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墨遊び
[親子クラス] 2016.01.19
墨遊び
◎感想/講師:渋谷葉子/ お家で練習してきたのでしょうか?「明けましておめでとうございます」と、入室と共に大きな声で挨拶をしてくれました。 新年のご挨拶。顔の前で親指と人差し指をくっつけて三角を作り、正座した膝の下に降ろして一年最初のご挨拶をします。背筋をシャンと伸ばし、一瞬の緊張が心地良さを感じさせます。畳の生活が減ってきた今日、こういったスタイルで挨拶する事もなくなってきています。だからこそ、伝えていく必要性を感じています。 一年最初の造形も新年に相応しく墨を使っての制作です。 硯、墨汁、筆、文鎮を用意すると、お母さん方の「わぁ~、懐かしい !」の声。高校生になると書道は選択科目になるので、中学生以来、十何年ぶりかになります。墨の匂いに誘われて、お母さん方が女学生の顔に還ります!! 濃墨と薄墨の二色を使って描きました。金曜日クラスは全員初めてで月齢の低い子もいるので「墨遊び」を。身体全体を使って気持ちよく線を引きます。手形を入れたり、サインペンの赤で落款を入れることで、一気に作品が引き締まります。 水曜日クラスは全員3才児、昨年経験している子もいるので「桜の枝」に挑戦。お母さんが幹を描き、子どもが小枝の線を引きました。 3才児ともなりますと、「こうしたい」という気持ちが強く芽生えてきて、お母さんと意見が分かれることもしばしば。 最終的にはお母さんがお子さんの意見を取り入るようですが、フィニッシュの決断はお母さんに委ねます。描き込みすぎて、折角の勢いのある線を台無しにしてほしくないからです。 仕上げに赤の画用紙と千代紙で装丁。お正月に相応しい、素敵な装いの作品に仕上がりました。是非、毎年この季節に飾ってくださいね。 *facebookに写真を追加しました。→☆ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ☆ 親子クラス・生徒募集 ☆ 新年度に向けて体験、説明会を下記の日程で行います。 ご入会をご希望、ご検討の方は是非ご参加下さい。 【体験レッスン】「えのぐあそび」 水曜日クラス10:30 〜 11:30    1月20日(水) 2月10日(水) 【入会説明会】  2月25日(木) 14:00 〜 14:30 【お問合わせ】:アトリエ5 ☎044 - 411 - 5154 HPから:https://www.atelier-5.com/contact/index.html#contents01
春日/冬のクロッキー
[小学生クラス] 2016.01.14
春日/冬のクロッキー
◎アシスタント:春日千尋 皆様今年もアトリエ5をどうぞよろしくお願いいたします! あけおめ~と元気よく入ってくる子ども達。 あれ?皆ちょっと大きくなってない? 皆お年玉を貰うと背が伸びるのかな?などと講師本田は言っておりました。 さて、最初のレッスンは、人物クロッキーです。 このクロッキー、10分で描いたんです。 しかも、消しゴム無しで!鉛筆の線の緊張感伝わりますでしょうか。 今回は、ポーズやモデルを変えて休憩を挟みながら 10分間で1ポーズを、4回行いました。 絵が途中でも(顔がのっぺらぼうでも!)10分でおしまい。 ホップステップジャンプのように、テンポよく心を研ぎ澄まして 描く手と気持ちを10分間に集中します。 休憩時間に、皆でデイビットホックニーの画集を見ました。 ホックニーは、イギリス生まれでアメリカで活躍している画家です。 油絵、イラスト、フォトコラージュや版画など、とても色々な作風があり、 多面的な画家です。 そんなホックニーの、一番根っこにあるのは、母親や友達を描いた クロッキーだと思います。今回の、子ども達と同じです。 子ども達、画集を見ながら、本当に同じ鉛筆なのか ちょっと怪しんでいる感じでした。 「ホックニーは、鉛筆の線が途中で切れていないね。 皆も、今度は、線が切れないように描いてみよう。」 最後のクロッキーでは、子ども達に具体的な目標を掲げてみました。 一本の線に対する集中が素晴らしかったです。 ホックニーは、「好きなものを好きな場所で好きなように描く」 そのようなことを言っていました。 その言葉は、絵が楽しく好きでだからこそ、たくさん描きもっと自由になりたい。 という願いの言葉だと思います。 好きだから上手くなりたいと思う子どもと同じだと感じました。 人物クロッキーは、その子が「どうやって世界を見ているのか」 を残す記録です。 世界を興味深く発見できる力から、物事をもっと複雑に見ることができるようになったりと グラデーションのように変化する子ども達の成長を描き残す。 というのがアトリエでのクロッキーのねらいです。 どうぞお家にスケッチブックを持ち帰った時には、子どもと一緒に クロッキーの変化を見てください。  子どもも、一回一回、真剣に描いているので誇らしく説明してくれると思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・*facebookに写真を追加しました。→☆
幼児のクロッキー
[幼児クラス] 2016.01.14
幼児のクロッキー
◎講師:渋谷 葉子/ アトリエ5では年に3回、4月・9月・1月の1週目に取り組んでいます。 お休み明けのウォーミングアップといったところでしょうか。 講師とアシスタントがモデルになり、10分という短い時間で描きます。 お約束として、描いている間は消しゴムを使わないこと。 見ることに集中するよう「間違えたら消せばいい」と甘えないためにはずします。 今回は3回目なので、描く前に今までの成長過程を振り返りました。 言葉掛けはあえて短く「よく見て」「ゆっくり」「ていねいに」 そして、タイマーをセットして描き始めます。 おしゃべりでにぎやかだった部屋もタイマーの「ピッ!」の音で一瞬に静まります。 描いている間は幼児さんといえども、殆どおしゃべりせずに集中します。 タイマーが鳴ったら、スケッチブックを前に並べます。 緊張をほぐす時間と、みんなの作品を見るという点をがポイントです。 次はモデル交代。どんな違いがあるか、みんなで探します。 今回はメガネ。形の特徴のポイントだけを伝えました。 キーワードは「画用紙をたっぷりと使う」 2回目となると子ども達も調子が上がってきて、手が早くなり時間に余裕ができてきます。 そして追加のキーワードは「詳しく見る」 子ども達は細かなところを発見し、形にすることで楽しさを覚えます。 これがクロッキーで一番大切にしていることです。 そして、今しか描けない線、表現を大事にしたいと思っています。 指導を入れてたとえ上手に描けたとしても、それは子ども自身の絵ではなくなってしまうからです。 子どもが観察した中で気づいて、獲得した形に意味があるのです。 ですから、あえて指導は入れません。 実際と違っても、形が小さくても、子どもが描けるようになるその時を待ちます。 スケッチブックはお絵描きの成長記録。 少しづつ変化していく過程に意味があるのです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *facebookに写真を追加しました。→☆
辻 /クロッキーでスタート!
[お知らせ] 2016.01.11
辻 /クロッキーでスタート!
◎主宰:辻悦子 こども美術コースは、恒例のクロッキーで今年の幕開けです!4Bの鉛筆一本を頼りに、とにかく10分だけ集中してみると、「へえ〜こうなんだ。こうなってるんだ。」っていろいろ発見します。   自分の気持ちと同じスピードで描く素直な線は、今ここに生きてる証しです。写真は幼児クラスの作品ですが、小学生クラスになって慣れてくると、10分が以外に長かったりもします。 今年もここから全てが始まります。みんなで楽しく丁寧にやりましょう! ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【新年度のクラス編成】 在籍生徒様のご希望を調整しているところです。定員制のため1月末まで今しばらくお時間を頂きます。ご了承下さい。 新規入会をご希望の方から多くのお問合せを頂いております。ご希望の曜日をご記入のうえ、下記の体験レッスン又は入会説明会をお申込み下さい。宜しくお願い致します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【冬の体験レッスン】(要予約) 通常レッスンを下記の日程で体験していただけます。アトリエ5では、在籍生徒さんの制作環境を優先するため、月に一度の体験日を設けています。制作内容や欠員状況により、ご希望クラスでの受講が難しい場合もございますので、予めご了承下さい。 受講料:1500円☆生徒さんご紹介だと無料 ◎小学生クラス 前半クラス15:30~17:00 後半クラス17:00~18:30 ※月水のみ 『人物クロッキー』 1月11日(月)12日(火)13日(水) 『デザイン』 2月8日(月)9(火)10(水) ◎親子クラス  水曜日クラス10:30 ~11:30 『えのぐあそび』 1月20日(水)2月10(水) ☆見学(無料)は随時受け付けております。 お問い合わせ:アトリエ5☎ 044-411-5154 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【28年度入会説明会】 新年度4月からの入会をご希望の方対象の説明会です。 ご入会をご検討の方は、是非ご参加下さい! (要予約)定員8名 先着順 ◎親子クラス 2月25日(木)14:00~14:30 ◎小学生クラス 2月26日(金)16:00~16:30 ◎幼児クラスのご案内 新年度から水曜日13:30〜14:30に、3〜4才の親子参加のクラスを計画しています。 現在調整中のため、改めて3月〜4月の入会キャンペーンでのご案内となります。 入会をご検討の方はお気軽にお問合せ下さい。詳細が決まり次第ご連絡致します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
横山/色鉛筆クラス:透明な物を描く
[色鉛筆画] 2015.12.27
横山/色鉛筆クラス:透明な物を描く
おとな美術コース/制作:毎月第4土曜日13:30〜16:30(月1回) ◎感想/講師:横山大河 第8~9回の色鉛筆講座では、ガラスと水をモチーフにして透明な物を描く事に挑戦しました。今までとは異なる質感の物を描く事で質感表現の幅を広げることがねらいです。また、透明な物の対比として枝も一緒にモチーフを組みました。   透明な物を描く際には、今までの立体感の出し方の法則が通用しない部分があります。それは、陰影の「陰」がほとんどできない事です。 これまでは、稜線を中心にした陰影表現で立体感を表す方法を学んで来ました。しかし、今回のモチーフではそれが当てはまりません、このような場合、どのように立体感を表せば良いでしょうか。   その方法は2つあります。まず1つ目は、透けて見えたり映り込んだりしている物の形の歪みをよく観察する事です。ガラスや水を通した物の形は、モチーフの形状に沿って歪んでいるので、その歪みを正確に描く事で立体感を表現できます。 次に2つ目は陰影の「影」をよく観察する事です。陰影の「陰」は見えにくいですが、透明な物でも「影」はしっかりと見えます。影をよく観察する事で、立体感のみならずモチーフのキラキラした質感なども表わせます。   今回は、モチーフそのものの形、モチーフから透けて見える形、モチーフに映り込んでいる形と、様々な形が絡み合い複雑で難しい課題でした。しかしながら、皆さんとても熱心に取り組んで下さり、質の高い作品が出来たと思います。   色鉛筆は1つひとつの工程が少しずつ重なり、その集積で絵が出来てくる画材です、絵具で描く場合のように、一気に絵が出来たり、また、絵具の偶然性を利用した絵作りなどもできません。 そのため、作者がどのような姿勢で絵に向かい合っているかが比較的分かり易い画材と言えます。皆さん回を重ねるごとに技術的にも向上してきましたが、モチーフをじっくり観察する、1つひとつの描写を丁寧に行う、「ねらい」に沿ってモチーフからの情報を取捨選択するなど、作品制作に対する姿勢にも変化があるように感じました。   次回からは、最終回まで3回続きでそれぞれの「作品」づくりを行いたいと思います。 今まで学んだ事を活かして、各自のやりたい事を全開にして色鉛筆の表現に挑戦して頂きたいと思います。 僕もどんな作品ができていくのか、大変楽しみにしています!   ※本人のご都合により、3回全ての講座に参加できない場合でもお気軽にご参加下さい。 画面サイズを小さくし短時間で仕上げる方法にする。1回で終わる別課題を用意するなど、柔軟に対応致します。 また、色鉛筆画が初めてという方でも、入門編の課題も用意がございます。 色鉛筆画にご興味を持っている方の参加をお待ちしております!   <追記> 12月4日~12月15日に行われた個展「借形庭園」にお越し下さいました皆様、ご来場誠にありがとうございました。この場をお借りしましてお礼を申し上げます。 また、個展の様子を自分のホームページにて紹介しておりますので、そちらもぜひご覧頂けますと幸いです。 ●アドレス:http://yokoyama-taiga.sakura.ne.jp/bio/houkoku-2015-s.html    
本田/『発表会&お楽しみ会』(特別レッスン)
[小学生クラス] 2015.12.25
本田/『発表会&お楽しみ会』(特別レッスン)
小学生クラス  2015年12月  ◎ 感想/講師:本田雄揮(月・水曜日クラス) カラリと冷たい空気が冬本番を感じさせる今日この頃。 2015年も終わりを迎えようとしています。 今年の12月は盛りだくさんのイベント続きでした。 まずは先日お伝えした国際児童画展の鑑賞会。 その次は冬の工作発表会。 最後に待ちに待ったお楽しみ会。 通常レッスンとは異なるものでしたが、子ども達はそれぞれで考え、とても楽しんでいました。   発表会では部屋を暗く覆いそれぞれ持ち寄った懐中電灯で、吊り下げた「ねがいのかたち」をライトアップ。作品に込めた願いや工夫したところ、お気に入りポイント、来年の目標などを1人ずつ発表していきました。等身大の願いの声に響き合うように、作品は輝きを深め、それは眩しいほど。皆が立派に言葉を選び、それに真剣に耳を傾ける姿は、きっとお互いの作品を認め合う心が育っている証なのでしょう。 その後は、暗室を活かし2グループに分かれ影の造形遊び。紙コップやペットボトルなどを利用し「かげタワー」を制作。喧々諤々と意見を交わし、「なんだかよく分からないけどきれいでおもしろい」を追求しました。グループ制作では、意外な子が頭角を現すこともしばしばありますが、まさかここまでとは。短時間でしたが、実に興味深い取り組みでした。   最後はお楽しみ会。例年乾杯の後ピタゴラ装置を制作しますが、今年は材料として大量の段ボールが投入され、更なる規模の拡大が図られました。前回の「かげタワー」を引き継ぐように、意見を交わしながら協力時々衝突、のち和解。「真剣に遊ぶ」表情のなんと美しいことか。良い工夫や面白いアイデアってこんな表情の時にひょっこり顔を出すものなのですね。いつもは澄ましている子の大きな笑い声、転がるビー玉の行く末を案じる皆の眼差し。繊細な微調整を行う研ぎ澄まされた指先。クリエイティブが充満した部屋は、今年を締めくくるに相応しい熱気でした。   知らないことを知ってみる。 人やものに耳を傾けてみる。 真剣になってみる。 かたちに残らない、だけどきっと大切なもの。 こころの育ちが計りしれない12月でした。   本年もアトリエ5にご理解ご協力頂き誠にありがとうございました。 次年も何卒宜しくお願い申し上げます。 では皆様、良いお年を。 ・・・・・・・・・・・・・・・ *facebookに写真を追加しました。 月曜日・水曜日クラス:発表会&お楽しみ会 火曜日クラス:発表会☆ / お楽しみ会☆    
私の好きな曲
[中高生クラス] 2015.12.19
私の好きな曲
制作:2015年 秋冬 ◎感想/講師:辻悦子 中学生クラスでは音楽好きが多く、油絵のお片づけの時には「○○のライブ行きたあ〜い!」と楽しそうに情報交換しています。そんな様子を見ていて、秋の油絵は、少し難度の高い「抽象表現」に挑みました。 まず、好きなアーティストの1曲を選び、スケッチブックに下描きをして、少しずつ自分の描きたい事が見えて来たら、キャンバスに再構成していきます。 途中、何度も聞き込んでいくうちに、最初のイメージが物足りなくなったり、逆に省略したくなったりと、試行錯誤を繰り返すと何だかいい感じになって来て、最終日には新しい自分を見付けた様で、大満足の笑顔を見せてくれました。 私は今回初めて聞く曲が多く、歌詞に共感したり、テンポに付いて行けなかったりと必死でしたが、新鮮で楽しい時間でした。全体に落ち着いた配色の作品群ですが、自分らしい色作りのコツを掴み、暗いだけではない魅力があります。 幼児クラスや小学生クラスで描いて来た「聴想画」が、思春期にこのように発展する事は感慨深く、これからも臆せず素直に表現できる場でありたいと願います。 *facebookに写真を追加しました。→☆   
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