[デッサン油絵] 2017.03.20
作品展2017の感想 おとな会場:横山
3月の作品展 おとな会場にお越し頂きました皆様、ご来場誠にありがとうございました。また、生徒の皆さんはお忙しい中での制作、本当にお疲れ様でした。追い込みの作品制作は、精神的にも体力的にも大変だったかと思います。ですが、そのかいあって1人ひとりの充実した作品が見られるとても素晴らしい展覧会になりました。 私は、色鉛筆画の講師として指導を始めてから2回目の作品展だったのですが、今回は作品制作への指導に加えて、搬入とキャプション制作を担当しました。搬入では、事前に生徒さんにラベル付けなどをご協力頂いた事、また当日には生徒さんや生徒さんの保護者様にもお手伝いを頂けた事で、大変スムーズに作品展示を行えました。今年は1人1点と作品数を絞った事もあり、作品の高さや作品同士の間隔など細かい点についても十分に調整する時間が取れました。また、キャプションについては、前回の作品展からマイナーチェンジを行い、よりシンプルなデザインとし、紙もグレードを上げたものに変更しました。キャプションも額などと同様、間接的にですが作品に影響するものですので、皆さんの作品がより良く見えるよう、細かい事ですが今後も改善を行っていきたいと思います。 最後に、色鉛筆画の事についても触れたいと思います。2枚目の画像は、色鉛筆画をもう数年経験されている生徒さんの展示作品です。本ブログで途中経過もご紹介させて頂きましたが、このような完成となりました。色鉛筆での重ねた色の複雑さは勿論のこと、絵の作り自体もただ物を見て描くだけではなく、なんとも言えない美しい光が表現されていて、「この光景をどう感じているのか」という作者のまなざしを感じさせるものとなっています。重色の仕方など、基本が十分に理解できているからこその1つステップアップした作品だと思います。こちらで紹介しきれませんが、色鉛筆画に取り組んで下さっている方は、本当に意欲的でまた真摯に絵に向き合っていて、それがとても絵に表れています。(そして、講師も皆さんの関心の高さに大変助けられています)この作品展で、そのような作品ができた事、またその作品を多くの来場者の皆さんに見て頂けた事を大変嬉しく思います。 次年度では、溶剤を使った描き方や色紙に描いてみるなどの新しい事も計画しています。個々人のレベルに合わせながらも、技法や絵の作り方の幅を広げられるような一年になるようにしたいと考えています。生徒さん1人ひとりに実りある一年になるよう努めて参りますので、どうぞよろしくお願い致します。