体験を予約する

┃ blog ┃

子供上級と子供油絵
[小学生高学年] 2017.04.10
子供上級と子供油絵
新年度も一週間が過ぎました。桜が最盛を迎え、新たなメンバーを迎えたそれぞれのクラスは、明るい雰囲気に包まれています。子供上級、子供油絵の両クラスも、少しの緊張と大きな期待を含んだ、ステキなスタートを切ることができました。今まで小学生クラスで培った力を、子供上級クラスではより深め、子供油絵クラスでは新たな画材に挑戦することを目標に行っていきます。どちらも実力はお墨付きの高学年ばかりです。最初の作品のテーマは「パイナップルと春」。大きくて複雑なパイナップルと、自分で見つけた春のものを組み合わせて制作していきます。上級クラスでは早速パイナップルと向き合い、黙々と描写。線の一本にこだわりを持ち、実の部分のリズムを工夫したり、葉の重なりを捉えたりと、自然にモチーフと対話していく姿はさすがの一言。油絵クラスは、パイナップルと組み合わせるアイビーの葉を辻の自宅に探しに行き、自ら選んだものを構成してまずはデッサン。初めての油絵を楽しみにしていた子は、すぐに道具を使えず少し残念そうでしたが、油絵は準備がとても大事。納得して画面の構図を熟考していました。小学生クラスと異なるのは、道具や制作時間だけではありません。制作において「自ら獲得していく」ことがより重要になっていきます。モチーフも自分で考え、構図や構成、色、そしてどんな絵にしたいかという意志。順を追って作品を構築していくには、能動的な働きかけが必須です。高学年になった今だからこそ出来る、また今しかできない作品づくり。張り切っていきましょう。
気持ち新たに
[ツジエツコ] 2017.04.07
気持ち新たに
御進学御進級、誠におめでとうございます。アトリエ5でも今週から新年度が始まり、庭の花桃で祝い花を添えてみました。各クラスの担当講師は、以下の布陣で気持ち新たに臨みます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。= 新年度の担当講師 =幼 児クラス:山田稔子 福田希美小学生クラス:本田雄揮 春日千尋子供上級・子供油絵クラス:本田雄揮(辻)中高生クラス:本田雄揮 吉田一民おとなクラス:辻 悦子 山田稔子 横山大河・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■幼児クラスと小学生クラス恒例の自己紹介とクロッキーで盛り上がり、クラス作りとしてはまずまずのスタートです。ワイワイ楽しい時とシ〜ンと静かな時のメリハリを、まず体で覚えて欲しいと思っています。次週からは春の空想画が始まるのでワクワクですね!■子供上級・子供油絵クラス1レッスン2時間の小学生高学年対象のクラスです。鉛筆デッサンで描写力を付けているので、春の静物画はド〜ンと充実のモチーフ設定です。たっぷり時間をかけて制作しましょう。■中学生高校生クラス長年通う生徒さんなので、各自が制作のねらいを定めて新作に挑む感じです。高校生になるとF10号と画面が大きくなるので、気力だけでなく体力も必要になります。また、学業と部活動との両立も先輩からコツを学び頑張ってほしいです。■おとなクラス新しい技法の開拓や苦手分野の克服など、春期は柔軟に捉えていきます。そろそろ新緑の季節到来で、お天気が良ければ庭の写生会で心もリフレッシュして下さい。土曜特別講座も各種ご用意致しますので、表現の幅を広げましょう。・・・・・・・・・・・・・・・・【春の入会キャンペーン】お陰様で3月末でほぼ定員に達したのですが、一部に欠員がございます。入会をご希望の方はお早めにご連絡下さい。*お問合せ:https://atelier-5.com/contact 
場のちから
[小学生クラス] 2017.03.31
場のちから
「楽しすぎて会場に泊まりたかった。」作品展を終え、早一ヶ月。今週、今年度最後となる「作品展の花」の制作が無事終了致しました。完成作品は全てが充実感に満ち溢れ、どの子にとっても記念碑となる素晴らしいものでした。制作を始める前、作品展の感想を皆に尋ねました。この作品が良かった、上級生がすごかった、皆見に来てくれて嬉しかった…。その中で、私の心に最も残った感想が、初参加だった子が興奮気味に言った冒頭のものです。作品の裏側にある作者の思いは全て異なり、それは、同じ美しさを持つ作品は一つとしてないことへ繋がります。しかし、異なるそれらが集まることで、全く予想しない空間としての美がひとつ、そこに生まれるのです。それぞれの作品から「個」としての美が空間に滲みだし、それらがゆっくりと合わさって生まれた「場」としての美。それは、作為的ではなく、同じ空間で共に制作したからこそ生まれる美。別々の場所で制作し、ただ会場で顔を合わせただけでは決して生まれない、滅多に感じることのできない美しさです。そのような抽象画より難解で曖昧な目に見えないものを、彼は確かに感じとり、彼なりの言葉で伝えてくれたのでしょう。彼はもう知っています。今描いている絵の向こうに、何があるのかを。一本の線に、ひとつの色に思いを込めるということは、そしてものをつくるということは、どういうことなのかを。作品展を経て、どの子も本当に、本当に大きく成長しました。彼らが感じた作品展での「可能性」は、そのまま彼ら自身の「可能性」です。自分の可能性を信じ、そして共に制作する仲間の可能性を信じることができる。それができる「場」が、驚くほどの成長をもたらす。この一年、このちいさな部屋がそのような「場」に少しでもなればと思い、私は取り組んできました。最後のひと月で、なんとか子供から及第点はもらえたようです。絵の中で美しく咲き誇る花々を多幸感に満たされながら見て、勝手にそんなことを思いました。「場」としてのちから。この一年、それらを支えて下さりましたご家庭、関係者の皆様に、スタッフ一同心より厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。そして今後とも末永くアトリエ5をどうぞ宜しくお願い申し上げます。== 小学生 ク ラ ス ・ 新 年 度 生 徒 募 集 ==*全6クラスのうち火曜日で動きがあり欠員募集!!(先着順)【対 象】小学1年生〜4年生【日 程】4/4(火)前半クラス 15:30〜17:00【内 容】人物クロッキー お母様:説明会【受講料】通常1500円 → 500円 ※見学は無料*小学高学年の方は、子供上級クラス(木曜日)をお勧めしています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【アトリエ5】  ☎️ 044 – 411 – 5154(休:日曜日)10:30〜15:00入力フォームはこちら↓ ご相談もお気軽にご記入下さい。https://atelier-5.com/contact/index.html#contents01 
新しい春へ
[幼児クラス] 2017.03.27
新しい春へ
とうとう一年の締めくくりの3月、作品展の会場に飾られていたお花を描きました。会場でみんなの作品を応援してくれたお花たちに「ありがとう」の気持ちを込めて。子どもたちは目をキラキラさせ、制作に向かいます。作品展という経験が彼らにもたらしたもの。展示された作品が多くの人に観てもらえ、届いたメッセージカードが嬉しかったり。小学生の作品に刺激を受けて、自分もあんなふうに描きたいと憧れたり。描く喜び、表す喜びは、誰かへ届いたりまた繋がりを生んだりもするという実感を持てたのではないでしょうか。 いつもに増して意欲が漲る、シーンと静まるレッスン時間。花に向き合う鋭い眼差し、伸びやかで迷いのない鉛筆の線、丁寧に観察し混色したお花や葉っぱの色。ただ描く、そのシンプルな取り組みに細かな言葉がけはほとんど必要ありません。描く間の子どもたちは絵の世界に花と同化していくような感じがあり、その空気を壊してはならないような、尊い緊張感がありました。 この一年の成長は、もちろんアトリエだけでなくご家庭や園での生活の様々な経験に支えられていることでしょう。週に一度だけ会う子どもたちの背景それぞれに何があったのかをすべて知ることはありませんが、この時期の彼らの姿には、手を引かなくても背中を押さなくても、自分で進む逞しさを感じます。どんな毎日でもすべて自分の糧にして、光の方向へとぐんぐん伸びていく。本来の、生命としての強さをそこに感じずにはいられません。子どもは、生命は、自身で成長する力を持っている。その事を忘れずにいたいです。 背景にたっぷりと気持ちよく絵の具を塗って完成させた作品は、堂々としていて、おおらかで、子どもたちの今の気分が素直に表れているようでした。これまでの自分にありがとう。これからの自分にわくわく。そして、そんな今のみんなに改めておめでとうを伝えたいです。本物のお花はいつかは枯れてしまうけれど、絵の中のお花はいつまでも咲いています。自らの力で今の自分を咲かせられて、よかった。餞(はなむけ)としてふさわしい作品、どうぞ大切にして下さいね。新しい春、新しい自分を迎えましょう。  == 幼 児 ク ラ ス ・ 新 年 度 生 徒 募 集 ==☆3/30(木)開催・無料ミニ体験+説明会 新学期から一緒に始めませんか?幼児クラスのお友達、募集中です!春休みのこの機会に是非一度、教室を覗きにいらして下さい。アトリエ5の指導方針、幼児クラスの制作内容など詳しくご説明致します。【対 象】新年中・新年長のお子様(4〜5歳児)【日 程】3/30(木)10:30〜11:15【内 容】お子様:ミニ制作 お母様:説明会【受講料】無料(先着順)〆切間近、お早めにお申し込み下さい!
作品展2017の感想 おとな会場:吉田
[中高生クラス] 2017.03.22
作品展2017の感想 おとな会場:吉田
金曜日 中高生クラス担当 吉田一民作品展2017を終えて、私は今年の作品展にスタッフとして初参加の中、其々の展覧会場には多くの人に足を運んで頂き、3日間という期間を感じさせないような活気と其々の作家の熱量を感じることが出来た展示会となっていたのではないでしょうか。おとな会場の熱気のある雰囲気の中、完成度の高い作家の自己紹介ファイルを囲み友人や家族の方々と話すことが出来る空間を作り出していたのは、其々の作品に対する思いがあったからだと感じます。私はおとな会場の照明を担当したこともあり、全体の雰囲気や偏りを見つつ作品を出来るだけ生かせるようにライトで調節を行いました。美術館では照明専門のプロがいる程大切な仕事なので、会場全体の雰囲気が良く見えていたならよかったなと感じています。作品展が終わった後の交流会の感想発表では、皆生き生きと発言して自分の思いを話していたました。適度な緊張感を持ち、制作にじっくりと取り組むことが出来るアトリエ5のメンバーならではの雰囲気を感じることが出来、次回となる2年後の展示がどの様になるのか楽しみになる内容だったと思います。また、参加された方々も他の様々な作品を鑑賞することで、次となる目標を見つけることが出来た作品展であったのではないでしょうか。今年も更に良い作品が見られることを楽しみにしています。
作品展2017の感想 おとな会場:横山
[デッサン油絵] 2017.03.20
作品展2017の感想 おとな会場:横山
3月の作品展 おとな会場にお越し頂きました皆様、ご来場誠にありがとうございました。また、生徒の皆さんはお忙しい中での制作、本当にお疲れ様でした。追い込みの作品制作は、精神的にも体力的にも大変だったかと思います。ですが、そのかいあって1人ひとりの充実した作品が見られるとても素晴らしい展覧会になりました。 私は、色鉛筆画の講師として指導を始めてから2回目の作品展だったのですが、今回は作品制作への指導に加えて、搬入とキャプション制作を担当しました。搬入では、事前に生徒さんにラベル付けなどをご協力頂いた事、また当日には生徒さんや生徒さんの保護者様にもお手伝いを頂けた事で、大変スムーズに作品展示を行えました。今年は1人1点と作品数を絞った事もあり、作品の高さや作品同士の間隔など細かい点についても十分に調整する時間が取れました。また、キャプションについては、前回の作品展からマイナーチェンジを行い、よりシンプルなデザインとし、紙もグレードを上げたものに変更しました。キャプションも額などと同様、間接的にですが作品に影響するものですので、皆さんの作品がより良く見えるよう、細かい事ですが今後も改善を行っていきたいと思います。 最後に、色鉛筆画の事についても触れたいと思います。2枚目の画像は、色鉛筆画をもう数年経験されている生徒さんの展示作品です。本ブログで途中経過もご紹介させて頂きましたが、このような完成となりました。色鉛筆での重ねた色の複雑さは勿論のこと、絵の作り自体もただ物を見て描くだけではなく、なんとも言えない美しい光が表現されていて、「この光景をどう感じているのか」という作者のまなざしを感じさせるものとなっています。重色の仕方など、基本が十分に理解できているからこその1つステップアップした作品だと思います。こちらで紹介しきれませんが、色鉛筆画に取り組んで下さっている方は、本当に意欲的でまた真摯に絵に向き合っていて、それがとても絵に表れています。(そして、講師も皆さんの関心の高さに大変助けられています)この作品展で、そのような作品ができた事、またその作品を多くの来場者の皆さんに見て頂けた事を大変嬉しく思います。 次年度では、溶剤を使った描き方や色紙に描いてみるなどの新しい事も計画しています。個々人のレベルに合わせながらも、技法や絵の作り方の幅を広げられるような一年になるようにしたいと考えています。生徒さん1人ひとりに実りある一年になるよう努めて参りますので、どうぞよろしくお願い致します。
作品展2017の感想 おとな会場:山田
[作品展] 2017.03.17
作品展2017の感想 おとな会場:山田
こども会場とはまた異なる、爽やかで落ち着いた空間。連日多くの来場者で賑わい、受付へメッセージカードを度々補充しに行く程でした。作品展2017・おとな会場では、出品者の年齢層や表現技法の幅が以前よりさらに拡大し、多様な作品群が並びました。自然光に映える窓辺の日本画や鉛筆画、色鉛筆画。軽やかな色紙作品。厚く深い色彩の印象的な油絵。同じ画題にそれぞれの解を見出した中高生の作品群。一人ほぼ一作品という構成もあってか、一点ずつの引力が大きく、それぞれを丁寧に観たくて、会場が混むわけも納得でした。作品の緊張感と鑑賞する人の心の動きとの呼応で、静かなさざ波が立っているような空間でもありました。 それぞれに技法を活かしながらも、技巧だけでは出来ない「絵づくり」、それは自身の考えに向き合うプロセスを大切にしているアトリエ5の制作の特徴だと思います。絵を描いていると、描く程に気づく、自分の中の感受性があります。普段の生活の中では気づきにくいものかもしれません。気づいても、忙しくて傍らに置いておくしかないものかもしれません。自分の琴線に引っかかったことを丁寧に掬い上げる時間の確保。辿り着いた考えでやってみる勇気と労力。やりながらの問答。楽ではないけれど、それらの過程に面白みを感じ、それらを活かせる場としての絵づくりを純粋に喜び制作されている充実感が、作品の大きな魅力となっているのだと思いました。皆様の、作品を完成させるまでの努力に敬服いたします。日々の中、心を尽くしたことをもって、人の心を打つ。会場で、作品に見入っている方々の表情を見ると、作品との心での交流が生まれている様子が感じられました。表現が外に向けられるからこそ、新たな意味や魅力を見いだされることを、出品者の方々ご自身でも感じられたのではないでしょうか。観た人の琴線もきっと震えて、自分の思いを表してみたくなる。その波紋がじわじわと広がっていくことを願います。 社会的立場も年齢も、作風も違えど、表現者という面においての同志がいることの心強さは、我々、アトリエ5のスタッフも同じです。自由に表すこと、そしてつながりあうこと。大人も子どもも。その輪が広がり、心地よい世の中へと向かっていきますように。
作品展2017の感想 こども会場:渋谷
[作品展] 2017.03.15
作品展2017の感想 こども会場:渋谷
◎親子クラス講師:渋谷 葉子作品展が終り、今静かな余韻に浸っています。大盛況の中、アトリエに一番長く通われている大人クラスの方がこども会場にお見えになり、「大人クラスの後にこどもクラスの作品を見ると、衿を正す思いになる」と仰っていました。どうしてこどもの絵って凄いんだろうという話になり、それは大人のように「上手に描こう」を優先せず「こう描きたい」を素直に表現しているからではないかという結論に至りました。正にそれはアトリエ5が目指している佐藤忠良さんの言葉そのものです。私達スタッフが教えずとも、こども達自ら実践し教えてくれているということを改めて感じた場でもありました。アトリエ5は今年30周年を迎えました。その長い年月の三分の一を幸運にも私は関わらせて頂くことができました。アシスタントとして幼児から小学生までの造形絵画について学び、幼児・親子のクラスを務めさせて頂きました。最初の頃は画用紙に小さくしか表現出来なかった子が、今では画面からはち切れんばかりに描いている!ピンクばかりを塗っていた子が新しい自分の色を見つけた!子ども達が成長すればする程、私達スタッフの喜びは計り知れません。幼稚園や学校では子どもの成長の一時期しか関わりを持てませんが、こういったお教室ではご家族の方々と共に長いスパンで成長を見守り続けることができる。ある意味、理想の場ではないかと思います。学生時代の教えの中で、私が一番大切にしている言葉があります。「教育とは教え育てるだけでなく、共に育つ”共育”こそが大事である」私はこの3月でアトリエ5を去りますが、これからも影ながら応援していきたいと思います。長い間ご支援頂きました皆様に感謝致します。ありがとうございました。
作品展2017の感想 こども会場:山田
[作品展] 2017.03.13
作品展2017の感想 こども会場:山田
2月下旬。各々の生徒さんの過去2年間の作品群からベストとなる数点ずつの展示作品を選考しました。ご家族に喜ばれた作品。講師を熱くさせた作品。作者本人の想いが詰まった作品。その時々のレッスンで「今」に挑む取り組みの中には、のびのび楽しく描いたものばかりでなく、葛藤を抱えながら生み出された線や色もありました。その中から選び抜かれた作品が集まり、展示構成を考える時には「○○ちゃんらしいな」「○○君てこういう面もいいよね」と、一点一点に触れながら改めて感慨に浸るスタッフたちなのでした。 そして3月。会期が始まり、会場にてそれらが一同に並ぶ眺めは圧巻でした。一点ずつの魅力もさることながら、他の作品と共に並ぶことで、より輝きを増すことの不思議さ。教室では気づかなかった新たな魅力が照らされ、クラスや学年を超えて調和し合う空間。新芽の息吹のような、溌剌と柔らかい空気が会場を満たしていました。アトリエ5の作品展は決して出来映えを競い比べ合う場ではないということを、きっとご来場いただいた皆様に感じていただけたと思います。今回初の取り組み「鑑賞会」での反応や、会場を初めて訪れた方々の表情からもそれは伺えました。 アトリエの子どもたちだからこその表現、会場の空気ではあったけれど、この感じが「子どもの絵の世界の特別な夢の空間」として終わらず、未来の社会の縮図がこのようにあってほしい。と、ふとそんな想いが沸き起こりました。それぞれの人が今を感じ生きる姿に、一つとして同じものはない。横並びに取り繕ったり隠してしまわずに、共にありのままの良さを出し合うことで、互いの存在の尊さがより鮮明になる。助け合ってより良いものを築き上げることができる。—そんな理想を体現している場ではなかったかと思うのです。大人になると「ありのまま」ばかりでは立ち行かない現実ですが、大人にも子どもにも「ありのまま」を安心して表現し合える場が保障されている世の中が、この先の未来に続いていてほしいです。作品展を終え、自分の表現に自信をつけ、互いの表現を認め合える子どもたちに頼もしさを感じています。皆、作品展前後で明らかに大きく成長しました。 改めて、生徒の皆さんの力と日頃からのご家庭の支えがあってこそ、この素晴らしい作品展を開催できたことに感謝致します。温かいお声掛け、メッセージもありがとうございました。素敵な仕事に関われて、幸せです。
体験を予約する