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山田/幼児:ラディッシュとカブ
[幼児クラス] 2014.05.26
山田/幼児:ラディッシュとカブ
幼児クラス / 制作:2014年4月 ◎感想/講師:山田 稔子 ベランダ菜園でラディッシュがたくさん採れました。というのは昨年の話。 よし、これはモチーフにいいかもと今年も種を蒔いてみました。 が、なぜかうまく育ってくれません・・・。困った・・・。 なんでかなぁ、みんなに描いてもらおうと思ったのに。。 と、かろうじて芽と葉だけは出た鉢を見せてレッスン冒頭で話すと、 「お水をもっとあげたら!?」「周りにお花を植えて応援してあげたら!?」 と、アドバイスや励ましの声をくれました。みんなやさしい〜。 幸い、ご近所に立派なラディッシュが売られていたので 絵のモチーフは無事に用意できました。真っ赤でカワイイ! プラス、白くてつるんとしたカブと、ちょっと珍しいうす紫色のカブ。 この瑞々しい季節の旬のものを、感じて観察して描くことが5月のテーマです。 触って、匂いをかいで、味見もしてみて、そしてそのモチーフが アトリエにやってくるまでのストーリーなどを聴くことで、想いが膨らみ、 制作への入り込みが変わってきます。 土の中に実ができるのが子どもたちにとっては意外なことだったり、 切ったカブのヘタからまた葉が生えてくるのを観察してみたり 目に見えていることの周囲や裏側をも知ることで、何か実感を得た経験が その絵と共に子どもたちの中に残るといいなと考えています。 みんなに少しずつプレゼントしたラディッシュの種は、上手く育つかな? 鉛筆の健気な線で形をとり、クレパスの重ね塗りで本物の色を追求し、 背景は絵の具でモチーフの周囲を彩ります。 できた〜!という声が上がると、少し離れて一緒に画面を眺めます。 楽しくランダムに塗っていた?ように見えたある男の子、3秒じっと画面をにらみ、 「・・・ココ足りない。この色で仕上げる」と最後にほんの一筆。画竜点睛! じっくりと丁寧なモチーフ描写にこだわった女の子は、絵の具の仕事も妥協なし! ちょっとのバランスで絵が仕上がることを何となくわかっていたり、 ちゃんと自分の意志と「納得」で絵の完成を迎えること。 子どもたちなりにも一人の表現者としての感覚がそこにあり、 同じ物を前にしてもそれぞれの解釈や心の動きで全く違う絵が現れることを、 尊重していきたいと改めて思いました。
辻/子供油絵:春の庭
[小学生高学年] 2014.05.16
辻/子供油絵:春の庭
子供油絵クラス 2014年5月 ◎辻悦子 満開のバラですっかり印象を変えた庭にちょっとビックリ?「きれい〜!」 と歓声があがりました。鮮やかな色彩といい香りが充満していて気持ち良い のですが、早くもハチがブ〜ンと飛んで来て「キャ〜!」と大騒ぎでした。 雨の季節を前に、ほんのひと時でしたが子供たちと花に囲まれて幸せでした。   さて、今週の油絵の制作は、シャクナゲの「下塗り」を行いました。下描き の段階で明度計画を決め、早い子は「重ね塗り」に挑み、ピンクの花と葉の みどりが引き立つ配色をいろいろと考えています。パレットで微妙な色作り を工夫し、センスの良さが感じられ既に手応えを感じています。楽しみ〜!   アトリエ5で楽しく制作するうちに、季節のうつろいを愛でる心を育て、五感 を活かした豊かな表現力を体得してきました。特に今年はレベル高いです! 初めての油絵に戸惑う場面もありますが、みんな覚えが良くとても快調です。 今回は丁寧に描く事を優先し、予定を延長して完成は7月になりそうです。 ご家庭のご協力に改めて御礼申し上げます。これからも宜しくお願いします。   *facebook[アトリエ5]に写真を追加しました。→☆
渋谷/5月の絵本棚
[親子クラス] 2014.05.07
渋谷/5月の絵本棚
◎親子クラス講師:渋谷葉子 このゴールデンウィーク、皆さんはどちらにお出かけされましたか? 私は念願の「あしかがフラワーパーク(栃木県)」に行ってきました。 樹齢150年、奇蹟の藤の花。 一本の樹が畳500畳というとてつもない広さに広げる枝振りは 神が宿っているかのような美しさと、芳香な香りが辺り一面に漂ったいます。 圧巻を通り越して、言葉も出ず、只ただ酔いしれてしまいました。 私がここを知ったのは、たくさんのふしぎ「大ふじのひっこし」(福音館書店)という絵本でした。 日本初の女性樹木医となった塚本こなみさんが、この大仕事を手がける行程が描かれています。 この絵本を読んで、想像もつかない大藤をぜひ是非、見たい!! 長年の夢が、やっと実現できました! また、私からこの話を聞いた講師の山田も、この休みに見に出かけたそうです。 山田クラスで関心ある方、ぜひ聞いてみて下さい。 大藤の他にも白藤、八重藤、薄紅、黄色藤と珍しい藤がたくさんあります。 大藤はまだ下まで咲ききっていませんでした。 また、黄色い藤はまだまだこれから咲きます。 ゴールデンウィーク過ぎたあとも2週間くらいは見頃だと思います。 見たい!と思われた方、まだ間に合いますよ♡ さて、本題が後になってしまいました。 今月の絵本棚は太田大八さんのシリーズでまとめてみました。 多摩帝国美術学校図案科卒。卒業後は建築家の元で働く。 図面の引き方や組立建築について教えを受け、全国を回ってこの技術を指導する。 戦後、中学校の同級生で出版社の編集長に声を掛けられ、絵本の道に入る。 絵画とデザインと、幅広い太田さんの絵本の世界をお楽しみ下さい。 あと、もう一つは、今年3月に104歳でお亡くなりになった、 ぞうさんの作詞で知られているまどみちおさんです。 まどみちおさんからの手紙「こどもたちへ」と 意外と知られていない、画家まどみちおとしての世界。 こちらも合わせてご覧下さい。
山田/小学生:春の生き物
[小学生クラス] 2014.05.02
山田/小学生:春の生き物
  小学生クラス  2014年4月 ◎ 感想/講師:山田稔子(火曜日クラス)  ちょっと緊張の4月がスタート。新メンバーでの小学生クラスが始まりました。 みんなどんな絵を描くのかな、どんな仲間たちなんだろう? 初回のレッスンでは、なんだかソワソワドキドキな感じが伝わってきました。 だからこそ硬くならずに、まずはリラックス。 ムズカシく考えるよりまず、手を動かそうよ。 木々も草花も大地も虫や動物も、活発にうごめきだす春。 春そのものの存在自体が、何か見えない生き物のよう。 真っ白の画面の真ん中に生まれた小さな「心臓」が ゆっくり脈打ちながら育つように、クレパスの色を広げていきます。 自分のイメージで選んだ春の3色が、画面で不思議に混ざり合います。 ザラザラの紙の目が見えなくなると、描き味が変わり 子どもたちの夢中スイッチが入ります。 塗って塗って塗りまくる。声をあげ、力を込め、腰を上げて前傾姿勢! 両手はもう色まみれです。春色紙、エネルギーぎっしり。 知っている春の生き物は色々いますが、今回の制作では くじ引きで決めた「チャームポイント」を手がかりに、 空想の生き物の姿をつくり上げます。 ハサミで切る「形」と、色んな不道具で引っ掻いて表すその「手触り」。 最初から計画して、というよりも、手を動かしながら考え、 挑戦やヒラメキを柔軟に取り入れて発展していきます。 暗いグレーの台紙に貼ると、浮かぶように春色が映えます。 余った春色紙の紙片は、ゲーム形式でクラス全員で交換。 友達からもらった色がいいアクセントになって、仕上げを彩ってくれました。 作品は自分でつくる自分のものだけど、 同じ空間で仲間と一緒につくっているからこそ広がる表現もありますね。 じっくり集中もいいけれど、ワイワイつくるのも良いものです。 制作を通したコミュニケーションも大切。 緊張はもうかなりほぐれたことでしょう。 ============================  ◎こども美術コース・小学生クラス 生徒募集中◎ 【 5月の制作は旬のモチーフの観察画です! 】 月曜日クラス/火曜日クラス/水曜日クラス ・低〜中学年(15:30~17:00) ・中〜高学年(17:00~18:30) 見学・体験、随時受付中です!お気軽にお問い合わせ下さい。 ☆アトリエ5☎:044-411-5154 ============================
本田/小学生:春の生き物
[小学生クラス] 2014.05.02
本田/小学生:春の生き物
小学生クラス  2013年4月 ◎ 感想/講師:本田雄揮(月・水曜日クラス) ◎作品のねらい   ・『春』というキーワードから抽象的な色や形を作り、そこから空想を広げ生き物を表現する。   ・基本的な道具の正しい使い方を知り、表現を工夫する。   ・様々な道具を使ったテクスチャー作りを楽しむ。 4月となりアトリエ5の新しい1年がスタートしました。今年度は作品展も開催されるので講師陣も気合い十分です。皆さんどうぞよろしくお願いいたします! 新年度一発目は、春の空想画『春の生き物』。 シンプルなテーマですが、だからこそ子ども達のイマジネーションが広がります。 まずは、まぜ色を駆使した『春色紙』に、はさみで不思議な形を切っていきます。 その形に反応していきながら、ブロック、爪楊枝、ヘラ、バレンなど、様々な道具を使い生き物の『手触り』を作っていきます。 ザラザラ、フワフワ、モコモコ、そしてもっちり(小2の男の子が自分のほっぺたを触った時の印象です。ステキ。)などを、紙を削ったり穴を開けたりして表現します。 画鋲でプチプチ夢中で穴を開けていた男の子が、目をキラキラさせながら叫びました。 『ぼく、これ、気に入る!!』 …気に入ったではなく?まさに『今』の感動を率直に伝えてくれました。心震えるセリフです。 最後に生き物を台紙に貼り、余った『春色紙』をクラス全員で交換していきながら周りをより楽しく仕上げて完成。 表現に偏りがでないのはさすが。まぜ色が美しく、貼っていない部分の想像も広がっていくステキな作品となりました。 スタートに相応しいとても楽しい制作となりました。 ===================== ◎小学生クラス  :『道具の正しい使い方』 今回の制作は特に、はさみとのりの正しい使い方を詳しくおさらいしました。 みなさん、はさみとのりの正しい使い方、ご存知ですか? 道具の正しい使い方は知っているようで知らない、できるようでできないものです。それは子どもも大人も同じです。 ではなぜ正しい使い方をしなければいけないのか? 正しい使い方をすれば、まず姿勢が美しくなります。気持ちがまっすぐになります。制作に余裕が生まれ、表現の幅が格段に広がります。 はさみを動かさず、紙をこまめに回して切った子ども達は、以前よりとてもかっこよい形が出来上がりました。 のりをつけすぎずしっかりと薄く伸ばし、ぎゅっと上から押した子ども達は、以前よりも台紙も汚さずバランスも美しい貼り方で完成できました。 正しい使い方に、難しくできないことは、何一つありません。実はとても簡単なことで、表現は飛躍的に豊かになるものなのです。 一方、現代はスティックのりや安全で手軽な紙を切る道具など、ニーズに合わせたサービスが施されたものが使用されることがほとんどです。 『そっちの方が便利じゃーん。私そっち使うから別に正しい使い方、知らなくてもよいわ。』と思うのは当たり前です。 しかし、本来はさみは危ないものです。のりはべたつくものです。だから正しい使い方が必要だったのです。 便利で安全な道具は、使い勝手がよい一方、本来の性質から使用者を遠ざけ、テキトーな使い方を許してしまう傾向があります。 いくら便利でも、テキトーな使い方でよい表現ができるはずもありません。最初からそれでは、ひとつひとつの作業が軽視され、表現は委縮する一方でしょう。 『便利だと思ったらなんかうまく切れない、くっつかない。つまんない、やーめた。』なんてことになりかねません。 道具使用方法の簡略化は、表現の広がりを危ぶむものになりかねないのです。 『自ら工夫する心を育てる第一歩は、道具の正しい使い方から』 いくら便利で安全な道具があっても、アトリエ5では、はさみは切れるもの、のりはべたつくものという大前提を忘れず指導しています。 指につけて使用するのりをマスターしたアトリエの子ども達は、スティックのりでも出し過ぎてベタベタになることはおそらくないでしょう。 はさみでけがをすることも、うまく切れなーい、先生やってーということもおそらくないでしょう。 大人になって重要書類をのりで台無しにすることも、かっこ悪い紙の切り方で同僚に幻滅されることもないでしょう。 もし、はさみやのりの使い方に自信のない大人の方は、是非お子さんに聞いてみてください。 きっとちょっと驚くくらい美しい切り方、貼り方をしてくれるはずですから。 ===================== *facebook[アトリエ5]に生徒作品を追加しました。→☆
山田/幼児:光のシャワー
[幼児クラス] 2014.04.29
山田/幼児:光のシャワー
幼児クラス / 制作:2014年4月 ◎感想/講師:山田 稔子 今年度の幼児クラスは、賑やかに始まりました。 これまでの木・金曜日クラスに加え、水曜日クラスがオープン。 3つのクラスのカラーの違いがすでに出ていて面白いです。 初めてのことがたくさんの4月は、子どもたちもヤル気満点! 跳ねるようにアトリエにやってきて、瞳がキラキラ、声も弾んでいます。 春だもんね、ピカピカだよね。そんな気分を、空想にのせて表現します。 春のカケラがひらひらと、真っ白画用紙の上に舞い降りたら そこから「光のシャワー」が降り注いできました。 クレパス全24色、色の名前も確かめながら1本1本、気持ちよく線を描きます。 光を浴びに、アリさんや仲間たちが遊びにやって来た! チョウチョにテントウムシにオタマジャクシ。お花も咲きます。 自分で混ぜてつくった色の絵の具で背景を彩ると、 光のシャワーの間から空がのぞいたり風が吹き抜けたような感じに。 絵の具を筆でぺたぺたする感触が気持ちがよくって思わず手で描き出す子も(笑) 4月だし、頑張りすぎずさっくりとできれば十分、、と思いきや 「まだまだ描きたい!」とっても熱中してお絵描きできたのでした。 直感で選んだ色合わせがイキイキ輝き、筆あとも踊っています。 ようし、これから一年どんどん描こう!パワーのみなぎるスタートです! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ **幼児クラス 生徒募集中** 4月からスタートしたばかりのお友達も多く、まだ若干の空席もございます。 新生活が軌道にのり始め、そろそろ何かおけいこを... とお考えの方、是非一度レッスンの見学・体験にお越し下さい。 5月のレッスンは旬のモチーフ「観察画」の予定です! ご予約・お問い合わせ:アトリエ5☎044-411-5154
渋谷/親子:はらぺこ あおむし
[親子クラス] 2014.04.14
渋谷/親子:はらぺこ あおむし
◎講師:渋谷葉子 制作:2014年4月 春休みに入会者が続々、4月には一気に2クラス開講の運びとなり嬉しい悲鳴です! 今年度最初のレッスンは、とてもにぎやかに始まりました。 親子クラスの導入は、まず手遊びから。緊張した表情が一気にほぐれます。 そして、今回の絵本は「はらぺこ あおむし」 鮮やかな色彩とたくさん食べ物が出てくるので、こども達は大好きです。 しかけの穴に指を入れて「むしゃ むしゃ」とやってみせると、 じ〜っと食い入るように見ていましたよ。 絵本のあとは絵の具遊び。クレパスであおむしを描いて、絵の具で塗ります。 今回のねらいは、青と黄いろを混ぜて、みどりを作ること。 色の多い少ないで、黄みどりになったり、青みどりになったりします。 こども達よりも、ママ達の方が真剣です。 ママが夢中になると、こども達はじっと待っていられません! 出来上がった緑色をぐい〜っと筆で運ぶと、やめることを知りません。 今日作った緑色は、こども達の記憶にずっと残ることでしょうね。 次回も「はらぺこ あおむし」で楽しみます。 私も子育ての時には、この絵本がボロボロになるまで何回も読みました。 そして、そのうちにこどもが覚えて、私に読んで聞かせてくれるようになりました。 やさしい文章と言葉の響き、そしてあおむしの変化していく様。 思い出絵本、ベスト3の一冊です。 お母さんのその日の気分で、ちょっと調子を変えて読んでみたり、 時には、お父さんの太くたくましい声で読んでもらったり。 繰り返し何回も読んでもらうことが、心の栄養になるのだと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【親子クラス・春の体験会受付中!】 活気のあるクラスがスタートしました! まだ、若干のお席が空いております。 是非、この機会に始めてみませんか?         ☆ 日 時:4月16日(水) 10:30 〜 11:30 受講料:通常1,500円→割引500円(当日納入)     *無料券やクーポンのある方はご持参下さい。 持ち物:汚れてもいい服装でお越し下さい         ☆ ご予約:15日(火)18:00まで受け付けております お問合せ ☎ 044−411−5154
渋谷/4月の絵本棚
[親子クラス] 2014.04.01
渋谷/4月の絵本棚
◎親子クラス講師:渋谷葉子 今まで眠っていた草木が一斉に花開き、入園入学式と新しい生活がスタートします。 身も心も軽くなり、ウキウキ、ワクワクと気持ちが弾んできますね。 アトリエ5の玄関には、そんな生徒さんを可愛いたんぽぽのお花がお出迎え。 それに合わせて絵本も「たんぽぽ」の作者、平山和子さんに決めました! 私が初めて絵本読み聞かせの講習会に参加した時、紹介されたのがこの絵本でした。 講師は大学の先生で、学生に最初の読み聞かせに読むそうです。 たんぽぽは可憐な姿とは真逆に、地面の下では太く長〜い根をおろしています。 その様子を絵本4ページに渡って見せ、出版当時はとても斬新なアイディアだったと思います。 ご主人の平山英三さんも絵本作家であり、お二人で新しい絵本の世界を開いてきました。 幼い頃から植物を愛でてきた平山さんならではの視点がステキです。 「母の友」に掲載している作者のページも合わせてご一読下さい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ★展覧会のご案内★  生誕120周年「武井武雄の世界」    3月26日(水)〜4月6日(日) 日本橋高島屋 8階ホール    4月23日(水)〜5月5日(月) 横浜高島屋  8階ホール 大正から昭和にかけて、「こどもの心にふれる絵」の創造をめざし、「コドモノクニ」「子供之友」 「キンダーブック」などの児童向け雑誌で活躍しました。特に“童画“〈大人が描くこどものための絵〉 という言葉を生み出しました。発表された作品はこどもが喜ぶだけでなく、大人が観ても満足する 芸術性の高いものです。また、版画、郷土玩具のコレクションと研究、玩具の創作、本の装丁など のデザイン、造本など、途方もない引き出しの数々とアイディア。こどもの国の魔法使いです! 少し古いイメージを持って観に行きましたが、いえいえ、古さを全く感じさせず、美しい色彩と武井 さんの創造の世界の広さに、只ただ圧巻でした。雑誌を愛読されていた世代の方々が観に入らしてい るので、混み合うこともなくゆったりと武井さんの世界に浸れますよ。是非、観に入らして下さい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ = 親子クラス・春の体験会・参加者募集中!= 春です!装いも軽くなったこの季節にさあ、お子さんと一緒に何か始めてみましょう! 3月末に入会者が増え、2クラス開講致しました。まだ、若干お席が空いておりますので、 関心おありの方は、是非この機会に体験に入らしてみて下さい。 体験会:4月16日(水)10 : 30 〜 11 : 30(定員5組様・先着順・入会をご検討の方対象です。) 体験代:通常1500円→割引 500円(キャンペーン期間のみ) 持ち物:こちらで用意致します。汚れてもいい服装でお越し下さい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【お問合せ・入力フォーム】 春休み:4月1日(火)〜4月6日(日)も随時受付中! 期間中のお問合せはなるべく下記からお願いします。 https://atelier-5.com/contact/index.html#contents01 (←クリック) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 春休み中のお電話でのお問合せは、不在の場合もございます。 予めご了承下さい。☎044−411−5154 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本田/小学生:花器と春の芽吹き
[小学生クラス] 2014.03.29
本田/小学生:花器と春の芽吹き
小学生クラス  2013年3月  ◎ 感想/講師:本田雄揮(月・水曜日クラス)  今年度最後の制作『花器と春の芽吹き』。大変有意義なものとなりました。生け花の持つ空間美。その凛とした空気が教室全体に広がり、心地の良い雰囲気の中、個々が持てる力を十分に発揮できました。 3月の制作は、例えるならば『花』です。春に芽を出し、夏に枝葉を広げ、秋に色付き、冬を超えて膨らんだ、子ども達それぞれの『感じ、表現する力』の蕾が、いよいよ美しく咲く。まさに集大成です。 花を咲かせるのに必要なことは、蕾に直接手を加えることではありません。それは無理やり早く美しく咲かせようと『結果』を焦るあまり、余計な歪みを持った花になってしまいます。大切なことは『土』です。 アトリエ5では、1年かけてゆっくりと様々な栄養分を土に含ませ、それを子ども達が自ら吸収し、ゆっくりと着実に成長してきました。 最後にどんな花を咲かせるか、それは子ども達が自ら選択するものです。土づくりを終えれば後はその力を信じ、じっくりと見守る。それが講師の、そして大人の役目です。余計な指導は極力控え、制作中の選択を出来るだけ各自に委ねる。そうして咲いた花は、色、かたち、大きさは全て異なり、しかしその全てが『美しい』と言い切れるものでした。 ある小2の男の子が、制作中に誰ともなく呟きました。画面に絵の具でのせた濃いめの藍色、それをじっと見て「…つよいなー」と一言。 この一言が私は忘れられないほど印象深く心に残りました。 なぜかは複雑でうまく説明できませんが、少なくともこの言葉は、彼が自ら育ててきた「花」が素晴らしく咲いたことを十分に感じさせてくれるものでした。 それぞれが見つけた『感じ、表現する力』。この先もゆっくりと力強く育んで欲しいと思います。1年間ありがとうございました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *facebook[アトリエ5]に、作品と制作の様子を追加しました。→☆
中上/小学生:花器と春の芽吹き
[小学生クラス] 2014.03.29
中上/小学生:花器と春の芽吹き
小学生クラス 2014年3月 ◎作品のねらい ・花器と植物の構図を効果的に捉える ・作品に対して自分のイメージを持ち、背景の表現方法を考える ・自分の表現方法にあった筆と絵の具の使い方を学ぶ ・今の自分を大切にし、気持ちをこめて作品に向かいあう ◎感想/講師:中上佳子(火曜日クラス) 今年の春は行きつ戻りつ、来そうでまだ来ないと待ち遠しい思いをしました。いよいよ桜の開花する頃!子供たちの作品も今年度最後の集大成です。今回の観察画のテーマは花器、それとじっと春を待つ新芽たちです。今回は華やかな春の花を描くことよりも、花器の存在をどう活かすかを主題として挑戦してもらいました。 花器は三種類。個性の異なる花器に合わせて、主宰の辻に自宅のお庭で育った葉牡丹、猫柳、南天、ヤツデの実を生けていただきました。今年の大雪を乗り越えた辛抱強い植物たちは、お花屋さんで見かける植物とは違った生の姿。子供たちは触って感触を確かめながらそれぞれ描きたいと思う花器の前へ集合! 制作で大切にする事と、日本画家の小倉遊亀さんや、洋画家の坂本繁二郎さんの作品を紹介した後は、とにかく子供たちの描くイメージをじっと見守ることを一番大切にします。それは一年を通して様々なことを知り、学び、ともに時間を過ごしてきた子供たちを信じることでもあります。クレパスのひっかき、たらしこみ、混色、重色、淡彩・・・今年一年体験してきた様々な技法の中から、子供たちは自分の作品のイメージにあった表現を選び、筆を運んでいきます。制作が一区切りついた時やお片づけのときに、冗談を言ったり笑ったり、和やかな雰囲気が生まれるのはいつもと同じなのですが、完成に近づくにつれ、いつもと少し違う、今年一年の自分に対して真正面から臨んでいる空気が濃くなっていくのを感じました。皆、言葉に出さなくとも“今の自分を出し切りたい”と思っていたのだと思います。まさに、集大成という言葉通り、心のこもった一枚が完成しました。 レッスンは、どのクラスも同じということは無く、そのクラスの子供たちと季節と作品が響き合い、その瞬間に生まれてきます。火曜日クラスの皆と一緒に過ごせた時間は本当に貴重で、私自身も子供たちの姿から学ぶことも多く、とても楽しかったです!4月から、またそれぞれの新しいステージで、精一杯楽しむことができるように応援しています!一年間、どうもありがとうございました。
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