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新緑のとき
[小学生クラス] 2016.05.23
新緑のとき
  5月の観察画の主役は、新緑と各クラスの講師がそれぞれに選んだモチーフです。本田、辻クラスは、淡い色が美しい新タマネギ。 山田クラスは、熊本を応援しようと熊本産のマンゴーとプチトマト。アトリエでの観察画は、自分の目で見つけたもの、手ざわり、味、香り、音、五感を総動員して発見したことを描いていきます。色にハッとしたり形にグッときたり並べ方を工夫してみたり‥。同じモチーフでも着眼点は人それぞれ。レッスンが終わり、子ども達が帰っても残された作品からは一人一人の存在感を放っているようでにぎやかです。何をモチーフにしても、発見する目があれば素晴らしい絵になることを子ども達は教えてくれます。だからこそ講師は、子ども達に「今これを描いてほしい!」という思いで、モチーフ選びには気合いが入ります。完成まで後少し!楽しみです。 4月の制作を額に入れてお家に飾りたいとのことで、絵のサイズについてのお問い合わせがありました。お家に飾って毎日目に触れることは、子ども達にとって、とても嬉しいことだと思います。なによりも、お部屋が活き活きとします!アトリエでの絵画作品は、画用紙四つ切りサイズ(タテ540×ヨコ380mm)の作品が多いです。一つあると、今後も作品を入れ替えて飾れるので良いと思います。新宿の世界堂は、作品を持ってお店に行けば作ってくれますし、額を直接見て選べるので私は良く使用します。今回の観察画もぜひ飾って頂きたいです!世界堂 http://www.sekaido.co.jp/ 
絵本は子どもの心の栄養素
[親子クラス] 2016.05.16
絵本は子どもの心の栄養素
  講師:渋谷 葉子 週末「伊藤若冲展」を見に出かけました。朝10時の段階で4時間待ち !! 竹橋の「安田靫彦展」で仕切り直して夕方4時に行きましたが、それでも2時間待ち !! 泣く泣く諦めて帰ってきました。伊藤若冲も急に有名な日本画家になりましたね。 帰りに銀座の教文館ナルニア国に立ち寄りました。絵本の専門店です。9階のウエンライトホールで「偕成社創業80周年記念展」が行われていました。偕成社というと、「ノンタン」や「はらぺこあおむし」でお馴染みのエリック・カール。そして、忘れてはならない今年90歳を迎えられた、かこさとしさんの「からすのパンやさん」が人気です。 先日の親子の2才児クラスで小麦粉粘土遊びをした時に「からすのパンやさん」の絵本を出すと、「なつかし〜い !!」「子どもの時によく読んだわ」と大盛り上がり!お母さん方の顔がパッと子どものように輝いていました。近年、からすの子ども達が大きくなってからのお話が何冊かできたのですが、年月が経っても絵が全然変わらない事にも皆さん大変喜んでいらっしゃいました。いい絵本は何年経っても心に残るものなのですね。 今年は偕成社だけでなく「こぐま社」が50周年。また、福音館の「こどものとも」が創刊60周年とこの春はイベントが盛りだくさんでした。創立当初は、どの社も敗戦を経験したことで「子ども達により良い絵本を見せたい」という想いは格別に強かったことと思います。作家さんと編集者の方が丁寧に作られたものが、ベストセラーとして今に読み継がれているのです。 昨今は新しい絵本がどんどん店頭に並びます。「たくさんあり過ぎて何を買って良いのか迷ってしまう」という声をよく耳にします。まずは本の後ろにある初版年度を見て下さい。長く読み継がれているものの中から選ばれることをお勧め致します。 ==親子クラス生徒募集=== 青葉の美しいこの季節に、さあ、親子で始めてみませんか?描いたり、創ったりすることの喜びを感じてみましょう! ◎2才児クラス:毎月第2・4水曜日(10 : 30 〜 11 : 30) 絵の具や色々の画材を使っての制作を楽しみます。 ◎3才児クラス:毎月第1・3水曜日(13 : 30 〜 14 : 30) 折り紙や生け花など、独自のカリキュラムを提供致します。 お問い合わせ☎044-411-5154(要予約)
春を広げる、春を深める
[小学生クラス] 2016.05.09
春を広げる、春を深める
日を追うごとに増す陽光が、目に映るものをより鮮やかに彩らせる季節。新年度も早一ヶ月経ち、新メンバーとなったそれぞれのクラスも軌道に乗ってきました。4月は春の空想画。低学年は新しい鯉のぼり、高学年はシチュエーション毎にオシャレな鳥を考え描きました。まっさらな紙に臆することなく、どこまでも線や色を広げていく新1年生。参考資料を活かし、よりよい一手を探りながら、世界を深めていく新6年生。同じ空想画でも、考え方や描き方は年齢によって異なります。しかし「自分で考えたもの」を表現することが面白くないはずありません。プロセスは違えど、完成作品と共にある笑顔はどれもステキでした。実はこの「自分で考えたもの」というのは、他が思っているより遥かに純粋で脆く、そして尊いものなのです。言うなれば、自分のためだけの線、色、世界。表現というものは、経験を重ねるにつれ、否が応にも「他人」が介在してきます。それが悪いことでは全くないですし、誰かのためでしか生まれない美しさも存在します。しかし、自分が何をしたいのかを「知っている」ことは、表現することの根幹、基礎となるものです。その基礎を、表現することの限りない喜びを、まず始めに思う存分味わって欲しい。表現することのスタート、「春」を迎える今だからこそ、自分だけの線を広げ、自分だけの色を深め、自分の「良い」のみで世界をつくり、それを揺るがない根として欲しい。そんなことを、私も空想していたアトリエ5での春、皆良いスタートを切ることができました。
色の質を意識する 鉛筆編
[色鉛筆画] 2016.05.06
色の質を意識する 鉛筆編
  色鉛筆クラスでは、4月から初級と上級の2つにコースを分けて新年度をスタートしました。初級コースでは、昨年度と同じように、立方体を青とその補色のオレンジで描写しました。(詳しくは昨年のブログをご覧下さい →こちら)上級コースでは、明度、色相、彩度に続く要素として、色の質の表現に挑戦しました。また、質の違いを分かりやすくするために、今回はあえて色を省き鉛筆での制作としました。 鉛筆や色鉛筆では、絵具と違い厚く塗ったり、薄く塗ったりなど描材自体の質を変化させる事ができません。そのため、「支持体=紙」を変化させ質の違いを出していきます。具体的には、描きながら紙の目(紙の表面にある凸凹)を潰す事で、鉛筆の発色のさせ方を変えていきます。なかなか言葉だけでは実感しづらいですが、皆さん描いたり消したりを繰り返しながら、上手く紙の目をコントロールして制作をする事ができたと思います。回りこみや陰影の表現など、硬めの鉛筆を使いとても良く表現できていました。次回は今回の講座を踏まえ、色の質を意識しながら、いよいよ色鉛筆での制作に挑戦したいと思います! また、今回は新年度最初のブログなので、色鉛筆の作家さんを紹介したいと思います。●吉村大星さん猫をテーマに色鉛筆で制作をされています。山口県で活動を行っており、なかなか関東での展示は無いかも知れませんが、実物が見られる機会があれば是非見て頂きたい作家さんです。草花の描写や猫のふんわりとした質感がとても参考になると思います。
はるのかぜ
[幼児クラス] 2016.04.25
はるのかぜ
       幼児クラスも気持ちのいいあいさつで新年度を迎えました。新しい季節は子どもたちも意欲や期待に満ちています。でも少し緊張もしてるかな?4月のテーマ「春の風」に乗せて、心も軽くふんわりとほぐしましょう。 春の風。どんなふうに吹いていた?冬の風と違うところは?目に見えないけれど、その感じを色で線で表してみます。「かぜさん、くるくるまわって〜、行っちゃった」「青のかぜさんと黄色のかぜさんの追いかけっこみたい」滑らかな描き心地や、偶然出来たにじみなどを味わいながら、軽やかな線描にのせて絵の中で子どもたちは風になりきるかのようです。みんなの絵の中に風が吹いたら、たんぽぽの綿毛がふわふわりとやって来ました。綿毛みたいに風に乗れたら何をする?「動物園に行きたい」「妖精さんと一緒に遊びたいな」「雲とダンスしてる」「シャボン玉も飛んで来た」ふとしたきっかけからの空想の世界への飛躍に躊躇がない子どもたち。それいいね、とお友達と話しながら次々浮かぶ柔らかな発想で、画面の中には色々なものが登場していきます。出来たぁ!の声が元気に弾んで、絵の中のストーリーを聞かせてくれる子どもたちは、風の世界でたっぷり遊んでたった今舞い戻ったばかりのような、満足げで朗らかな表情をしていました。幼児クラス、今年一年も楽しい展開が待っていそうです!  ===== 幼児クラス(4・5歳児) 生徒さん募集中 !=====新学期のリズムも軌道に乗った頃でしょうか?何か楽しいおけいこをとお考えの方、現在定員に若干の空きがございます。是非この機会に体験レッスンにお越し下さい。季節感あるカリキュラムでレッスンを行います。◎お問い合わせ ☎044−411−5154(要予約)◎受講料1500円 見学随時無料◎5月の開講日:12・13日/19・20日/26・27日(木・金曜日 15時〜16時)◎内容:春の観察画(五感で感じて描いてみましょう) 
花はそうして咲いている
[日本画水彩] 2016.04.22
花はそうして咲いている
          大人クラスでも新年度のレッスンが始まっています。充実した昨年度の学びから、新作への意欲溢れる生徒さんですが、毎年この時期にはお庭の写生を行います。作品づくりの本格始動の前にちょっとストレッチ。春には春を感じて、心を耕しましょう。   野外写生は、モチーフを室内に持ち込んで描くことと違った趣きがあります。花を描こうとすると、陽が眩しい、風で揺れる、虫が這っている、枯れた色がある、時には雨が降ってる・・・。自分が焦点を定めている対象以外の要素が多く、それは描く側の都合にしてみれば少々煩わしい?ことでもありますが、その全ては、その花がそこに咲く為に必要だったこと。また、庭の主・辻先生のお話によると、毎年同じ植物を育てていても、咲き方が同じではないことが伺えます。庭を取り囲む様々な自然現象、そしてそれに手をかけている人の愛情。花はそうして咲いている、ということを感じながら写生をすることで、その線描には見えたこと以上の感受性が刻まれていきます。少し時が経ってからスケッチブックのそのページを開くと、庭での時間が蘇るように感じられるのではないでしょうか。 目指すもののために計画的に行動することは大切ですが、時には無目的に、ただ目の前のことをじっくり味わう。そんな時間があってこそ、次に繋がる活力となります。外は気持ちいいですね!と互いのスケッチブックを見せ合う生徒さん、伸びやかないい笑顔でした。
始まりの一枚!
[小学生クラス] 2016.04.18
始まりの一枚!
 4月初めのレッスンは、自己紹介そしてクロッキーから始まりました。もじもじちょっと恥ずかしそうな一年生、堂々と胸を張って発表する子(一年前を思うと凄い成長‥!)様々な自己紹介がありました。お友達の自己紹介をちゃんと聞いてあげることも大切です。しっかりと拍手。こうして自分の発表する力と人の発表を聞く力が少しずつつくのだなと、自己紹介の大切さを改めて感じます。自己紹介のあとは、皆お待ちかねの絵を描く時間です。オシャレをした講師がモデルとなり人物クロッキーを行いました。クロッキーとは短い時間で対象を捉え描くことです。今回は、10分で一ポーズを2、3回行いました。モデルをやっていると皆の真剣な視線が熱い熱い!講師にとって、とても幸せな時間です。最後は「自由に描きた〜い」や「えーもう一回描くの?」と初めてのクロッキーにちょっとばて気味の子も。それでもクロッキーは自分で自分の成長を確認できる記録のようなもの。毎年、同じ時期に年3回行います。一年後、子ども達は、このスタートの一枚を見返してどんな風に思うのかな。これから様々な生活の経験を通して成長していく子ども達。皆のやる気満々の顔を見ていると、まだ見ぬ作品に期待で胸が膨らみます。ただ今、4月の制作が始まっています。完成をお楽しみに!    
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