年、アトリエに通ってきた子供油絵クラスの子どもたちにとっては、おなじみの「虹色のコラージュ」。これまでは写真や色紙などを使った平面コラージュでしたが、今回は初の試み、立体のコラージュです。材料の選択も自由度が高く、企画者自身にもどんな仕上がりになることやら・・・とドキドキの制作でした。 しかしさすがベテランの生徒たち。これまでの、様々な制作の経験が子どもたちの中に、確かに根付いていることを感じさせられました。コンセプトや意味を自分の中にしっかりと持ち、またアイデアと技術も備えつつ実現に向かう力に驚かされます。すでに、個々の美学すら感じます。山越え谷越え試行錯誤し、中盤以降には制作へのアドバイスが難しくなってきました。 「実験の足し算ばかりじゃ、かっこよくはならない」 「ここは、未来への意味を込めているの。形は変えられない」 「バランスってなんだ?」 先生たちとの問答の後、それを超え、自分自身の解決方法で、素晴らしい作品の完成を見せてくれたことに、深く感じ入るものがありました。私は、子どもの力をもっともっと信頼していける。美術の力も、もっとずっと信じていける。と。。 *Facebook「辻悦子」に木曜日クラスの撮影会の写真25枚を追加しました。→☆ *Facebook「辻悦子」に金曜日クラスの撮影会の写真25枚を追加しました。→☆
体験を予約する