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力強く、そしてしなやかに
[ツジエツコ] 2016.04.11
力強く、そしてしなやかに
 生徒の皆様もきっと芽吹きの季節を実感されている事と思います。土の中からぐんぐん伸びるタケノコ、力強くてかっこいいいですが、昨日訪れた竹林は、春風にそよぎとてもしなやかで美しいなと感じました。我々もタケノコの様に、多少の事ではポキッと折れないしなやかな心を持ちたいですね。さて、先週のレッスンはいかがでしたか?こどもクラス全11クラスとおとなクラス6クラスの計17クラスが開講しています。お陰様で3月末でほぼ定員に達したのですが、幼児クラスに欠員がございます。入会をご希望の方はお早めにご連絡下さい。*お問合せ:https://atelier-5.com/contact ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・新しくなったホームページはいかがでしょうか?スマホでもブログが見易くなったという声も寄せられていますが、その他のページも是非ご覧下さい。ブログは、こどもクラスは毎週月曜日の10:00、おとなクラスは隔週金曜日10:00に投稿する予定です。また、facebookのページでは、金曜日の10:00頃に【今週のブログ更新】と、まとめてのご案内になります。これまでの作品群や制作の様子も大変好評を頂きましたが、毎月の掲載は控え、講師陣がより現場に傾注する事に致します。ご理解下さいます様、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
庭のスケッチ会 2016
[小学生クラス] 2016.03.29
庭のスケッチ会 2016
  開催:2016.3月28日(月) 朝からの冷たい雨のため井田公園での合同写生会は中止になりましたが、小学生クラスは庭でスケッチ会をしました。どの花もまだ満開ではないけれど、芽吹きの勢いが庭に充満していて、感度の高い子ども達は「わあ〜!」と、素直に反応していました。夏のスケッチ会でお馴染みの本田お手製の「枠」を用いて構図を決めると急に静かになり、スケッチブックには伸びやかな線が次々に生まれました。 この季節ならではの色鮮やかなシャクナゲは目を引きますが、もみじの新芽、花桃、貝母、シャガなど表情の優しいものも好んでいた様です。また、鳥の巣箱、灯籠、車?も人気で、それぞれの小さな春を見つける穏やかな表情をそっと見守りました。 思いがけなく頑張っちゃった?感のスケッチ会でしたが、お弁当の後には天気も回復し、庭でシャボン玉に興じたり、渋谷の折り紙講座で盛り上がるなど、クラスを越えて楽しいひと時を過ごす事ができました。 また、今回は現役の美大生2名をゲストにお迎えして、梅を木炭で描いて頂きました。お二人共アトリエ5の小学生クラスと油絵クラスに在籍されていた良きライバルで、子ども達は「すげえ〜!」とか言いながら少し憧れの視線を送っていた様です。 今年度も多くのご支援を頂き、誠にありがとうございました。新年度は、4月4日(月)の小学生クラスからのスタートになります。スタッフも少しの間お休みを頂きますので、宜しくお願い申し上げます。
自由制作:最終回
[色鉛筆画] 2016.03.28
自由制作:最終回
 ◎講師:横山大河/制作:2016 3月1月~3月まで、3回に渡り行ってきた自由制作も今回で最後となりました。皆さんそれぞれの個性が出て、どれも力作が揃いました。時間が足りず、もう少し手を入れたいという箇所もあったかも知れませんが、長い時間絵と向き合っていく中で、手ごたえを感じられる部分・瞬間があったのではないかと思います。 色鉛筆は、描き始めてから完成までにとても時間がかかる画材です。一気に塗る事はできませんし、濃い色を出すには何回も重ねる必要があります。また、修正するのにも限界があり、大きく画面を転換する事も苦手な画材です。絵の具に比べると自由度が低く、非常に根気を要する作業が必要ですが、完成した際には、自分が手をかけた分だけ密度の濃い画面を得ることができます。複雑な色彩や独特な絵肌は色鉛筆でしか表現できないものだと思います。 その人の描写の痕跡全てが積み重なって、最終的な画面が出来てきます。「きれいな絵だからきれいな人」という訳ではありませんが、手がかかる画材だからこそ、その人の人となりや考えまで絵に滲み出てきているように感じる事があります。皆さんの作品を見ていて、どの作品からも絵に対する真摯な姿勢が感じられ、とても嬉しく思いました。 今回の講座で2015年度の色鉛筆クラスは終了となります。本年度受講下さった方、またブログをご覧頂いた方ありがとうございました。 来年度も色鉛筆クラスの開講を予定していますので、是非色々な方に色鉛筆での絵画制作の体験をして頂きたいです。初めての方は、色鉛筆独自の技法を体験して頂き、色鉛筆で描いた事があるという方は、さらに描写の幅を広げる、深める事を学んで頂きたいと考えています。 また、自分自身も色鉛筆画のさらなる研究を重ね、本講座の内容をより充実したものにしていきたいと思います!
植物着彩
[中高生クラス] 2016.03.28
植物着彩
  ◎講師:吉田一民/制作:2016  3月 今月は色鉛筆を使いポピーとグラスを描きました。久しぶりの本格的な着彩で少々不安になる所もあったと思いますが、出来上がった作品を見ると完成度が高く、集中して描いていた様子を感じ取ることが出来ます。 毎回の授業で鑑賞の時間を入れて、工夫した所やこれから描こうとしている所などを発表してもらっていますが、表現に幅が出てきたことを感じさせる発言が出てきており、「グラスと入っている水の色の表現に差をつけたいです。」「難しい蕾の表現を描きました。」「描くだけでなく消すという表現にも挑戦しました。」など、堂々と発表すると共に、中々に興味深い意見が出てくるので毎回楽しく聞かせてもらっています。これらは言葉にすると一言ですが、実際の作品を見ながら説明を受けると非常に多彩な意味が含まれ、鑑賞している側も思わず「なるほど」と思ってしまいます。本人が表現したいことをどの様に絵画の画面にアプローチしたか、それを実際の作品と本人の言葉で語ることが、多くの学び合いの場に繋がっているのだと改めて感じてしまいます。また、見ている側も鑑賞し学ぶ意欲が見てとれるので、クラスの皆の良いところをどんどん吸収していってほしいと思います。 これからどんな作品が出てくるか非常に楽しみです。型にはまらず自由な作品を制作していって下さい。植物着彩お疲れ様でした。
友達と梅
[小学生クラス] 2016.03.23
友達と梅
◎ 講師:本田雄揮/制作:2016.3月ねらい・1年間過ごしてきたクラスの仲間への思いを込めて描く。・4B鉛筆の線にこだわった表現、モノクロの構成の美しさを感じる。・季節の花、梅を観察し、冬から春への移ろいを知る。 暖かい日差しが増え、確かな春の足音を感じられる3月。今年度最後の制作は、クラスの友達と梅を描きました。1年間、共に制作を支えてきた仲間。その思いを鉛筆の線に託します。 お互いモデルをし合いながらの10分クロッキーを行った後、同じように梅の枝を描きました。「先生、この小さい蕾は人間でいうと何歳くらい?」「赤ちゃんみたいだから1、2歳かな」「じゃあこの開き始めているのは私達くらいかな」「そうだね」「じゃあこっちのこれは先生だね!」「先生はもっと若いです」冗談の中に感じる確かな観察する心。優しい線で成された梅は、スケッチブックを閉じるとこぼれてしまいそうなほどでした。その後切り取ったクロッキーを、バランスを考えながら画用紙に構成。そして最後に背景を絵の具で彩色。今回はカラフルな色は使用せず、白と黒のみの「モノトーン」で行いました。理由は、思いを込めた4B鉛筆の線を大切に見せたいから。子ども達もそれに納得。さもそれが当たり前のことのようにすんなりと受け入れました。「絵のこの辺りが弱い気がする」「ここの黒が強いなあ、これだと線が目立たない」「いい色が出来たよ!きれいな丁度よいグレー!」モノトーンで絵づくりしながら出てくる言葉は、およそ小学生のものとは思えません。この1年間で培ってきた、描いて、見て、感じる心で、丁寧に紡いでいきます。完成のタイミングも自分で判断。「これでよい」ではなく「これがよい」を自ら見つけ、皆満足のいく終わりを迎えられました。今回は一見、地味に感じられる作品かもしれません。しかし、実は全くの逆。暖かく膨らむ4Bの線。悩みながらも楽しんで考え抜いた構成。細かな調節を何度も繰り返した絵の具。例えるならば、多くの人が目を奪われるような、咲き誇る色鮮やかな花の美しさではなく、道に転がっている小石の中から同様のものを感じ取る感覚。特別なことはない、日常の中から美しさを見出す力。こんなに豊かなものはありません。今回でアトリエ5での制作が最後の子も多くいます。ここで自ら育てたその力に自信を持ち、新たな世界へと一歩ずつ進んで行って下さい。
水仙を描く
[デッサン油絵] 2016.03.22
水仙を描く
◎講師:中上佳子/制作:2016.3月模写を経て、日本画の制作にもう一歩、踏み込みました。題材は秋谷から取り寄せられたいっぱいの水仙。産地から直接届けて頂いたので、とても丈夫で強い生命力に溢れていました。(自宅に持ち帰っても長い間ずっと咲き続けてくれました)その水仙を今回は円縁の色紙に描きます。模写とは違い、自らの線を描いていかなければなりません。水仙は葉がスラッと長いので、難易度も高いです。今年度最後の作品なので、作品を0から創りだすことに挑戦して頂くことがねらいでした。0から創るということは、自由である分、とても難しいです。墨線は一発勝負。納得のいく線がひけるまで、生徒の皆さんは真剣に練習を続けられました。スケッチから起こした下図も何度も練り直し、お家に持って帰ってもなお練習を続けられたそうです。昨年の秋から墨線の練習を始められた生徒さんもいらっしゃいましたが、この半年で格段に線が変わりました。正直なところ、ここまで線が変わっていることに驚きました。凛とした墨線、緊張感のある余白、澄み切った色彩…作品が全てを物語っています。合評を行いましたが、私が言葉をつけるとかえって邪魔してしまう様に思える程でした。感想を述べるとしたら、これらの作品には日本画独特の緊張感が宿っていて、それは一朝一夕に出す事は出来ないという事。水仙に対する感動、気が遠くなる程の!線の練習、お互いを高め合う空気感、全てが重なりあい作品が生まれました。 どんなモチーフからも、学ぶことは無限にあります。 それは、制作というものが自分自身との対峙であり、自分の求める答えは〝今の自分”の中にしか無いからです。自分の中で要らないものを削ぎ、研ぎ澄ましていくのです。言葉にすると抽象的ですが、無心に作品に打ち込み、完成を迎えると実感されると思います。それを可能にする場が、ここにはあります。 『絵を描く』という行為は不思議なもので、実は描く事に留まらず自分の心を高めてくれます。思う様にいかず、失敗も繰り返し、時にどうしようもなく悔しくもなりますが、価値観や目に見えないものを感じとる力は間違いなく豊かになります。私は、普段美術をご専門にされない方こそ、その豊かさがご自分の分野で大きく発揮されると思っています。 この半年間は私自身も成長させて頂ける濃い時間でした。今後、また皆さんの作品を拝見できる日を楽しみにしています。 
おめでとうのお花
[幼児クラス] 2016.03.21
おめでとうのお花
◎講師:渋谷 葉子/制作:2016.3月 3月に入ると進級、入学に向けて、子ども達の気分はウキウキ、ワクワクとはち切れんばかりです。そんな子ども達へ、一年間頑張ったごほうびとお祝いのお花を用意しました。チューリップ、ガーベラ、フリージア、ポピー、デルフィニュームまずは目で見て、触って、匂いをかいで「どんな感じ?」「やわらか〜い」「スベスベしてる」「あんまし匂いがしない」感じたことを言葉にしてみる、観察画の最も大切にしていることです。そして、鉛筆で形を描いていきます。4月の頃と比べると、自信を持ってグイグイとらえられるようになりました。クレパスの色塗りでは色を何色も重ね、少しでも近づけようと挑む姿が見られました。クラスによっては歌が飛び出したり、シ〜ンと集中したりとまちまちですが、いずれのクラスもすてきなお花が描けました。 仕上げの絵の具は「お花のことを考えて塗りましょう」自分の思った色作りをし、たっぷりと塗る絵の具と筆使いの心地よさを先月と今月で習得した子ども達。仕上がった時の「よしっ!」という納得のいった最高の顔!作品はお見せできますが、この顔をお伝えできないのが残念でなりません…。 今年も子ども達の成長を見守ることができ、大変嬉しく思います。ご家庭の皆様、温かいご支援ご協力ありがとうございました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜幼児クラス・春の体験募集〜 幼稚園が始まるこの時期にさあ、おけいこを始めてみましょう 対象:新年中・新年長木曜日クラス:4月/7・14・21日金曜日クラス:4月/8・15・22日時間:いずれも 15 : 00〜16:00 お問合せ ☎044−411−5154
新しい春!
[小学生高学年] 2016.03.20
新しい春!
油絵クラスでは珍しく、白梅を色紙仕立てにしました。ひな祭りの頃に庭の老木を愛でながら自分でひと枝を選んだのが新鮮でだった様です。今年は花付きが良すぎて、描くのはちょっと大変そうでしたが、莟や蕊の表情まで丁寧に描いてくれました。面相筆を用いて薄墨で骨描きの練習を重ね、次第に線を磨く事への関心が高まり、ピンと張りつめた静かな時間に圧倒されました。しばらくすると細い線も自在に描ける様になり、顔彩で色を添える頃にはすっかり自信に満ちた表情になっていました。 数年前に、講師の中上がこども達にも日本画の素晴しさを伝えたい!と、鳥獣戯画や紅白梅図屏風などの模写を考案し、熱意溢れる指導をしてくれた事が、今回の作品群にも生かされています。 最終回の合評会で、アトリエ5は自分らしい絵を描けるのがいい、同じテーマでも他の人が違う考えを持っているのがおもしろい、落ち着く場所、工作や季節の楽しい制作があっていいなど、逆にアトリエ5へのエールも多く、作品だけでなくすっかり成長したこども達が眩しく感じられました。 新しい春が始まります。この作品を最後に卒業する生徒さんもいますが、自分の考えを信じて、それぞれの場で力を発揮していきましょう。また、ご家庭のご支援にもここに改めて御礼申し上げます。    
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